今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) RM5R-G60】をお借りしました。
フルHDでのゲーミングにうってつけの、Ryzen 5 3500&GTX 1660を搭載した、定番のミドルクラスモデルをチェックしてみましょう。
スペック
ガレリア RM5R-G60 |
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サイズ | W220×D440×H425mm |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 ・6コア6スレッド ・定格3.6/最大4.1GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2 DDR4-2666) |
ストレージ | 500GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィクス | GeForce GTX 1660(GDDR5 6GB) |
チップセット | AMD A520 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 550W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大5年) |
価格 | 139,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2021年10月25日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
スマートなデザイン
ケースはコンパクトなミニタワーサイズです。横幅と奥行きはミドルタワーモデルと同じですが、高さが55mm低く、取り回し&設置しやすいのがポイント。
高さが低い分、どっしりと安定感のある印象を受けます。どことなく可愛らしい感じもしますね。
デザインは、コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けた外観デザインとなっており、かなり気合が入っています。
女性ゲーマーも意識したとのことで、曲線を用いた優雅なフォルムに仕上げています。ゴツくて力強い男性的なデザインの従来モデルから、大幅にイメージチェンジしていますね。
本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。
クリアサイドパネル採用
従来のケースではオプション扱いだったクリアサイドパネルが、ついに標準装備となりました。クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。
機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますよね。ゲーミングモデルなので、遊び心はとっても大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのも楽しいですよ。
クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、内部にLEDイルミネーションを導入するなら、ホワイトが無難な感じ。
LEDイルミネーションを搭載
ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。
光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。
イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら をチェック!
このモデルではAsRockのマザーボードを搭載しているため、”PolychromeRGB”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。
なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。
高い冷却性能
従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。
吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。
ファンも従来の12cmから14cmにサイズアップしているので、エアフローはよりスムーズになり、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。
ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。
しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。
アクセスしやすいインターフェース
地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。
従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。
ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。
搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計10ポートも搭載。規格はレガシーのUSB2.0のほか、最大5Gbpsの高速転送に対応したUSB3.2 Gen.1を採用しており、ポイントはしっかり押さえています。これだけのポート数があれば、周辺機器の接続に困ることはまずありません。
そのほか、PS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。なお、映像端子は現在主流のDVI-D・HDMI・Displayportを完備。あらかたのモニターに対応でき、マルチディスプレイ構成も思うがままのラインナップです。
内部
チャンバー構造&裏配線採用
本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。
本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。
さらに、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。
気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチベイ×2の計5基用意され、ミニタワーケースにしては充実しています。
ASRock製マザーボード搭載
ミニタワーケースのため、マザーボードは一回り小さいmicro ATX規格となっています。
メーカーは自作分野でおなじみのASRockで、【A520M TW】を搭載しています。ベーシッククラスのマザーボードながら、 高速のPCI Express 3.0対応M.2スロットを搭載するなど、実用面でのポイントはしっかり押さえています。
ただし、X570やB550チップセットではないので、超高速のPCI Express 4.0には非対応となっています。
Palit製GTX 1660搭載
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
グラボはNVIDIAのGTX 1660を搭載しています。かれこれ2年以上前のグラボですが、最新世代ではまだこれに代わるものがなく、今でもなおフルHDでのド定番モデルとなります。
ボードはドスパラで毎度おなじみ、Palit製のStormXを採用しています。ちょっと見にくいですが、大口径のシングルファンで高い冷却性能を発揮し、さらに静音仕様なので動作音も静か。申し分のないパフォーマンスです。
