今回マウスコンピューターの【G-Tune HM-B】をお借りしました。
WQHDでのゲーミングに最適!高機能のミニタワーケースに、Core i7とRTX 3060を搭載した、ワンランク上のミドルクラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
G-Tune HM-B | |
サイズ | W189×D396×H390mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-11700 ・8コア16スレッド ・定格2.5/最大4.9GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィクス | GeForce RTX 3060(GDDR6 12GB) |
チップセット | インテル B560 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
電源 | 700W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 197,780円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2021年12月30日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
オシャレなデザイン
ユニークなケースでおなじみ、InWin製のミニタワーケース【301】をG-Tune用にカスタムしたモデルです。
ケースはコンパクトなミニタワーサイズ。奥行きと高さが30cm台とコンパクトなので、ミドルタワーに比べ、設置しやすいのがポイントです。
デザインは意外と凝っており、単純な箱型タイプではなく、フロント・天板部分を切り落とし、立体的な造形に仕上げています。
また、右サイドの通気口もハニカム状のデザインと、なかなかオシャレです。
高い冷却性能
通気口は、フロントのスリット・右サイド・底面に3か所設置されています。右サイドという変則的な配置は、さすがInWinのケースといったところですね
ケースファンは、背面に12cmサイズが1基のみと最低限ですが、3か所の通気口とエアフローに特化した内部構造で、たかい冷却性能を実現しています。
ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、安定性は◎。
またほこり対策として、ダストフィルターも設置されています。マグネット式なので、簡単に取り外して丸ごと水洗いもできます。
VR機器の接続に便利なインターフェース
このケースの独自ギミックとして、フロント部分にHDMI端子が設置されています。なんでこんなところに付いているのかというと、VR機器を接続するためです。
後ろにつなぐとなると、その分だけケーブルの長さがとられる上、他のケーブルと絡まったりするなど、取り回しに色々不便です。が、前に差し込めばそんな不便は一切なし。ケーブル周りで悩まされることはありません。
フロント部分のHDMI端子を使うときは、背面に収納されているケーブルをグラボに差し込みましょう。
差し込むとこのような感じになります。
また、その他のインターフェースも非常に充実しており、USB端子はフロント・背面あわせて全7ポート搭載し、USB 3.2~USB 2.0まで新旧そろい踏み。
そのうち、背面に搭載された小型&リバーシブルのType-Cポートは、最大20Gbpsの高速転送に対応した”Gen 2×2規格”となっています。ポートの数、種類ともに豊富で、周辺機器の接続にはまず困りません。
映像端子は、HDMI・DisplayPort×3と豊富なので、マルチディスプレイ構成もラクラクですね。
内部
チャンバー構造採用
サイドパネルのネジを外して内部にアクセスすると、この通りとてもスッキリした内部となっています。
これは”チャンバー構造”という方式で、通常はケース下部に配置されている電源や各種ベイを上部に集約。内部をスッキリさせエアフローを極限まで高めることにより、最小限の通気口・ケースファンで高い冷却性能を実現できます。
もちろん、裏配線にも対応しており、かさばる配線類はケースの裏側の配線スペースに通すことで、エアフローを妨げるものはなにもなし。まさにパーフェクトな内部構造です。
拡張性は最小限
ストレージの拡張ベイは、スリムベイ×1、3.5インチベイ×1、2.5インチ×2の4基を搭載しています。
2.5インチのストレージは、3.5インチベイの下にねじ止めで搭載します。なお、3.5インチベイはツールレスタイプで、つまみを押すことで、かんたんに引き出せます。
大は小を兼ねるということで、できれば3.5インチベイは2つ欲しかったところですね。ただし、2.5インチの大容量SSDがだいぶ安くなっているので、これでも十分といえば十分。
ASRock製マザーボード搭載
マザーボードは自作でおなじみのASRock製で、やや小型の”MicroATX”規格を採用しています。
ボードそのものの完成度も高く、熱くなりがちな電源周りとM.2 SSDスロットにはヒートシンクを装備し、熱をしっかり発散できるようになっています。さらに、PCIeスロットは金属パーツで補強されており、破損しにくいのもポイントです。
デュアルファン搭載のRTX 3060
グラフィックボードは、NVIDIAのミドルクラスモデル・RTX 3060を搭載しています。
大型のヒートシンクに、大口径デュアルファンを装備しており、高い冷却性能を実現。コンパクトモデルではなく、大型モデルをチョイスしているのは、なかなかポイント高いですね。そのほか、たわみ防止の金属製バックプレートや、一定以下の温度でファンが止まる機能を搭載するなど、完成度はかなり高めです。
PCの心臓ともいえる電源は、大容量の700Wブロンズクラス電源を採用しています。ブロンズクラス電源は最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換供給できる、省エネ・低発熱の優れた電源です。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
8コア16スレッドCPUに小型クーラーという組み合わせですが、70℃台の安定した温度をキープしています。冷却性能重視なら大型クーラーにカスタマイズするのもありですが、必須ではありません。
一方、グラボは60℃後半の低い温度をキープ。デュアルファン×大型ヒートシンクということで、さすがに冷えますね。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
うるさくなりがちなゲーミングPCでは55デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で48.9デシベルと大幅に下回っています。これは、ゲーミングPCというよりも、ノートPCレベルの静かさですね。
ファンの風切り音がかすかに聞こえるレベルで、アイドル時とほとんど変わりありません。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
