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GALLERIA/ガレリア RM7C-R45をレビュー 約1.8kgの軽量ボディ!携帯性に優れたRTX 4050搭載14インチゲーミングノート

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) RM7C-R45】をお借りしました。携帯性バツグン!RTX 4050を搭載した14インチの軽量ゲーミングノートをチェックしてみましょう。

目次

スペック

GALLERIA RM7C-R45
サイズ W324×D225×H23.5~29.0mm
重量 約1.8kg(実測1792g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-13700H
・14コア20スレッド
・定格2.4/最大5.0GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス RTX 4050(GDDR6 6GB)
ディスプレイ 14.0インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア
インターフェース Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen.2 Type-C、USB 3.2  Gen.1 Type-A×2、HDMI 2.1、SDスロット、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ FHD画質 WEBカメラ
キーボード バックライト付き日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.3
保証 1年(最大5年)
価格 184,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(180W・313g)
・電源ケーブル(108g)

※2024年1月8日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

携帯性に優れたGPU搭載モデル

このモデルは、14インチサイズのモバイルノートです。ゲーミングノートは15インチモデル以上がメインなので、携帯性に優れた14インチモデルはとても貴重

その大きさですが、ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅を圧縮ー

この通りA4ファイル+αのコンパクトサイズを実現し、カバンにサクッと収納できます。

このモデル最大の特長はなんといってもボディの軽さで、実測で1792gと2kgオーバーが当たり前のGPU搭載モデルでは屈指の軽さを誇ります。

ボディの素材にもこだわっており、天板は金属調のパネルでカバーされています。金属の高い質感により、見た目が美しく、触り心地も上々です。なお、ベース部分は樹脂製ですね。

ガンメタリック×ブラックの渋いボディカラーで、スマートなイメージに仕上げており、使う人や場面を選ばず、仕事用としても使えます。

底面を見てみるとこんな感じ。吸気口は大きくカットされ、背面の排気グリルも大きめに造られており、強力なエアフローを生み出します。

充実したインターフェース

インターフェースはモバイルノートらしからぬ充実ぶり。

USBは全4ポートと、モバイルノートにしては多めに搭載。高速規格にも対応しており、左サイドのType-Cポートは、40Gbpsの超高速転送に対応した”Thunderbolt 4”規格となっています

もちろん、従来のType-Aも搭載しているので、周辺機器の接続にはまず困りません。

さらに、HDMIポートやSDスロットを搭載するほか、最近では省略されがちな有線LANポートを搭載しているのもポイント。普段使いで必要なものは一通りそろっています。

ちなみに、カメラのキルスイッチを装備。カメラを使わない時にはオフにすることができ、プライバシー面も安心。なお、スイッチはキーボードのファンクションキーに配置されています。

ディスプレイ&キーボード

高発色ディスプレイ搭載

ディスプレイの大きさは14.0インチで、解像度はフルHDとなっています。同じモバイルノートでも、13.3インチよりも一回り大きく、画面にゆとりがあるのはいいですね。

画質はこの通り明るく鮮やか。きれいな映像でゲームを楽しむことができます。

横からのぞいても、色ムラがほとんどないのもグッド!

なお、参考までにディスプレイの型番(SHP1523)を調べてみると、下記のようなスペックとなっています。輝度は300nitと明るく、色域もsRGB 100%と広めなので、ゲームはもちろん動画や画像編集にも最適です。ただし、公式情報ではないので、ものによっては違うパネルが搭載されている可能性がある点に注意

 icon-check-circle 輝度:300 cd/m²  icon-check-circle sRGB:100%  icon-check-circle Adobe RGB:74%  icon-check-circle DCI-P3:74% icon-check-circle IPS

144Hz対応ディスプレイ

ゲームモデルということで、高速の144Hz出力に対応

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

白色LED内蔵キーボード

横幅が狭いので、テンキーレスキーボードを搭載。

基本的なキーは大きめに造られ、全てのキーが独立しています。キー配置そのものもクセがなくとても素直なので、誤爆の心配はまずありません。電源ボタンをキーボード内に搭載せず、右サイドに配置しているのも◎。

なお、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔を確保しており、ゆとりが感じられるのはいいですね。ファンクションキーの内容も、カメラのキルスイッチのほか、タッチパッド無効ボタンを装備する充実ぶりです。

キーストロークはやや深めで、適度に反発があり、一般的なノートPCそのものといったところ。なお、キーボード面の剛性は普通レベルで、強めにタイピングするとややたわんでしまいます。

キーボードには白色LEDを内蔵しており、薄暗い場所でタイピングしやすくなるのはもちろん、華やかで高級感アップ。

ちなみに、ON/OFFはファンクションキーで5段階+OFFに切り替えできるほか、付属アプリにてスリープタイマーを設定可能です。

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。

表面はさらさらしておりカーソル操作は非常にスムーズ。一方、クリックボタンの操作音こそ静かですが、やや押し込む必要があるのはマイナスポイント。

ただ、一体型にありがちなバタつき感などはないので、トータルで見ると完成度は高めです。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 4050搭載

