今回はドスパラの【GALLERIA(ガレリア) GCR1650GF7】をお借りしました。
Core i7×GTX 1650のゲーミングノートがなんと9万円台!恐るべきコスパを誇るエントリーモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2020年3月25日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
実用性重視のデザイン
凹凸を極力排した、見事なまでのフラットボディで、実用性に特化しています。
ゲーミングモデルだと派手になりがちな背面の排気グリルですが、ボディと一体成型になっており、とても控えめです。
飾り気もなく、天板のロゴもオミットする徹底ぶり。一般ノートと見違えるほどにシンプルなデザインなので、ビジネスなどオフィシャルなシーンでも使えますね。
なお、ボディの素材はオーソドックスな樹脂製ですが、天板とキーボード面はマットな感じでざらつきが少なく、安っぽさを感じさせないのはグッド。
底面はこの通り、大きく通気口が開けられており通気性はバツグン。2基のデュアルファンでCPUとGPUを強力に冷却します。
コンパクト&軽量ボディ
最近のトレンドをしっかり取り入れ、ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、一般的なノートに比べ横幅がコンパクトになっています。
サイズもさることながら、見た目もスッキリし、スタイリッシュなイメージに仕上がっています。まさに一石二鳥ですね。
また、ディスプレイとベゼル(ふち)の境はほとんど段差がなく、シームレスになっているのもポイント。細かい部分までしっかり造りこまれているのは好印象ですね。
なお、重さは実測で2016gと重装備のゲーミングノートにしては軽く、持ち運び用として使うのもありです。
充実したインターフェース
15インチモデルらしく、インターフェースはなかなかの充実ぶり。
USBは全4ポートの構成で、大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1とレガシーなUSB2.0を搭載しています。USB3.1 Gen.1のうち、背面のポートは小型&リバーシブルのType-Cポートとなっています。一通りのポートがそろっているので、周辺機器の接続にはまず困りません。
また、画像出力端子はHDMIとmini DisplayPort×2を搭載する充実ぶりで、複数画面への出力もラクラクです。さらに、地味ながら便利なSDスロットをしっかり完備しているのも◎。普段使いにも便利ですね。
ポートの配置もよく考えられており、画像端子・電源ポート・USB Type-Cポートが後ろ側に配置されています。
特に映像ケーブルと電源ケーブルは特にかさばりやすく、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがち。しかし、後ろにあればそんな心配は一切ありません。
ディスプレイ&キーボード
発色に優れたディスプレイ
ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は標準的なフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアタイプで、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。
この通り、高コントラスト・高発色できれいな映像を楽しめます。視野角も広く、横から覗いても色ムラが少ないのもいいですね。パネルの種類は不明ですが、IPSパネルに近いクオリティと言ってもいいでしょう。
ちなみに、ディスプレイはこのくらいまで開きます。
操作性の高いキーボード
エントリーモデルながら、フルカラーキーボードを搭載。キーキャップはサイドが透過処理されており、あふれんばかりの華やかさです。もちろん、ファンクションキーや付属のアプリでON/OFFも切替可能。LEDが苦手な方でも安心です。
15インチのワイドボディということで、キーボードにはテンキーを装備。
各キーは完全に独立していますが、”Enterキー”周りの配置がトリッキー。Enterキーを押そうとして、上のキーを間違って押してしまうことがしばしば。慣れるまでは注意が必要です。なお、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボードなみの間隔が確保され、だいぶゆとりがあるのはいいですね。
キーストロークはこの通り深めで、しっかり反発し、応答性は◎。とっさの操作にも確実に反応します。また、アルミほどではありませんが、キーボード面の剛性も高く、ゲーム操作の安定性はバツグンです。
ちなみに、電源ボタン横に配置されたボタンでは、”ゲームモード&オフィスモード”2種類の動作モードに切り替えることができます。付属のアプリをわざわざ起動することなく、ワンタッチで操作できるので、とても便利です。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。
表面はサラサラしており、カーソルの追従性が高く、操作は非常にスムーズです。クリックボタンの完成度も高く、軽い力でカチカチと小気味よく反応します。バタつきもなく、動作音が静かなのもグッド。
一体型だと押し込んでもなかなか反応しないケースがたまにあるのですが、しっかり造りこまれています。
便利機能いろいろ
ゲーミングノートらしく【Gaming Center】で、ファンやキーボードのLEDの調整やシステムのモニタリングなど、各種設定がワンストップでできるようになっています。