このモデルでは、インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i7-11700を搭載しています。
下位の6コア12スレッドCPU・Core i5-11400と比較すると、シングル性能はほぼ互角ですが、マルチ性能は約51%も高くなっています。最近ではマルチコア・スレッドに最適化されたゲームが多くなっており、Core i5よりも高いfpsを引き出せるほか、各種編集作業でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のミドルクラスのグラボ・RTX 3060を搭載しています。下位モデルのGTX 1660 SUPERよりも約30%性能が高く、フルHDで高い安定感を発揮し 、WQHDでのゲーミングにも最適です。
なお、VRAM(グラフィックメモリ)は、シリーズトップクラスの12GBと大容量ですが、特にVRAMが必要となる4Kでのゲーミングには力不足なので、持て余し気味な感じですね。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Port Royal | 5078 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
4034 | 4006 | 4207 | ー |
Time Spy | 8693 | 8493 | 10034 | ー |
Night Raid | 49992 | 96031 | 13451 | ー |
Fire Strike Ultra |
5183 | 5006 | 25092 | 2694 |
Fire Strike Extreme |
10019 | 10369 | 24051 | 4709 |
Fire Strike | 19592 | 21802 | 24131 | 9594 |
Sky Diver | 45533 | 64169 | 19853 | 36787 |
RT&DLSS対応
RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。
Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
4K | WQHD | フルHD |
7085 | 14488 | 19760 |
いずれも最高品質での結果となりますが、前シリーズと負荷はほぼ変わらず、WQHDでもスコア10000を軽く超える安定ぶりです。さすがに4Kは標準品質までガッツリ落とさないといけないので、実用的ではありません。
PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)
おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。
設定6 | 設定5 | 設定4 | |
フルHD | 19457 | 22493 | 27210 |
WQHD | 9362 | 10735 | 13093 |
4K | 2676 | 2966 | 3780 |
FF14とは比較にならないほどグラフィック負荷が重いのですが、WQHD・設定5でスコア10000を超えており、なかなかパワーがあります。
なお、テクスチャのクオリティにこだわるなら、設定6でプレイできるRTX 3060 Tiがおすすめです。
BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)
”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。
メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。
また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/ノーマル/低(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
フルHD | 96(83)fps | 113(106)fps | 118(101)fps | 134(117)fps |
WQHD | 72(67)fps | 79(75)fps | 88(79)fps | 103(98)fps |
4K | 38(36)fps | 43(40)fps | 50(46)fps | 58(46)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
フルHDでは平均100fps以上を狙える安定感で、WQHDでも平均60fps以上をしっかり超えてきます。重量級のゲームですが、DLSS無しでもWQHDに対応できるのは、頼もしい限りです。
DLSS
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
フルHD | 109(97)fps | 123(113)fps | 126(112)fps | 138(121)fps |
WQHD | 88(65)fps | 96(87)fps | 100(91)fps | 116(111)fps |
4K | 65(61)fps | 69(64)fps | 74(67)fps | 81(63)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、4Kでは最大71%も向上し、平均60fps以上をキープできるようになります。さらに、本命となるWQHDでも平均100fpsを狙えるようになるなど、効果てきめんです。ただし、144Hzなどの高リフレッシュレートディスプレイをきっちり生かすのは、厳しい感じ。
なお、グラフィック品質ですが、通常モードよりもややぼやけた感じになります。
RT
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
フルHD | 81(71)fps | 87(80)fps | 84(77)fps | 99(90)fps |
WQHD | 60(56)fps | 62(59)fps | 65(57)fps | 74(70)fps |
4K | 33(31)fps | 32(29)fps | 38(36)fps | 41(40)fps |
RTを有効にした際のfpsです。
RTにしては負荷が軽く、通常モードとの差はそこまで大きくありません。WQHDでも平均60fps以上をキープできるほどです。
RT+DLSS
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
フルHD | 80(75)fps | 93(89)fps | 92(88)fps | 96(89)fps |
WQHD | 80(71)fps | 82(75)fps | 87(80)fps | 92(83)fps |
4K | 55(36)fps | 60(56)fps | 64(61)fps | 67(64)fps |
RT+DLSSを有効にした際のfpsです。
