GALLERIA/ガレリア XA7C-R36T 第12世代Core搭載をレビュー ゲームによっては4KもOK!高い性能と完成度を誇るRTX 3060 Ti搭載アッパーミドルモデル

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) XA7C-R36T 第12世代Core搭載】をお借りしました。

Core i7-12700&RTX 3060 Ti搭載!優れたパフォーマンスと高い完成度が魅力の、アッパーミドルモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 GALLERIA XA7C-R36T 第12世代Core搭載
サイズW220×D440×H480mm
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUインテル Core i7-12700
・12コア20スレッド
・定格2.1/最大4.8GHz
メモリ16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスGeForce RTX 3060 Ti(GDDR6 8GB)
チップセットインテル H670 チップセット
光学ドライブオプション
電源650W(80PLUS BRONZE)
保証1年(最大5年)
価格234,980円(税込)~
付属品・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年1月28日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

洗練されたデザイン

ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。

 

コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けた外観デザインとなっており、かなり気合が入っています。

女性ゲーマーも意識したとのことで、曲線を用いた優雅なフォルムに仕上げています。ゴツくて力強い男性的なデザインの従来モデルから、大幅にイメージチェンジしていますね。

 

本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。

 

クリアサイドパネル採用

なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。

機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますよね。ゲーミングモデルなので、遊び心はとっても大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのも楽しいですよ。

クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。

 

LEDイルミネーションを搭載

ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。

光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。

 

イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら icon-external-link をチェック!

このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。

なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。

 

高い冷却性能

従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。

 

吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。なお、光の当たり具合によっては、このようにグレーに見えるのもポイント。

ケースファンは、大型の14cmサイズを搭載しているので、エアフローはとてもスムーズで、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。

 

ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。

 

しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。

 

アクセスしやすいインターフェース

地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。

 

従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、基本的にどこに置いてもアクセスしやすく、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています

ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。

 

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面の2ポートは最新のUSB3.2 Gen.2となっており、最大10Gbpsの高速転送に対応しています。さらに、端子のタイプの従来のType-Aのほか、リバーシブルのType-Cも用意されており、周辺機器の接続にはまず困りません。

なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です

 

内部

チャンバー構造&裏配線採用

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。

なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。

 

気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。

 

前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。

 

ASUS製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME H670-PLUS D4】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。

 

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットには、金属製のヒートシンクを装備。また、PCIeスロットは金属で補強されており、グラボの重さにしっかり耐えることができます。

ちなみに、第12世代で新たに採用された、PCIe 5.0やDDR5には非対応となっています。前者については、そもそも対応デバイスが皆無で、後者についても、DDR4メモリとの差が出るのは一部のアプリにとどまっているので、さほど気にすることはありません。

 

大型CPUクーラー搭載

”静音パックまんぞくコース”適用モデルということで、大型のサイドフロー式CPUクーラーを搭載しています。サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散し、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。

メーカーはドスパラでおなじみの”DEEPCOOL”となっており、大型の冷却フィン&4本のヒートパイプで造りはしっかりしていますね。ちなみに、ファンの動作音も静か。静音性にもしっかり配慮されているのは好印象です。

 

ZOTAC製RTX 3060 Ti搭載

グラボはNVIDIAの”RTX 3060 Ti”を搭載しており、ボードはZOTAC製となっています。知名度は高く、価格&コスパに優れたメーカーとして人気です。

ボードそのものは、オーソドックスなブロアーファンタイプですね。大口径ファンを搭載したオリジナルタイプに比べ、冷却性能はやや落ちるものの、グラボ内で吸排気が完結するので、ケース内部に排熱をまき散らさないというメリットがあります。グラボは特に熱いので、これはうれしいですね。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのブロンズクラス電源を採用しています。最大85%の電力変換効率を誇る省エネ電源で、ポイントはしっかり押さえています。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

大型CPUクーラーを搭載しているとはいえ、12コア20スレッドCPUにもかかわらず、おおむね30℃台とかなり低めの温度をキープ。K付きCPUではないので、発熱はだいぶ控えめのようですね。

