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HP OMEN X 2S 15-dg0000をレビュー 世界初デュアルディスプレイ搭載!比類なき完成度を実現したハイエンドゲーミングノート

今回はHPの【OMEN X 2S 15-dg0000】をお借りしました。

ゲーミングノートにデュアルディスプレイ搭載!他のモデルとは一線を画す完成度を誇る、Max-Q版RTX 2080搭載ハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  OMEN X 2S 15-dg0000 エクストリームプラスモデル
カラー シャドウブラック
サイズ W361×D262×H20~26.5mm
重量 約2.37Kg(実測2377g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU Core i9-9880H
・8コア16スレッド
・定格2.3/最大4.8GHz
メモリ 32GB(16GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe、Optane メモリー H10)
1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 2080 Max-Q(GDDR6 8GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、ノングレア、IPS、144Hz/240Hz
インターフェース Thunderbolt 3ポート(Type-C)、USB3.1 Gen.1 Type-A×3、HDMI 2.0b、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート
光学ドライブ ×
スピーカー デュアルスピーカー(Audio by Bang & Olufsen)
キーボード バックライトキーボード(日本語配列)
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
保証 1年(最大3年)
価格 【キャンペーンでさらにおトク】399,800円(税込)~
付属品 ・ACアダプター(629g)
・電源ケーブル(113g)
・パームレスト
・各種マニュアル

※2020年2月23日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

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外観

スタイリッシュなデザイン

直線主体のクセのないシンプルなボディで、だいぶスマートな印象を受けますね。

 

排気グリルの造形も控えめでボディと一体化しており、トータルでまとまりのあるフォルムに仕上がっています。

 

ヒンジ部分はすっきりしたセンター支持タイプで、両端が一段せりあがり、ゆるやかなカーブを描いたスタイリッシュな形状となっています。アクセントとしてバッチリきいており、これだけでも立体感・躍動感を生み出します。

なお、このタイプだと支持する部分が少ない分、開閉時にぐらつくことがあるのですが、そんな心配は全くありません。

 

OMENらしく、天板部分は大胆にもX字に分割されています。上下・左右で対象となっており、上下はパンチ加工でオシャレに仕上げるこだわりようです。

 

あまり見る機会はありませんが、底面もダイナミックにデザインされています。細かいところもぬかりありません。

 

さらに、個性的なOMENロゴも光る徹底ぶり。もちろん、ロゴのほかキーボードのLEDはで消灯できるので、LEDが不要という方も安心です。

 

ちなみに、ボディの素材はアルミニウム合金製となっており、たわみ知らずでとてもタフ。なお、天板部分のみラバー加工がされています。

 

コンパクト&スリムボディ

最新モデルらしく、コンパクト&スリムボディとなっています。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅を圧縮。一般的な15インチモデルよりも一回り小さいコンパクトボディを実現しています。厚さも最薄部で20mmのスリムボディとなっており、見た目はとてもスタイリッシュ。

 

重くなりがちなアルミボディですが、スリムボディのため、実測で2377gに抑えています。ゲーミングノートにしては軽く、LANパーティなど持ち運びにも最適。

 

最先端のインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは左右・背面にあわせて4ポート搭載しています。オールUSB3.1.規格となっており、小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。

 

中でもType-Cポートは、高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能な【USB3.1 Gen.2規格】で、40Gbpsの超高速転送ができる【Thunderbolt 3】にも対応する最新規格となっています。

 

ディスプレイ&キーボード

デュアルディスプレイ搭載

このモデルの最大の特徴は”デュアルディスプレイ”を搭載していることです。デスクトップならいざ知らず、ノートでディスプレイを2枚も搭載するのは革新的!

