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Alienware M15 R5 スプレマシーをレビュー Ryzen 9×RTX 3070搭載!SF風のデザインが光る本格派の15インチゲーミングノート

今回はデルの【Alienware M15 R5 スプレマシー(大容量SSD・RTX 3070搭載)】をお借りしました。

他社とは一線を画すユニークなボディに、Ryzen 9とRTX 3070を搭載した、高コスパのハイスペックゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Alienware M15 R5
スプレマシー・RTX 3070搭載
カラー ダークサイドオブザムーン
サイズ W356.2×D272.5×H12~22.85mm
重量 約2.42kg~(実測2461g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Ryzen 9 5900HX
・8コア16スレッド
・定格3.3/最大4.6GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3070(GDDR6 8GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、165Hz
インターフェース USB3.2 Gen.2 Type-C、USB3.1 Gen.2 Type-A×3、HDMI 2.0、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート
光学ドライブ ×
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード Alienware mSeries 4-ゾーン AlienFX RGB キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.2
保証 1年(最大5年)
価格 【クーポン利用】358,980円252,303円(税・送料込)~
付属品 ・ACアダプター(822g)
・電源ケーブル(213g)
・各種マニュアル

※2022年1月13日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは直販サイトに記載してあります。

 

外観

洗練されたSFデザイン

Alienwareといえば、なんといっても独特のデザインですね。

 

ラウンドフォルムの美しいボディに、なんと楕円形の排気グリルを装備。

 

しかも、排気グリル内部はハニカム調のデザインにする凝りようで、SFのデザインに仕上げています。

 

細部までしっかり造り込まれ、キーボード面のスピーカー部分もおしゃれなハニカム調のデザインとなっています。

 

あまり見る機会はありませんが、底面の吸気グリルもハニカム調のデザインにする徹底ぶり。全体の統一感もバッチリです。

 

天板には、15インチをあらわす【15】のロゴが大きくプリントされ、強烈なアクセントになっています。

 

ボディの素材には、アルミニウム&マグネシウム合金を採用しており、耐久性はバツグン。

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、コンパクトボディを実現しています。ただし、重さは実測で2461gと、15インチモデルにしては重め。持ち運び用として使うのは辛い重さですね。

 

LEDイルミネーション搭載

Alienwareシリーズということで、LEDイルミネーションを完備。

 

相変わらず光る場所がユニークで、このモデルではグリルの周囲が光ります。以前はボディサイドを光らせていましたが、これはこれでインパクトばつぐん。

そのほかAlienwareロゴ×2とキーボードの計4ヶ所が光り、付属アプリの【ALIEN FX】にて自由自在にカラーを変更することができます。

 

ポイントを押さえたインターフェース

インターフェースはポイントを押さえたラインナップとなっています。

 

USBは左右・背面にあわせて4ポート搭載しています。オールUSB3.2規格となっており、小型&リバーシブルのType-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送に対応して”USB3.2 Gen.2規格”となっています。

Type-Cだけではなく、通常のType-Aポートも搭載しており、どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。

 

そのほか、HDMIやLANポートもしっかり装備しています。

 

最近のトレンドをしっかりおさえ、背面にもポートを配置しているのはグッド。画像端子や電源ポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスやLANケーブルと干渉しないようになっています。ケーブル同士が混線するとイラッとするので、これは嬉しいですね。

 

なお無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

発色に優れたディスプレイ

ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度は現在主流のフルHDとなっています。

 

ディスプレイのパネルには、IPSパネルを搭載しています。コントラストが高く、発色に優れたパネルで、ぱっと見でもそのきれいさがわかるほど。さらに視野角も広く色むらが少ないのもいいですね。

 

映り込みが少ないノングレアディスプレイも相まって、きれいな映像を楽しみつつゲームに没頭することができます。

 

165Hzディスプレイ搭載

もちろん、165Hz出力に対応の高リフレッシュレートディスプレイを標準搭載。

1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzディスプレイの2倍以上!144Hzのさらにその上を行く非常に滑らかな描写性能で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

