Lenovo Legion T550をレビュー LEDイルミネーションをフル装備!高い完成度とコスパを実現したRTX 3070搭載ハイスペックモデル

今回レノボの【Lenovo Legion T550】をお借りしました。ド派手なLEDイルミネーションを装備した、RTX 3070搭載ハイスペックモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

貸出機ではRyzen 7 5700Gを搭載しています。
 Lenovo Legion T550(Ryzen 7 5800&RTX 3070搭載)
サイズW205×D411×H396mm
OSWindows 11 Home(64ビット)
CPUAMD Ryzen 7 5800
・8コア16スレッド
・定格3.4/最大4.6GHz
メモリ16GB(8GB×2 DDR4-3200)
ストレージ512GB SSD+2TB HDD
グラフィクスGeForce RTX 3070(GDDR6 8GB)
チップセットAMD B550 チップセット
光学ドライブ
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.1
電源650W(80PLUS GOLD)
保証1年(最大4年)
価格【クーポン利用】299,970円242,976円(税・送料込)
付属品・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年8月1日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは販売ページに記載してあります。

 

外観

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション採用

前モデルからケースを一新し、スタイリッシュなスクエアボディとなっています。シンプルでクセがなく、使う人を選びません。

さらに、新ケースでは強化ガラス製のサイドパネルを標準装備。スクエアボディ×ガラスパネルは最近のトレンドそのものといったところですね。

 

ケースにはLEDイルミネーションをガッツリ搭載しており、ケースファン・CPUファン・LEDライトバー・フロントロゴが光る本格派仕様です。

 

さすがにこれだけの内容ともなると、ド派手でLEDイルミネーション映えがバツグンです。機能面でのメリットはありませんが、ゲーミングPCなので、見て楽しめるというのはとても大事ですね

 

なお、LEDカラーは付属アプリ【Legion Vantage】で変更可能です。

フロントロゴと内部のLEDバーは、ライトブルーの固定カラーで、アニメーションのみ変更可能。それ以外は、カラーとアニメーションの変更に対応しています。もちろん、明るさやON/OFFの切り替えも可能です。

 

ちなみに、ケースはミニタワーサイズとなっています。ミドルタワーに比べ、高さと奥行きが一回り小さいので、デスクの上において使うのもありですね。

ちなみに、PC横のディスプレイの大きさは、23.8インチです。

 

高冷却ケース

このケースは冷却性能が非常に高く、通気性の高いメッシュタイプのフロントパネルを装備しています。

 

フロントの2基のファンから吸気し、背面の1基のファンから排気する強力なエアフローになり、内部に熱がこもりにくくなっています。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。

 

底面はこの通り、電源の吸気口のみとなっています。吸気口には取り外し可能なフィルターがあり、水洗いも可能です。ちなみに、フロントパネルにもフィルターが設置されており、しっかりほこり対策がされています。

 

ポイントをおさえたインターフェース

インターフェースは天板上に配置され、下置きだとアクセスしやすいのがポイント。

 

搭載されている端子ですが、USBはフロント・背面あわせて計7ポート搭載。規格はレガシーのUSB2.0のほか、最大10Gbpsの転送に対応したUSB3.2 Gen.2を採用しており、ポイントはしっかり押さえています。これだけのポート数があれば、周辺機器の接続に困ることはまずありません。

ちなみに、映像端子はDisplayPort×3・HDMIの4ポート構成で、複数画面出力もかんたんにできます。

 

内部

チャンバー構造&裏配線採用

内部へは、背面のハンドルねじを外すことによってアクセスできます。

 

内部構造はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現しています。

 

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

なお、右サイドの装飾パネルは、ドライバーだけでかんたんに取り外し可能です。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。

かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。さらに、内部の見た目もスッキリし、見栄えもよくなるので、まさに一石二鳥です。

 

気になる拡張性ですが、3.5インチベイ×2(ケース下部)・2.5インチ搭載スペース×1(背面)の計3基用意されています。このケースに限らず、最近のケースは、光学ドライブ用の5インチベイを省いたり、3.5インチベイを少なくする傾向にありますね。

ストリーミングやダウンロードコンテンツが充実しているので、光学ドライブはそこまで使う機会がなく、大容量ストレージが普及しているので、3.5インチベイが少なくても正直何とかなります。

 

大型のサイドフロー式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは、Legionオリジナルのものを採用しています。規格そのものは、一般的なMicro ATX規格となっており、市販のマザーボードと交換することも可能です。

