今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) XA7C-R36T】をお借りしました。
4Kでのゲーミングにも対応したRTX 3060 Ti搭載!高い完成度とコスパが魅力の、アッパーミドルモデルをチェックしてみましょう。
スペック
GALLERIA XA7C-R36T |
|
サイズ | W220×D440×H480mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-10700 ・8コア16スレッド ・定格2.9/最大4.8GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-2933) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィクス | GeForce RTX 3060 Ti(GDDR6 8GB) |
チップセット | インテル H470 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 650W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大5年) |
価格 | 165,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2021年2月12日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
優雅なデザイン
ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。
コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けた外観デザインとなっており、かなり気合が入っています。
女性ゲーマーも意識したとのことで、曲線を用いた優雅なフォルムに仕上げています。ゴツくて力強い男性的なデザインの従来モデルから、大幅にイメージチェンジしていますね。
本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。
クリアサイドパネル採用
なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。
機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますよね。ゲーミングモデルなので、遊び心はとっても大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのも楽しいですよ。
クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。
LEDイルミネーションを搭載
ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。
光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。
イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら をチェック!
このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。
なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。
高い冷却性能
従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。
吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。なお、光の当たり具合によっては、このようにグレーに見えるのもポイント。
ファンも従来の12cmから14cmにサイズアップしているので、エアフローはよりスムーズになり、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。
ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。
しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。
アクセスしやすいインターフェース
地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。
従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。
ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。
搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.2 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。さらに、端子のタイプの従来のType-Aのほか、リバーシブルのType-Cも用意されており、周辺機器の接続にはまず困りません。
なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です。
内部
チャンバー構造&裏配線採用
本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。
本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。
もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。
なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。
気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。
5インチベイ以外はケースの裏側から取り付けるようになっています。3.5インチベイは電源上部に搭載されていますが、取り付けは後ろ側から。ツールレス構造なので、かんたんに着脱できるのはグッド。
ASUS製マザーボード搭載
各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME H470-PLUS】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。
スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。特に熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収し、発散するので、熱暴走の心配はありません。
そのほか、強度の高いPCIeスロットや日本製のオーディオコンデンサを搭載するなど、必要な装備は一通りそろっています。
大型CPUクーラー搭載
”静音パックまんぞくコース”適用モデルということで、大型のサイドフロー式CPUクーラーを搭載しています。サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散し、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。