 

ちなみに、一部モデルでは、WQHD×240Hz出力×G-Sync対応の高性能ディスプレイを搭載しています。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

 

本格派キーボード

ゲーミングノートらしく、フルカラーLED内蔵のド派手なキーボードを搭載しています。本体のLEDイルミネーションも相まって、とても華やかですね。

 

横幅の広い15インチタイプながら、テンキーレスタイプを採用しています。

あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。ゲーミングキーボードではテンキーレスタイプが多く出回っているほどです。まさにゲーミング特化の本格派仕様で、まさに原点回帰といったところですね。

 

基本的なキーだけでなく、オーディオ系のキーを右端に配置しており、これが意外と便利。ウィンドウズキー・ファンクションキー・タッチパッドのロックも、ワンタッチで設定でき、ポイントはしっかり押さえています。

各キーは大きめに造られ、すべて独立しており、配置そのものも非常に素直。キーピッチは19mmとデスクトップ並みの間隔が確保され、誤爆の心配はまずありません。

 

キーストロークは、一般的なノートよりもやや深いというレベルで、サクサクした打鍵感ですね。人によっては物足りないかもしれませんが、リニアな操作感は、これはこれであり。応答性も良く、ゲームもはかどります。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はサラサラした素材を使用しており、カーソル操作はとてもスムーズ。一方、クリックボタンはやや押し込む必要があるものの、建て付け自体はよく、クリック音は静かです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3070搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3070を搭載。ハイスペッククラスのGPUで、前世代のRTX 2080 SUPER並みの性能へ大幅にパワーアップしています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、AMDの第5世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 9 5900HXを搭載しています。”ZEN 3アーキテクチャ”をベースにした高性能CPUで、インテルCPUを凌ぐ高いパフォーマンスを発揮。それでいて、価格も安く、コスパに優れています。

なお、下位モデルでは、同じく8コア16スレッドのRyzen 7 5800Hを搭載しています。違いといえば動作クロックくらいのものなので、性能差は約6%程度とかなり小さめ。特にこだわりがなければ、Ryzen 7で十分ですね

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3060よりも約20~30%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も8GBと大容量なので、フルHDでは盤石。特に安定性が求められるFPSゲームを極める方におすすめ

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 5987
Time Spy
Extreme
4775 4838 4450
Time Spy 9675 9847 8804
Night Raid 45414 77653 13546
Fire Strike
Ultra
6500 6351 24273 3382
Fire Strike
Extreme
12099 12582 24015 5956
Fire Strike 22511 25064 24085 12092
Sky Diver 47956 80688 18793 27968

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 17152 18718 19465

グラフィック負荷は前シリーズとほぼ変わらず、フルHD・最高設定でスコア17000台の非常に高いスコアをマークしており、まさにド安定です。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

  設定6 設定5 設定4
フルHD 15209 18032 21074

恐ろしくグラフィック負荷が重いゲームですが、フルHD・設定6でスコア15000オーバーと、さすがにこのグレードなら余裕ですね。RTX 3060では、スコア15000には届かず、その差は歴然としています。

ちなみに、設定6ではアバターのテクスチャ含め詳細に表示されるので、とてもきれいです。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 90(82)fps 94(83)fps 100(85)fps 102(88)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

プレイヤーやオブジェクトがとても多く、グラフィック負荷はかなり高めですが、最高設定で平均90fpsをマーク。RTX 3060では平均70fps台ということを考えると、さすがハイスペックGPUといったところですね。

なお、このゲームではDLSSモードでfpsを底上げできます。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 93(85)fps 96(86)fps 98(85)fps 100(86)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDでは効果が控えめで、fpsは約2~3%の向上にとどまります。なお、DLSSだとグラフィック品質がやや落ちるので、無理に使う必要はありません。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 70(65)fps 71(67)fps 77(70)fps 80(74)fps