 

CPUクーラーは、大型のサイドフロータイプを搭載しています。サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散し、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。

大型のヒートシンク&5本のヒートパイプで、造りはかなりしっかりしていますね。さらに、ヒートシンクを黒塗装する凝りようで、こだわりを感じさせます。

 

高冷却タイプのRTX 3070搭載

グラフィックボードは、4Kでのゲーミングに最適なRTX 3070を搭載。

大型のヒートシンク&デュアルファンを搭載した高冷却タイプで、基盤側はバックプレートでしっかり補強されています。バックプレートの端にはスリットが設けられ、通気性を高めているのもポイントです。

 

ちなみに、このモデルでは、グラボ固定用のカードホルダーを装備しています。大型ボディをでしっかり固定することで、PCIeスロットへの負荷を軽減しており、自重による破損の心配はまずありません。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

冷却システムがしっかりしているので、CPUのコアは50℃台後半、グラボのGPUコアは70℃台後半といずれも低めの温度をキープしています。なお、グラボのホットスポット(特に熱くなる部位)は90℃ですが、100℃くらいまでなら許容範囲内なので、あまり気にする必要はありません。

 

こちらは、CINEBENCH R23実行時の温度となります。

Ryzen 7 5700Gは8コア16スレッドですが、動作クロックが低めなので、発熱も低め。フルロード時でも動作クロックはおよそ4.3GHz、コア温度は70℃台半ばと、しっかり冷却できています。

冷却面はかなり優秀ですね。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で49.2デシベルと大幅に下回っています。ノートPCレベルということで、実際とても静かです。アイドル時も48.0デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度。

ケースファンも静音タイプのものを採用しており、国内BTOモデル顔負けの高いクオリティを実現しています。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはAMD製の第4世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5700Gを搭載しています。

最新の”ZEN 3アーキテクチャ”を採用したCPUですが、Ryzen 7 5800Xや5700Xとは違い、内蔵グラフィックを搭載しているのがポイント。Ryzen 5000シリーズは基本的に内蔵グラフィックを搭載していないので、珍しいタイプとなります。

 

参考までにRyzen 7 5800Xと比較してみると、シングルスコアは約17%、マルチスコアは約10%にの差がついています。Ryzen 7 5700Gは動作クロックが低い分、性能もやや低めです。

兄弟モデル(Legion T570i)で搭載されている、インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700と比較してみると、シングルスコアは約38%、マルチスコアは約20%の差をつけられています。

ゲームだとCPUの性能がフレームレートに直結(特にフルHD)するので、パフォーマンス重視ならインテル製CPU搭載モデルがおすすめ。一方、AMD製CPU搭載モデルは価格が安いので、予算重視ならおすすめです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のハイスペックグラボ・RTX 3070を搭載しています。

ちなみに、上位のRTX 3080との差は約20~30%と大きく差がついており、70番台と80番台の壁は相変わらず厚いまま。4Kでゲームを楽しむならまずRTX 3070、安定性重視ならRTX 3080以上がおすすめです

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal7912
Time Spy
Extreme
616564424958
Time Spy12309129529610
Night Raid5797011821014911
Fire Strike
Ultra
84078269272634397
Fire Strike
Extreme
1550916158270397992
Fire Strike27799327052711513319
Sky Diver55526974312100931528

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4KWQHDフルHD
107291615219520

最高品質で測定した結果となりますが、4Kでスコア10000を超え、平均80fps台で安定してプレイ可能です。また、WQHDでも平均130fpsをマークし、144Hzなどの高リフレッシュレートディスプレイを生かすこともできます。

ただ、インテルCPUに比べると、スコアはやや低めですね。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4KWQHDフルHD
48(42)fps60(59)fps60(59)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めで、4Kでは最高設定で平均60fpsに届かず、高設定に落とす必要があります

なお、RTX 3080なら平均60fpsをきっちりキープでき、やはり安定感はワンランク上。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4KWQHDフルHD
75(66)fps133(100)fps135(98)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

高設定での結果となりますが、4Kでも平均75fpsをマークし、安定してプレイできます。フルHDとWQHDでは平均130fps台で頭打ちですが、高リフレッシュレートディスプレイを生かすことも可能です。

 

DLSS

4KWQHDフルHD
127(96)fps131(100)fps133(102)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでは効果がなく、効果を発揮するのは4Kのみ。fpsの上げ幅はなんと約69%にもなり、4Kでも高リフレッシュレートディスプレイを生かせるまでになります。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