メーカーは不明ですが、大型の冷却フィン&4本のヒートパイプで造りはしっかりしていますね。ちなみに、ファンの動作音も静か。静音性にもしっかり配慮されているのは好印象です。
Palit製RTX 3060 Ti搭載
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
グラボはNVIDIAのRTX 3060 Tiを搭載しています。最新世代の”Ampere”のアッパーミドルくらすモデルで、WQHDでのゲーミングに最適です。
ボードはドスパラらしく、Palit製となっています。知名度はASUSやMSIほどではありませんが、低価格&高品質のコスパに優れた穴場的メーカーです。
ボードそのものはミドルクラスモデルということで、RTX 3080やRTX 3070よりもだいぶコンパクト。造りはしっかりしており、冷却性の高いデュアルファンを搭載し、ボードはバックプレートで補強され、とても頑丈です。
さらに、LEDイルミネーションバーを装備するほか、ロゴまで光る徹底ぶりで、とにかく派手!クリアサイドパネルの本領発揮といったところですね。
なお、ファンは一定温度(40℃台)以下になると、自動的に止まるようになっており、アイドル時の静粛性は◎。
ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのブロンズクラス電源を採用しています。最大85%の電力変換効率を誇る省エネ電源で、ポイントはしっかり押さえています。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
8コア16スレッドの熱いCPUではありますが、おおむね50℃台と低めの温度をキープ。大型のサイドフロー式なだけあり、冷却性能はバツグンです。
また、グラボもデュアルファンということで、70℃きっかりと安定した温度で冷却できています。熱くなりがちなゲーミングPCですが、ケースの高い通気性も相まって冷却性能はとても優秀です。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
うるさくなりがちなゲーミングPCでは55デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で50.1デシベルと大幅に下回っています。これは並みのノートPCクラスということで、ゲーミングPCにしては非常に静か。ファンの回転数がやや上がっているかな…と感じるレベルです。
アイドル時も47.8デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度です。ケースファンをはじめ、各種ファンが静かなのが見事に功を奏していますね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
CPUはインテル第10世代のCore i7-10700を搭載しています。
前世代のCore i9-9900Kレベルの性能なので、ゲームでのパフォーマンスはバツグンに高く、動画や画像編集などヘビーな作業もサクサクこなせます。なお、上位にCore i7-10700KやCore i9-10900Kもありますが、ゲーミング性能ならCore i7-10700でもほとんど引けを取りません。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のアッパーミドルグラボ・RTX 3060 Tiを搭載しています。
前世代のRTX 2060 SUPERから最大40%ほど性能が向上し、RTX 2080 SUPERに匹敵するレベルにパワーアップ。WQHDでのゲーミングに最適な性能となっています。なお、上位のRTX 3070との性能差は約10~15%程度ですが、4Kではこの差が重要となり、4KでのゲーミングならRTX 3070がまずおすすめ。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Port Royal | 6869 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
5237 | 5649 | 3707 | ー |
Time Spy | 11046 | 11554 | 8845 | ー |
Night Raid | 52085 | 121877 | 12270 | ー |
Fire Strike Ultra |
7246 | 7187 | 20168 | 3816 |
Fire Strike Extreme |
13389 | 14217 | 20490 | 6843 |
Fire Strike | 23038 | 29050 | 20263 | 9818 |
Sky Diver | 50757 | 89106 | 18026 | 33748 |
Cloud Gate | 51006 | 167234 | 14860 | ー |
Ice Storm | 203376 | 443281 | 70270 | ー |
RT&DLSS対応
RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。
Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
FF14
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
4K | WQHD | フルHD |
9908 | 17105 | 19482 |
最高品質で測定した結果となりますが、4Kでもスコア9000をしっかり超えてきます。RTX 2080 SUPERそのものといったところで、アッパーミドルクラスでこの性能はとても美味しいですね。
4Kでゲームするなら、まずこのグレードからがおすすめ。
BATTLEFIELD V(バトルフィールドV)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 140(112)fps | 150(122)fps | 167(127)fps |
WQHD | 114(102)fps | 123(99)fps | 148(123)fps |
4K | 68(63)fps | 74(70)fps | 90(82)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
4K・最高設定で平均60fpsをきっちりキープし、まさにRTX 2080 SUPERそのものですね。WQHD以下なら平均100fpsを軽く超え、安定感バツグン。
なお、RTX 3070は4K・最高設定で平均70fps台となり、やはり余裕があります。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 89(80)fps | 96(87)fps | 115(99)fps |
WQHD | 65(56)fps | 76(66)fps | 94(86)fps |
4K | 41(34)fps | 43(37)fps | 58(51)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTはとにかくグラフィック負荷が重いため、fpsがガクッと落ち込み、4Kでは軒並み平均60fpsに届きません。4KではDLSSが必須ですね。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
WQHD | 71(63)fps | 77(70)fps | 90(85)fps |