 

ディスプレイのサイズですが、メインディスプレイは15.6インチ、サブディスプレイは5.98インチでタッチ操作に対応しています。

解像度はいずれも現在主流のフルHDとなっており、IPSパネルを採用しています。優れた発色と高いコントラストで、鮮やかでメリハリのある映像を描写でき、ゲームはもちろん動画鑑賞などのエンタメコンテンツに最適です。

 

また視野角が広いため、角度によって色むらがほとんどなく、高いクオリティを実現しています。

 

使い方ですが、デスクトップでのデュアルディスプレイと同じ感覚ですね。どちらも独立したディスプレイとして認識されているので、別々のディスプレイとして使うことも、また同じ画面を複製することもできます。

 

ゲームをしながら攻略情報を探したり、はたまたアニメを見たりなど思うがまま。さらに、Twichなどでゲームの生配信中にコメントを確認することもでき、活用方法はまさに無限大。

そのほか、OMEN独自の機能として”リアルタイムスクリーンミラーリング”機能が用意されており、メインディスプレイの一部を拡大して、ゲーム上のマップやステータスなどをサブディスプレイに表示する芸当も可能です。

うまく活用すればゲームライフ・パソコンライフがより充実するのは間違いなしです!

 

高リフレッシュレート&G-Sync対応

本格派のモデルということで、144Hz/240Hzディスプレイを搭載しています。

 

144Hzディスプレイだと、1秒間に描写できる回数は、通常の60Hzモニターの2倍以上。描写回数が多い分、ぬるぬる滑らか。その差は一目瞭然で、FPSゲームでの視点移動がとてもスムーズになり、プレイの精度がグッと上がります。

240Hzディスプレイではさらにその上を行き、通常モニターの4倍にもなります。FPSゲームをとことん極める方におすすめですが、使いこなすにはハードルが高く、あえて画質を下げてフレームレートを極限まで稼ぐのが最適な使い方となります

 

さらに”G-Sync”に対応しているのもポイント。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

 

本格派キーボード

上半分が丸々サブディスプレイのエリアとなっているので、キーボードとタッチパッドが下半分に詰め込まれています。普通のゲーミングノートではまずお目にかかれない配置です。

 

なんともトリッキーなキーボードですが、キー配列は非常に素直で、標準的な日本語配列そのものです。横幅をほぼめいっぱい活用しており、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔を確保。これなら誤爆の心配もありません。

 

タッチパッド上部にはユーティリティーキーが配置されています。ユーティリティーキーでは、サブディスプレイのON/OFFや明るさの調整のほか、バーチャルテンキーを表示することができます。テンキーレスキーボードではありますが、その点しっかりカバーされているのはいいですね。

キーストロークですが、スリムモデルなだけあり、やや浅め。一般的なノートPCに近い感じです。ただ見かけによらず、反発感はしっかり感じられ、応答性にも優れており、ゲームの操作性はバツグンです。

 

ハイエンドモデルらしく、LEDはフルカラー仕様となっています。キートップはスタンダードなタイプですが、下からしっかり照らし出しており、かなり明るめでゴージャスな感じ。もちろんOFFにもできるので、LEDが苦手な方も安心です。

 

付属アプリ”OMEN Command Center”を使えば、カラーの変更やアニメーションの設定も思うがまま。カラーの変更はブロック単位となっており、W・A・S・Dキーのみ変更して視認性を高める、というような使い方ができます。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは変則的な右サイド配置ですが、通常の下配置よりも使いやすかったりします。よく考えてみると、キーボードの横にマウスがあるようなものなので、当然といえば当然…とはいえ、なんか新鮮な感じがしますね。

 

肝心の完成度ですが、パッド部分はサラサラした材質となっており、指になじむ感じでスムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンは操作性に優れた分離タイプを採用。スコスコ…と軽い力で操作でき、しかも静か。パーフェクトな仕上がりとなっています。

 

パームレスト付属

構造上、パームレストに相当する部分がオミットされていますが、付属品としてしっかり用意されています。

 

素材は滑りにくいラバー製となっており、表面には”OMEN”、裏面にはOMENロゴがそれぞれ刻印されています。

 

セットするだけでだいぶ重厚感が増しますね。パームレストがあると、操作の安定性が上がり、疲れも軽減されるので、ぜひ活用しましょう!

