ASUS ROG Strix SCAR 17 G733ZXをレビュー 17インチ×360Hzディスプレイの本格派仕様!Core i9-12900HとRTX 3080 Tiを搭載した妥協なきハイエンドモデル

今回はASUSの【ROG Strix SCAR 17 G733ZX】をお借りしました。

大画面&超高速ディスプレイ搭載!最新のCore i9-12900HとRTX 3080 Tiのパワーが光る、超高性能の本格派モデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ROG Strix SCAR 17 G733ZX
カラー オフブラック
サイズ W395×D282.1×H23.4~28.3mm
重量 約2.9kg(実測2766g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Core i9-12900H
・14コア20スレッド
・定格2.5/最大5.0GHz
メモリ 32GB(DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス RTX 3080 Ti(GDDR6 16GB)
ディスプレイ 17.3インチ、フルHD、ノングレア、360Hz
インターフェース Thunderbolt 4、USB3.2 Gen.2 Type-C、USB3.2 Gen.1 Type-A×2、HDMI、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート
光学ドライブ ×
スピーカー クアッドスピーカー
キーボード バックライト付き日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 12ヵ月(最大3年)
価格 【クーポン利用】399,800円359,800円(税込)~
付属品 ・ACアダプター(849g)
・電源ケーブル(162g)
・キーストーンⅡ(31g)
・Armorキャップ×2(7g)
・各種マニュアル

※2022年4月27日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

ユニークなデザイン

このモデルは、大型の17インチボディで、存在感バツグン。ASUSの上位ブランドROGシリーズということで、天板には”ROGロゴ”をしっかり装備しています。

 

ASUSといえば、やはり他社ではお目にかかれないユニークなデザインですね。

まず、排気グリルがヒンジの後ろにせり出した、大胆なフォルムが目につきます。このタイプは、冷却機構を大きくすることができるため、熱くなりがちなゲーミングノートとの相性はバッチリです。

 

排気グリル上部は、パンチ加工でオシャレに仕上げているほかー

 

右サイドの装飾パネル(Armorキャップ)を付け替えて、自分好みにカスタマイズすることも可能です。

 

なお、Armorキャップは3種類用意されています。

 

特にインパクトがあるのはキーボード面で、右サイドを斜めにカット&スケルトン仕様で大胆に仕上げています。下の基盤が透けて見え、サイバーな感じでとてもクール。ここまでやるのがASUSです。

 

底面もこの通り、キーボード面と同じく2つのブロックに分ける凝りようです。吸気スリットはは大きめに造られているので、冷却性能はとても優秀です。

ちなみに、ボディの素材ですが、キーボード面と底面は樹脂製、天板は金属製となっています。

 

LEDイルミネーション搭載

ハイエンドモデルらしく、本体にはド派手なLEDイルミネーションを装備。

 

イルミネーションは、天板ロゴ・フロント下部の2か所に搭載。見ての通り、あふれんばかりのド派手な輝きでテンションが上がります!LED好きにはたまりませんね。

 

最先端のインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは左右あわせて4ポート搭載しています。小型&リバーシブルのType-Cポートは2つ装備し、そのうちの一つは、40Gbpsの超高速転送ができる”Thunderbolt 4”となっています。

小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用しているのもポイント。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップとなっています。

 

そのほか、画像出力のHDMI端子を搭載しており、Type-Cと合わせ、複数画面の出力も可能です。

 

気になる右サイドのくぼみですが、これは付属のキーストーンⅡを装着するスペースです。

 

キーストーンには、動作モードやLEDイルミネーションなどの個人設定を保存することができ、対応したゲーミングノートであれば、一発で設定を完了できます。PCを初期化するときに保存しておけば、セットアップの時ラクになります。

 

ちなみに、背面のポートの配置も地味ながら◎。画像端子・電源ポート・LANポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスなどと干渉しないようになっています。ケーブル同士の混線はイラっと来るので、これは嬉しいですね。

 

ディスプレイ&キーボード

高発色&広色域ディスプレイ

ディスプレイは大型の17.3インチサイズで、解像度はフルHDとなっています。主流の15.6インチよりも一回り大きく、ゲームの迫力はワンランク上。没入感を重視するなら、17.3インチがおすすめです。

ちなみに、パネルは非光沢のノングレア仕様で、映り込みが少なく、ゲームにしっかり集中できます。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)はスリムなので、野暮ったさがなく、とてもスタイリッシュ。

 

高発色&高コントラストのIPSパネルを搭載しているので、くっきり鮮やかな映像クオリティを実現。ゲームはもちろん、動画鑑賞などにも最適です。また、視野角も広く、横から覗いても色むらがないのもいいですね。

 