一方、グラボはブロアーファンタイプなので、コア温度は80℃台前半、ホットスポットも90℃台前半と、大型ファン搭載モデルに比べると温度は高めです。高めとはいえ、コア温度が90℃オーバーではないので、全く問題ありません。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

うるさくなりがちなゲーミングPCでは55デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で50.2デシベルと大幅に下回っています。これは並みのノートPCクラスということで、ゲーミングPCにしては非常に静か。ファンの回転数がやや上がっているかな…と感じるレベルです。

アイドル時も47.7デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度です。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700を搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

参考までに、前世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-11700と比較してみると、シングルスコアは約22%、マルチスコアは約58%も高くなっています。ライバルとなるAMDの8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800Xと比較してみても、シングルスコアは約18%、マルチスコアは約8%高くなっています。

CPUの基本性能・ゲーミング性能ともに、インテルが再びリードするようになりました。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のアッパーミドルグラボ・RTX 3060 Tiを搭載しています。

下位のRTX 3060よりも約30~40%ほど性能が高く、WQHDでバツグンの安定感を発揮するほか、ゲームによっては4Kでもプレイ可能です。なお、上位のRTX 3070との性能差は約10~20%となっており、4KでのゲーミングならRTX 3070がまずおすすめ。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal6736
Time Spy
Extreme
553354605989
Time Spy114961128912834
Night Raid6632112526218089
Fire Strike
Ultra
73237137343253692
Fire Strike
Extreme
1383814124357916681
Fire Strike25224292293537510262
Sky Diver61137896872600044945

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4KWQHDフルHD
95141823223324

いずれも最高品質での結果となりますが、前シリーズと負荷はほぼ変わらず、4Kでスコア9000を突破。従来のゲームであれば、4Kでもプレイ可能です。それにしても、ミドルクラスでこの性能はおいしいですね。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

 設定6設定5設定4
フルHD299273329835886
WQHD162051701421495
4K487250666214

とんでもなくグラフィック負荷が重いのですが、WQHD・設定6でもスコア10000を大きく超え、安定感◎。RTX 3060だとスコア10000を下回るので、パワーは段違いですね。

ちなみに、DLSSに対応予定とのことです。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高/中/低

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

 
フルHD225(164)fps231(173)fps238(182)fps
WQHD195(86)fps232(165)fps235(173)fps
4K109(96)fps202(159)fps230(166)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

クエストではグラフィック負荷がやや高くなるものの、4K・高設定でも平均100fpsを超え、設定を落とせば144Hzディスプレイをラクラク生かせます。前作のMONSTER HUNTER WORLDに比べると、だいぶ軽いですね。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル/低(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

 最高ノーマル
フルHD120(110)fps124(114)fps139(132)fps162(148)fps
WQHD85(82)fps92(86)fps104(99)fps118(112)fps
4K49(43)fps45(42)fps57(53)fps69(57)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

フルHDでは平均100fps以上を大きく超え、WQHDでも平均80fps以上と、WQHDまでの安定感が光ります。重量級のゲームですが、DLSS無しでもこのパフォーマンスは、頼もしい限りです。

 

DLSS

 最高ノーマル
フルHD128(114)fps137(121)fps145(130)fps158(137)fps
WQHD102(94)fps109(100)fps117(109)fps134(122)fps
4K80(72)fps83(77)fps87(75)fps94(87)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、4Kでは最大84%も向上し、最高設定でも平均80fps以上をキープできるようになります。さらに、本命となるWQHDでも最高設定で平均100fpsを狙えるようになるなど、効果は絶大です。

なお、フルHDであれば、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイの運用も可能となります。解像度を落としてもfpsを稼ぎたいならRTX 3060 Ti以上がおすすめですね。ちなみに、グラフィック品質ですが、通常モードよりもややぼやけた感じになります。

 