PCの心臓ともいえる電源には、500Wのブロンズクラス電源を採用しています。ブロンズクラスは最大85%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUはおおむね50℃台の低い温度をキープしており、標準タイプながら十分な冷却パフォーマンスを発揮しています。グラボも大口径ファンなだけあり、60℃半ばと低い温度できっちり冷却しています。
熱くなりがちなゲーミングPCですが、冷却性能は◎。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
ボーダーは55デシベルですが、ピーク時で49.0デシベルと50デシベルを下回り、ゲーミングPCにしては非常に静かですね。ノートPCレベルということで、ファンノイズはさほど気になりません。
ちなみに、アイドル時も48.3デシベルと、ケースファンの音がわずかに聞こえるくらいに静かです。14cmの大口径静音ファンの実力は伊達じゃありません。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R15
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R15】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
CPUはAMD製の6コア6スレッドCPU・Ryzen 5 3500を搭載しています。ワンランク上に6コア12スレッドのRyzen 5 3600がありますが、マルチスレッド機能を省略し、キャッシュ容量を減らしているのが大きな違いで、両者の差はマルチスコアで約41%となっています。
フルHDレベルなら十分な性能ですが、最近のゲームはマルチコア・スレッドに最適化されたゲームが多くなっているため、Ryzen 5 3600やインテルのCore i5-11400がベターですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードはミドルクラスのGTX 1660を搭載。エントリークラスのGTX 1650よりも約50~60%性能が高く、フルHDでのゲーミングなら、まずこのクラスは欲しいところです。
なお、RTXシリーズではないので、RT(リアルタイムレイトレーシング)の性能は低く、DLSSには非対応となっています。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Port Royal | 1425 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
2473 | 2447 | 2633 | ー |
Time Spy | 5298 | 5326 | 5147 | ー |
Night Raid | 35512 | 64604 | 9810 | ー |
Fire Strike Ultra |
3006 | 2884 | 13100 | 1637 |
Fire Strike Extreme |
6144 | 6503 | 13037 | 2784 |
Fire Strike | 11734 | 13958 | 13036 | 5006 |
Sky Diver | 30966 | 45360 | 12818 | 24654 |
Cloud Gate | 28026 | 79010 | 8601 | ー |
Ice Storm | 161837 | 232826 | 78290 | ー |
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
フルHD | 12737 | 13466 | 17672 |
WQHD | 8734 | 9955 | 14552 |
4K | 4160 | 4835 | 9327 |
前シリーズと負荷はほぼ変わらず、フルHD・最高設定でもスコア10000を軽く超え、WQHD・高品質でもスコア9000以上をキープできます。さすがに4Kはガッツリ設定を落とさないといけないので、実用的ではありません。
PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)
おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。
設定6 | 設定5 | 設定4 | |
フルHD | 7501 | 8531 | 10921 |
WQHD | 3383 | 3816 | 4725 |
4K | 966 | 1022 | 1349 |
FF14とは比較にならないほどグラフィック負荷が重く、フルHDでも設定4まで落としてスコア10000を超えます。ただ、高品質ということで、グラフィックはきれいですね。設定6と5が以上に重いだけで、設定4でも十分実用的です。
BATTLEFIELD V(バトルフィールドV)
大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。
ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低
プレイモード:コンクエスト
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 71(57)fps | 82(75)fps | 98(89)fps | 121(97)fps |
WQHD | 55(51)fps | 62(58)fps | 75(70)fps | 88(83)fps |
4K | 28(25)fps | 33(31)fps | 41(37)fps | 48(44)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
フルHDではコンスタントに平均60fpsをキープし、高設定では平均80fps台と、割と安定してプレイできます。WQHDでは設定を下げないと厳しい感じですね。
ミドルクラスなので、基本的にはフルHDが適正レベルとなります。
RT
最高 | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 33(26)fps | 44(35)fps | 60(53)fps | 67(57)fps |
WQHD | 24(19)fps | 30(25)fps | 44(32)fps | 49(45)fps |
4K | 13(10)fps | 15(10)fps | 24(20)fps | 27(21)fps |
こちらはよりリアルな描写を実現する、RT(リアルタイムレイトレーシング)機能を有効にした際のfpsです。
ただでさえ重いRTモードで、RTを効率的に処理する”RTコア”が搭載されていないため、fpsはガクッと落ち込みます。フルHDでも中設定でようやく平均60fpsを超えるレベルなので、全く実用的ではなく、RTXシリーズはやはりほしいところですね。
Call of Duty : Black Ops Cold War(コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー)
言わずと知れた大御所FPSゲーム・Call of Dutyの新作ですね。本作は2010年に発売された”Call of Duty : Black Ops”の続編で、メインストーリーとなるキャンペーンモードでは、東西冷戦時代のシリアスな雰囲気を堪能することができます。
もちろん、毎度おなじみのマルチプレイやゾンビモードもしっかり完備。特にマルチプレイは充実しており、クイックマッチに対応したルールだけで8種類、さらに特別ルールが2種類も用意され、飽きの来ない内容となっています。また、プレイヤーの耐久は低めな分、リスポーンが早いので、サクサク楽しめるのもいいですね。