4K | 50(45)fps | 53(49)fps | 64(62)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 3060 Tiでは4K・WQHDで動作します。
中設定こそ効果は小さいものの、4Kでは最大23%fpsが向上し、中設定で平均60fpsをキープできるようになります。なお、RTX 3070では4K・高設定でも平均60fpsを超え、約10~15%差が地味に効いていることがわかります。
Call of Duty : Black Ops Cold War(コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー)
言わずと知れた大御所FPSゲーム・Call of Dutyの新作ですね。本作は2010年に発売された”Call of Duty : Black Ops”の続編で、メインストーリーとなるキャンペーンモードでは、東西冷戦時代のシリアスな雰囲気を堪能することができます。
もちろん、毎度おなじみのマルチプレイやゾンビモードもしっかり完備。特にマルチプレイは充実しており、クイックマッチに対応したルールだけで8種類、さらに特別ルールが2種類も用意され、飽きの来ない内容となっています。また、プレイヤーの耐久は低めな分、リスポーンが早いので、サクサク楽しめるのもいいですね。
一方、ゾンビモードは進行形ミッションということで、攻略手順などメンバー同士の連携が重要な要素となります。装備強化に加え、謎解き要素もあり、マルチプレイとはまた違った楽しみを味わうことができます。遊びの幅が広い、バリエーション豊富なFPSゲームとしておすすめです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/ミディアム(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:マルチプレイ
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 170(152)fps | 182(167)fps | 195(178)fps |
WQHD | 116(105)fps | 126(114)fps | 136(126)fps |
4K | 61(55)fps | 64(58)fps | 73(67)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
WQHD以下では平均100fpsをラクラク超え、4Kでもギリギリながら平均60fpsをキープ。4Kではきわどいラインですが、DLSSを使えばパフォーマンスが大幅に向上します。
DLSS
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 196(182)fps | 209(194)fps | 229(213)fps |
WQHD | 156(143)fps | 168(156)fps | 181(168)fps |
4K | 120(110)fps | 127(117)fps | 136(128)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
最新のDLSSということで、fpsが恐ろしくよく伸びますね。4Kでの伸び幅は約2倍にもなり、平均100fpsをラクラク超えます。なお、RTX 3070では約10%上積みされるので、144Hzディスプレイをより生かすのであれば、RTX 3070を選ぶのもいいでしょう。
RT
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 99(85)fps | 105(91)fps | 110(96)fps |
WQHD | 66(55)fps | 75(63)fps | 78(66)fps |
4K | 25(22)fps | 37(33)fps | 43(39)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
やはりfpsは大きく落ち込み、4Kでは軒並み平均60fpsを下回ります。RTならDLSSを使ってなんぼです。
RT+DLSS
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 111(96)fps | 124(105)fps | 131(112)fps |
WQHD | 93(80)fps | 101(91)fps | 107(92)fps |
4K | 75(66)fps | 81(75)fps | 85(78)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
解像度が上がるだけfpsの伸びがよくなり、4Kでは3倍以上にもなります。ウルトラ設定でも平均70fps台となり、安定感は◎。RTX 3070とも大差なく、RTX 3060 Tiでも存分に楽しめます。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。
ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。
戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 68(64)fps | 82(73)fps | 89(76)fps |
WQHD | 47(39)fps | 56(49)fps | 71(60)fps |
4K | 25(21)fps | 29(26)fps | 39(34)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
ウルトラヘビー級のゲームということで、DLSSを使わなければ、せいぜいフルHD止まりといったところですね。。
DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 84(71)fps | 86(76)fps | 88(77)fps |
WQHD | 65(59)fps | 77(71)fps | 85(74)fps |
4K | 51(46)fps | 57(53)fps | 77(71)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
解像度が上がるにつれfpsの伸び幅が大きくなり、4Kでは最大約2倍にもなります。しかし、平均60fpsを超えるのは中設定まで。なお、RTX 3070だとウルトラ設定でも平均60fpsを超え、ここ一番でやはり頼りになりますね。
RT
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 28(25)fps | 30(26)fps | 32(26)fps |
WQHD | 18(15)fps | 18(15)fps | 20(17)fps |
4K | ー | 3(3)fps | 7(5)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
通常モードでもfps伸びが悪いので、RTにいたっては、もはや言わずもがなです。
RT+DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | |
フルHD | 47(40)fps | 52(45)fps | 54(48)fps |