やはり4Kでの効果が強烈で、最大約88%fps向上し、平均60fps以上をキープできるまでになります。WQHDまでなら実用的ですが、fpsを稼いでナンボなので、DLSSオンリーがおすすめ。
Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)
大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。
ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。
また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:マルチプレイ(ホテル)
ウルトラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 122(110)fps | 129(112)fps | 178(152)fps |
WQHD | 81(73)fps | 85(79)fps | 122(100)fps |
4K | 42(38)fps | 44(38)fps | 67(55)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
重そうに見えて意外と最適化されており、フルHDでは平均100ps以上と安定感バツグンで、WQHDでも平均80fps台となかなかの安定ぶり。WQHDのゲーミングなら、まずRTX 3060を押さえておきたいところです。
このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。
DLSS
ウルトラ | 高 | 通常 | |
フルHD | 171(156)fps | 175(159)fps | 214(201)fps |
WQHD | 122(115)fps | 131(110)fps | 157(143)fps |
4K | 90(84)fps | 93(84)fps | 111(103)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
4Kでは伸び幅が約2倍にもなり、ウルトラ設定でも平均90fpsと非常に安定しています。また、WQHDでは平均100fpsを大きく超え、144Hzディスプレイとの相性も良好です。
フルHDとWQHDでは、DLSSをバランスモードにするのがおすすめ。グラフィック品質の劣化が少なく、fpsがさらに上がります。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。
ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。
戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 61(55)fps | 73(67)fps | 86(55)fps | 85(79)fps |
WQHD | 37(33)fps | 47(42)fps | 59(51)fps | 73(68)fps |
4K | 15(12)fps | 21(19)fps | 30(26)fps | 38(34)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
他を圧倒するレベルのヘビー級ゲームなので、フルHDで平均60fps以上を超えるのがやっと。このゲームはDLSS前提なので、こればかりは仕方ありません。
DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 76(66)fps | 83(71)fps | 82(75)fps | 85(76)fps |
WQHD | 55(50)fps | 72(66)fps | 82(72)fps | 85(78)fps |
4K | 35(32)fps | 52(48)fps | 64(60)fps | 76(71)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
なんと4Kでは約2.5倍もfpsが伸び、中設定では平均60fps以上を超えるようになります。が、画質がかなり落ちるので、実用的なのはやはりWQHDまでといったところです。対戦ゲームでもないので、平均70fps台もあれば十分楽しめます。
RT
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 25(23)fps | 26(24)fps | 28(26)fps | 29(27)fps |
WQHD | 15(14)fps | 16(15)fps | 17(15)fps | 18(16)fps |
4K | 7(6)fps | 8(7)fps | 8(7)fps | 8(7)fps |
RTを有効にした際のfpsですが、元が重いのに加え、ライティング・シャドウ・反射フルセットなので、fpsが大幅に落ち込みます。動かすのもつらいレベルですね。
RT+DLSS
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 44(39)fps | 48(32)fps | 50(45)fps | 53(46)fps |
WQHD | 29(26)fps | 30(27)fps | 33(29)fps | 33(29)fps |
4K | 23(20)fps | 23(21)fps | 25(22)fps | 26(23)fps |
RT+DLSSを有効にした際のfpsです。
4Kでの伸び幅は約3倍にもなりますが、いずれの設定でも平均60fpsには遠く及びません。DLSSのみでプレイしましょう。
Far Cry 6(ファークライ6)
Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。
マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。
特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:ベンチマークモード
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 91(79)fps | 100(85)fps | 110(93)fps | 123(103)fps |
WQHD | 70(63)fps | 80(71)fps | 91(77)fps | 103(86)fps |
4K | 39(33)fps | 47(38)fps | 52(42)fps | 58(45)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重量級のゲームながら、WQHD・ウルトラ設定で平均70fps台をマークしており、やはりWQHDに強い。このゲームではFSRに対応しているので、さらにフレームレートを底上げできます。
FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 101(78)fps | 107(85)fps | 115(95)fps | 124(101)fps |
WQHD | 94(76)fps | 102(83)fps | 112(92)fps | 122(100)fps |
4K | 68(61)fps | 86(77)fps | 95(86)fps | 107(95)fps |
FSRを有効にした際の結果で、4Kのみパフォーマンスにしています。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。
高解像度での効果が大きく、4Kでは最大約84%もfpsが向上し、ウルトラ設定でも平均60fps以上をキープできます。WQHDでも平均100fpsを超える安定ぶりです。
FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。
RT
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 74(64)fps | 81(73)fps | 87(75)fps | 108(88)fps |
WQHD | 59(52)fps | 66(59)fps | 72(64)fps | 90(79)fps |
4K | 33(29)fps | 38(33)fps | 42(37)fps | 53(42)fps |
RTを有効にした際の結果です。
反射とシャドウのみということで、負荷は低め。fpsは下がるものの、WQHDでも高設定なら平均60fps以上をキープできます。
RT+FidelityFX Super Resolution 1.0
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 82(67)fps | 87(74)fps | 92(77)fps | 108(88)fps |
WQHD | 76(68)fps | 83(73)fps | 89(77)fps | 107(88)fps |
4K | 69(63)fps | 76(68)fps | 83(74)fps | 105(89)fps |
RTとFSRを有効にした際の結果ですが、4Kでは約2倍もfpsが向上し、平均60fpsをしっかりクリアします。ただ、パフォーマンスだとぼやけた感じになるので、ややパフォーマンスが落ちるものの、バランスモードにするのがおすすめ。
Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)
実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。
マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。
対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低
プレイモード:マルチプレイ(Highpower)
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 93fps | 100fps | 114fps | 126fps |
WQHD | 65fps | 70fps | 78fps | 88fps |
4K | 37fps | 39fps | 44fps | 50fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームもなかなかヘビーで、平均100fpsを狙えるのはフルHDまで。WQHDでは平均60~70fps台といまいち伸びず、DLSSが欲しくなります。。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)
射撃訓練場
最高 | 低 | |
フルHD | 192(166)fps | 265(205)fps |
WQHD | 135(110)fps | 166(141)fps |
4K | 75(63)fps | 83(68)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
割と軽めのゲームということで、4Kでも平均60fpsをキープできます。WQHDではバツグンの安定感を誇り、144Hzディスプレイを生かせるほど。フルHDでは、設定次第で240Hzディスプレイの活用も可能です。
FPSゲーマーなら、このクラスは欲しいところですね。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 133(125)fps | 172(157)fps | 308(290)fps |
WQHD | 86(81)fps | 115(108)fps | 197(176)fps |
4K | 41(39)fps | 56(51)fps | 104(100)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
DLSS無しでもWQHDまではfpsがよく伸び、高設定でも平均100fps以上をマークします。ちなみに、カジュアルなグラフィックなので、中設定でも正直十分。ガッツリfpsを稼ぐならおすすめです。
DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 177(169)fps | 227(217)fps | 338(326)fps |
WQHD | 121(116)fps | 160(154)fps | 233(225)fps |
4K | 85(81)fps | 108(99)fps | 148(141)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
ほかのゲームと同様、最大約2倍もfpsが伸び、4K・高設定で平均100fps以上を超えてきます。WQHDでは144Hzディスプレイを生かせるなど、とにかく便利な機能ですね。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 45(41)fps | 49(43)fps | 49(45)fps |
WQHD | 25(23)fps | 29(26)fps | 29(25)fps |
4K | 11(9)fps | 12(10)fps | 12(11)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
Cyberpunk 2077と同じく、ライティング・シャドウ・反射のフルセットなので、いずれの解像度でも平均60fpsを大きく下回ります。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 77(73)fps | 80(74)fps | 95(83)fps |
WQHD | 47(41)fps | 52(48)fps | 53(47)fps |