 最高ノーマル
フルHD115(103)fps125(110)fps141(122)fps
WQHD90(82)fps96(86)fps106(91)fps
4K57(53)fps60(57)fps66(61)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

WQHD以下では平均90fps以上をマークする安定ぶりですが、4Kは平均60fps以上をキープするのがやっと。さすがに重量級のゲームだと、4KではDLSSの力が必要になりますね。

 

DLSS

 最高ノーマル
フルHD130(114)fps137(120)fps150(131)fps
WQHD100(93)fps106(99)fps117(105)fps
4K85(81)fps88(84)fps96(90)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでのfpsの伸び幅は、約10%前後と控えめ。本領発揮するのは4Kからで、fpsは最大49%も向上し、平均80~90fps台と実用的なレベルになります。なお、高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、WQHD以下がおすすめです。

 

RT

 最高ノーマル
フルHD92(85)fps99(92)fps107(100)fps
WQHD66(59)fps70(63)fps77(69)fps
4K14(13)fps20(17)fps27(24)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽い方で、WQHDまでは平均80fps以上をキープできます。が、4KではVRAM不足になり、最高設定では平均15fpsまで大きく落ち込んでしまいます

 

RT+DLSS

 最高ノーマル
フルHD91(84)fps100(93)fps111(105)fps
WQHD82(72)fps89(80)fps100(89)fps
4K53(49)fps56(53)fps60(55)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

4Kではグラフィックが最適化され、fpsは最大4倍も向上しますが、それでもノーマルで平均60fpsに乗せるのがやっと。。実用面でいうなら、WQHDがおすすめですね。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

 ウルトラ通常
フルHD172(158)fps179(164)fps205(196)fps
WQHD117(108)fps123(106)fps171(151)fps
4K63(58)fps64(54)fps96(84)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上をキープ。4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均60fps以上をしっかり超えてきますね

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

 ウルトラ通常
フルHD182(167)fps192(171)fps205(192)fps
WQHD125(118)fps133(123)fps155(140)fps
4K102(81)fps110(88)fps151(138)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDからしっかり効果を発揮しており、WQHDでは高リフレッシュレートディスプレイを活用できるまでになります。また、4Kでは最大約72%もfpsが向上し、平均100fpsオーバーと安定感が格段に上がります

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

 ウルトラ
フルHD114(100)fps126(106)fps147(121)fps
WQHD92(83)fps101(89)fps116(101)fps
4K10(8)fps39(35)fps75(62)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

WQHDなら平均100fps以上も狙えますが、4KではVRAM(グラフィックメモリ)不足になり、ウルトラ設定ではひと桁台まで落ち込みます。VRAMを10GB(12GB版もあり)搭載したRTX 3080では、ここまで派手に落ち込みません。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

 ウルトラ
フルHD128(109)fps133(110)fps151(128)fps
WQHD121(99)fps130(107)fps144(122)fps
4K110(101)fps125(105)fps143(119)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

FSRではグラフィック描写が最適化されるため、4Kではウルトラ設定でも平均100fpsをオーバーし、設定次第で高リフレッシュレートディスプレイを生かせるようになります。

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

 ウルトラ
フルHD90(68)fps95(72)fps111(97)fps
WQHD72(57)fps75(61)fps78(64)fps
4K7(6)fps10(9)fps13(11)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。とはいうものの、やはり4KではVRAM不足でひと桁台まで落ち込みますね。RTとFSRはセットで使いましょう。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

 ウルトラ
フルHD100(81)fps111(92)fps117(97)fps
WQHD94(80)fps101(86)fps108(89)fps
4K86(69)fps91(74)fps100(87)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

やはり4Kでの効果が強烈で、ウルトラ設定でも平均86fpsまで大幅に向上します。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分実用的ですね。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

 ウルトラ
フルHD133fps141fps151fps
WQHD100fps107fps118fps
4K56fps61fps67fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

Call of Dutyと同じような傾向で、WQHDでは平均100fps以上、4Kでも平均60fps以上をマークします。ただし、DLSSなどの機能がなく、対戦ゲームということで、WQHD以下でプレイするのがおすすめですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

 バッドアスウルトラ
フルHD127(115)fps130(118)fps147(133)fps
WQHD85(80)fps88(83)fps101(93)fps
4K45(42)fps50(47)fps56(53)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズなので、激重です。。WQHDなら平均100fpsを狙えますが、4Kではfpsがガタ落ちし、中設定まで下げないと平均60fpsにすら届きません。このゲームは本当にDLSSが欲しくなりますね。

