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G-Tune MASTERPIECE i1640PA3-SP3をレビュー 最高峰のクオリティ!強化ガラスの美しいケースにRTX 2080 Tiを搭載したハイエンドモデル

今回G-Tuneの【MASTERPIECE i1640PA3-SP3】をお借りしました。

”MASTERPIECE”は、G-Tuneが誇る最高峰のゲーミングPCです。高級感あふれる洗練されたデザインのケースに、Core i9とRTX 2080 Tiを搭載したハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

■実機モデルでのカスタマイズ
・【G-Tune】MASTERPIECE専用 ガラスサイドパネル 「G-Tuneノーマルエディション」 ライトスモーク強化ガラス仕様
・【高い冷却性能】水冷CPUクーラー(Liquid Solution)
  MASTERPIECE i1640PA3-SP3
サイズ W215×D490×H501mm
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU インテル Core i9-9900K
・8コア16スレッド
・定格3.6/最大5.0GHz
CPUクーラー [ 12cmファン×1基 ] Cooler Master Hyper 212 EVO
メモリ 32GB(16GB×2、DDR4-2666)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe、Optane メモリー H10)
グラフィクス GeForce RTX 2080 Ti(GDDR6 11GB)
チップセット インテル Z390 チップセット
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
電源 800W(80PLUS TITANIUM)
保証 1年(最大3年)
価格 359,800円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル
・HDMI⇔DVI-D変換ケーブル

※2020年1月7日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

洗練された美しいデザイン

G-Tuneということで、ユニークなケースでおなじみ、InWin製のケースを採用。ミドルタワーケースの【303】をベースにしています。

 

カテゴリー的にはミドルタワーというものの、高さは50cmオーバーとかなり大きく、フルタワーに片足突っ込んでいますね。ワイドボディも相まって、かなり貫禄があります。

シンプルなブラックボディに赤のアクセントがバッチリきいた、ゲーミングモデルらしさを感じさせるデザインとなっています。

 

フロントパネルはなんと【強化ガラス】となっています。鏡面仕上げで非常に美しく、ハイエンドモデルらしい洗練された印象を受けます。

 

また、右サイドを見てみると、通気口が幾何学模様に加工され、なかなかオシャレですね。インテリアとして置いても、なかなか様になります。

 

 

クリアサイドパネルでドレスアップもおすすめ

通常サイドパネルはスチール製となっていますが、今回はガラス製のサイドパネルにカスタマイズしてみました。

そもそも内部が見えることで何かメリットがあるのかと聞かれると…機能面でのメリットは全くと言っていいほどありません。「見て楽しむ」それに尽きます。ゲーミングPCなので楽しんでナンボ。遊び心は大事です!

 

ガラスパネルは透明ではなく、グレーに近い渋めの色味です。スモークガラスといった感じなので、透明パネルほどはっきり内部を見ることはできません。右下にはうっすらとG-Tuneのロゴがプリントされています。

 

ちなみに内部へのアクセスは便利なツールレス式で、パネル上部のハンドルを押すだけでかんたんに開閉できます。ドライバーいらずなのでとてもラクラク。

ちなみに、さらに極めるのであれば、LEDイルミネーションキットを増設するのがおすすめ。内部が明るく照らし出され、満足度は段違い。サイズ社のド定番モデル【LED-ILLUMINACION-B】はかなりお手軽なので、初めてイルミネーションに挑戦したい方にイチオシ。

 

高い通気性のボディ

ゲーミングPCは発熱が高いパーツを多く搭載しているため、ケースの冷却性能も重要になってきます。

 

このケースでは右サイド・底面・背面に3か所設置され、変則的な配置ながら通気性はとても高くなっています。

ケースファン背面の12cmファン1基のみと最低限の内容ですが、(右サイドから)前後へのエアフローがスムーズなので、内部に熱がこもる心配はありません。その気になれば12cmファンを最大7基も搭載できますが、うるさくなるだけなので増設する必要はありません。

 

ちなみに底面はこんな感じ。大きく通気口が確保され、ほこり対策として、ダストフィルターが設置されています。

ダストフィルターはスライド式なので、簡単に取り外して丸ごと水洗いもできます。

 

 

充実したインターフェース

USB端子は天面・背面あわせて計10ポートで、背面の2ポートは上位規格のUSB3.1となっています。さらにUSB3.1ポートのうち一つは小型&リバーシブルのType-Cポートになっており、最近のトレンドはしっかり押さえています。

 