【キーボードバックライト】では名前の通り、キーボードのカラー設定ができます。
固定カラーのほか、アニメーションにも対応しており、低価格モデルにしては破格のカスタマイズ内容です。なお、固定カラーでは4つのブロックごとに変更でき、キーごとのカラー変更には対応していません。
【EZスイッチ】はLEDやディスプレイのON/OFFや、Windowsキーの無効化などをワンタッチで設定できる便利ツールです。
動作モードはスイッチだけでなく、【電源設定】でも切り替え可能です。オフィスモードでは省エネ設定など、さらに細かくカスタマイズできます。
サウンドイコライザ【Sound BLASTER CINEMA5】も搭載。前バージョンよりも機能が拡張され、3Dバーチャルサラウンドが細かく設定できるようになりました。ヘッドセットでのゲーミングがよりはかどります。
ちなみにスピーカーの品質ですが、やはり内蔵タイプなので、中音域メインでそれなりといったところ。やはり迫力のあるサウンドを楽しむのであれば、ヘッドフォンやヘッドセットは欲しいですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。もちろん、ゲームモードにて測定しています。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
このモデルでは、インテルの第9世代ハイエンドCPU【Core i7-9750H】を搭載しています。第8世代のCore i7-8750Hと同じく6コア12スレッドで、変更点は動作クロックとキャッシュ容量のみ。
マイナーチェンジ版ということで若干の性能向上にとどまっていますが、ゲームはもちろん、録画配信や動画・画像編集などのマルチタスクで十二分に高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
このモデルでは、NVIDIAのエントリークラスGPU・GTX 1650を搭載しています。最新”Turing”のGPUで、前世代のGTX 1050・GTX 1050 Tiの後継モデルとなります。
もちろんパフォーマンスは大幅に向上しており、GTX 1050と比べてみると、グラフィクススコアはTime Spyで約203%、Fire Strikeで約155%の性能となっています。特に最新のDirectX12環境ではダブルスコアとなっており、さすが新世代GPUといったところですね。
なお、VRAMが4GBなのでRT(リアルタイムレイトレーシング)には非対応です。Port Royalはもちろん、実際のゲームでもRT機能を使うことはできません。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Port Royal | ー | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
1654 | 1551 | 2652 | ー |
Time Spy | 3651 | 3423 | 5873 | ー |
Night Raid | 27057 | 41347 | 9146 | ー |
Fire Strike Ultra |
1897 | 1769 | 15261 | 1072 |
Fire Strike Extreme |
4013 | 4046 | 14993 | 1859 |
Fire Strike | 8236 | 9269 | 14585 | 3310 |
Sky Diver | 25309 | 31740 | 12984 | 23099 |
Cloud Gate | 28425 | 58637 | 10140 | ー |
Ice Storm | 93960 | 117922 | 54909 | ー |
FF14(ファイナルファンタジーXIV)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 9481 | 12328 | 13863 |
GTX 1650だと最高品質でスコア9000超えはきわどいところですが、CPUが高性能のCore i7なのでしっかりクリア!従来の国産ゲームであれば、GTX 1650でもOKですね。
BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低(モーションブラー”オフ”、垂直同期”オフ”)
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 55(42)fps | 59(55)fps | 70(53)fps | 89(73)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
エントリーGPUには荷が重く、高設定でもギリギリ平均60fps行くか行かないかという感じです。安定性重視ならやはり中設定がおすすめですが、グラフィック品質がガクンと落ちるので、あまりおすすめしません。最新のゲームをまんべんなく…ということであれば、GTX 1660 Tiを選びましょう。
ちなみに、メモリは最大7.5GB使います。このままでも動きますが、マルチタスクになるとメモリ不足になるので、予算に余裕があれば16GBあると安心。
Call of Duty: Modern Warfare(コールオブデューティー モダンウォーフェア)
Activisionの代表的なFPSゲーム【Call of Duty: Modern Warfare】を完全にリメイク。