発色の美しさだけでなく、色域が広めなのもポイント。型番(BOE0A00)を調べてみると、sRGBを99%カバーしており、編集用途にもおすすめです。

 icon-check-circle 輝度:300 cd/m²  icon-check-circle sRGB:99%  icon-check-circle Adobe RGB:77%  icon-check-circle DCI-P3:77%

 

360Hz出力対応

最近のトレンドともいえる高リフレッシュレートディスプレイですが、なんと360Hz出力に対応しています。これはゲーミングノートでは最速です。

 

360Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの6倍!主流の144Hzの2倍以上にもなる滑らかな描写で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

さらに、”Adaptive-Sync”に対応しているのもポイント。これは、VESA規格の映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

ただ、360Hzをフル活用できるのは、ごく一部のゲームに限られ、まだまだハードルが高い感じですね。

 

便利なフル規格キーボード

幅広の17インチボディということで、テンキーを装備したフル規格キーボードを搭載しています。

 

キー配置はとても余裕があり、配置そのものも素直。変則的になりやすいテンキーも、デスクトップキーボードそのもので、操作性に優れています。また、キーピッチも19mmと、こちらもデスクトップ並みの間隔が確保されているため、誤爆の心配はまずありません。

機能性も高く、音量調整ボタンや、システムツール(Armony Crate)のアクセスボタンなど、使用頻度の高いボタンは独立して配置。さらに、Windowsキーやタッチパッドのロックをワンタッチで設定できるほか、テンキーボタンも装備しており、とても便利です。

 

キーストロークは、一般的なノートPCよりもやや深めで、反発もしっかり感じられ、打鍵感は上々。キーボード面の剛性は高さも相まって、安定して操作できます。

 

もちろん、キーボードにはフルカラーLEDをバッチリ搭載しています。本体のLEDイルミネーションとの合わせ技でとにかく派手ですね。なお、ファンクションキーでON/OFFの切り替えや、アニメーションを変更でき、機能面もぬかりありません。

 

ちなみに、付属アプリ”Aura Creator”を使えば、キー単位でカラーを変更できる充実ぶり。ある意味やりこみ要素?とも言えます。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はサラサラした材質となっており、スムーズ&正確なカーソル操作が可能です。一方クリックボタンはカチカチと軽く押すだけで反応し、操作音も非常に静か。

一体型では押し込まないと反応しなかったり、クリック音がやたら大きいものがありますが、さすがにハイエンドモデルなだけあり、しっかり造りこまれていますね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。なお、4Kディスプレイに接続し、フルHD・WQHD・4Kでベンチマークを実行しています

RTX 3080 Ti搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3080 Tiを搭載。RTX 3000シリーズ最高峰のGPUということで、フルHDでバツグンの安定感を発揮するほか、4Kでのゲーミングも対応しています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の14コア20スレッドCPU・Core i9-12900Kを搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

参考までに、前世代の8コア16スレッドCPU・Core i9-11900HKと比較してみると、シングル性能は約22%、マルチ性能にいたっては約62%も向上しています。その実力は、ライバルのRyzen 9 5900HXシリーズを軽く超え、まさに圧倒的ですね。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3080との差は、おおむね約10%前後で、デスクトップのグラボでいうなら、RTX 3060 TiとRTX 3070の中間クラスといったところ。予算重視ならRTX 3080、とことん性能にこだわるならRTX 3080 Tiがそれぞれおすすめといった感じですね。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 7783
Time Spy
Extreme
5965 5900 6367
Time Spy 12490 12256 14007
Night Raid 60022 126859 15060
Fire Strike
Ultra
7997 7847 31519 4047
Fire Strike
Extreme
15098 15653 31512 7375
Fire Strike 27943 32083 31566 13058
Sky Diver 69298 100476 30627 48353

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4K WQHD フルHD
10224 19082 23565

最高品質で測定した結果となりますが、4Kでスコア10000を超え、平均76fpsと安定してプレイできます。フルHDでも平均185fpsをマークし、さすがに360Hzディスプレイをフルに生かすことはできないものの、安定感はバツグンです。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
46(41)fps 60(59)fps 60(58)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めで、4Kでは平均60fpsに届きません。中設定でも平均56fpsなので、よくてWQHDまでといったところです。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

 
フルHD 183(154)fps 203(165)fps 211(171)fps
WQHD 136(116)fps 199(158)fps 208(170)fps
4K 71(62)fps 154(123)fps 198(162)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

元がNintendo Switch向けのゲームということもあり、負荷は軽め。WQHDまでなら設定次第で平均200fps台を狙うことができ、4K・高設定でも平均60fpsをしっかり超えてきます。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分でしょう。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 126(112)fps 136(127)fps 152(139)fps
WQHD 98(90)fps 102(89)fps 115(106)fps
4K 56(52)fps 56(51)fps 66(60)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

高層ビルが乱立しており、グラフィック負荷はかなり高め。フルHDではよくて平均150fps台まで、4Kではノーマルまで落として、ようやく平均60fpsをクリアすることができます

