GALLERIA/ガレリア XL7R-R36 4800H搭載をレビュー フルHDでの安定感◎!圧倒的コスパを誇るRTX 3060搭載ゲーミングノート

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) XL7R-R36 4800H搭載】をお借りしました。

低価格で高コスパ!フルHDでワンランク上の安定性が魅力の、RTX 3060搭載ゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ガレリア XL7R-R36 4800H搭載
サイズ W360×D244×H23.0mm
重量 約2.0kg(実測2010g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU Ryzen 7 4800H
・8コア16スレッド
・定格2.9/最大4.2GHz
メモリ 16GB(DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3060(GDDR6 6GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、ノングレア、144Hz
インターフェース USB 3.2 Gen.2 Type-C、USB 3.2 Gen.1 Type-A×2、USB 2.0、HDMI 2.1、SDスロット、LANポート、マイク入力、ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HD画質 WEBカメラ
キーボード シングルRGB対応日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 1年(最大5年)
価格 139,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(635g)
・電源ケーブル(156g)

※2021年11月26日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

スタイリッシュなデザイン

ミドルクラスモデルながらクオリティが高く、天板は金属調のパネルでカバーされています。金属の高い質感により、見た目が美しく、触り心地も上々。オーソドックスな樹脂製カバーよりも、高級感を感じさせますね。

 

渋いガンメタリックカラーも相まって、引き締まった印象を受けます。ブラックが一般的なゲーミングノートでは、ガンメタリックはなかなか珍しく、新鮮な感じ。

機能美あふれるフォルムもポイント。凹凸を極力排したフラットボディに仕上げており、天板部分もプレス加工などもなく、ロゴのみと非常にスッキリしています。

 

ゲーミングノートでは何かと派手になりがちなグリルも、ボディと一体化した控えめな造形です。一般のノートパソコンと遜色なく、仕事用としても使えますね。

 

底面はこの通り、大きく通気口が開けられており通気性はバツグン。2基のデュアルファンでCPUとGPUを強力に冷却します。

 

持ち運びしやすい軽量ボディ

15インチのゲーミングノートにしては非常に軽く、その重さはなんと実測で2010gとほぼ2kgきっかり!最近のゲーミングノートは軽量化が進んでいますが、それでも2kgきっかりというのは、軽めの部類に入ります。

 

また、ボディがコンパクトなのもポイント。ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることで、横幅と奥行きを圧縮。従来の15インチモデルよりも一回り小さいサイズを実現しており、携帯性は上々です。

 

充実したインターフェース

15インチモデルらしく、インターフェースはなかなかの充実ぶり。

 

USBは全4ポート搭載し、レガシーのUSB2.0からUSB3.2までそろい踏み。そのうち背面の小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格に対応しています。

ポート数・規格・形状全てのポイントをおさえており、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

また、画像出力端子はHDMIのみですが、Type-Cポートが画像出力を兼ねているため、複数ディスプレイの運用も可能です。さらに、地味ながら便利なSDスロットをしっかり完備しているのも◎。普段使いにも便利ですね。

 

ポートの配置もよく考えられており、HDMI・LAN・電源・USB Type-Cポートが後ろ側に配置されているのもポイント。中でも映像・LAN・電源ケーブルは特にかさばりやすく、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがち。しかし、後ろにあればそんな心配は一切ありません。

 

なお、無線LANは最新のWi-Fi 6(802.11ax)にしっかり対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

発色に優れたディスプレイ

ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は標準的なフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアタイプで、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。

 

肝心の画質はこの通り、コントラスト・発色が高く、きれいな映像でゲームを楽しむことができます。

 

横からのぞいても、色ムラがほとんどないのもグッドです。

なお、ディスプレイの型番(BOE0804)を調べてみると、下記のようなスペックとなっています。ただし、公式情報ではないので、ものによっては違うパネルが搭載されている可能性がある点に注意

 

 icon-check-circle 輝度:300 cd/m²  icon-check-circle sRGB:95%  icon-check-circle Adobe RGB:73%  icon-check-circle DCI-P3:74% icon-check-circle G-Sync対応

 

144Hz対応ディスプレイ

低価格モデルながら、144Hzディスプレイを搭載し、なかなかに太っ腹です。

 