RTを有効にした際のfpsです。

fpsが落ち込むものの、平均70fps台で持ちこたえています。RTにしては負荷は軽めな感じです。

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 72(65)fps 71(67)fps 77(71)fps 78(71)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時と同じような傾向で、ほとんど効果がない感じですね。素直に通常モードでプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  最高 通常
フルHD 124(115)fps 128(120)fps 161(149)fps 165(153)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で平均120fps台をキープし、とても高い安定感を発揮します。RTX 3060では平均100fps台なので、やはり安定感はワンランク上。

 

DLSS

  最高 通常
フルHD 151(140)fps 155(142)fps 166(156)fps 166(158)fps

フルHDでもしっかり効果を発揮しており、fpsは最大約22%向上し、最高設定では150fps台まで伸びます。165Hzディスプレイとの相性も良好です。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。

ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。

戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

  最高
フルHD 62(55)fps 76(60)fps 80(72)fps 86(75)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

トップクラスに重いゲームということで、fpsの伸びはイマイチ。それでも、最高設定で平均60fpsを超えるのはさすがです。RTX 3060ではこうはいきません。

 

DLSS

  最高
フルHD 81(74)fps 84(71)fps 86(77)fps 87(77)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

このゲームもフルHDで効果が出ており、fpsは最大約31%向上。最高設定でも平均80fps台まで伸び、安定感がかなり上がります

 

RT

  最高
フルHD 29(25)fps 29(26)fps 31(27)fps 32(28)fps

RTを有効にした際の結果です。

通常モードでもかなり重く、RTは反射・シャドウ・ライティングのフルセットということもあり、平均20~30fpsまで落ち込みます。ライティングをOFFにすれば多少軽くなるものの、まだまだハードが追い付いていないのが現状です。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 50(45)fps 52(47)fps 55(50)fps 56(51)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

パフォーマンスは格段に向上しますが、やはり平均60fpsには届きません。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 82(63)fps 86(70)fps 93(77)fps 100(82)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

グラフィック負荷が高めのゲームですが、それでもウルトラ設定で平均80fps台をキープできます。平均70fps台のRTX 3060に比べ、重量級ゲームでの安定感は一味違います。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 80(61)fps 84(67)fps 92(74)fps 99(81)fps

FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

このゲームでは、フルHDでの効果がほとんどなく、通常モードとほぼ同等のfpsとなっています。なお、FSRといえばグラフィック品質の劣化ですが、通常モードとほぼ変わらず、FSRの最適化が進んできた印象を受けますね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 66(56)fps 69(61)fps 72(63)fps 89(74)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。fpsは下がるものの、平均60fps以上をキープできます

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 67(56)fps 69(58)fps 70(60)fps 85(74)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、やはり効果はほとんどなしですね。。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは基本無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 90fps 96fps 105fps 112fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷がやたら重いのですが、フルHD・ウルトラ設定で平均90fpsをマーク。このゲームは平均100fpsを出すのが厳しいので、これだけ伸びれば十分ですね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高、レンダリング解像度”50”

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 261(249)fps 263(253)fps 272(260)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

オンラインゲームでも屈指の軽さを誇り、軒並み平均200fps台後半をキープし、165Hzディスプレイをきっちり生かせます

なお、レンダリング解像度をMAXの100にしても、最高設定で平均246fpsをキープできます。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  射撃訓練場

  最高
フルHD 193(159)fps 244(210)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

割と軽めのゲームということで、最高設定でも平均200fpsに迫る高いfpsをマーク。165Hzディスプレイをきっちり生かせます。軽めのゲームなら平均200fps台をキープできるのが、RTX 3070の強みですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS”品質”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 134(126)fps 167(159)fps 273(257)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

意外に重い最高設定でも、平均130fps台の高いfpsをキープ。DLSS無しでこのfpsは、さすがハイスペックGPUといったところですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 165(158)fps 202(191)fps 280(263)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅は最大約23%となり、最高設定では165Hzディスプレイを生かせるようになります。画質を重視しつつ、安定感が格段に向上します。

 

RT

  最高
フルHD 48(44)fps 52(49)fps 54(48)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射・シャドウ・ライティングのフルセットということで、いずれの設定でも平均60fpsを下回ってしまいます。。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 83(77)fps 86(80)fps 92(84)fps

