IdeaPad Gaming 370をレビュー 予算重視ならまずコレ!充実した装備と圧倒的な価格の安さが魅力のRTX 3050 Ti搭載ゲーミングノート

今回はレノボの【IdeaPad Gaming 370】をお借りしました。

充実した装備と圧倒的な価格の安さを両立した、高コスパのカジュアルゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  IdeaPad Gaming 370(Ryzen 7&RTX 3050 Ti搭載)
カラー オニキスグレー
サイズ W359.6×D277.8×H20.9~25.9mm
重量 約2.6kg(実測2515g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Ryzen 7 6800H
・8コア16スレッド
・定格3.2/最大4.7GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3050 Ti(GDDR6 4GB)
ディスプレイ 16.0インチ、WUXGA(1920×1200)、ノングレア、IPS、165Hz
インターフェース USB 3.2 Gen.2 Type-C、USB 3.2 Gen.1 Type-A×2、USB 2.0 Type-A、HDMI 2.0、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HD(720p)Webカメラ
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード バックライト付きキーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth Ver.5.2
保証 1年(最大3年)
価格 148,800円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(442g)
・電源ケーブル(111g)

※2023年1月17日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

ダイナミックなフォルム

カジュアルブランドのモデルですが、ボディのフォルムは上位の”Legionシリーズ”譲り。

 

排気グリルがヒンジ部分よりもせり出したダイナミックなフォルムになっており、ゲーミングモデルらしく迫力を感じさせます。

 

このタイプは、冷却機構が大きく造られているので、特に熱くなりがちなゲーミングノートとの相性は◎。

 

もちろんデュアルファン構成なので、給排気はとてもスムーズ。とにかく熱くなりがちなCPUとGPUを強力に冷やします。

 

細部も凝っており、排気グリルのフィンはブルーの塗装仕上げで、カジュアルなイメージに仕上げています。

 

スタイリッシュなデザイン

カジュアルモデルらしく、ボディはオーソドックスな樹脂製です。Legionシリーズでは、剛性の高いアルミやマグネシウム合金を採用しており、このあたりはしっかり差別化されています。

ボディカラーは”オニキスグレー”。ガンメタリックに近い色合いで、スマートな印象を受けます。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、大型の16インチボディながらコンパクト。このグレードのモデルにしては、ベゼル幅が意外とスリムですね。

 

さらに、”ゼロパンプヒンジ”もしっかり採用。ヒンジが天板と同等の高さにまでスリムになり、スリムベゼルも相まってとてもスタイリッシュ

 

機能的なポート配置

USBは左右・背面あわせて4ポート搭載。規格はUSB 3.2~USB 2.0と新旧そろい踏みで、小型&リバーシブルのType-Cポートは、10Gbpsの高速転送に対応したGen.2規格となっています

Type-Cポートのほか、オーソドックスなType-Aも装備。Legionシリーズよりも少なめではありますが、これだけあれば周辺機器の接続にまず困りません。

 

画像出力端子はHDMIのみですが、Type-CポートはDisplayPort出力を兼ねているので、複数画面の出力も可能です。

 

最近のトレンドをしっかり取り入れ、背面にもポートを配置。特にかさばりやすい画像端子・電源ポート・LANポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスなどと干渉しないようになっています。ケーブル同士の混線はイラっと来るので、これは嬉しいですね。

 

ちなみに、レノボのモデルでおなじみ、カメラ部のシャッターを装備しています。使わないときには物理的にシャットアウトできるので、プライバシー面も安心。

 

ディスプレイ&キーボード

大画面ディスプレイ搭載

このモデルは大画面の16.0インチディスプレイを搭載。一般的な15.6インチとの差はわずか0.4インチですが、これだけでもだいぶゆとりを感じさせますね。没入感はかなり高く、ゲームがよりはかどります。

解像度はWUXGA(1920×1200)で、ディスプレイ比率は16:10となっています。最新流行のタイプで、16:9のフルHDよりもやや縦長。一度に表示できる情報量が多く、スクロールの手間が省けるのは便利です。

 

パネルのクオリティも高く、優れた発色と高いコントラストを誇るIPSパネルを採用。さらに、ディスプレイの色域はsRGB 100%と広く、輝度も350nitと高めなので、ゲームはもちろん編集作業にも最適です。カジュアルモデルにしては破格の内容ですね

 

もちろん、IPSパネルということで視野が広く、姿勢によって色味が変わりません。

 

165Hz出力対応

トレンドはしっかり押さえており、高速の165Hzディスプレイを搭載しています。

1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzディスプレイの2倍以上!144Hzのさらにその上を行く非常に滑らかな描写性能で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

 

操作性の高いキーボード

 

16インチのワイドボディということで、テンキー付きキーボードを採用。

連結キーこそあるものの、各キーは大きめに造られ、配置もテンキー含めてクセがなく素直。キーピッチも約19mmと、デスクトップキーボードなみの間隔が確保されているほか、電源ボタンも独立しているので、誤爆する心配はありません。

 

