Inspiron スモールデスクトップ 3030Sをレビュー とにかく安い!省スペースで場所を取らないスタンダードモデル

今回デルの【Inspiron スモールデスクトップ(3030)】をお借りしました。Core i5-14400を搭載した激安のスタンダードデスクトップをチェックしてみましょう。

目次

スペック

Inspiron スモールデスクトップ 3030S(Core i5-14400搭載)
サイズW92.60×D292.00×H290.00mm
重量約4.02kg~
OSWindows 11 Home
CPUCore i5-14400(10コア16スレッド・定格2.5/最大4.7GHz)
CPUクーラー小型空冷式CPUクーラー
メモリ8GB(8GB×1・DDR5-4400)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスUHD 730
インターフェース前面:USB3.2 Gen.1 Type-C×1、USB3.2 Gen.1 Type-A×1、
USB2.0 Type-A×2、SDスロット、ユニバーサルヘッドセットジャック
背面:USB3.2 Gen.1 Type-A×2 、USB2.0 Type-A×2、LANポート×1、
音声ライン出力×1
映像出力:DisplayPort 1.4×1、HDMI 1.4b ×1(最大1920×1200)
電源180W(80PLUS BRONZE)
光学ドライブトレイロード式DVD ドライブ 
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
BluetoothBluetooth 5.3
保証1年(最大5年)
価格86,900円~(税・送料込)
※2024年6月26日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
付属品

有線キーボード&マウス/電源ケーブル/各種マニュアル

外観

設置スペースが限られているなら、省スペースと拡張性を両立した、スリムケースがまずおすすめ。

サイズはW92.60×D292.00×H290.00mmと、横幅は10cm以下!ミニタワーケースの約半分のスリムボディなので、わずかな隙間にも設置することができます。

一通りセットしてみると、そのコンパクトさを実感できますね。なお、ディスプレイは23.8インチです。

なお、奥行き&高さは、ミニタワーケースとほぼ同じ。

底面はこの通り、小型のゴム足が4つ設置されています。特にケースのビビり音などなく、機能面は問題ありません。

フロントの吸気口をオシャレな幾何学模様に仕上げ、デザイン面でいいアクセントになっています。

インターフェースはポイントをおさえたラインナップとなっています。

USBの数は8ポートと多めに搭載。小型&リバーシブルのType-Cポートも装備しており、周辺機器の接続にはまず困りません。フロントパネルにType-Cポートがあり、アクセスしやすいのは◎。ただし、規格はUSB3.2 Gen.1&USB2.0と価格なりのオーソドックスな内容で、Thunderbolt4などは非搭載です。

そのほか、SDスロットや光学ドライブ、無線LANを搭載しており、オールインワンの便利な構成となっています。

映像端子はDisplayPort・HDMIのデジタル2ポートを装備しています。なお、UHD 730自体は4K・60Hz出力に対応していますが、HDMIは1920×1200までの出力にしか対応していない点に注意です。

内部

内部は電源下置き配置で、コンパクトにまとまっています。マザーボードや電源はデルらしく独自規格となっているため、購入後の入れ替えはできません。

内部にケースファンは設置されておらず、CPUファンが吸排気ファンを兼ねています。発熱の高い構成ではないので、これでも十分。ファンにカバーを設置することで、効率よく吸気できるようになっており、無駄がなくとても合理的です

拡張性ですが、光学ドライブ用スリムベイと3.5インチベイをフロント側に設置。最近ではミニタワーでも3.5インチベイを省略するトンデモなケースがあるので、これはうれしいです。

ちなみに、電源の容量は180Wと最低限。ロープロファイルのグラボを追加できますが、やめておいた方がいいですね。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト”CINEBENCH”で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

CPUはインテル第14世代の10コア16スレッドCPU・Core i5-14400を搭載しています。

第13世代から引き続き、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。コア・スレッド数は据え置きで、Core i5-13400と同じ10コア16スレッドとなっています。

このモデルはブーストがよく効いており、”超高パフォーマンス”では性能が大きく向上します

参考までに、上位のCPU・Core i7 14700(20コア28スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約22%、マルチスコアは約78%と大きく差をつけています。