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

普段ノーマルディスプレイを使っている方はその違いに驚くはず。

 

操作性の高いキーボード

トレンドのフルカラーキーボードをバッチリ搭載。キーキャップはサイドが透過処理されており、あふれんばかりの華やかさです。もちろん、ファンクションキーや付属のアプリでON/OFFも切替可能。LEDが苦手な方でも安心です。

15インチのワイドボディということで、キーボードにはテンキーを装備。

 

テンキーの配置にややクセがあるものの、基本的には素直なキー配置となっています。キーそのものも大きめで、すべて独立しており、キーピッチも約19mmとデスクトップキーボードなみのゆとりがあるので、誤爆の心配はまずありません。

 

キーストロークはこの通り深めで、しっかりした打鍵感を味わえます。深すぎず、適度な反発はクセになる感じです。ゲームでの操作性は高く、まさにストレスフリー。キーボード面の剛性も高く、安定感もバッチリです。

 

なお、イルミネーションは単色仕様で、付属アプリにて好みのカラーに変更できます。アニメーションにも1種類のみではありますが、対応しています。

 

ちなみに、電源ボタン横に配置されたボタンでは、”ターボモード・ゲームモード・オフィスモード”3種類の動作モードに切り替えることができます。

動作モードは、LEDラインの点灯で判別できる親切仕様です。全点灯がターボモード、半分点灯がゲームモード、無点灯がオフィスモードとなっています。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。

 

完成度は高く、表面はさらさらしておりカーソル操作は非常にスムーズです。クリックボタンもとても反応がよく軽い力で操作でき、動作音も非常に静か。まさにストレスフリーですね。。

一体型だと押し込んでもなかなか反応しないケースがたまにあるのですが、しっかり造りこまれています。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3060搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3060を搭載。ワンランク上のミドルクラスのGPUで、フルHD・安定性重視ならおすすめです。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、AMDの第4世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 4800Hを搭載。ノート用のCPUにもかかわらず、その性能はデスクトップ用のCore i7に匹敵し、ゲームはもちろん、各種編集作業でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。

なお、最新モデルでは、第5世代8コア16スレッドCPU・Ryzen 7 5800Hを搭載しています。このCPUは、シングル性能が向上し、ゲーミング性能に磨きがかかっているのがポイント。基本的にはRyzen 7 4800Hで十分ですが、少しでも性能にこだわるならRyzen 7 5800Hがおすすめです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3050 Tiよりも約40~50%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も6GB搭載しており、最新のゲームをまんべんなく楽しむならRTX 3060がおすすめです

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 4701
Time Spy
Extreme
3809 3746 4214
Time Spy 8069 7893 9241
Night Raid 38729 60438 12759
Fire Strike
Ultra
4986 4838 22244 2580
Fire Strike
Extreme
9235 9428 22119 4556
Fire Strike 18657 20383 21849 10063
Sky Diver 35543 44072 19520 29131

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 14518 15843 16582

前シリーズと負荷はほぼ変わらず、フルHD・最高設定でもスコア15000に迫る高いスコアをマークし、バツグンの安定感を発揮します。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

  設定6 設定5 設定4
フルHD 12115 14278 17912

恐ろしくグラフィック負荷が重いゲームですが、フルHD・設定6でもスコア10000を超えます。設定6ではアバターのテクスチャ含め詳細に表示されるので、とてもきれいです。

なお、RTX 3050 Tiでは、設定4でようやくスコア10000を超えるので、やはりRTX 3060はがあると安心ですね。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 76(64)fps 80(65)fps 88(68)fps 96(74)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

推奨動作環境がRTX 3060~となっていますが、まさにその通りで、最高設定では平均70fps台と割と安定してプレイできます。最新ゲームらしく、やはり重いですね。fps重視なら、RTX 3070搭載モデルを選ぶといいでしょう。

なお、このゲームではDLSSモードでfpsを底上げできます。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 81(67)fps 85(62)fps 87(67)fps 94(74)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

最高&高設定のみ効果を発揮していますが、fpsの上げ幅は約6~7%とだいぶ控えめ。やはりDLSSだとグラフィック品質がやや落ちるので、少しでもfpsを上げたいなら有効にするのがいいでしょう。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 12(8)fps 34(18)fps 55(49)fps 62(51)fps