RTとDLSSを有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時とは打って変わり、fpsは最大約73%と大幅に伸び、平均80~90fps台で安定してプレイできます。ただし、精度にこだわるならDLSSのみ有効にするのがおすすめ。

 

BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)

BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。

シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/FSR”品質重視”)

  プレイモード:本編にて一定コースを巡回

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 151(130)fps 153(139)fps 154(138)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

見た目はとても重そうなのですが、最適化がしっかりされており、最高設定で平均150fps台と安定感◎。なお、テクスチャ品質はさほどfpsに影響ない感じです。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 153(132)fps 154(139)fps 155(141)fps

FSRを有効にした際の結果です。

Far Cry 6と同じく、フルHDではほとんど効果なし。ただ、通常モードで平均150fps台が出るので、特に問題ないですね。

 

RT

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 90(75)fps 93(77)fps 93(80)fps

RTを有効にした際の結果です。

シャドウのみのRTモードなので、負荷はだいぶ軽く、最高設定で平均90fps台と安定しています。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分でしょう。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 93(80)fps 97(81)fps 98(85)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

やはりFSRを有効にしても、さほど変わらずといったところ。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは超大容量の1TB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えており、特に多いものだと200GBオーバーのものもありますが、1TBもあれば容量不足の心配は全くありません。

もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDで、メーカーは”SK hynix”となっています。肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタで、一部3000MB/sを超える爆速ぶり。ランダムの速度にはムラがあるものの、クオリティは上々です。

もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度はかなり高く、90℃台と熱々です。100℃までは大丈夫とはいうものの、きわどい感じですね。冷却面でいうなら、クロックを落としたRyzen 7の方が安心です

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ノイズはピーク時で54.1デシベルと、55デシベルに近く、ファンの動作音は豪快です。ゲーミングノートらしいファンノイズですが、甲高いノイズがひかえめなので、さほど耳障りでないのはグッド。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:バッテリー節電
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は、約6時間30分をマーク。決して長いとは言えないものの、5時間をしっかり超え、高性能パーツを搭載したゲーミングモデルなら十分及第点ですね。

 

Alienware COMMAND CENTER

メーカー製ゲーミングPCということで、専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。

 

”ALIEN FUSION”ではシステムのモニタリングのほか、ファンコントロールや電源などの設定をすることができます。

 

また、サウンド設定もこの通り細かく可能です。

スピーカーの音質ですが、クオリティはかなり高め。低音~高音までしっかり伸び、重低音にも負けず、厚みのある音質も相まって、迫力◎。また、サラウンドもバッチリ効いており、臨場感もあります。

 

”ALIEN FX”では、各種カラーの変更が可能です。キーボード面のカラーは、キー単位ではなく、4つのゾーンで設定します。もちろん、アニメーションにもバッチリ対応。

そのほか、マクロ機能にも対応しており、まさに至れり尽くせりとなっています。

 

まとめ&関連モデル

トータルでの造りこみの高さが光り、ラウンドフォルムやハニカム調のユニークなSF風ボディには、ド派手なLEDイルミネーションを装備。機能面も、ゲーマー向けのテンキーレスキーボードのほか、165Hzディスプレイを搭載するなど、本格派仕様でぬかりありません。

RTX 3070の性能も高く、最新のゲームでも平均100fpsをキープできるパフォーマンスの高さは、さすがハイスペックGPUといったところ。デザインから性能までとことんこだわりたい方におすすめのモデルです

 

 

Alienware M15 R5 プラチナ[大容量メモリー&SSD・RTX 3070搭載]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ WQHD ノングレア IPS 240Hz
■CPU:Ryzen 7 5800H
■メモリ:32GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
【クーポン利用】369,980円262,263円(税・送料込)~

Ryzen 7を搭載した兄弟モデルで、WQHD×240Hz出力×G-Sync対応の高性能ディスプレイを搭載しています。とことんクオリティにこだわるならおすすめ。

 

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