3DMARK

”3DMARK”は、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

Vulkan(Wild Life)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。

このCPUの内蔵グラフィックは、”UHD 730”となっています。性能は最低限なので、オンラインゲームには不向きで、軽めの動画・画像編集で使うならアリです。

TotalGraphicsCPU/PhysicsCombined
Time Spy7456419979
Night Raid9981946214489
Fire Strike2219234525695793
Sky Diver85367633229488094
Wild Life5587

PCMark 10

”PCMark 10”は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。

ブラウジングや各種編作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、余裕でクリア。軽めの動画・画像編集にも使える性能ですね。

なお、Core i7-14700とCore i5-14400との差は、総合スコアで約15%程度ですが、動画・画像編集のスコアは約30%と大きく差がついており、編集作業の機会が多い方はCore i7を選ぶのがおすすめです。

TMPGEnc Video Mastering Works 7

”TMPGEnc Video Mastering Works 7”を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、QSVはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。

H.264(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i5-144001014519159
Core i7-14700662338155

コア・スレッド数の差がきっちり出ており、CPU性能が重要になるソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、両者の差は約35%にもなります。

なお、グラフィック機能を利用したハードウェアエンコードはほぼ互角です。

H.265(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i5-144001701877269
Core i7-147001350686260

重量級のH.265では、ソフトウェアエンコードの差が約21~22%と小さくなりますが、ハードウェアエンコードではほぼ同じとなっています。

Lightroom Classic CC

”Lightroom Classic CC”を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)を最高画質のJPEG画像に書き出す時間を計測しました。結果は秒で記載しています。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

Core i5-14400Core i7-14700
13358

このモデルはSSDの書き込み速度の遅さも相まって、Core i7-14700に約2.3倍もの差をつけられています。デジタル写真が趣味ならCore i7にするのがいいでしょう。

FF14(ファイナルファンタジー14 黄金の遺産)

最高品質高品質標準品質
HD247934986260
フルHD134021743319

知名度バツグンの国内産MMORPGで、スコア9000以上で平均60fps以上をキープできます。

アップスケーリングのFSRを適用していますが、いずれの設定でもスコア9000に届かず。ゲーム性能は実用レベルにほど遠いです。

ドラゴンクエスト10

平均(最低)fps
HD102371215413624
フルHD618577329066

超軽量級のRPGゲームで、スコア5500以上で平均60fps以上をキープできますが、このくらいならさすがにフルHDでも余裕。VAROLANTやドラクエ10など超軽量級クラスくらいなら対応可能です。

CrystalDiskMark

”CrystalDiskMark”は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルでは、512GB SSD(SOLIDIGM)を搭載しています。編集用途でも使うならデータ保存用として、購入後に大容量のHDDを追加するのがおすすめです。

肝心の速度ですが、シーケンシャルの書き込み速度が遅いのを除いては、しっかり速度が出ている感じ。ただ、シーケンシャルの速度は2000MB/sはコンスタントに超えてほしいものです。

もちろん、実際の使用感はSSDらしくとても快適。OSの起動からブラウジング、各種アプリの動作にいたるまでサクサク動きます。

温度

CINEBENCH R23実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

安定性重視の動作モードとなっており、ピーク時のP-コアの温度は70℃台半ば、動作クロックも3.1GHzと控えめです。

動作音

CINEBENCH R23実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

50デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時でも48.7デシベルと下回っています。アイドル時との差はわずか0.4デシベルとかなり小さく、ほぼ無音といっていいレベルでとても静か

充実したユーティリティー機能

便利なユーティリティー機能をしっかり完備。”My Dell”では、PCの動作モードやサウンドなど各種設定を一通りカバーしています。

そのほか、サポート機能も装備しており、”SupportAssist”では、ドライバのアップデートからハードのスキャンまでワンストップで実行できます。また、サポート窓口のアクセスのカバーし、万が一の場合でも安心です。

まとめ&関連モデル

徹底した合理化により8万円台の圧倒的な低価格を実現!とにかく安いCore i5搭載モデルが欲しい方におすすめです。

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