RTを有効にした際のfpsです。

負荷が非常に高いので、fpsは大幅に落ち込み、最高設定では平均10fps台になってしまいます。。

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 46(23)fps 50(29)fps 53(44)fps 62(49)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時に比べ、上げ幅が大きく向上しますが、それでも平均60fpsは至難の業ですね。素直に通常モードでプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  最高 通常
フルHD 109(99)fps 114(103)fps 162(143)fps 170(157)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定でも平均100fpsをキープし、高い安定感を発揮します。最低fpsとの差がかなり小さいのもグッドですね。

なお、このゲームではDLSSに対応しているので、fpsをさらに底上げすることができます。

 

DLSS

  最高 通常
フルHD 152(137)fps 158(145)fps 178(170)fps 182(173)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDでも効果を発揮し、最大39%と大きくfpsが向上し、最高設定では150fpsオーバー!144Hzディスプレイをフル活用できます。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。

ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。

戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

  最高
フルHD 55(45)fps 64(59)fps 71(55)fps 74(65)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

トップクラスに重いゲームということで、fpsの伸びがイマイチですが、高設定で平均60fpsを超えるのは立派です。なお、DLSSが単体で使えるので、ぜひ使いましょう。

 

DLSS

  最高
フルHD 70(60)fps 73(63)fps 71(61)fps 73(63)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

思ったほどfpsが伸びない感じですが、それでも最大約27%向上し、最高設定でも平均70fpsと安定感がワンランク上がります

 

RT

  最高
フルHD 17(15)fps 19(17)fps 23(20)fps 28(25)fps

RTを有効にした際の結果です。

通常モードでもかなり重いので、RTでは平均10~20fps台とお話しになりません。このゲームのように、反射・シャドウ・ライティングのフルセットだと、とんでもなく重くなりますね。ライティングをOFFにすれば多少軽くなるものの、まだまだハードが追い付いていないのが現状です。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 42(34)fps 44(39)fps 47(43)fps 50(45)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

パフォーマンスは格段に向上しますが、やはり平均60fpsには全く届かず。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(HD Textures”OFF”、FSR”クオリティ”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 73(63)fps 79(67)fps 85(72)fps 92(80)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

このゲームももれなく重く、平均100fpsはさすがに厳しいものの、ウルトラ設定で平均70fps台と安定してプレイできるのはグッド。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 74(61)fps 78(67)fps 84(71)fps 91(77)fps

FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

このゲームでは、フルHDでの効果がほとんどなく、通常モードとほぼ同等のfpsとなっています。なお、FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 60(55)fps 63(59)fps 66(61)fps 81(71)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。fpsは下がるものの、平均60fps以上をキープできます

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 63(53)fps 65(58)fps 68(60)fps 81(70)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、やはり効果はほとんどなしですね。。

 

Borderlands 3(ボーダーランズ 3)

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100億種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:ストーリーモードで一定コースを巡回

  バッドアス ウルトラ
フルHD 81(74)fps 88(78)fps 105(97)fps 149(126)fps 161(133)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重さで定評のあるBorderlandsシリーズですが、なんと超重量級のバッドアス設定で平均80fps、高設定では平均100fps以上をマーク。RTX 3050 Tiでは、バッドアスで平均60fpsくらいなので、パワーの差は歴然としています。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中、レンダリング解像度”50”

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 229(220)fps 231(225)fps 235(226)fps 241(229)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

オンラインゲームでも屈指の軽さを誇り、軒並み平均200fps以上をキープし、高リフレッシュレートディスプレイをきっちり活用できます

なお、レンダリング解像度をMAXの100にしても、最高設定で平均190fpsをキープできます。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  射撃訓練場

  最高
フルHD 169(142)fps 209(189)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

割と軽めのゲームということで、最高設定でも平均160fps台とバツグンの安定感です。RTX 3050 Tiでは平均110fps台なので、勝負にこだわるならRTX 3060がおすすめ。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS”品質”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 118(103)fps 164(153)fps 240(228)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