WQHD | 31(28)fps | 34(28)fps | 37(31)fps |
4K | 26(22)fps | 28(23)fps | 30(26)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
大幅にパフォーマンスが向上しているものの、平均60fpsには届かず。。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高
バッドアス | ウルトラ | 高 | |
フルHD | 113(98)fps | 121(108)fps | 147(128)fps |
WQHD | 75(66)fps | 82(73)fps | 93(81)fps |
4K | 38(32)fps | 43(38)fps | 47(41)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
グラフィック負荷がとても重く、DLSSもないので、実用的なのはWQHDまでとなり、4Kでは中設定までガッツリ落とす必要があります。4Kでも楽しみたいということであれば、RTX 3080クラスが必要になり、なかなかハードルが高いです。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラナイトメア/ナイトメア/ウルトラ
プレイモード:キャンペーン
ウルトラナイトメア | ナイトメア | ウルトラ | |
フルHD | 256fps | 266fps | 270fps |
WQHD | 209fps | 213fps | 219fps |
4K | 118fps | 120fps | 125fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
やや軽めのゲームということで、WQHDまでは平均200fps以上、4Kでも平均100fpsをラクラク超える余裕ぶり。4Kで144Hzディスプレイを活用するなら、RTX 3070を選ぶのもいいでしょう。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | |
フルHD | 351(315)fps | 366(319)fps | 380(336)fps |
WQHD | 269(230)fps | 286(252)fps | 308(281)fps |
4K | 148(127)fps | 155(141)fps | 169(156)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSゲーム屈指の軽さを誇り、4Kでも144Hzディスプレイをしっかり生かせる性能となっています。なお、レンダリング解像度をMAX(100)にしても、4K・最高設定で平均95fpsをマークし、グラフィック品質重視でも高い安定性を発揮します。
VALORANT(ヴァロラント)
”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。
ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。
また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:高(アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”)
プレイモード:アンレート
4K | WQHD | フルHD |
203(183)fps | 398(357)fps | 496(397)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
グラフィック負荷もオーバーウォッチとCS:GO譲りでとにかく軽く、Rainbow Six Siegeを凌ぐほど。4Kでも平均200fpsオーバーとバツグンの安定感ですね。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高
射撃訓練場
4K | WQHD | フルHD |
102(87)fps | 143(143)fps | 143(143)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
上のゲームほど軽くはないですが、フルHD・WQHDではカンストで、4Kでも余裕で平均100fpsを超えます。なお、144Hzディスプレイを生かすなら、RTX 3080がおすすめです。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 116(111)fps | 147(126)fps | 167(101)fps |
WQHD | 71(67)fps | 91(73)fps | 124(59)fps |
4K | 34(32)fps | 44(42)fps | 77(56)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
軽そうに見えて意外に重く、4Kでは中設定でようやく平均60fpsを超えます。ただ、あくまでもコミック調のグラフィックなので、中設定でも正直十分ですね。
DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 166(154)fps | 202(195)fps | 282(266)fps |
WQHD | 112(107)fps | 135(129)fps | 191(184)fps |
4K | 76(72)fps | 88(85)fps | 118(113)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
DLSSモードを有効にすると、レンダリング解像度をガッツリ落とすので、fpsが大幅に向上します。解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは2倍以上にもなり、最高設定で平均70fps台と安定してプレイできます。WQHDでも軒並み平均100fps以上というのもいいですね。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 19(15)fps | 22(16)fps | 23(15)fps |
WQHD | 10(7)fps | 10(8)fps | 10(8)fps |
4K | 4(3)fps | 5(4)fps | 10(8)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTモードではたちまち重くなり、この通り全滅状態です。”グローバルイルミネーション”をOFFにすれば多少パフォーマンスは改善しますが、焼け石に水ですね。そもそもこのゲームのカジュアルなグラフィックとRTとの相性はイマイチな感じがします。。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 34(26)fps | 34(28)fps | 38(28)fps |
WQHD | 20(15)fps | 23(16)fps | 23(17)fps |
4K | 16(12)fps | 16(13)fps | 16(13)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