GPUは、NVIDIAの”Ada Lovelace”のRTX 4050(90W)を搭載。エントリークラスのGPUで、フルHDでのゲーミングに対応します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズ最大の特徴は、DLSS 3&AV1エンコードに対応していること

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

CPUはインテル第13世代の14コア20スレッドCPU・Core i7-13700Hを搭載しています。

第12世代から設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

なお、CPUの中身ですが、第13世代とはいうものの”Raptor Lake”ではなく、前世代の”Alder Lake”をベースにしたCPUというのがポイント。つまり、Core i7-12700Hの動作クロックを上げたバージョンで、性能は約10%ほど向上しています

参考までにワンランク下のCore i5-13500H(12コア16スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約6%、マルチスコアは約49%と大きく上回っています。ゲームだけでなく編集用途にもおすすめ。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、DirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

エントリーモデルながら、RTX 3060+αのスコアをマークし、フルHDでのゲーミングに最適な性能です。ただし、VRAM(グラフィックメモリ)が6GBとなっており、VRAMをガッツリ使う最近のゲームには不足気味。あらゆるゲームを楽しむなら、8GB搭載したRTX 4060がベターです。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 2060
Port Royal 4823
Time Spy
Extreme
4206 4011 5812
Time Spy 9072 8604 13126
Night Raid 48628 82912 14546
Fire Strike
Ultra
4744 4505 30146 2545
Fire Strike
Extreme
10130 10544 30186 4422
Fire Strike 20411 22554 29548 9380
Sky Diver 57468 78712 28006 39740

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

最高品質 高品質 標準品質
フルHD 19226 22679 26576

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

従来のゲームであれば余裕で対応でき、最高設定でスコア19000台、平均134fpsをマーク。144Hzディスプレイを生かせるほどの性能です。

Armored Core 6(アーマードコア6)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:最高/高/中

プレイモード:密航

平均(最低)fps 最高
フルHD 91(74)fps 109(87)fps 116(93)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。

最高設定で平均90fps台と安定してプレイできます。パフォーマンス重視なら高設定ですが、上限の120fpsのハードルは高め。

Assassin’s Creed Mirage(アサシン クリード ミラージュ)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:最高/高+/高

プレイモード:ベンチマークテスト

平均(最低)fps 最高 高+
フルHD 64(22)fps 74(44)fps 90(58)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最高設定でも平均60fpsを超えてきますが、最低fpsが大きく落ち込むのがネック。安定性重視なら高+設定がおすすめですね

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 55(46)fps 66(52)fps 78(71)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

平均60fpsを超えるのは高設定以下ですが、DLSS前提なので問題なし。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 105(92)fps 120(108)fps 135(124)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮しており、最大約91%もfpsが向上し、ウルトラ設定で平均100fpsオーバーと安定感◎。ただし、144Hzディスプレイをできるだけ生かすなら、設定をしっかり落とす必要があります。

なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均72fpsなので、その差は一目瞭然。

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 24(21)fps 24(21)fps 26(22)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 67(59)fps 69(62)fps 71(64)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完もあり、最大2.9倍もfpsが向上し、平均60fps以上をキープ。VRAMが6GB以内に収まっているのもいいですね。

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:最高/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 65(40)fps 81(52)fps 90(55)fps

ウルトラヘビー級のアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最高設定でも平均60fps以上をクリア。以前に比べだいぶ最適化が進み、VRAMが6GBでもテクスチャがしっかり表示され、カクつきもなくスムーズに動作します

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 107(73)fps 117(77)fps 131(92)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

効果は非常に大きく、最大約64%fpsが向上し、ウルトラ設定で平均107fpsと安定感バツグン。ただし、Cyberpunk 2077と同じく、144Hzディスプレイを生かすなら、設定をしっかり落とす必要があります。なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均82fpsとなり、平均100fpsに届きません。

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 36(15)fps 38(20)fps 45(27)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

Cyberpunk 2077と同じく、反射・影・ライティングのフルセットということで、いずれの設定でも平均60fpsを下回ります

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 75(54)fps 84(59)fps 91(65)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

やはりフレーム補完の効果が大きく、最大約2.1倍もfpsが向上し、平均60fps以上をキープできます。ちなみに、フレーム補完なしだと平均44fpsとなり、やはり平均60fpsに届きません。

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR”クオリティ”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 65(10)fps 67(13)fps 80(55)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

このゲームはVRAMを非常に多く使うので、6GBのRTX 4050では力不足。最高&高設定では最低fpsが一けた台まで急激に落ち、安定感に欠けます

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 86(10)fps 116(61)fps 114(59)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

FSRはグラフィック負荷が下がるのですが、最高設定での安定性の悪さは相変わらず。高設定以下でプレイするのがおすすめです

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 35(3)fps 43(11)fps 67(39)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの負荷自体は低めですが、VRAM使用量がさらに増え、最高&高設定ではfpsがさらに落ち込みます。

RT+FSR

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 44(2)fps 63(10)fps 85(68)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

