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ガレリア ZZ-SLIをレビュー 圧倒的パフォーマンス!RTX 2080 Tiを2枚搭載した究極のフルタワーモデル

今回ドスパラの【GALLERIA(ガレリア) ZZ-SLI】をお借りしました。

Core i9-9900K×RTX 2080 Ti SLI構成(2枚構成)の、泣く子も黙る新世代の最強モデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ガレリア ZZ-SLI
サイズ W245×D593×H562mm
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU インテル Core i9-9900K
・8コア16スレッド
・定格3.6/最大5.0GHz
メモリ 32GB(16GB×2、DDR4-2666)
ストレージ 500GB SSD(PCIe NVMe)+3TB HDD
グラフィクス GeForce RTX 2080 Ti SLI
チップセット インテル Z390 チップセット
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
Blu-rayドライブ (BD-XL 対応)
電源 1000W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大3年)
価格 599,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2019年3月25日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

InWin製フルタワーケース採用

 

ケースはドスパラ謹製のケースではなく、ユニークなケースでおなじみInWin製の【GRone】を採用しています。

 

通常のミドルタワーケースよりも一回り大きいフルタワーケースで、奥行きはほぼ60cm、高さも50cmオーバーとまさに圧巻のサイズです。その大きさゆえ、マザーボードは大型のE-ATX規格に対応しています。

 

メッシュのユニットがずらりと並んだフロントパネルや、大胆にカットされた天板のグリルによって、ボリュームのある立体的なデザインに仕上がっています。その様はさながら戦艦のようで、ハイエンドモデルにふさわしい貫禄をバッチリ備えています。

また、赤色LED内蔵ケースファンの輝きもいいアクセントになっており、ゲーミングモデルとしてはまさにパーフェクト。

 

クリアサイドパネル搭載

サイドパネルはシースルーのアクリルパネルを搭載しています。

そもそも内部が見えることで何かメリットがあるのかと聞かれると…機能面でのメリットは全くと言っていいほどありません。「見て楽しむ」それに尽きます。ゲーミングPCなので楽しんでナンボ。遊び心は大事ですよ!

 

せっかく内部が見えるので、LEDイルミネーションキットを増設するのがおすすめ。内部が明るく照らし出され、満足度は段違い。動作中のパーツまでくっきり見ることができます。

なお、このモデルではASUS製のマザーボードを搭載しており、同社のイルミネーションシステム【AURA】に対応しています

 

このAURAに対応したLEDイルミネーションキットであれば、接続からカラーのカスタマイズにいたるまでワンストップで出来るので、とても便利です。

 

優れた冷却性能

熱いパーツを多数搭載するゲーミングマシンでは、特にケースの冷却性能が重要になりますが、その点もぬかりなし。通気口は両サイド以外の全面に設置され、内部に熱がこもる心配はありません。特にフロントのメッシュユニットはまさに圧巻ですね。

 

底面はこのようになっています。ちなみに防振用のインシュレーターですが、接地面が大きいので安定感はバツグン。樹脂パーツがメインながら本体の振動をしっかり吸収し、ビビリ音などはありません。

 

ケースファンはフロントに14cmファン2基、背面に12cmファン1基、天板に14cmファン1基をそれぞれ搭載。また、内部には補助用の14cmファンが1基搭載されています。

前面のファンから吸気して、背面と天板のファンで排気する強力なエアフローを構築し、冷却面は万全です

 

充実したインターフェース

インターフェースの数もさることながら、最新規格を搭載する充実ぶりです。

 

USB端子はフロント・背面あわせて計11ポート搭載。背面の4ポートは最大10Gbpsの高速転送に対応した【USB3.1 Gen.2】で、さらにそのうちの1つは小型&リバーシブルのType-Cポートとなっています。

USB2.0~USB3.1まで全ての規格がそろっており、周辺機器の接続にはまず困りません。

 

フロントパネルをアップしてみると、電源ボタンの右横にファンのコントロールスイッチが付いています。”Silenceモード”と”Turboモード”を切り替え可能ですが、基本的にはSilenceモードでOK。静かなうえ、バッチリ冷えます。

 

なお、天板部分には【EZ-Swapベイ】を装備しています。SATAコネクタを天板に取り付けただけの簡易的なものですが、手持ちのSSDやHDDをさながら大容量USBメモリのような感覚で、お手軽に活用できます。

 

