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GALLERIA/ガレリア UL7C-R37をレビュー 約1.96kgの超軽量ボディ!高い完成度とコスパを両立したRTX 3070搭載プレミアムノート

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) UL7C-R37】をお借りしました。

インテルとコラボしたフラグシップモデルが約2年ぶりにリニューアル!2kgを下回る軽量ボディと、高い完成度を両立した、RTX 3070搭載ハイスペックゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ガレリア UL7C-R37
サイズ W356×D234×H21.6mm
重量 約1.96kg(実測1947g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU Core i7-11800H
・8コア16スレッド
・定格2.3/最大4.6GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3070(GDDR6 8GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、240Hz
インターフェース USB 4 Type-C(Thunderbolt4対応)、USB 3.2 Gen.2 Type-A×3、HDMI 2.0b、SDスロット、LANポート、マイク入力、ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ Windows Hello対応 HD WEBカメラ
キーボード マルチRGB対応日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 1年(最大5年)
価格 219,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(501g)
・電源ケーブル(158g)

※2021年12月27日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

機能美重視のデザイン

ゲーミングだけでなくオフィスやクリエイティブ用途など、様々な場面で使えるマルチユースを想定しているとのことで、デザインは一般ノートに近い感じでとてもシンプル。

 

全体的に凹凸が少なく、見事なまでのフラットボディに仕上げており、渋いガンメタリックカラーも相まって、引き締まった印象を受けます。

 

天板部分もこの通りプレス加工などもなく、ロゴのみと非常にシンプル。

機能美とも言うべき、全く無駄のないデザインは使うシーンを選ばず、学校やオフィスなどオフィシャルな場所でも使えます。

 

排気グリルも特に装飾などなく、スリットのみと控えめな造形です。一般のノートパソコンと遜色ないレベルの落ち着いたデザインですね。

ちなみにヒンジ部分は、本体の荷重バランスが上手く取れており、本体を押さえることなく、指一本でラクラク開閉でき、とても快適です

 

底面はこの通り、大きく通気口が開けられており通気性はバツグン。2基のデュアルファンでCPUとGPUを強力に冷却します。

 

持ち運びに最適な超軽量ボディ

モビリティも重視しており、「圧倒的に軽い」のもポイント。

 

その重さは、なんと実測で1947g!最近は軽量のゲーミングノートが増えていますが、それはミドルクラスまでの話。RTX 3070搭載モデルで2kg以下というのは、とんでもなく軽いです。ハイスペッククラスの軽量モデルなら、まずおすすめです。

その軽さの秘訣は、ボディサイズと材質にあります。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、ボディはとてもコンパクト。さらに、ボディの素材にはマグネシウム合金を採用する徹底ぶりです。

なお、マグネシウム合金は、軽量なだけでなくタフなので、持ち運びも安心。

 

最新規格のインターフェース

ハイスペックモデルなだけあり、インターフェースは最新のものを搭載しています。

 

USBは全4ポートを搭載し、背面のType-Cポートは最新のUSB 4規格となっています。USB 4は、最大10Gbpsの高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能なハイスペックのUSB規格で、さらに”Thunderbolt 4”にも対応しています。対応機器であれば、最大40Gbpsの超高速転送も可能です。

ポートのタイプは小型&リバーシブルのType-Cポートと、従来のType-A端子と合わせて、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

画像出力端子はHDMIを搭載し、地味ながら便利なSDスロットをしっかり完備しているのも◎。普段使いにも便利ですね。

 

ポートの配置もなかなか絶妙で、LANポート・画像端子・電源ポートが後ろ側に配置されています。

この3つのケーブルは太いため特にかさばるので、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがちですが、後ろにあればそんな心配は一切ありません。

 

また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

美しい発色の15インチディスプレイ

ディスプレイはオーソドックスな15.6インチサイズで、解像度はフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアパネルを採用しています。自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。

 

映像のクオリティですが、高コントラスト&高発色で美しい映像を描写します。ゲームをはじめ動画鑑賞などエンターテインメント用途に最適なクオリティです。

 

おまけに視野角も広く、横から覗いても色むらは無し。パネルの種類は不明ですが、IPSに近い感じがしますね。

 

240Hz対応ディスプレイ搭載

ディスプレイのサイズは標準的な15.6インチで、解像度はフルHDと標準的な仕様ですが、なんと240Hz出力対応の高リフレッシュレートモニターを搭載しています。

 

240Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が、現在ゲーミングノートで主流の144Hzディスプレイの約1.6倍。その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

 

新感覚の光学式キーボード搭載

ゲーミングノートらしく、フルカラーキーボード&LEDライトバーを搭載。キートップは特に透過処理されていないオーソドックスなタイプですが、下からしっかり照らし出し、かなり華やか。もちろん、ファンクションキーでON/OFFも切替可能。出先での使用も安心です。

ちなみに、通常モデルとは違い、マルチRGBを採用しているのがポイント。シングルRGBに比べ派手なだけでなく、自分好みの配色にカスタマイズ可能です。

 

このモデルのキーボードはなかなかユニーク。まずパッと目につくのがキーボードのタイプです。

15インチではありますが、テンキーレスキーボードを採用しています。あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。まさにゲーミング特化の本格派仕様で、ここまでやるモデルはなかなか珍しいですね。

 

なお、各キーは大きく造られ、キー配置そのものも整然としており、クセがなく非常に素直。キーピッチも約19mmとデスクトップキーボードなみの間隔が確保されており、誤爆する心配はまずありません。

また、キーそのものもユニーク。

 

キーのタイプはオーソドックスな光学式ですが、スイッチ感&深いキーストローク&バツグンの応答性で、さながらメカニカルキーボードのような操作感を実現しています。

操作感としては、”青軸”といったところでしょうか。「カチッ、カチッ」というスイッチ音ですが、控えめなのでそこまで気になりません。操作性と動作音のバランスが上手く取れており、完成度はとても高くなっています

 

ちなみに、電源ボタン横に配置されたボタンでは、動作モードを変更することができます。

モードは”パフォーマンス(LEDライン2本)”・”バランス化(LEDライン1本)”・”バッテリー節電機能(LEDライン無し)”の3タイプが用意されており、状況に応じてワンタッチで順に切り替え可能です。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。表面はツルツルした材質でカーソルの追従性が高く、操作は非常にスムーズです。

一方クリックボタンはやや押し込む必要があり、完成度はそれなりといったところ。もう少し硬めだとなお良かったですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3070搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3070を搭載。ハイスペッククラスのGPUで、前世代のRTX 2080 SUPER並みの性能へ大幅にパワーアップしています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i7-11800Hを搭載しています。

下位の6コア12スレッドCPU・Core i5-11400Hと比較すると、シングル性能はほぼ互角ですが、マルチ性能は約51%も高くなっています。最近ではマルチコア・スレッドに最適化されたゲームが多くなっており、Core i5よりも高いfpsを引き出せるほか、各種編集作業でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3060よりも約20~30%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も8GBと大容量なので、フルHDでは盤石。特に安定性が求められるFPSゲームを極める方におすすめ

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 6091
Time Spy
Extreme
4916 4912 4940
Time Spy 9915 9892 10053
Night Raid 52117 92199 15048
Fire Strike
Ultra
6589 6500 24135 3316
Fire Strike
Extreme
12351 13042 24062 5806
Fire Strike 22354 26927 24125 9378
Sky Diver 51882 84473 20387 32915

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 18981 21248 22667

グラフィック負荷は前シリーズとほぼ変わらない感じ。フルHD・最高設定でスコア15000を大きくオーバーし、まさにド安定です。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

  設定6 設定5 設定4
フルHD 22362 23383 27557

恐ろしくグラフィック負荷が重いゲームですが、なんとフルHD・設定6でもスコア20000の大台を突破しています。RTX 3060では、スコア15000には届かず、その差は歴然としています。

ちなみに、設定6ではアバターのテクスチャ含め詳細に表示されるので、とてもきれいです。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 96(89)fps 106(97)fps 113(105)fps 116(103)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

プレイヤーやオブジェクトがとても多く、グラフィック負荷はかなり高め。それでも、最高設定で平均100fpsを狙えるのは、さすがRTX 3070といったところですね。RTX 3060では平均70fps台なので、安定感は格段に向上します。

なお、このゲームではDLSSモードでfpsを底上げできます。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 104(95)fps 107(99)fps 110(100)fps 115(104)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDでは効果が控えめで、最高設定のみ約8%fpsが向上します。なお、DLSSだとグラフィック品質がやや落ちるので、少しでもfpsを上げたいなら有効にするのがいいでしょう。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 71(62)fps 76(70)fps 77(64)fps 82(75)fps