FSRを有効にしても安定しているのは中設定のみ。ゲームをまんべんなく楽しむなら、VRAMを8GB搭載したRTX 4060以上がおすすめです。

Starfield(スターフィールド)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(DLSS”クオリティ”)

プレイモード:クリート探索

平均(最低)fps ウルトラ

フルHD 45(28)fps 48(30)fps 58(41)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最適化不足な感じもしますが、とんでもなく重く、いずれの設定でも平均60fpsを下回ります。なお、VRAM使用量は少ないので、6GBでも余裕で対応可能です。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ

フルHD 93(78)fps 105(90)fps 123(101)fps

DLSS機能を有効にした際のfpsです。このゲームもDLSS 3(フレーム補完)に対応するようになりました。

フレーム補完により、fpsはなんと約2.2倍も向上し、平均100fps以上を狙えます。補完無しだと平均66fpsなので、まさに雲泥の差。以前はFSRのみでしたが、だいぶ便利になりましたね。

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(FSR”67%”)

プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 146(101)fps 208(127)fps 296(150)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

エピック設定が意外に重いものの、144Hzディスプレイをしっかり生かすことができます。ウルトラ&高性能で最低fpsが大きく落ち込むのは気になるところです。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 182(133)fps 230(134)fps 310(226)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームでもFSR 2に新たに対応しました。

エピックでの効きがよく、fpsは約25%向上し、安定感がさらに向上します

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
フルHD 196(156)fps 252(200)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で144Hzディスプレイをきっちり生かすことができ、スムーズにプレイ可能。FPSゲームは基本的に軽いので、余裕ですね。

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中

降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 91(64)fps 135(111)fps 156(120)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定のみかなり重く、平均90fps台どまり。DLSSでしっかり底上げしましょう。

DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 126(97)fps 156(122)fps 183(131)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

やはり最高設定は重く、最大約38%fpsが向上するものの、144Hzディスプレイを生かすにはやや物足りないですね。fpsが跳ね上がる高設定でプレイするのがおすすめ。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

Call of Duty: Modern Warfare III(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3)

測定条件

解像度:フルHD

ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS”クオリティ”)

プレイモード:マルチプレイ(インベージョン)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 102(81)fps 104(81)fps 137(111)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ

Fortniteよりはやや軽めとなっており、極限設定で平均100fpsをキープ

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 145(111)fps 145(116)fps 165(129)fps

DLSS機能を有効にした際のfpsです。

fpsは最大約42%向上し、極限設定でも144Hzディスプレイを生かせるようになります。なお、このゲームはフレーム補完に対応していますが、効果がないのでオフでOK。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは超大容量の1TB SSD(SOLIDIGM)を搭載しており、動画や画像などかさばるデータ類を多く保存できます。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーはMicronとなっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の速度は最大4000MB/sとそこそこ、ランダムの速度もGen.3クラスということで、Gen.3+αといったところですね。もちろん、実際の動作も快適で、OSの起動からブラウジングや各種アプリの動作にいたるまでサクサク動きます。

ちなみに、HDDのカスタマイズはできないので、データを多く保存するならSSDの容量を増やしましょう。

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

コンパクトボディにHシリーズCPUを搭載していることもあり、P-コアの温度は90℃オーバーと高め。また、GPUは80℃前後とこちらも高めですが、実用面では全く問題ありません。

こちらは、CINEBENCH R23実行時の温度となります。

かなり攻めた動作システムとなっており、100%のフルロード時では100℃手前、3.6~3.7GHzと高めの動作クロックをキープ。コンパクトモデルにしては優秀な冷却性能ですね。

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

パフォーマンスモードだと、なんと68.5デシベルをマーク!!15インチや16インチモデルを大きく超えるノイズレベルで、正直かなりうるさいです

エンターテイメントモードでは、63.0デシベルと多少マシにはなりますが、それでもうるさいのには変わりありません。

なお、最小時は46.9デシベルをマーク。いわばアイドル状態なので、ほぼ無音です。

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:省電力モード、トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

高性能GPU搭載モデルにしてはバッテリー持ちが良く、約7時間40分をマーク。モバイルノートの目安となる10時間には届きませんが、5時間を大きく超えているので、出先でもしっかり使えます。

便利機能いろいろ

付属アプリの内容が充実しており、動作モードの変更や冷却ファンの動作設定ができるほか、キーボードマクロ機能も用意されています。

サウンドイコライザには、”Sound Blaster Studio”を採用。サラウンドをはじめ、イコライザー機能が充実しており、好みの音質に柔軟にカスタマイズ可能です。

ちなみにスピーカーの品質ですが、低音~高音まで伸びるものの、重低音は弱め。厚みも今一つですが、サラウンドはしっかり効いています。ヘッドフォンやヘッドセットを使うのがおすすめ。

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、データを多く保存するなら、SSDの容量を増やしましょう。

まとめ

トータルでの完成度が高く、ゲーミングノートで携帯性を重視するならまずおすすめ!ファンノイズがすごいですが、そこは割り切りましょう。

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