映像端子は現在主流のHDMI・DisplayPort×3に加え、USB Type-Cポートを搭載。VR機器の接続に関する業界統一規格【VirtualLink規格】ではType-Cが標準規格となっており、最新のVR機器にもしっかり対応しています。

 

なお、スロットイン式のDVDドライブも標準で搭載されています。G-Tuneでは光学ドライブは基本的にオプションとなりますが、さすがに最上位シリーズということで、しっかり差別化されていますね。

 

内部

エアフローに優れた内部構造

内部の構造はかなりユニーク。

 

通常はケース下部に設置されている電源を上部に配置。また、ドライブベイを廃止し、ストレージはボディに直接マウントすることで、内部がだいぶスッキリしています。

どんなに長いグラボでもバッチリ対応。さえぎるものは何もありません。

 

さらに、裏配線構造となっているのもポイント。

ケース背面に配線専用スペースが用意されており、かさばりがちな配線を裏側に通すことができます。内部が一層スッキリするのはもちろん、見た目もスタイリッシュと、まさに一石二鳥ですね。

このようにWのギミックでエアフローが非常に高く、冷却性能はバツグン。ファン1基でも全く問題ありません。

 

ポイントをおさえた拡張性

かなり内部をスッキリさせていますが、拡張性はしっかり確保されています。

 

手前側にSSDなどの2.5インチドライブを2基、背面側にHDDの3.5インチベイを2基搭載できるようになっています。決して多くはありませんが、最近では大容量のSSDやHDDがたくさん販売されているので、これだけあればまず十分でしょう。

 

高冷却&静音の水冷式CPUクーラーがおすすめ

ミドルタワーなので、マザーボードは標準的なATX規格のものを搭載。チップセットは上位のZ390チップセットを採用しています。ちなみにボードはMSI製の【Z390-S01】ですね。市販はされておらず、どうやらBTO専用品のようです。

 

貸出機ではCPUクーラーを水冷式タイプにカスタマイズしています。

冷却液を循環させ、CPUの排熱をラジエーターで強力に発散。標準の空冷式クーラーよりも高い冷却性能を発揮します。特に熱くなりがちな8コア16スレッドCPU・Core i9-9900Kとの相性もバツグン!

 

なお、標準では自作の鉄板クーラー【Cooler Master Hyper 212 EVO】を搭載しています。4本のヒートパイプでCPUの熱をしっかり吸収し、大型の12cmファンで背面へ強力に発散するので、冷却性能は高めです。

が、ファンのノイズがかなり大きいのがネック。「ブオーーーー…」と唸る感じで大迫力!?水冷式もファンノイズが大きめですが、空冷式に比べれば静かなので、ノイズを控えめにしたいのであればカスタマイズがおすすめ。

 

ブロワファンタイプのRTX 2080 Ti搭載

グラフィックボードはド安定の4Kパフォーマンスが魅力のRTX 2080 Tiを搭載。ボードのタイプは標準的なブロワファンタイプとなっています。

 

大口径ファンを搭載したメーカーオリジナルモデルに比べ、冷却性能はやや劣りますが、ボード内で吸排気が完結するため、内部のエアフローを乱さないというメリットがあります。

MSI謹製のモデルでバックプレートを装備しているのはいいですね。基盤全体をカバーすることで、ボードのたわみを防止できるだけでなく、見た目もスマートです。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

さすがに水冷式なだけあり、CPUはおおむね30℃台と冷え冷え。高発熱の8コア16スレッドCPUとは思えない温度の低さです。

一方グラボも70℃前半とこちらも低めの温度をキープしています。ハイエンドのブロワファンタイプでこの温度は驚き。エアフローがスムーズだからこそできる業ですね。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

目安としては55デシベルを超えるとノイズが気になるのですが、ピーク時で55.5デシベルをマーク。ゲーミングPCの相場通りといったところでしょうか。これでも標準の空冷式CPUクーラーより静かです。

ちなみに、アイドル時では47.3デシベルとかなり静か。ファンの音はほとんどしないレベルです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

RTX 2080 Ti搭載

最新のNVIDIA製ハイエンドグラボ・RTX 2080 Tiを搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、前世代のGTX 1080 Tiに比べ最大約60%の性能向上を実現。4Kで他のグラボを圧倒する、高い安定性を発揮します。SUPERシリーズが出てもその地位は揺るぎません。

もちろんRTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックスコアでワンランク下のRTX 2080 SUPERと比較してみると、Time Spy・Fire Strikeいずれも約117%の性能としっかり差をつけ、最上位の地位は揺るがないものとなっています。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 8492
Time Spy
Extreme
6150 6450 4870
Time Spy 13111 13543 11107
Night Raid 61424 129532 15435
Fire Strike
Ultra
7986 7779 24720 4401
Fire Strike
Extreme
15226 15823 24563 8219
Fire Strike 26242 33176 24264 10733
Sky Diver 59701 102039 22363 37142
Cloud Gate 60621 166508 18793
Ice Storm 202031 428189 70923

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUは最新のインテル第9世代【Core i9-9900K】を搭載しています。

8コア16スレッドということで、マルチコアでは2000オーバー。8コアのCore i7-9700Kよりも約35%も性能が高く、ゲームでは高いフレームレートをキープしつつ安定してプレイできます。AMDのRyzenシリーズも申し分のない性能ですが、Core i9のゲーミング性能はさらにその上を行きます

 

FF14

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 20415 21065 24975
WQHD 18390 18812 22946
4K 11146 12759 19093

とてもよくスコアが伸び、4K・最高品質でもスコア10000を軽々超えてきます。これができるのはRTX 2080 Tiのみです。

 

BATTLEFIELD V

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

  最高
フルHD 166(136)fps 181(149)fps 191(161)fps 198(167)fps
WQHD 136(120)fps 156(131)fps 174(149)fps 187(144)fps
4K 82(75)fps 89(80)fps 107(90)fps 124(107)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。まず、通常のDirectX12バージョンからチェックしていきましょう。

4Kでもラクラク平均60fpsを超え、ハイエンドグラボの貫禄バツグンですね。WQHDまでなら平均100fps以上も余裕、高リフレッシュレートディスプレイも生かせます。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

  最高
フルHD 99(83)fps 107(96)fps 130(111)fps 143(121)fps
WQHD 75(67)fps 82(73)fps 109(97)fps 116(100)fps
4K 46(38)fps 48(42)fps 68(59)fps 74(62)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

容赦なく重いRTモードですが、4Kで平均60fpsをできるのはRTX 2080 Tiのみ。さすがですね。ただ、中設定だと画質がガクッと落ちるので、WQHDが実用的です。

なお、ぱっと見では通常モードと見分けがつかないので、必須ではありません。言ってしまえば趣味要素みたいなものです。

 

DirectX 12+RT+DLSS

  最高
4K 61(55)fps 64(57)fps 81(73)fps 84(75)fps

RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 2080 Tiでは4Kのみ動作します。

フレームレートのアシスト機能としてはかなり優秀で、最大33%もパフォーマンスが向上。なんと最高設定でも平均60fpsをキープできるようになりました!デメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものなので、ぜひ活用しましょう。

 

Call of Duty: Modern Warfare

Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。

対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。

さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)

  プレイモード:キャンペーン

  エクストラ 通常
フルHD 184(147)fps 194(153)fps 199(161)fps
WQHD 149(119)fps 150(121)fps 160(122)fps
4K 90(70)fps 86(60)fps 89(65)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

最新の重量級ゲームですが、4Kでも平均90fpsとかなり安定しています。WQHDやフルHDでは高リフレッシュレートディスプレイの活用も思うがままですね。

 

RTモード(リアルタイムレイトレーシング)

  エクストラ 通常
フルHD 158(133)fps 164(135)fps 171(142)fps
WQHD 111(93)fps 117(99)fps 123(101)fps
4K 63(48)fps 67(54)fps 69(56)fps

Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。

このゲームのRTモードは比較的軽め。とはいえ、4K・エクストラ設定で平均60fpsをキープできるのは、さすがRTX 2080 Tiといったところ。WQHD以下では平均100fps以上のキープもお手の物です。

 

Borderlands 3

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)

  バッドアス ウルトラ
フルHD 137(124)fps 146(132)fps 169(151)fps 232(204)fps 255(219)fps
WQHD  90(81)fps 98(89)fps 110(100)fps 158(142)fps 192(170)fps
 4K 46(42)fps 51(45)fps 55(48)fps 82(76)fps 99(91)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、Borderlandsシリーズなのでやはり重いですね。4K・中設定であれば平均60fpsをキープできるものの、グラフィック品質は今一つ。実用的なのはWQHDまでといったところ。

さすがのRTX 2080 Tiでも4Kの壁は高いです。

 

Rainbow Six Siege

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 319(291)fps 361(315)fps 363(320)fps 367(324)fps 399(374)fps
WQHD 287(257)fps 299(273)fps 321(284)fps 346(323)fps 377(334)fps
4K 162(146)fps 169(154)fps 187(172)fps 215(200)fps 259(237)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