RTを有効にした際のfpsです。

グラフィック負荷がさらに上がるものの、平均70fps台で持ちこたえています。3DMARK・Port Royalでスコア6000を超えるだけあり、RT性能は高めです。

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 74(63)fps 77(71)fps 81(73)fps 80(75)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時とは違い、ほとんど効果がない感じですね。素直に通常モードでプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  最高 通常
フルHD 127(115)fps 133(121)fps 180(163)fps 188(176)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で平均120fps台をキープし、とても高い安定感を発揮します。DLSSモード無しでこの性能なので、地力の高さを感じさせます。

 

DLSS

  最高 通常
フルHD 168(156)fps 171(162)fps 185(162)fps 186(169)fps

最高・高設定で効果が大きく、最大32%と大きくfpsが向上し、最高設定では160fps台まで伸びます。グラフィック品質と高いfpsを両立できるのが、RTX 3070の魅力ですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。

ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。

戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

  最高
フルHD 64(61)fps 73(68)fps 84(73)fps 102(93)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

トップクラスに重いゲームということで、fpsはかなり伸び悩みます。それでもハイスペックGPUらしく、最高設定で平均60fpsをしっかり超えてきます。RTX 3060ではこうはいきません。

 

DLSS

  最高
フルHD 81(75)fps 88(79)fps 87(75)fps 87(78)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDでもしっかり効果を発揮し、fpsは最大約27%向上。最高設定でも平均80fps台まで伸び、安定感がかなり上がります

 

RT

  最高
フルHD 27(24)fps 28(25)fps 31(26)fps 32(27)fps

RTを有効にした際の結果です。

通常モードでもかなり重く、RTは反射・シャドウ・ライティングのフルセットということもあり、平均20~30fpsまで落ち込みます。ライティングをOFFにすれば多少軽くなるものの、まだまだハードが追い付いていないのが現状です。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 49(44)fps 52(46)fps 56(49)fps 58(51)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

パフォーマンスは格段に向上しますが、やはり平均60fpsには届きません。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 92(76)fps 95(80)fps 102(85)fps 109(89)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

グラフィック負荷が高めのゲームですが、それでもウルトラ設定で平均90fps台をキープできます。平均70fps台のRTX 3060に比べ、重量級ゲームでの安定感は一味違います。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 89(72)fps 92(74)fps 99(82)fps 106(88)fps

FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

このゲームでは、フルHDでの効果がほとんどなく、通常モードとほぼ同等のfpsとなっています。なお、FSRといえばグラフィック品質の劣化ですが、通常モードとほぼ変わらず、FSRの最適化が進んできた印象を受けますね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 72(62)fps 76(65)fps 79(68)fps 96(81)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。fpsは下がるものの、平均70fps以上をキープできます

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 73(62)fps 75(65)fps 79(68)fps 95(81)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、やはり効果はほとんどなしですね。。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは基本無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 96fps 101fps 112fps 122fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷がやたら重いのですが、フルHD・ウルトラ設定で平均100fpsに迫る高いフレームレートをマーク。このゲームは平均100fpsを出せれば御の字というレベルなので、上出来ですね。ともあれ、最新タイトルなので、DLSSには対応してほしいものです。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高、レンダリング解像度”50”

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 272(260)fps 273(258)fps 280(260)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

オンラインゲームでも屈指の軽さを誇り、軒並み平均240fps以上をキープし、240Hzディスプレイをきっちり生かせます

なお、レンダリング解像度をMAXの100にしても、最高設定で平均230fpsをキープできます。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  射撃訓練場

  最高
フルHD 206(172)fps 254(220)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

割と軽めのゲームということで、最高設定でも平均200fpsをオーバーし、安定感◎。低設定なら240Hzディスプレイをフル活用できます。軽めのゲームなら平均200fps台をキープできるのが、RTX 3070の強みですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS”品質”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 147(137)fps 185(166)fps 278(253)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

意外に重い最高設定でも、平均140fps台キープ。DLSS無しでこのfpsは、さすがハイスペックGPUといったところですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 176(168)fps 219(206)fps 317(298)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅は最大20%となり、高設定では平均200fpsを突破。画質を重視しつつ、安定感が格段に向上します。