一方、ゾンビモードは進行形ミッションということで、攻略手順などメンバー同士の連携が重要な要素となります。装備強化に加え、謎解き要素もあり、マルチプレイとはまた違った楽しみを味わうことができます。遊びの幅が広い、バリエーション豊富なFPSゲームとしておすすめです。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/ミディアム(RT”ウルトラ”)
プレイモード:マルチプレイ
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 83(74)fps | 92(84)fps | 102(94)fps |
WQHD | 53(48)fps | 60(49)fps | 67(61)fps |
4K | 27(22)fps | 30(27)fps | 34(31)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
重そうに見えて意外と最適化されており、フルHDでは平均80fps以上と、なかなかの安定ぶり。なお、WQHDでは平均60fpsぎりぎりなので、ちょっと厳しい感じです。
ちなみに、RTXシリーズでは、DLSSでフレームレートを底上げでき、やはり便利。
RT
ウルトラ | 高 | ミディアム | |
フルHD | 29(21)fps | 30(23)fps | 30(25)fps |
WQHD | 19(16)fps | 21(18)fps | 21(18)fps |
4K | 5(3)fps | 6(5)fps | 6(5)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
RTでも負荷が軽めのほうですが、この通り軒並み全滅となっています。描写に遅れが発生するほどで、まるで歯が立ちません。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。
ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。
戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQXGA/WUXGA
ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 36(28)fps | 45(40)fps | 58(48)fps | 71(55)fps |
WQHD | 20(15)fps | 28(23)fps | 37(31)fps | 48(42)fps |
4K | 8(5)fps | 11(7)fps | 16(13)fps | 23(20)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
ウルトラヘビー級のゲームなので、手も足も出ず、フルHD・低設定でようやく平均60fpsを超えてきます。このゲームはDLSS前提なので、こればかりは仕方ありません。
RT
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 36(28)fps | 45(40)fps | 58(48)fps | 58(48)fps |
RT機能を有効にした際の結果ですが、フルHDの時点でコマ送り状態と、動かすだけで精一杯ですね。。
Far Cry 6(ファークライ6)
Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。
マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。
特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:ベンチマークモード
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 65(58)fps | 74(67)fps | 83(75)fps | 92(83)fps |
WQHD | 45(41)fps | 53(46)fps | 58(49)fps | 67(57)fps |
4K | 3(2)fps | 29(23)fps | 20(14)fps | 36(28)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
フルHD・ウルトラ設定で平均60fpsをやや上回るレベルと、最新タイトルらしくなかなかヘビー。ただ、”FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)”という便利機能に対応しており、fpsをさらに底上げすることができます。
FidelityFX Super Resolution 1.0
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 79(61)fps | 83(67)fps | 91(76)fps | 98(83)fps |
WQHD | 67(58)fps | 75(65)fps | 86(80)fps | 97(88)fps |
4K | 57(53)fps | 63(58)fps | 69(63)fps | 79(70)fps |
FSRを有効にした際の結果で、4Kのみパフォーマンスにしています。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。
解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、4Kでは約2倍以上もfpsが向上し、高設定で平均60fps以上をキープできます。さすがに平均100fpsはきびしいですが、フルHDとWQHDではおおむね平均70fps以上と、安定してプレイできるのは◎。
FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。
Borderlands 3(ボーダーランズ 3)
前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。
見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。
もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低
プレイモード:ストーリーモードで一定コースを巡回
バッドアス | ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
フルHD | 54(50)fps | 57(54)fps | 68(62)fps | 99(92)fps | 122(110)fps |
WQHD | 34(29)fps | 37(35)fps | 42(39)fps | 62(58)fps | 76(70)fps |
4K | 14(13)fps | 17(15)fps | 19(17)fps | 31(29)fps | 37(35)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
見た目以上にヘビーなゲームということで、フルHDでも高設定でようやく平均60fpsをキープできます。安定性重視なら中設定までガッツリ落とす必要があり、このクラスだとやや厳しいです。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | |
フルHD | 203(177)fps | 214(195)fps | 229(215)fps | 254(222)fps |