RT

 最高ノーマル
フルHD91(81)fps95(82)fps100(88)fps105(95)fps
WQHD67(61)fps70(63)fps77(67)fps81(71)fps
4K14(10)fps14(11)fps28(24)fps37(31)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽く、WQHDまでならそこまでfpsは落ちません。ただし、4KではVRAM不足で大幅にfpsが落ち込んでしまいます。4KでRTなら、最低でもVRAMは10GB欲しいですね。

 

RT+DLSS

 最高ノーマル
フルHD95(85)fps99(88)fps101(92)fps105(89)fps
WQHD86(75)fps89(81)fps96(85)fps102(89)fps
4K56(49)fps60(52)fps62(55)fps72(59)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

大きくfpsが低下した4Kでも、グラフィック描写の最適化により、fpsは最大約4倍も向上し、平均60fps以上をキープできるまでになります。ただし、実用的レベルはフルHDまでといったところ。対人戦はfpsを稼いでナンボなので、DLSSオンリーがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

 ウルトラ通常
フルHD154(141)fps164(153)fps223(205)fps
WQHD97(88)fps101(87)fps155(128)fps
4K52(47)fps53(49)fps85(70)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、DLSS無しでも、WQHDではウルトラ設定でほぼ平均100psをマーク。ただ、やはり4Kはパワー負けしてしまう感じです。

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

 ウルトラ通常
フルHD209(191)fps221(203)fps247(239)fps
WQHD140(114)fps147(132)fps152(140)fps
4K111(106)fps115(110)fps137(122)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

4Kでは伸び幅が約2倍にもなり、ウルトラ設定でも平均100fpsオーバーと、実用的なパフォーマンスを発揮。また、WQHDでは144Hzディスプレイを生かせるようになります。

フルHDとWQHDでは、DLSSをバランスモードにするのがおすすめ。グラフィック品質の劣化が少なく、fpsがさらに上がります。

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

 ウルトラ
フルHD113(97)fps127(109)fps138(118)fps152(123)fps
WQHD87(77)fps100(88)fps111(97)fps126(109)fps
4K20(15)fps58(45)fps65(52)fps75(52)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームながら、WQHD・高設定なら平均100fps台と、やはりWQHDに強い。一方、4K・ウルトラ設定ではVRAMがカツカツで、fpsがガクンと落ち込んでしまいます。

なお、このゲームではFSRに対応しているので、さらにフレームレートを底上げできます。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

 ウルトラ
フルHD118(78)fps125(100)fps137(108)fps150(117)fps
WQHD107(91)fps121(99)fps129(105)fps148(116)fps
4K104(90)fps115(97)fps125(102)fps140(110)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

フルHDではほぼ効果がありませんが、WQHD以上、特に4Kではパフォーマンスモードということもあり、約5倍もfpsが向上し、ウルトラ設定でも平均100fps以上をキープできます。WQHDでも平均100fpsを狙えるのが、RTX 3060 Tiの強みですね。

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

 ウルトラ
フルHD85(72)fps88(73)fps96(76)fps139(108)fps
WQHD66(53)fps74(58)fps85(75)fps110(95)fps
4K6(5)fps10(9)fps12(8)fps14(10)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低く、WQHDまでなら平均60fps以上をキープできます。ただ、4KではやはりVRAM不足になっており、fpsは一桁台まで落ちてしまいます。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

 ウルトラ
フルHD84(62)fps89(75)fps99(84)fps136(104)fps
WQHD91(71)fps99(83)fps105(86)fps132(98)fps
4K75(58)fps82(60)fps89(65)fps128(102)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、効果が出るのはやはりWQHD以上となり、平均100fpsを狙えるまでになります。4Kではグラフィック描写が最適化され、ウルトラ設定でも平均60fpsをしっかりクリアします。対人戦ではないので、4Kでプレイするのもありですね。

ただ、パフォーマンスだとぼやけた感じになるので、ややパフォーマンスが落ちるものの、バランスモードにするのがおすすめ。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