 

OMEN Command Center

OMENシリーズということで、専用ユーティリティー【OMEN Command Center】を搭載。先に紹介したキーボードのカラー変更やネットワークの帯域割り当て、さらに動作モードの設定まで、ゲーミングに必要な機能をワンストップで設定できます。

なお、オーバークロック機能も付いていますが、CPUはK付きではないので、メモリのみ対応しています。

 

HPでは毎度おなじみ、デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用し、付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニングできるようになっています。

スピーカーの音質ですが、低音こそ弱いものの、中音~高音までカバーし、サラウンドもしっかりきいており、臨場感もあります。内蔵タイプにしては上々ですね。

 

 

ベンチマーク

実機ではフルHDディスプレイを搭載していますが、外部モニターでの使用も想定してWQHDや4Kでもベンチマークを測定しています。なお、パフォーマンスモードで測定してます。

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

Max-Q版RTX 2080搭載

最新のNVIDIA製ハイスペックGPU【RTX 2080】を搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、GTX 1080を大きく超える性能に進化しています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

Max-Qとは?

ちなみにRTX 2080はMax-Q版となっています。Max-Q版とは、スリムモデルなど冷却に余裕のないモデルに向けて開発された、いわば省エネ・低発熱バージョンのことです。

通常版よりも動作クロックが下げられており、低発熱とのトレードオフで、性能はやや下。最適化次第では通常版とほぼ同じパフォーマンスを発揮するケースもありますが、RTX 2080では今一つといったところ。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

GTX 1080(Max-Q)からきっちりパワーアップしており、グラフィックスコアで比較するとTime Spyで約124%、Fire Strikeでは約112%の性能となっています。最新GPUなので、DirectX12環境に強いですね。

一方通常版のRTX 2080と比べると、Time Spyで約73%・Fire Strikeでは約71%の性能にとどまり、大きく差をつけられています。230Wの電源で動かすとなると、どうしても性能を抑えざるを得ないという感じですね。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 4429
Time Spy
Extreme
3352 3376 3225
Time Spy 7633 7606 7792
Night Raid 42268 89254 10612
Fire Strike
Ultra
4548 4395 20369 2390
Fire Strike
Extreme
8187 8268 19954 4183
Fire Strike 16627 18486 19523 8412
Sky Diver 39159 56969 16177 32270
Cloud Gate 40443 106160 12772
Ice Storm 175893 375448 61495

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第9世代ハイエンドCPU【Core i9-9880H】を搭載しています。前世代のCore i9-8950HKは6コア12スレッドでしたが、最新世代ではついに8コア16スレッド構成となりました。ノート用のCPUでは快挙と言ってもいいレベルです。

コア&スレッドの差がスコアに直結し、マルチ性能は約24%も向上しています。ゲームはもちろん、録画配信や動画・画像編集などのマルチタスクで高いパフォーマンスを発揮します

 

FF14(ファイナルファンタジーXIV)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 16419 18180 20480
WQHD 12523 16196 18107
4K 6172 9069 14214

フルHD・WQXGAではスコア10000をラクラク超え、安定感抜群です。さらに4Kでも高品質ならスコア9000をキープでき、Max-Q版RTX 2080ながら上々のパフォーマンスですね。

 

BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

  最高
フルHD 98(75)fps 107(90)fps 109(95)fps 117(100)fps
WQHD 85(75)fps 89(77)fps 104(81)fps 120(99)fps
4K 46(43)fps 49(45)fps 59(53)fps 69(65)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

フルHDでは最高設定で平均100fpsに迫り、ド安定でプレイできます。が、設定を落としてもさほどfpsが上がらず、高リフレッシュレートディスプレイをきっちり生かすのは厳しいです。

WQHDまでなら平均60fpsをキープするのは余裕ですが、4Kだと低設定でようやくといったところ。Max-Q版だと重めのゲームで息切れしやすくなります。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

  最高
フルHD 63(51)fps 70(63)fps 89(77)fps 98(79)fps
WQHD 46(37)fps 50(45)fps 70(63)fps 77(69)fps
4K 25(20)fps 27(22)fps 39(34)fps 44(39)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

RTはとにかく重く、fpsがガクッと落ち込んでしまいます。フルHD・最高設定で平均60fpsを超えるだけでも上出来ですね。

 

DirectX 12+RT+DLSS

  最高
WQHD 60(55)fps 65(59)fps 80(72)fps 84(75)fps
4K 35(30)fps 38(34)fps 48(44)fps 51(48)fps

RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。DLSSはグラボのグレードによって有効にできる解像度が異なり、RTX 2080ではWQHDと4Kのみ対応しています。