対戦モードは従来の6vs6・10vs10・20vs20の対戦モードのほか、ハイスピードな2vs2や最大64人対戦の【GRAND WAR】などが新規に追加され、プレイの幅が格段に広がっています。かのバトルフィールドにも引けを取らない充実ぶりです。
さらに、プライマリ武器とセカンダリ武器をカスタマイズできる”Gunsmith”も実装。用途や目的に合わせ、自分好みの装備をカスタマイズ出来るのもポイント。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エクストラ/高/通常(モーションブラー”OFF”、垂直同期”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
エクストラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 70(60)fps | 75(61)fps | 82(67)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
一見重そうですがしっかり最適化されており、エクストラでも平均70fpsとなかなかの安定ぶり。ただ、VRAM(グラボに搭載されているメモリ)を4GBきっちり使うので、今後リリースされるゲームのことを考えると、余裕がないのが気がかりなところ。
ちなみに、このゲームでもメモリを最大7.5GB使うので、16GBあると安心。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
解像度:フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 36(31)fps | 39(35)fps | 45(41)fps | 68(61)fps | 83(73)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
コミック調のグラフィックですが、このシリーズはやはり重いですね。グラフィック品質的には高品質がおすすめですが、中設定までガッツリ落としてようやく平均60fpsオーバーとかなり苦しいです。メモリも最大7.5GB使い、ダブルで重いです。
DOOM Eternal(ドゥーム エターナル)
言わずと知れた名作FPSゲーム【DOOM】の続編です。今回もドゥームスレイヤーとして、ひたすら地球を占拠するデーモンを叩きのめしていきます。
テンポのいいアクションは今作でも健在。グレネードや火炎放射などの広範囲攻撃が可能な”ショルダーキャノン”や、広範囲の近接攻撃”ブラッドパンチ”が実装され、さらにアクションの幅が広がっています。が、無限ピストルが廃止され、持てる弾薬の数も少なく、戦闘はかなりシビアに。
近接フィニッシュの”グローリーキル”をしっかり決めつつ、”チェーンソー”でデーモンから弾薬を補充する基本サイクルに加え、火炎放射でアーマーを補充するなど、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。けっこう頭を使いますが、はまれば爽快。個人的にはイチオシのFPSゲームです。
解像度:フルHD
ゲーム設定:高/中/低(垂直同期”OFF”、モーションブラー”OFF”)
プレイモード:キャンペーン
高 | 中 | 低 | |
フルHD | 93(82)fps | 100(85)fps | 104(91)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。このゲームでは搭載しているVRAM以上の設定ができないため、高・中・低のみで測定しています。
わりと軽めのゲームということで、高設定でも平均93fpsと安定感はバツグンです。グラフィックのクオリティも十分にきれいなので、GTX 1650でもしっかり戦えます。メモリも最大6.2GBしか使わず、8GBでもOK。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 132(115)fps | 140(129)fps | 148(138)fps | 157(140)fps | 170(151)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームはFPSでも屈指の軽さとなっており、エントリーGPUでも余裕。最高設定でも平均100fpsを大きく超える安定ぶりです。グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもあり。VRAMは4GBを大きく超えますが、平均88fpsと十分実用的です。
なお、メモリは最大5.4GBなので8GBでもOK。
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高・低(垂直同期”OFF”)
射撃訓練場
最高 | 低 | |
フルHD | 77(60)fps | 102(83)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームはわりと軽めということで、最高品質でも平均60fpsを大きく超えます。ワンランク上のGTX 1660 Tiなら最高設定で平均100fpsをしっかり超える高いパフォーマンスを発揮し、汎用性を重視するならおすすめ。
ちなみに、メモリは最大5.2GBと負荷が少なく、8GBでもぜんぜんOK。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低(V-Sync”OFF”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 68(61)fps | 91(82)fps | 151(135)fps | 230(208)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