 ウルトラ
フルHD120fps129fps146fps159fps
WQHD83fps90fps100fps111fps
4K46fps50fps54fps62fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームもなかなかヘビーで、平均100fpsの壁がなかなか高いです。それでも、フルHDでは軒並み平均100fpsを超え、WQHDでも設定によっては平均100fpsを狙えます。RTX 3060に比べると、やはり地力がありますね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

Ubisoftでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

 最高超高
フルHD393(351)fps398(344)fps423(351)fps
WQHD275(239)fps283(266)fps306(288)fps
4K145(121)fps148(134)fps166(158)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

FPSゲーム屈指の軽さを誇り、4Kでも144Hzディスプレイをしっかり生かせる性能となっています。なお、レンダリング解像度をMAX(100)にしても、4K・最高設定で平均101fpsをマークし、グラフィック品質重視でも高い安定性を発揮します。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高(fpsリミット解除)

  APEXゲーム(本編)

 最高
フルHD247(210)fps294(271)fps
WQHD173(150)fps210(172)fps
4K97(83)fps105(93)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

割と軽めのゲームということで、4Kでも平均100fps前後をキープできます。WQHDではバツグンの安定感を誇り、144Hzディスプレイをきっちり生かせるほど。やはりWQHDでのパフォーマンスの高さが光ります。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 最高
フルHD178(167)fps230(214)fps406(381)fps
WQHD111(104)fps147(139)fps258(238)fps
4K54(51)fps72(68)fps133(122)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽そうに見えて最高設定が意外に重く、WQHDでは平均100fpsを超えるにとどまっています。ただ、だいぶカジュアルなグラフィックなので、中設定でも正直十分ですね。

 

DLSS

 最高
フルHD229(218)fps285(269)fps418(407)fps
WQHD156(149)fps198(189)fps291(278)fps
4K110(104)fps139(129)fps190(182)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

ほかのゲームと同じく、解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約2倍以上にもなり、最高設定で平均100fpsを突破します。WQHDでも144Hzディスプレイをきっちり生かすことができ、安定感バツグン。

 

RT

 最高
フルHD55(49)fps59(52)fps62(59)fps
WQHD32(30)fps35(34)fps35(32)fps
4K15(13)fps16(15)fps16(14)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、軒並み平均60fpsを下回ります。そもそもこのゲームのグラフィックでRTが必要かと聞かれると、なんとも微妙なところですね。

 

RT+DLSS

 最高
フルHD93(88)fps103(94)fps110(102)fps
WQHD60(56)fps67(62)fps67(62)fps
4K45(42)fps51(45)fps53(48)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

fpsはの伸び幅は2~3倍になるものの、フルHDまでが実用レベルといったところ。DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは、1TBの超大容量SSDを搭載しています。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、主流となる512GBの約2倍もの容量があるので、とても安心。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、なかなか太っ腹。メーカーは”PHISON”となっています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、軒並み3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで900MB/s台をマークするなど、こちらもまた爆速になっており、文句のつけようがありません。

もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。

そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ&関連モデル

RTX 3060 Tiは、ミドルクラスらしからぬ高い性能を持ち、WQHDでバツグンの安定感を発揮し、ゲームによっては4Kでもプレイできるほど。Core i7-12700の優れた性能も相まって、ゲームだけではなく、配信や編集用途でもバッチリ使うことができます。

モデルの完成度も高く、美しいデザインと機能性の高いケースに、ポイントを押さえたパーツを搭載し、高いクオリティを実現。性能重視のRTX 3060 Ti搭載モデルとしておすすめです

 

 

GALLERIA/ガレリア RM5C-R36T 第12世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i5-12400
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060 Ti
■ストレージ:SSD 500GB(PCie NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■大型CPUクーラー搭載
■価格:194,980円(税込)~

第12世代の6コア12スレッドCPU・Core i5-12400を搭載したミニタワーモデルで、予算重視ならおすすめ。ライバルのRyzen 5 5600Xを凌ぐ高いパフォーマンスを発揮し、ゲーム目的ならこのモデルで十分です。

 

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