 

VALORANT(ヴァロラント)

”リーグ・オブ・レジェンド”でおなじみの、ライオットゲームが手掛けるFPSゲームですね。内容はオーバーウォッチとCS:GOをミックスした感じ。カジュアルなグラフィックはもちろん、多彩なスキルを持つエージェント(現在では11人)を操り、5対5で戦うスタイルは、オーバーウォッチをほうふつとさせます。

ルールはFPSでよくみられる”爆弾設置ルール”を採用しています。爆弾を設置する側と阻止する側に分かれ、設置側は、爆弾を設置し爆発させれば勝利。阻止する側は、設置されないか、解除すれば勝利となります。最大25ラウンド、攻防は12ラウンドごとに切り替わり、13ラウンドを先取した側が勝ちとなります。

また、CS:GOを意識した”購入システム”を実装しており、ラウンド報酬の資金をもとに、ラウンドのインターバルで武器・防具・スキルを購入することができます。味方の装備や資金はチェックできるので、コミュニケーションをとりつつ、状況に応じて装備を調達するのが勝利へのカギとなます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:高(アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”、シャープネスの動的補正”オン”)

  プレイモード:アンレート

4KWQHDフルHD
206(189)fps375(289)fps407(291)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

フルHDでもノートパソコン(Iris Xe Graphics)でプレイできるほど軽く、ゲーミングPCなら朝飯前。4Kでも平均200fps超える安定ぶりです

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  APEXゲーム(本編)

4KWQHDフルHD
100(98)fps187(158)fps255(221)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

上のゲームほどではないですが、このゲームも軽めということで、4Kで平均100fpsをキープできます。4Kで高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、RTX 3080がおすすめです。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 最高
フルHD183(172)fps249(231)fps412(394)fps
WQHD104(106)fps176(145)fps301(280)fps
4K63(61)fps84(78)fps148(137)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、DLSS無しでも4Kで平均60fps以上をキープ。4KならやはりRTX 3070は欲しいところですね。

 

DLSS

 最高
フルHD235(224)fps306(287)fps445(423)fps
WQHD165(154)fps215(202)fps320(287)fps
4K121(114)fps156(148)fps212(200)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは最大約2倍も向上し、高リフレッシュレートディスプレイを活用できます。WQHDでは高設定でも240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイも生かせるようになり、効果絶大です。

 

RT

 最高
フルHD60(53)fps63(56)fps68(60)fps
WQHD35(33)fps40(37)fps46(41)fps
4K15(13)fps17(15)fps20(17)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、まともに動くのはフルHDのみ。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

 最高
フルHD106(98)fps117(106)fps122(110)fps
WQHD71(65)fps73(67)fps78(69)fps
4K50(46)fps58(50)fps60(55)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

4Kではfpsが約3倍ほど伸び、高設定では平均60fpsを超えるようになります。ただし、対戦ゲームなので、実用面でいうならフルHDが適正レベルですね。はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいです

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSD+2TB HDDの大容量デュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利です。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、サムスン製のものを搭載しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは3000MB/s前後をマークする爆速ぶり。一方、ランダムの速度は標準レベルとなっており、トータルで見ると、NVMeタイプでは中の上クラスといったところですね。

もちろん、実際の動作はとても快適で、ゲームのロードからアプリの動作までサクサク動きます。

 

便利なユーティリティーソフトを完備

先に紹介した通り、システム管理ツールの”Legion Vantage”が用意されています。動作モードの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

 

サウンドシステムは”Dolby Atmos”を採用しています。

シーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、敵の位置を視覚化するサウンドレーダーも装備しており、まさに至れり尽くせり。

 

まとめ&関連モデル

最近のトレンドをバッチリ押さえた機能的なケースは、LEDイルミネーションを完全装備。数あるゲーミングPCの中でも、ここまでやるのはかなり貴重ですね。

また、RTX 3070搭載モデルにしては非常に安く、価格は24万円台とコスパ◎。意外と穴場的なモデルとなっており、4Kでゲームを楽しみたい方にイチオシです。

 

 

Lenovo Legion T570i[RTX 3070搭載]

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-12700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 1TB+HDD 2TB
■電源:500W(80PLUS BRONZE)
【クーポン利用】343,970円268,297円(税・送料込)~

インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700Fを搭載した兄弟モデルで、性能重視ならおすすめ。ただし、LEDイルミネーション非搭載という点に注意!

 

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