エピックが意外に重いゲームですが、それでもしっかり平均60fps以上をキープ。ちなみに、このゲームはコミック調のグラフィックなので、中設定でもクオリティは十分。操作の精度を高めるなら、あえて設定を落とすのもあり。
なお、メモリは最大6.7GBなので8GBでも大丈夫です。以前は5GB台でしたが、アップデートを重ねるたびに重くなってきている印象ですね。
MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンターワールド)
言わずと知れた「狩り」ゲームの最新版です。最近のゲームらしく、とてもきれいなグラフィックですが、その分負荷はかなり高いです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:フルHD
ゲーム設定:最高/高/中/低(垂直同期”OFF”)
プレイモード:フリークエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 35(28)fps | 50(46)fps | 54(49)fps | 84(71)fps |
スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
国産ゲームでは屈指の重さで、低設定でやっと平均60fpsを超えるほど。グラフィック品質的に全く実用的ではありません。VRAMも最高設定では4GBを大幅に超え、容赦ありません。
FidelityFX+Upscalingモード
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 47(36)fps | 67(60)fps | 71(63)fps | 84(71)fps |
アップデートで新たに”FidelityFX+Upscalingモード”が追加されました。低い描写負荷で高い解像度を表現する機能で、通常モードよりもパフォーマンスが向上します。なお、シャープネスは「0.5」に設定しています。
低設定以外では大幅にfpsが向上し、高設定でも平均60fpsを超えるようになりました。かなり使える機能ですが、グラフィックがぼやけた感じになるのが難点。しかし使わない手はなく、GTX 1650でプレイするならある程度妥協する必要があります。
なお、メモリは最大6.5GBなので、8GBでもOKです。
PSO2
エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
結果はフルHD・設定6でスコア31085とこのレベルの軽いゲームなら余裕です。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
こちらはスコア20000の大台にあと一歩というレベル。従来の国産ゲームなら余裕も余裕ですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えていますが、512GBもあればまず大丈夫です。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用する徹底ぶり。エントリーモデルらしからぬ親切仕様ですね。
メーカーはストレージの大御所・WESTERN DIGITALで、BLUEシリーズを搭載しています。グレード的にはスタンダードモデルですが、シーケンシャル(連続データ)・ランダムともに4ケタと爆速。速度が出にくい”Q1T1”の書き込みでも100MB/sを超えており、申し分のないパフォーマンスを発揮しています。
実際の動作ですが、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
高発熱のCPU・GPUを搭載していますが、いずれも60℃台の低い温度をキープしています。特に熱くなりがちなCore i7でこの温度はかなり優秀。一般ノートも真っ青になるレベルの、高い冷却性能を実現しています。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ
55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時で51.6デシベルとしっかり下回り、一般のノートに匹敵する静かさですね。ファンは高速回転していますが、耳障りな甲高いノイズが控えめでマイルドな感じ。温度だけでなく、騒音レベルもかなり優秀です。
なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。
おすすめカスタマイズ
あくまでも予算次第ですが、最近のゲームはメモリを多く使うので、16GBメモリへのカスタマイズがおすすめ。また、動画や画像編集などでも使うなら、データ保存用のHDDを追加するとより便利になります。
まとめ
なんといっても価格が安い!Core i7&GTX 1650搭載モデルで9万円台というのは、やはりインパクトありますね。しかもフルカラーキーボードや大容量SSDを搭載してこの価格なので、コスパもバツグン。迷ったらまずコレというべきモデルです。
なお、GTX 1650はあくまでもエントリークラスということで、比較的軽めのゲームをプレイする方におすすめ。最新のゲームをまんべんなく楽しむのであれば、ワンランク上のGTX 1660 Ti搭載モデルを選ぶと安心です。
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