ちなみに、ファンクションキーの内容は充実しており、カスタマイズ対応キーや電卓キーを装備。さらに、PCの動作モードなどを変更できるショートカットキーの種類も豊富で、とても便利です。

 

キーストロークはやや深めで、適度に反発があり、どちらかというと一般的なノートPCに近いライトな打鍵感です。また、キートップのくぼみも省略されており、Legionシリーズに比べクオリティはワンランク下がってしまいます。

なお、キーボード面の剛性は樹脂製ということで、普通レベルですね。

 

タッチパッドは、クリックボタンとパッド部分が一緒になった一体型タイプとなっています。パッド部分はサラサラした材質で、カーソル操作はとてもスムーズ。クリックボタンはやや押し込む必要がありますが、一体型にありがちなバタつきなどはなく、クリック音が控えめなのはグッド。

そのほか、キーボードには白色LEDが内蔵されています。フルカラーほどではありませんが、だいぶ華やかになり、薄暗い場所でもタイピングしやすくなるなど一石二鳥。LEDはOFF+2段階で調整可能です。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3050 Ti搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3050 Tiを搭載。エントリークラスのGPUながら、前世代のGTX 1650 Tiから大幅にパワーアップしており、フルHDでより高い安定感を発揮します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト”CINEBENCH R23”で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUは、AMDの第6世代の8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 6800Hを搭載。新たに”ZEN 3+アーキテクチャ”を採用した、最新世代のCPUとなります。

Ryzen 6000シリーズは、先代Ryzen 5000シリーズのリフレッシュ版です。製造プロセスの微細化、内蔵グラフィックの強化、動作クロックの向上など、マイナーチェンジ程度になっており、若干の性能アップにとどまっています。

 

参考までに、前世代の8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800Hと比較してみると、シングルスコアは約8%、マルチスコアは約18%向上。着実に進化していることがわかります。

また、ライバルとなるインテルの第12世代14コア20スレッドCPU・Core i7-12700Hと比較してみると、シングルスコアで約16%、マルチスコアでも約19%差をつけられ、インテルCPUのパフォーマンスの高さが光ります。

第12世代インテルCPUの登場により、両者のポジションが確立され、性能重視ならインテル製CPU搭載モデル、予算重視ならAMD製CPU搭載モデルがそれぞれおすすめです

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

前世代のミドルクラスGPU・GTX 1660 Tiに匹敵するスコアをマークし、フルHDでのゲーミングに最適な性能となっています。エントリーGPUにしてはおいしい性能ですが、VRAM(グラフィックメモリ)が4GBと少なめなのが弱点

最近のゲームはVRAM(グラフィックメモリ)を多く使うので、やはり6GBは欲しいところ。予算に余裕があれば、さらに40~50%性能が高いRTX 3060がおすすめです。ちなみに、下位のRTX 3050との性能差は約10~20%ほど。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 715
Port Royal 651
Time Spy
Extreme
2904 2715 4799
Time Spy 6330 5987 9386
Night Raid 42038 65068 13987
Fire Strike
Ultra
3647 3511 23751 1844
Fire Strike
Extreme
7070 7247 24451 3144
Fire Strike 14082 15655 24074 5927
Sky Diver 40270 51310 21146 32037

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

  最高 標準
WUXGA 13725 16344 19193

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

最高設定でスコア13000台の非常に高いスコアをマーク。平均103fpsと安定してプレイできます。従来のゲームであれば余裕で動かせます。

 

Elden Ring(エルデンリング)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:最高/高/中

  プレイモード:フィールド内の探索

平均(最低)fps 最高
WUXGA 55(46)fps 60(59)fps 60(59)fps

重量級のアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

最新の重量級ゲームともなると厳しくなり、WUXGAでも最高設定で平均60fpsをキープするのが難しくなります。高設定でも十分実用的ではありますが、最新ゲームまでまんべんなく快適にプレイするなら、やはりRTX 3060がおすすめ

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:高/中/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

平均(最低)fps
WUXGA 119(103)fps 147(109)fps 158(119)fps

軽めのアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

元がスイッチのゲームということで、負荷は比較的軽め。平均100fpsを余裕で超えてきます

 

DLSS

平均(最低)fps
WUXGA 190(175)fps 198(180)fps 198(181)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDから効果を発揮しており、最大約60%もfpsが向上し、165Hzディスプレイをきっちり生かすことができます

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 58(44)fps 70(57)fps 86(71)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

平均100fpsの壁はかなり高く、中設定でも平均80fps台までしか伸びません。DLSSもないので、RTX 3050 Tiには荷が重いですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 44(37)fps 46(40)fps 52(46)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

さすがにこのクラスのゲームは厳しく、いずれも平均60fpsには届きません

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 54(46)fps 57(50)fps 68(54)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsは最大約31%向上するものの、平均60fpsを超えるのは中設定のみ。画質をかなり犠牲にすればなんとかというレベルです。。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 8(7)fps 9(8)fps 11(9)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 25(20)fps 25(20)fps 26(20)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