映像端子はHDMI・DisplayPort×3と現在主流のポートに加え、最新グラボらしくUSB Type-Cを搭載。VR機器の接続に関する業界統一規格【VirtualLink規格】ではType-Cが標準規格となっており、従来のHDMI接続とあわせて、様々なVR機器に対応することができます

なお、ディスプレイのケーブルは上部のグラボに接続しましょう。実機ではそれでバッチリ動作しました。

 

内部

高い剛性&拡張性

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

電源下置きのオーソドックスな内部構成ですが、非常に広々しており、鬼のような拡張性を実現しています。

天面と底面には水冷ユニットのラジエーターを設置でき、天面は最大36cm、底面は最大24cmの大型サイズに対応しています。水冷式CPUクーラーへのアップグレードも思うがままですね。

 

拡張ベイもご覧の通りの充実ぶり。5インチベイが3基、3.5インチベイが8基の計11基搭載されています。電源が許す限り増設し放題です。

 

もちろん全てのベイがツールレスとなっており、ワンタッチで取り外しが可能。HDDやSSDの交換もラクラクです。

なお、フロントのメッシュユニットもワンタッチで取り外せます。5インチベイに光学ドライブなどを増設した場合には、このユニットを取り外して使うというわけですね。

ちなみにこの拡張ベイは、ケースの剛性確保にも役立っており、上下いっぱいに伸びた支柱で高い剛性を実現しています。実際に持ち運ぶ際も軋みやたわみは一切なし!スチール製のボディも相まって、とても頑丈です。

 

裏配線対応

ハイエンドケースということで、裏配線構造になっています。

かさばる配線類をケースの裏側の配線スペースに通すことで、さらにエアフローを高めることができます。また見た目もスッキリし、見栄えもよくなりまさに一石二鳥。クリアサイドパネルなので、これは嬉しいですね。

 

ASUS製の本格派マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードには、自作で大人気のメーカー・ASUS製【ROG STRIX Z390-F GAMING】を搭載しています。上位のゲーミング用マザーボードということで、通常モデルよりも装備や機能が充実しています。

まずデザインからして気合が入っており、マットブラックの盤面にエッジ形状のヒートシンクが配され、とてもスマート。また、一体形成のIOパネルにはRODのロゴマークがプリントされ、光るギミックも相まってとてもオシャレです。

 

もちろん耐久性にも優れており、高品質のチョークコイル・コンデンサの採用や電源周りの回路を強化することで、安定した動作を実現。さらに、熱くなりがちなM.2 SSDを冷やすためのヒートシンクのほか、拡張スロットも金属プレートで補強され、とても頑丈です。

 

そのほか、安定性したネットワーク性能で定評のある【インテル製LANチップ】や、ノイズの少ないサウンドを実現する【ニチコン製オーディオコンデンサ】を採用するなど、ゲーミング要素もしっかり押さえているのもいいですね。

 

サイズ製の大型CPUクーラー搭載

大型のCPUクーラーが標準で搭載されています。サイドフロー式とよばれるタイプで、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散する、優れた冷却方式です。

モデルはサイズ製の【虎徹】ですね。自作でサイドフロー式ならコレ!というくらいの高い知名度を誇り、密度の高い放熱フィンと4本のヒートパイプで強力に熱を発散する実力派のモデルです。

 

ブロワファンタイプのRTX 2080 Tiを2枚搭載

グラボはRT対応&ド安定の4K性能が魅力の【RTX 2080 Ti】を2枚搭載したSLI仕様となっています。

圧倒的な存在感&機能美…ほれぼれしてしまいますね。

 

メーカーはマザーボードと同じくASUS製で、オーソドックスなブロワファンタイプのモデルです。

大型のファンを搭載したいわゆる「オリジナルファン」タイプより冷却性能は弱いですが、吸排気がグラボ内で完結し、内部に排熱をまき散らさないのが強みです。特にSLI構成ともなると排熱がものすごいので、ブロワファンタイプはまさに適任と言っていいでしょう。

なお、2つのグラボは【SLI HB BRIDGE】で接続されています。こちらもROGロゴが光るようになっており、マザーボードと統一感があります。

 

ゴールドクラス電源を標準搭載

PCの心臓ともいえる電源には、電力変換効率最大90%を誇るゴールドクラス電源を搭載。コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。高い品質と美しいフォルムで人気のある、Corsair製の【RX1000x】を採用するこだわりよう。