fpsはよく伸びるものの、平均60fpsには程遠いです。RTX 3080クラスでもよくてフルHDまでといったところです。DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね。
Watch Dogs Legion(ウォッチドッグズ レギオン)
実に4年ぶりとなる、大人気ハッキングアクションゲームの続編ですね。今作では舞台をロンドンに移し、テクノロジーの自由な利用を掲げる正義?のハッカー集団”デッドセック”が、強権的な監視社会に対抗するストーリーとなっています。
ハッキングや格闘・銃撃戦などの幅広いアクションはそのままですが、主人公キャラが不在となり、”ハッカー”や”エンフォーサー”といったクラス分けが無くなっているのが大きなポイント。様々な技能を持つロンドンの一般市民をリクルートして、状況に応じて使い分けるシステムとなり、チームの編成力が問われます。
プレイの自由度が大きく向上する一方で、オープンフィールド+RT対応でグラフィック負荷はかなり重く、マシンの要求スペックも格段に向上。相応のゲーミングPCが必要となります。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最大/超高/高(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:ベンチマークモード
最大 | 超高 | 高 | |
フルHD | 68(55)fps | 98(75)fps | 104(78)fps |
WQHD | 58(48)fps | 77(61)fps | 87(69)fps |
4K | 36(30)fps | 45(38)fps | 53(43)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
前作と同じくグラフィック負荷はかなり重め。RTX 2080 SUPER並みのスペックとはいえ、平均60fpsを超えるのはWQHDまでとなります。
Cyberpunk 2077と勝るとも劣らない重さで、実際にはベンチマークの約7~8割程度まで落ち込みます。DLSS無しでは、せいぜいフルHD止まりといったところです。
DLSS
最大 | 超高 | 高 | |
フルHD | 89(67)fps | 101(76)fps | 103(77)fps |
WQHD | 75(61)fps | 95(74)fps | 100(75)fps |
4K | 61(52)fps | 80(64)fps | 89(71)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
解像度が上がるほど効果も上がるのはこのゲームでも同じで、4Kでは最大約77%fpsが向上し、、最高設定ではギリギリ平均60fpsをマーク。フレームレートの低下を考えると、実戦なら高設定がおすすめです。超高設定ならRTX 3070の方が安全。
RT
最大 | 超高 | 高 | |
フルHD | 43(35)fps | 50(41)fps | 54(43)fps |
WQHD | 30(25)fps | 35(29)fps | 37(31)fps |
4K | 19(16)fps | 21(18)fps | 23(13)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTオンリーについてはもはや言うまでもなく、DLSSを使うのが大前提です。
RT+DLSS
最大 | 超高 | 高 | |
フルHD | 57(47)fps | 68(55)fps | 72(58)fps |
WQHD | 44(36)fps | 53(42)fps | 57(45)fps |
4K | 42(35)fps | 49(42)fps | 53(44)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
DLSSの効果はしかっり出ていますが、あくまでもベンチマークモードと考えると、フルHDでも厳しいです。やはりDLSSでフレームレートを底上げするくらいがよさそうですね。
モンスターハンターワールド
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:最高/高/中
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 118(91)fps | 153(128)fps | 155(128)fps |
WQHD | 79(64)fps | 111(100)fps | 118(103)fps |
4K | 40(35)fps | 56(51)fps | 60(55)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲーム屈指の重量級ゲームですが、WQHD・最高設定でも平均60fpsを超えるのは立派ですね。4Kはさすがに厳しいですが、DLSSモードでfpsを底上げできます。
DLSSモード
最高 | 高 | 中 | |
WQHD | 110(84)fps | 145(125)fps | 148(130)fps |
4K | 59(50)fps | 80(71)fps | 83(76)fps |
このゲームではDLSSに対応しており、WQHD以上の解像度で有効にできます。なお、DLSSではシャープネスを自由に設定することができ、控えめな「0.3」に設定しています。
通常モードに比べ、最大47%もパフォーマンスが向上。WQHDでも平均100fpsを超え、4Kでもほぼ平均60fpsをキープします。なお、RTX 3070では最高設定でも平均60fpsを超え、やはり底力があります。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成です。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、512GBもあればまず安心。欲を言えば1TBあるとなおOK!
SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、なかなか太っ腹。メーカーは”PHISON”となっています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、一部3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで600MB/s台をマークするなど、とても優秀。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。
そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ
RTX 2080 SUPERクラスの性能を持つRTX 3060 Tiは、4Kでのゲーミングにも対応しており、アッパーミドルクラスにしては非常に魅力的ですね。ただし、4Kはあくまでも入門レベル。高いグラフィック設定やfpsを求めるのであれば、RTX 3070がやはりおすすめです。
ドスパラということで、モデルの完成度は言わずもがなですね。美しいデザインと機能性の高いケースに、鉄板ともいえるパーツを装備し、高いクオリティを実現。RTX 3060 Ti搭載モデルならまずおすすめです。
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