フレームレートのアシスト機能としてはかなり優秀で、RTオンリーの時に比べ、最大41%もパフォーマンスが向上。WQHD・最高設定では辛うじてではありますが、平均60fpsをキープするに至っています。

ちなみに、DLSSのデメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものでしょうか。凝視しないとわからないレベルなので、DLSSをぜひ活用しましょう。

 

Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)

Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。

対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。

さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる【Gunsmith】も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)

  プレイモード:キャンペーン

  エクストラ 通常
フルHD 120(100)fps 129(104)fps 136(109)fps
WQHD 88(69)fps 90(70)fps 95(76)fps
4K 47(36)fps 49(38)fps 51(40)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

ぱっと見重そうなグラフィックですが、しっかり最適化されており、フルHD・エクストラ設定で平均120fpsをキープできます。平均100fpsを大幅に超え、高リフレッシュレートディスプレイも生きてきます。

やはり平均60fpsをキープできるのはWQHDまでで、4Kだと軒並み下回ってしまいます。悪くはないのですが、正直もう少しfpsが伸びてほしいですね。

 

RTモード(リアルタイムレイトレーシング)

  エクストラ 通常
フルHD 104(84)fps 108(86)fps 112(84)fps
WQHD 67(53)fps 70(58)fps 72(60)fps
4K 35(28)fps 37(30)fps 38(31)fps

Call of DutyもついにRTに対応するようになりました。

fpsは落ち込むもののBATTLEFIELDほどではなく、負荷はだいぶマイルド。フルHD・エクストラ設定で平均100fpsをしっかりキープ。WQHDで平均60fpsも余裕です。

 

Borderlands 3(ボーダーランズ 3)

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)

  バッドアス ウルトラ
フルHD 76(69)fps 82(74)fps 95(86)fps 140(125)fps 171(147)fps
WQHD  48(44)fps 52(48)fps 61(55)fps 89(80)fps 106(96)fps
 4K 24(22)fps 26(24)fps 28(26)fps 44(40)fps 53(46)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

コミック調のグラフィックは一見軽そうに見えますが、とにかく重く、フルHDでもfpsがなかなか伸びません。ただ、グラフィック品質的には高設定もあれば十分なので、WQHDまでなら十分戦えます。フルHDなら平均100fps近くになり、安定性もバツグンです

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 229(209)fps 245(226)fps 258(230)fps 272(253)fps 295(268)fps
WQHD 166(152)fps 172(159)fps 189(174)fps 213(192)fps 255(226)fps
4K 86(76)fps 89(82)fps 99(92)fps 116(106)fps 138(128)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

とても軽いゲームなので、4Kでも平均60fpsをラクラクキープでき、フルHDでは240Hzディスプレイをきっちり生かすことができます

なお、レンダリング解像度をMAX(100)にしても、フルHD・最高設定で平均168fpsをマークします。画質重視ならレンダリング解像度を上げてみるのもいいでしょう。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高・低

  射撃訓練場

  最高
フルHD 140(126)fps 143(141)fps
WQHD 107(85)fps 126(107)fps
4K 58(46)fps 61(50)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

こちらも軽いゲームということで、フルHDでは平均140Hz以上とほぼカンストをマーク。高リフレッシュレートディスプレイをしっかり生かせます。ただ、4Kでは平均60fps前後と、やはりきわどい感じですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 138(116)fps 180(155)fps 259(214)fps 347(270)fps
WQHD 86(77)fps 117(104)fps 189(169)fps 295(247)fps
4K 41(37)fps 56(50)fps 95(86)fps 168(147)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

最高設定がなかなかヘビーですが、フルHDなら高リフレッシュレートディスプレイの運用も余裕です。なお、コミック調のグラフィックのため、中設定でも画質的には十分。240Hzディスプレイならマストです。

 

MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)

言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。本編に続き、大型拡張コンテンツ【ICEBORNE(アイスボーン)】もリリースされています。拡張コンテンツをプレイするには、本編をクリアする必要があるので注意。

最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高くなっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリークエスト

  最高
フルHD 76(61)fps 107(98)fps 114(104)fps 141(117)fps
WQHD 49(42)fps 68(63)fps 73(67)fps 139(116)fps
4K 23(21)fps 33(31)fps 36(34)fps 89(81)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