 

機能面も充実しており、ケーブルはフルモジュラー式となっています。各パーツへのケーブルは全て脱着可能。使わないケーブルは取り外すことでケース内はスッキリ。エアフローもスムーズです。

さらにファンストップ機能を搭載。低負荷時はファンが停止するので、ブラウジングなどの軽作業時ではとても静かなのもいいですね。写真は電源投入時に撮影したものですが、ファンが止まっているのがわかるでしょうか。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

8コア16スレッドの熱いCPUではありますが、おおむね40℃台で安定して冷却できています。さすが虎徹なだけあり、冷却性能は申し分ありません。

一方グラボはブロワファンタイプということで、70℃後半~80℃前半とオリジナルモデルに比べると高め。ただ極端な話、グラボは熱にめっぽう強く、100℃くらいまでなら許容範囲内なのであまり気にする必要はありません。

ちなみにこの温度は、ファンの動作モードを”Silence”に設定したときのもの。この温度であれば、わざわざターボモードにする必要はありません。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

”Silent”モードに設定し、ケースの左側面にて計測した結果です

ケースファンが実質5基設置されていますが、アイドル時では46.7デシベルとかなり静かです。実際ファンの回転音はほとんどしません。

一方ピーク時ですが、51.9デシベルと55デシベル以下に収まっており、意外と静かです。2基のブロワファンが元気よく高速回転しているものの、甲高いファンノイズではないため、そこまで気になりません。

なおターボモードでは1デシベルほどプラスされますが、風切り音がかなり大きく、数値以上にうるさく感じます

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

RT対応!RTX 2080 Ti搭載

最新のNVIDIA製ハイエンドグラボ【RTX 2080 Ti】を搭載。”Turing”アーキテクチャを採用することで大幅にパワーアップし、前世代のGTX 1080 Tiに比べ最大約60%の性能向上を実現しています。

4Kでの高いゲーミング性能はさることながら、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しているのもポイント。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット【RTコア】を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらにRTコアのほか、AI機能に対応した【Tensorコア】を搭載しているのもポイント。

Tensorコアを活用したアンチエイリアス技術【DLSSモード】では、AI機能を用いてジャギー(輪郭のギザギザ)を効率よく処理することで、従来のTAAやFXAA方式よりもフレームレートが向上します。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

SLI構成の注意点

グラボ2枚構成ということで、非常に高いパフォーマンスを発揮するSLIですが、対応しているゲームと対応していないゲームがある点に注意!対応していないゲームでは、シングルモードでの動作となります。

なお、対応していない場合でも、VGAセッティングソフト【NVIDIA Profile Inspector】でSLIモードに変更できる場合があります。あくまでも外部ツールなので、自己責任で使いましょう。

 

ちなみに、【NVIDIAコントロールパネル】にてSLIモードを有効にするのをお忘れなく。コントロールパネルには、デスクトップ上で右クリックし、メニュー上からアクセスできます。

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

CPUは最新のインテル第9世代【Core i9-9900K】を搭載しています。前世代の6コア12スレッドCPU・Core i7-8700Kよりもさらにコア・スレッド数が増え、ついに8コア16スレッドになりました。

その分性能も大幅にパワーアップしており、マルチコアではついに2000オーバー!約44%も性能が向上しています。SLIの性能をしっかり引き出せるのはもちろん、動画や画像編集などでも高いパフォーマンスを発揮します

 

FF14

SLI対応

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

4K WQHD フルHD
16776 20727 23126

いずれも最高品質での結果となりますが、4Kでもスコア15000を突破し、SLIの性能をいかんなく発揮しています。

 

FF15

SLI非対応

「ファイナルファンタジー」シリーズ第15番目の最新作「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」のベンチマークです。スコア6000以上で【快適】評価&平均60fps以上でプレイできます。

FF14と同じくDirectX 11ですが、オープンワールド&4K/8K解像度に公式対応していることもあり、ケタ違いに重くなっています。推奨GPUにGTX 1060(グラフィックメモリ6GB)を要求してくるレベルです。

なおベンチマークソフトではSLI非対応なので、全てシングルモードでのスコアとなります。製品版では【NVIDIA Profile Inspector】を使用してSLIモードに変更できるようですが、実機では未確認なので、一応参考まで。

 