WQHD | 137(114)fps | 141(126)fps | 155(144)fps | 176(121)fps |
4K | 70(55)fps | 71(61)fps | 79(73)fps | 92(82)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
オンラインゲームでも屈指の軽さを誇り、4Kでも平均60fps以上をらくらくキープできます。WQHDでは高リフレッシュレートディスプレイを活用できるほど。
グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもいいでしょう。MAXの100では、WQHD・最高設定で平均90fps、フルHDでは平均138fpsとなり、上々の安定感です。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)
射撃訓練場
最高 | 低 | |
フルHD | 120(109)fps | 163(135)fps |
WQHD | 85(73)fps | 101(88)fps |
4K | 46(41)fps | 52(43)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
割と軽めのゲームということで、WQHD・最高設定でも平均80fps台をキープできます。ただ、平均100fps以上を安定して狙うなら、やはりフルHDですね。
ミドルクラスで高リフレッシュレートを狙うのは、なかなかハードルが高いです。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 84(78)fps | 119(109)fps | 216(186)fps |
WQHD | 51(48)fps | 70(58)fps | 135(127)fps |
4K | 21(20)fps | 33(31)fps | 65(62)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
WQHDでも高設定なら平均60fps以上をキープできますが、安定性重視ならフルHDがやはりおすすめ。ちなみに、カジュアルなグラフィックなので、中設定でも正直十分ですね。
RT
最高 | 高 | 中 | |
フルHD | 9(6)fps | 10(8)fps | 11(7)fps |
WQHD | 5(4)fps | 7(5)fps | 6(5)fps |
4K | 2(2)fps | 5(3)fps | 7(5)fps |
RT機能を有効にした際の結果ですが、このゲームでも例にもれず、コマ送りの感じです。。
BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)
BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。
シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”品質重視”・FSR[4K]”速度重視”)
プレイモード:本編にて一定コースを巡回
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 95(80)fps | 99(82)fps | 100(80)fps |
WQHD | 63(53)fps | 64(55)fps | 67(54)fps |
4K | 31(26)fps | 33(27)fps | 33(28)fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
重そうに見えて、しっかり最適化がされており、フルHDでは平均100fpsまで伸びます。なお、このゲームでも”FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)”に対応しており、fpsをさらに底上げすることができます。
FidelityFX Super Resolution 1.0
最高(テクスチャ8GB) | 高(テクスチャ4GB) | 中 | |
フルHD | 130(107)fps | 140(117)fps | 140(117)fps |
WQHD | 92(73)fps | 95(80)fps | 97(81)fps |
4K | 68(57)fps | 70(60)fps | 73(60)fps |
FSRを有効にした際の結果で、4Kのみ速度重視にしています。
やはり効果は絶大で、4Kでは約2倍以上fpsが向上し、最高設定でも平均60fps以上をマーク。WQHDでも平均90fps台と非常に安定しています。
ただし、Far Cry 6とは違い、フルHDとWQHDではグラフィックがぼやけた感じになるのがネック。ゲームによってクオリティが違うので、DLSSよりもまだ粗削りな感じがしますね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の500GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成となっています。最近のゲームは負荷だけでなく、ゲームそのものの容量も増えているため、500GB以上あるとやはり安心ですね。
SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用するこだわりようで、”PHISON”製のものを搭載。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、読み込みでは3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで4ケタ、さらに速度が伸びにくい”Q1T1”で100MB/s半ばをマークするなど、とても優秀。
もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です!
おすすめカスタマイズ
大容量メモリにSSDを搭載しており、基本的にカスタマイズ不要です。ただし、一部200GBクラスのゲームもあるので、1TBあるとより安心。
なお、動画・画像編集などでも使うなら、HDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類はHDDに保存する使い分けができ、より便利になります。そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
LEDイルミネーションを搭載したケースは、チャンバー構造や裏配線構造を採用し、とても機能的。搭載パーツもしっかりポイントを押さえており、高いクオリティを実現しています。ゲーミング性能もフルHDでは平均60fps以上をキープでき、15万円以下の予算重視モデルとしておすすめです。
ちなみに、もう少し予算を追加すれば、RTX 3060搭載モデルが射程圏内に入ります。フルHDで高いfpsをキープできるだけでなく、WQHDでもしっかりゲームを楽しめるようになり、満足度は段違いです。
GALLERIA/ガレリア RM5R-R36
【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Ryzen 5 3600
■チップセット:A520チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■電源:650W(80PLUS BRONZE)
■価格:155,980円(税込)~
6コア12スレッドのRyzen 5 3600とRTX 3060を搭載した、上位モデルです。
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