ずば抜けて軽いゲームのため、4Kでも高リフレッシュレートディスプレイをきっちり生かすことができます。レンダリング解像度をMAXの100に上げても、4K・最高品質で平均102fpsとド安定なので、画質重視ならおすすめ。

 

Apex Legends

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)

  射撃訓練場

  最高
フルHD 143(143)fps 143(143)fps
WQHD 143(143)fps 143(143)fps
4K 117(97)fps 121(105)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

上のゲームほどではないですが、軽めなのでフルHD&WQHDはカンスト、4Kでも平均100fps以上をキープできる申し分のないパフォーマンスです。

 

Fortnite(フォートナイト)

無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 215(176)fps 272(210)fps 354(255)fps 452(350)fps
WQHD 154(132)fps 206(177)fps 301(239)fps 421(336)fps
4K 77(71)fps 104(94)fps 172(154)fps 419(331)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

エピックが意外にヘビーなゲームですが、4Kでも平均60fpsを大きく超えるのは頼もしい限り。ちなみに、コミック調のグラフィックなので、エピックにこだわる必要はなし。中設定で安定性重視というのがおすすめです

 

モンスターハンターワールド

言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリークエスト

  最高
フルHD 133(98)fps 162(140)fps 166(141)fps 174(154)fps
WQHD 87(70)fps 127(112)fps 139(120)fps 171(150)fps
4K 47(39)fps 69(62)fps 73(65)fps 166(142)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

国産ゲーム屈指の重さでグラボ泣かせですが、なんと4K・高設定で平均60fpsをきっちり超えてきます。。グラフィック品質も高設定なら十分実用的で、なんとも素晴らしい結果ですね。

 

DLSSモード

  最高
WQHD 129(95)fps 164(139)fps 167(140)fps 176(156)fps
4K 70(58)fps 100(89)fps 106(94)fps 157(136)fps

このゲームではDLSSに対応しており、WQHD以上の解像度で有効にできます。なお、DLSSではシャープネスを自由に設定することができ、控えめな「0.3」に設定しています。

この通りRTオンリーの時に比べ、最大49%もパフォーマンスが向上し、ついに4K・最高設定で平均60fpsを超えるようになります。WQHDでは平均100fpsを大きく超えるようになり、安定性は格段に向上します。DLSSは本当に使える機能ですね。

 

PSO2

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4K WQHD フルHD
48817 74008 81806

いずれも設定6での結果となりますが、PSO2レベルなら朝飯前です。4Kでスコア50000手前とは、まさに異次元レベル。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4K フルHD
23243 23634

PSO2で余裕とあれば、ドラクエでは言わずもがな。どちらもほぼカンスト状態です。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

貸出機では大容量の1TB SSDを搭載しています。最近ではゲーム容量が大きくなってきていますが、1TBもあれば容量で困ることはまずありません。

SSDはちょっと変わり種の【Optane Memory H10】を採用。オーソドックスなSATAⅢタイプのSSDよりも4~5倍高速のNVMeタイプのSSDですが、高速キャッシュメモリの”Optane Memory”と3D QLC NAND SSDをひとまとめにした、ハイブリッドタイプとなっています。

その実力ですが、ランダムの読み書きに強い感じですね。中でも特に伸びにくい”Q1T1”で100MB/sオーバーはかなり速いです。ただ、シーケンシャルはイマイチ。読み込みこそ4ケタをマークしていますが、書き込みはちょっと物足りないですね。一長一短といったイメージです。

ともあれ、体感ではゲームのロード時間は短く、動作もサクサクでとても快適です。

 

ちなみに、SSDにはヒートシンクが標準で装備されています。NVMeタイプの弱点は「発熱」ですが、ヒートシンクがあれば安心です。

 

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、冷却性能を重視するなら水冷式タイプがおすすめ。空冷式よりもやや静かになります。また、動画や画像編集にも使うのであれば、HDDを追加してデュアルストレージにすると便利です。

 icon-check-circle G-Tuneのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ

強化ガラスを採用した美しいケースはインテリアとしても様になり、所有欲を満たしてくれます。デザインからして最高峰のモデルは違いますね。もちろん、内部のギミックもよくできており、購入後のパーツの交換や増設にもしっかり対応。末永く使えるクオリティを実現しています。

Core i9×RTX 2080 Tiの性能は言わずもがな、4Kでもド安定でゲームを楽しむことができます。妥協なきハイエンドモデルが欲しい方におすすめの一台です

 

 

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