通常モード

  高品質 標準品質 軽量品質
フルHD 11699 15584 18766
WQHD 9533 11857 15313
4K 4948 5794 8116

こちらはプリセットの条件で測定したスコアです。

フルHDとWQHDは余裕ですね。4Kはさすがにガッツリ重くなり、軽量品質でようやくスコア6000を超えてきます。

 

DLSSモード

FF15では先に紹介した【DLSS】モードに対応しており、フレームレート(スコア)を底上げすることが可能です。

 

  高品質 標準品質 軽量品質
4K 5455 7834 9273

このモードでは4K固定となり、高品質と標準品質で測定してみました。

高品質では若干のスコアアップにとどまりますが、標準品質では約35%もスコアが向上し、見事にスコア6000を超える結果になりました。画質的には標準品質でも十分実用的なので、これは頼もしい限りですね。

 

BATTLEFIELD V

SLI非対応

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)

  プレイモード:コンクエスト

なお、【NVIDIA Profile Inspector】にてSLIモードに変更できるとのことですが、設定はできても正常に動作しないため、SLI非対応という扱いにしています。よって、いずれのfpsもシングルモードのものとなります。

 

DirectX 12

  最高
フルHD 137(123)fps 142(120)fps 172(141)fps 185(147)fps
WQHD 107(95)fps 113(98)fps 134(116)fps 146(128)fps
4K 60(54)fps 64(57)fps 75(67)fps 101(90)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

シングルモードでも素晴らしいパフォーマンスですね。4K・最高設定でも平均60fpsをキープできます。WQHDなら平均100fps以上で安定してプレイでき、フルHDなら144Hzの高リフレッシュレートモニターを存分に生かすことができます。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

  最高
フルHD 88(81)fps 96(84)fps 117(103)fps 123(108)fps
WQHD 67(59)fps 71(64)fps 92(76)fps 99(88)fps
4K 41(36)fps 43(37)fps 58(50)fps 63(53)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

リアルな反面fpsがガクッと落ち込んでしまいますが、リリース当初より大分改善されており、WQHDであれば最高設定でも楽しめます

 

DirectX 12+RT+DLSS

  最高
4K 54(49)fps 57(53)fps 69(62)fps 73(68)fps

バトルフィールドでもついにDLSSモードが登場しました。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なります。RTX 2080 Tiでは4Kのみ対応しています。

その実力ですがfpsは最大33%も向上し、効果はしっかり出ています。高設定ではほぼ平均60fpsとなり、フレームレートのアシスト機能として考えれば上出来です。

なお、デメリットはテクスチャのクオリティが若干落ちるくらいのものでしょうか。凝視しないとわからないレベルなので、あまり気にする必要はありません。

 

Call of Duty: Black Ops 4

SLI対応

ド定番のFPSゲーム【Call of Duty】の最新作。おなじみの「マルチモード」や「ゾンビモード」のほか、新たにバトルロワイアルの「Blackout」が加わり、遊びの幅がさらに広がりました。重量級のグラフィックでゲーミングPC泣かせのタイトルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:超高/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”、アンチエイリアス品質”低”)

  プレイモード:Blackout

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  超高
フルHD 173(118)fps 182(120)fps 198(142)fps 212(150)fps
WQHD 165(109)fps 174(118)fps 185(134)fps 194(137)fps
4K 146(101)fps 153(107)fps 160(128)fps 167(130)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

SLIのパフォーマンスをフルに発揮し、4K・超高設定でも144Hzディスプレイ搭載をきっちり生かすことができます。見事としか言いようがありません。

 

Rainbow Six Siege

SLI対応

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 300(253)fps 304(252)fps 310(253)fps 320(262)fps 350(310)fps
WQHD 292(250)fps 300(248)fps 310(276)fps 322(284)fps 347(307)fps
4K 234(212)fps 242(218)fps 262(240)fp 288(257)fps 336(307)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

他のゲームとは一線を画すfpsをマークしており、4Kでは240Hzの爆速ディスプレイでの運用も可能です。いや~すごいですね。。

 

Fortnite(フォートナイト)

SLI対応【NVIDIA Profile Inspector使用】

無料版【PUBG】ということで最近人気のゲームです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、無料のわりにできることが多いのがポイント。さらにPUBGよりも軽いということで、人気なのもわかります。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/高/中/低