 

RT

  最高
フルHD 49(45)fps 52(48)fps 55(51)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射・シャドウ・ライティングのフルセットということで、いずれの設定でも平均60fpsを下回ってしまいます。。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 87(82)fps 90(85)fps 95(91)fps

RTとDLSSを有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時とは打って変わり、fpsは最大73%と大幅に伸び、平均80~90fps台で安定してプレイできます。ただし、精度にこだわるならDLSSのみ有効にするのがおすすめ。

 

BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)

BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。

シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/FSR”品質重視”)

  プレイモード:本編にて一定コースを巡回

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 153(134)fps 158(137)fps 161(138)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

見た目はとても重そうなのですが、最適化がしっかりされており、最高設定で平均150fps台と安定感バツグン。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分すぎます。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 175(156)fps 178(159)fps 182(161)fps

FSRを有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅は最大約14%と控えめながら、平均170fps台まで押し上げます。ただし、Far Cry 6とは違い、グラフィックがぼやけた感じになるので、好みが分かれそうではあります。

 

RT

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 86(74)fps 88(75)fps 91(78)fps

RTを有効にした際の結果です。

シャドウのみのRTモードなので、負荷はだいぶ軽く、最高設定で平均80fps台と安定しています。これならFSRを有効にする必要もありません。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 92(78)fps 95(82)fps 95(82)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

FSRの効果はだいぶ控えめで、fpsは最大約8%の向上にとどまっています。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは超容量の1TB SSDを搭載した、シングルストレージ構成です。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、1TBもあれば盤石。たくさんのゲームをインストールできます。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーは、インテルのNUCなどで採用されている”Sabrent”となっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、最大4000~5000MB/sと圧倒的なスピードを誇ります。一方、ランダムはGen.3タイプと同等レベルとなっており、シーケンシャルの速さが光るSSDとなっています。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

Hシリーズの8コア16スレッドCPUながら、ピーク時でも70℃台と安定した温度をキープしています。また、GPUも同じくも70℃台前半と安定しており、高い冷却性能で、夏場でも安心して使えます。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ゲーミングノートだと55デシベルが目安となりますが、ピーク時で56.7デシベルと見事に突破。ファンの回転音はかなり豪快ですが、耳障りな甲高いノイズが控えめなのが救いですね。ゲームならヘッドセットやヘッドホンを使ってナンボなので、そこまで気にする必要はありません。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

ロングライフバッテリーということで、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:バッテリー節電
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は公称値通り、約8時間50分をマーク。ゲーミングモデルながら、一般ノート並みにバッテリーが持ち、出先でも安心して使えます。

 

便利機能いろいろ

ゲーミングノートらしく付属アプリの内容が充実しており、ファンやキーボードのLEDの調整やシステムのモニタリングなど、各種設定がワンストップでできるようになっています。

ホーム画面に機能が集約されているので、とても見やすいのがポイント。

 

キーボードのイルミネーションは、キー単位でカラー変更できる芸の細かさ。アニメーションの種類もとても豊富です。

 

そのほか、ディスプレイのカラーモードも用意され、使うシーンに応じて、好みのカラーに設定できます。

 

もちろん、サウンドイコライザーもバッチリ搭載。

スピーカーの品質ですが、低音~高音まで伸び、厚みのある音質となっています。重低音までしっかり出るのがミソ。さらに、サラウンドもしっかり効いているので、迫力満点ですね。

 

まとめ&関連モデル

やはりRTX 3070搭載モデルで2kg以下というのは、すごいインパクトですね。携帯性に優れたハイスペックモデルというだけでも、十分購入価値があります。

モデルそのものの完成度も非常に高く、新感覚のキーボードや最新規格のインターフェースを採用。RTX 3060を上回るバツグンの安定感で、軽めのゲームであれば、平均200fpsを突破するほどの高いパフォーマンスを発揮します。ゲームを極めるにはうってつけの性能です。

肝心の価格は21万円台と安く、コスパに優れたRTX 3070搭載モデルとしておすすめです。

 

 

GALLERIA/ガレリア UL7C-R36

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 240Hz
■CPU:Core i7-11800H
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■価格:169,980円(税込)~

RTX 3060を搭載した兄弟モデルです。

 

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