海外ゲームに匹敵する重さとなっており、フルHDでもなかかfpsが伸びません。高設定でも画質的には十分なので、安定性を重視するならおすすめ

やはり4Kは厳しく、Max-Q版RTX 2080ならWQHDまでが実用的な解像度といったところです。

 

DLSSモード

  最高
WQHD 70(56)fps 97(88)fps 102(93)fps 138(116)fps
4K 37(32)fps 49(45)fps 53(48)fps 73(69)fps

このゲームではDLSSに対応しており、WQHD以上の解像度で有効にできます。なお、DLSSではシャープネスを自由に設定することができ、控えめな「0.3」に設定しています。

このゲームでもDLSSが真価を発揮、通常モードに比べて最大61%もパフォーマンスが向上しています。4Kはさすがに厳しいものの、WQHD・最高設定でもバッチリ平均60fpsを超えてきます。他のゲームでもそうですが、DLSSはフレームレートの向上に効果てきめんで、とても頼もしいですね。

以下軽めの国産ゲームをチェックしていきましょう。

 

PSO2

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4K WQXGA フルHD
14728 48628 83120

いずれも設定6での結果となりますが、フルHDではスコア80000オーバーと異次元レベル。240Hzディスプレイもきっちり生かすことができます。もちろん、4Kでのプレイもラクラクです。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4K フルHD
21546 23606

4Kでもこの通り余裕で、まさに朝飯前。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

貸出機では512GB SSDを搭載しています。最近ではゲーム容量が大きくなってきているので、やはり512GBあると安心です。

SSDはちょっと変わり種の【Optane Memory H10】を採用。オーソドックスなSATAⅢタイプのSSDよりも4~5倍高速のNVMeタイプのSSDですが、高速キャッシュメモリの”Optane Memory”と3D QLC NAND SSDをひとまとめにした、ハイブリッドタイプとなっています。

その実力ですが、シーケンシャルの読み込みこそ4ケタをマークしていますが、それ以外はイマイチ伸びず、NVMe SSDとしてはちょっと物足りない性能ですね。ただ、SSDともなると数値の差を体感することはほぼできないので、気にしすぎる必要はありません。

実際にゲームのロード時間は短く、動作もサクサクでとても快適です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

ノート用のCPUとしては破格の8コア16スレッド構成ですが、おおむね70℃台でしっかり冷却できています。また、RTX 2080も省エネのMax-Q版ということで、60℃台前半とかなり低い温度をキープしています。

冷却性能は非常に優秀で、夏場でも安心ですね。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ピーク時のノイズは、スタンダードモードで53.7デシベル、パフォーマンスモードで58デシベルと大きく差がつきます。55デシベルを超えるか超えないかで体感はだいぶ変わり、パフォーマンスモードでは「やかましさ」を感じるレベルになります。

 

スタンダードモードとパフォーマンスモードでは5%前後の性能差なので、基本的にスタンダードモードがおすすめです。なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

まとめ&関連モデル

ノートでデュアルディスプレイはインパクトがものすごく、最初こそ戸惑うものの、使いこなせばかなり便利。ゲームだけでなく、普段使いでも作業がはかどります。もちろん、ゲーミングノートで欲しい機能・装備は一通りおさえ、ボディもスタイリッシュ&軽量に仕上げられており、ハイエンドモデルらしい完成度を実現しています。

Max-Q版のRTX 2080もフルHDレベルであれば十分高いパフォーマンスを発揮し、高リフレッシュレートディスプレイとの相性も◎。ただ、240Hzディスプレイをしっかり生かすのはハードルが高く、基本的に144Hzディスプレイ搭載モデルを選ぶのがおすすめです

 

 

OMEN X 2S 15-dg0000[エクストリームモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz/240Hz
■CPU:Core i9-9880H
■メモリ:32GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 2080(Max-Q)
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
【キャンペーンでさらにおトク】399,800円(税込)~

ワンランク下のモデルで、大容量の1TB SSD(Optaneメモリー無し)を搭載しています。SSDの容量はあればあるほど便利なので、こちらの方がおすすめ。

なお、定価は144Hz・240Hzディスプレイ搭載モデルで同じですが、キャンペーン価格で差がつけられています。

 

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