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  エピック
フルHD 167(132)fps 190(138)fps 225(145)fps 337(208)fps
WQHD 150(123)fps 178(136)fps 210(151)fps 330(220)fps
4K 85(72)fps 113(96)fps 199(142)fps 311(228)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

オールグリーンの安定感で、4K・エピックでも平均60fpsを大きく超えます。WQHDでは144Hzディスプレイの運用が可能なほどです

ちなみに、同じ設定でPUBGもSLI対応に変更できますが、4K・ウルトラ設定でも平均159fpsをマークし、こちらも144Hzディスプレイを生かせます。フォートナイトよりも高いfpsマークするのは正直驚き。

 

Anthem

SLI非対応

”Dragon Age”をはじめRPGゲームで定評のある【BioWare】が手掛けたMORPGです。パワードスーツ”ジャベリン”を駆使した戦闘の自由度が非常に高く、地上戦・空中戦は思いのまま。空中戦ではホバリングまでできるので、立体的なアクションを思う存分楽しめます。

広大なマップと高いアクション性のため、かなりグラフィックの負荷が重く、相応のマシンスペックが必要になります。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)

  プレイモード:フリープレイ

  ウルトラ
フルHD 95(65)fps 101(67)fps 128(70)fps 148(88)fps
WQHD 77(59)fps 84(74)fps 108(81)fps 130(81)fps
4K 44(36)fps 51(43)fps 65(53)fps 80(72)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

このゲームはかなり重いのですが、4Kでも中設定であれば平均60fpsを超え、RTX 2080 Tiの地力の高さを感じさせます。今後DLSSモードに対応予定とのことなので、パフォーマンスアップに期待がかかります。

以下軽めのゲームをチェックしていきます。

 

ドラゴンズドグマ オンライン

SLI非対応

やや軽めのゲームです。スコア7000以上で「とても快適」となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。

フルHD・最高品質でスコア15851(とても快適)をマーク。スコア15000オーバーはハイエンドマシンの証です。

 

PSO2

SLI対応

エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

4K WQHD フルHD
58128 70493 73824

いずれも設定6での結果となります。フルHDではシングルモードと変わりませんが、負荷が上がるにつれSLIの真価を発揮します。4Kでスコア50000オーバーはSLIならではです。

 

モンスターハンターフロンティアZ

SLI非対応

PSO2と同等の軽いゲームで、スコア6000で平均60fpsをキープできます。

4K WQHD フルHD
21932 47388 75313

こちらも非常に高いスコアです。もちろん高グラフィック版の「High Grade Edition」もプレイ可能です。

 

ドラクエ10

SLI非対応

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

4K フルHD
22066 22233

4KとフルHDでほぼスコアが変わらず、カンスト状態です。以上国産ゲームをチェックしましたが、SLI非対応でも全く問題ありません

 

3DMARK

SLI対応

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

画像のグラフを見ると、一般のゲーミングPCを全く寄せ付けない、圧倒的なパフォーマンスであることがわかりますね。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 15055
Time Spy
Extreme
10058 12289 4958
Time Spy 20132 23879 10657
Night Raid 58973 117171 15460
Fire Strike
Ultra
14247 14651 24168 7819
Fire Strike
Extreme
24335 28782 24245 11303
Fire Strike 34863 56113 24190 10969
Sky Diver 65252 141653 21610 32370
Cloud Gate 60248 203643 17390
Ice Storm 190033 405798 66423

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは500GB SSD+3TB HDDを搭載した、大容量のデュアルストレージ構成です。ゲームは高速のSSDに、データ類は大容量のHDDに入れるという使い分けができるので、とても便利。

さらにSSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用するこだわりようで、爆速SSDでおなじみサムスン製の【970EVO】を搭載しています。

ご覧の通りとにかく速い!シーケンシャル(連続データ)、ランダムの読み書きが4ケタをマーク。シーケンシャルの読み込みにいたっては、3000の大台を突破しています。まさに実力通りというべきでしょう。

もちろん、ゲームのロード時間は短く、ブラウジングなどもサクサクで快適そのもの。

 

おすすめカスタマイズ

パーフェクトな初期構成なので、基本的にカスタマイズ不要です。ゲーム専用のSSDやCPUグリスをカスタマイズして、さらに上も目指すのもいいでしょう。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ

パーフェクトな構成&性能で、もはやまとめる必要もないでしょう。SLIどうにもピーキーですが、それを含めてロマンというもの。

究極の一台が欲しい方におすすめ!

 

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