意外に重い最高設定でも、平均100fpsを軽々突破し、地力の高さが光ります。このゲームでもDLSSが単体で使えるので、しっかり底上げしましょう。

 

DLSS

  最高
フルHD 162(157)fps 197(190)fps 247(239)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅は最大37%としっかり効果が出ており、最高設定では144Hzディスプレイをフル活用できます。なお、RTX 3050 Tiでは平均120fps台となっています。

 

RT

  最高
フルHD 26(20)fps 29(25)fps 29(25)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射・シャドウ・ライティングのフルセットということで、やはりfpsは全く伸びません。。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 47(40)fps 50(41)fps 55(43)fps

RTとDLSSを有効にした際の結果です。

fpsは大幅に伸びるものの、いかんせん重すぎるので焼け石に水。RTX 3070クラスでようやく平均60fpsに届くかというレベルです。

 

BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)

BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。

シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/FSR”品質重視”)

  プレイモード:本編にて一定コースを巡回

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 132(112)fps 139(120)fps 145(125)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

見た目はとても重そうなのですが、最適化がしっかりされており、最高設定で平均130fps台を叩き出します。FSR無しでも144Hzディスプレイをしっかり生かせるほどです。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 160(147)fps 160(145)fps 160(145)fps

FSRを有効にした際の結果です。

fpsは最大約21%向上し、平均160fps頭打ちまで伸び、144Hzディスプレイをきっちり生かせます。ただし、Far Cry 6とは違い、グラフィックがぼやけた感じになるので、好みが分かれそうではあります。

ちなみに、RTX 3050 Tiでは平均120fps台となっています。

 

RT

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 68(58)fps 70(59)fps 72(63)fps

RTを有効にした際の結果です。

シャドウのみのRTモードなので、負荷はだいぶ軽く、最高設定でも平均60fpsを超えてきます

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 76(66)fps 83(69)fps 85(71)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

fpsは最大約19%向上し、安定感がワンランク上がっています。ただ、やはりグラフィックのぼやけた感じが気になりますね。。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えていますが、512GBもあればまず大丈夫です。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用しており、メーカーはサムスン製となっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタ、一部3000MB/sの爆発的な速度をマーク。また、ランダムも読み書きともに標準的な速度となっており、トータルで中の上クラスのNVMe SSDといったところです。

もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

Hシリーズの8コア16スレッドCPUながら、ピーク時でも70℃台と安定した温度をキープしています。また、GPUも同じくも70℃台と安定しており、高い冷却性能で、夏場でも安心して使えます。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ゲーミングノートだと55デシベルが目安となりますが、ピーク時で51.9デシベルと、大きく下回っています。ファンは豪快に回転しているものの、一般的なモデルに比べると、おとなしい印象ですね。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:オフィスモード、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約6時間30分をマーク。5時間オーバーと、ゲーミングノートにしてはバッテリーがよく持ちます。電源のない環境でも、ある程度使うことができますね。

 

便利機能いろいろ

ゲーミングノートらしく付属アプリの内容が充実しており、ファンやキーボードのLEDの調整やシステムのモニタリングなど、各種設定がワンストップでできるようになっています。

 

そのほか、動作モードやファンの動作設定ができるほか、ディスプレイのカラーモードも用意され、使うシーンに応じて、好みのカラーに設定できます。

ちなみに、サウンドイコライザーについては非搭載となっています。スピーカーの品質ですが、低音~高音まで伸び、サラウンドもしっかり効いていますが、ややこもった感じの音質なのが残念。ただ、ゲームはヘッドフォンでプレイしてナンボなので、そこまで気にする必要はありません。

 

まとめ&関連モデル

Ryzen 7×RTX 3060のパワーで、最新ゲームでも平均60fps以上をラクラクキープし、144Hzディスプレイを生かせるほどの高いパフォーマンスを発揮します。

モデルそのものの完成度も高く、金属パネルを採用した高品質ボディは、装備がとても充実しており、それでいて価格は13万円台と非常に安く、コスパ◎。RTX 3060搭載モデルでは特におすすめです

 

 

GALLERIA/ガレリア XL7R-R36 5800H搭載

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Ryzen 7 5800H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:155,980円(税込)~

このモデルのRyzen 7 5800H搭載バージョンです。

 

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