4K | 35(33)fps | 39(36)fps | 40(36)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
やはりfpsは劇的に向上しますが、平均60fpsを超えるのはフルHDまで。。DLSSのみでパフォーマンスを上げるのがおすすめですね。
BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)
BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。
シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/FSR[フルHD&WQHD]”品質重視”・FSR[4K]”速度重視”)
プレイモード:本編にて一定コースを巡回
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 155(126)fps | 156(128)fps | 156(128)fps |
WQHD | 100(84)fps | 103(85)fps | 104(86)fps |
4K | 54(45)fps | 54(45)fps | 55(45)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重そうに見えて、しっかり最適化がされており、WQHDでも平均100fpsをキープできます。なお、このゲームでも”FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)”に対応しており、fpsをさらに底上げすることができます。
FidelityFX Super Resolution 1.0
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 200(167)fps | 204(174)fps | 206(175)fps |
WQHD | 147(120)fps | 151(126)fps | 154(125)fps |
4K | 111(93)fps | 114(96)fps | 116(96)fps |
FSRを有効にした際の結果で、4Kのみ速度重視にしています。
DLSS同様に効果がとても大きく、4Kでは約2倍以上fpsが向上し、最高設定でも平均100fps以上をマーク。WQHDでは144Hzディスプレイを生かすことができるほどです。
ただし、Far Cry 6とは違い、フルHDとWQHDではグラフィックがぼやけた感じになるのがネック。ゲームによってクオリティが違うので、DLSSよりもまだ粗削りな感じがしますね。
RT
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 79(65)fps | 82(68)fps | 84(68)fps |
WQHD | 66(54)fps | 68(58)fps | 69(57)fps |
4K | 45(38)fps | 46(39)fps | 47(39)fps |
RTを有効にした際の結果です。
シャドウのみのRTモードなので、負荷はだいぶ軽く、WQHDまでなら平均60fpsを超えてきます。
RT+FidelityFX Super Resolution 1.0
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 87(71)fps | 90(74)fps | 92(76)fps |
WQHD | 76(63)fps | 78(65)fps | 79(66)fps |
4K | 67(56)fps | 69(58)fps | 69(58)fps |
RTとFSRを有効にした際の結果です。
RT込だと効果は控えめ。それでもfpsは最大50%向上し、4Kでも平均60fpsを超えてきます。ただ、やはりグラフィックのぼやけた感じが気になりますね。。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成となっています。最近のゲームは容量そのものが増えているため、500GB以上あるとやはり安心。SSDのタイプは、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、メーカーは”SK Hynix”となっています。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、コンスタントに2000~3000MB/s台をマークし、まさに爆速。さらに、ランダムの速度も非常によく伸び、クオリティはかなり高めです。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です!
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、最近のゲームは容量そのものが増えており、SSDの容量は1TBあると安心。また、HDDを追加してデュアルストレージ構成にすると、ゲームとデータを別に保存でき、より便利になります。
なお、キーボードやマウス、光学ドライブはオプションなので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
最新のゲームをまんべんなくプレイするなら、RTX 3060がまずおすすめ。WQHDでのパフォーマンスもさることながら、フルHDでの安定感が非常に高く、重量級のゲームにもバッチリ対応できます。8コア16スレッドCPUのパワーで、フレームレートがよく伸びるのもポイントです。
裏配線&チャンバー構造を採用したケースは、フロント部分にHDMIを搭載し、とても機能的。マザーボードやグラボもしっかり造りこまれており、トータルで高い完成度を実現しています。肝心の価格も19万円台と20万円以下に抑え、コスパも良好です。
ちなみに、マウスは保証&サポートが充実しているのもポイント。まず保証については、3年延長保証(センドバック)が標準で用意されています。さらに、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心。
サポート&保証重視のRTX 3060搭載モデルとしておすすめです。
G-Tune HM-B-3060Ti
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-11700
■チップセット:B560チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060 Ti
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■電源:700W(80PLUS GOLD)
■価格:208,780円(税込)~
RTX 3060 Tiを搭載した、上位モデルです。RTX 3060よりも約30~40%性能が高く、WQHDでは盤石。ゲームによっては4Kでプレイすることも可能です。
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