元のfpsが低すぎるので、DLSSでもどうにもなりません。。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス 最高
WUXGA 51(46)fps 53(48)fps 58(52)fps 88(81)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

激重のグラフィック負荷でおなじみのBorderlandsシリーズということで、中設定でようやく平均60fps以上をクリアします。FSRは必須ですね。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス 最高
WUXGA 58(48)fps 62(54)fps 74(65)fps 106(99)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

WUXGAから効果を発揮。さすがに平均100fpsを狙うのは無理ですが、最大約28%fpsが向上し、最高設定で平均60fpsを超えてきます

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

平均(最低)fps 最高 超高
WUXGA 246(206)fps 248(220)fps 255(241)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

その気になれば一般的なノートPCでも動かせるほどに軽く、165Hzディスプレイをフルに生かすことができます

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
WUXGA 101(96)fps 162(147)fps 245(186)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷は前作からほとんど変わらず軽いですね。ウルトラ設定では165Hzディスプレイを生かすことができます。RTX 3050 Tiクラスだと、165Hzディスプレイを生かせるのは軽めのものに限られてしまいます。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
WUXGA 113(94)fps 174(149)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で平均100fps以上をマークし、安定してプレイできます。ただし、165Hzディスプレイを生かす場合や、WQXGAで平均100fpsを狙うなら低設定まで落とす必要があります。グラフィック負荷が少し高くなると、高い設定とフレームレートを両立するのは厳しいですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

  解像度:WUXGA

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
WUXGA 116(101)fps 151(133)fps 188(159)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。なお、グラフィックエンジンの変更により、DLSSの動作確認中となっており、通常モードの結果のみ掲載しています

最新のUnreal Engine 5に変更となりましたが、負荷自体はあまり変わりません。高設定なら165Hzディスプレイを生かすことができ、DLSS無しでも実用的ですね。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは負荷だけでなく、ゲームそのものの容量も増えているため、500GB以上あるとやはり安心。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、インテル製となっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)・ランダムの速度ともに標準レベルといったところですね。もちろん、SSDということで、各種アプリやブラウジングはサクサク。ゲームのロードも早く、とても快適です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは70℃台後半、GPUは70℃前後と安定した温度をキープし、どちらもしっかり冷却できています。

 

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、100℃と限界ぎりぎりの温度で、クロックは約4.0GHzと高めをキープ。温度が許す限り、性能をフルに引き出す動作システムとなっています。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時で56.0デシベルをマーク。ファンは豪快に回転していますが、耳障りな甲高いノイズが控えめなので、十分許容範囲内です。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:静音モード、トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約9時間10分をマーク。ゲーミングノートとは思えないほどバッテリーがよく持ち、一般ノートを上回るほどです。これなら電源のない環境でも安心して使えますね。

 

便利なユーティリティーソフトを完備

先にも紹介しましたが、システム管理の”Lenovo Vantage”が用意されています。

動作モードやマクロの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

 

サウンドシステムには”Nahimic Audio”を採用しています。

シーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、イコライザーも用意されているので、好みの設定に変更することも可能です。

カジュアルモデルながら、レノボらしく音質は◎。低音から高音までよく出ており、重低音もしっかり再現。厚みのある音質とサラウンド効果で迫力がしっかり感じられます。

 

まとめ&関連モデル

RTX 3050 Ti搭載モデルで12万円台はとにかく安い!内容も充実しており、特にディスプレイが大型の16インチで、165Hz出力&sRGB 100%に対応しているのはとても魅力的。予算を重視するなら、このゲーミングノートがまずおすすめです。

なお、グラフィック品質重視&高リフレッシュレートを狙うなら、RTX 3060搭載モデルがおすすめ。

 

 

Legion 570 Pro[RTX 3050 Ti搭載モデル](レノボ)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア IPS 165Hz
■CPU:Ryzen 7 6800H
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3050 Ti
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:148,800円(税・送料込)~

Legionシリーズのハイグレードモデル。

アルミパネルの天板を採用し、16.0インチ&165Hz出力対応WQXGAディスプレイを搭載。WUXGAのワンランク上となる高い解像度で、より精彩で美しい映像を描写することができます。さらに、華やかなフルカラーLED内蔵キーボードを搭載する徹底ぶり。クオリティを重視するならおすすめです。

高性能の第12世代インテルCPU搭載モデルはこちら>>>Legion 570i Pro icon-external-link 

 

Legion 570i[Core i5・RTX 3060搭載モデル]

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ WQHD ノングレア IPS 165Hz
■CPU:Core i5-12500H
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:149,800円(税・送料込)~

※実機モデルではRTX 3050 Tiを搭載しています。本体イメージの確認におすすめ。

Legionシリーズのハイグレードモデルで、ノート用のインテル第12世代12コア16スレッドCPU・Core i5-12500HとRTX 3060を搭載。

さらに、165Hz出力対応WQHDディスプレイのほか、華やかなフルカラーキーボードを搭載。RTX 3060搭載モデルにしてはとんでもなく安く、ダークホース的なモデルです。

 

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