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 140(126)fps 149(139)fps 157(144)fps
WQHD 113(98)fps 117(109)fps 127(117)fps
4K 83(74)fps 87(77)fps 95(85)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでは効果が小さいものの、4Kでは最大55%も向上し、最高設定でも平均80fps以上をキープできるようになります。ただし、競技性が高いので、実戦では平均100fpsを超えるWQHDまでがおすすめ。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 98(86)fps 101(89)fps 113(98)fps
WQHD 68(59)fps 72(63)fps 79(64)fps
4K 40(34)fps 40(34)fps 47(40)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽く、フルHDでは平均100fpsを狙えます。VRAM(グラフィックメモリ)が16GBとGeForceシリーズでは特に多いので、4Kでfpsが大きく落ち込まないのがポイントです。

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 101(84)fps 110(88)fps 118(101)fps
WQHD 87(76)fps 94(86)fps 100(86)fps
4K 70(61)fps 72(65)fps 77(62)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

DLSSオンリーの時よりも効果が大きくなり、4Kでのfpsの伸び幅は最大約78%にもなり、平均70fps以上をマークします。とはいうものの、FPSゲームには物足りないので、DLSSのみ有効にしてプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  ウルトラ 通常
フルHD 173(159)fps 182(168)fps 240(222)fps
WQHD 117(108)fps 122(108)fps 175(150)fps
4K 61(54)fps 64(58)fps 99(80)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上、フルHDでは平均170fpsオーバーとよく伸びます。なお、4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均60fps以上をキープ。DLSS無しでこの性能なので、やはり地力は高めですね。

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

  ウルトラ 通常
フルHD 229(209)fps 237(221)fps 266(242)fps
WQHD 170(156)fps 178(167)fps 214(191)fps
4K 125(118)fps 129(116)fps 154(144)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

効果はかなり大きく、フルHDでも平均200fps以上で安定感は◎。4Kともなると約2倍にもなり、平均120fps以上と、安定感が格段に上がります。ただ、やはり360Hzの壁は高いです。

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 115(102)fps 126(113)fps 140(126)fps
WQHD 90(81)fps 102(89)fps 114(95)fps
4K 53(46)fps 62(51)fps 70(56)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームですが、WQHDでは平均100fpsを狙うことができ、やはりWQHDに強い。また、4Kでも高設定なら平均60fps以上をキープできます。VRAMを16GBも搭載しているだけあり、ウルトラ設定でfpsがガタ落ちしないのはさすがですね。

なお、このゲームではFSRに対応しているので、さらにフレームレートを底上げできます。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 133(109)fps 140(116)fps 151(126)fps
WQHD 115(100)fps 127(110)fps 141(124)fps
4K 106(94)fps 117(104)fps 131(119)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

フルHDとWQHDの効きが物足りないものの、4Kでは約2倍もfpsが向上し、ウルトラ設定でも平均100fps以上をキープできます

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 92(82)fps 98(90)fps 106(94)fps
WQHD 75(68)fps 84(76)fps 93(84)fps
4K 45(40)fps 52(45)fps 57(49)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低く、WQHDまでなら平均60fps以上をキープ。4Kではパワー不足のため平均60fpsを下回りますが、VRAM多いので、悪くても平均40fpsで持ちこたえています。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 106(93)fps 109(96)fps 115(97)fps
WQHD 93(83)fps 100(90)fps 107(94)fps
4K 87(80)fps 95(87)fps 101(91)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、やはり4Kでの効果が非常に大きく、ウルトラ設定で平均87fpsと安定感がぐんと上がります。対人戦ではないので、4Kでプレイするのもありですね。

ただ、パフォーマンスだとぼやけた感じになるので、ややfpsが落ちるものの、バランスモードにするのがおすすめ。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 140fps 152fps 172fps
WQHD 98fps 105fps 118fps
4K 54fps 58fps 64fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームはFPSゲームにしてはなかなかヘビー。WQHDまでなら平均100fpsを狙えますが、4Kではガッツリ設定を落として、なんとか平均60fpsをキープできるレベルです。DLSSがないので、なおさらしんどいですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

  バッドアス ウルトラ
フルHD 118(100)fps 122(103)fps 133(117)fps
WQHD 81(73)fps 85(79)fps 95(87)fps
4K 45(43)fps 48(46)fps 53(50)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズなので、激重です。。WQHDでも平均100fpsを下回り、4Kでは平均60fpsにすら届きません。ウルトラヘビー級のゲームだと、4Kでは歯が立ちません。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 408(362)fps 427(396)fps 449(420)fps
WQHD 291(249)fps 303(274)fps 330(306)fps
4K 154(130)fps 160(145)fps 178(163)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽さで定評のあるゲームということで、フルHDでは平均400fpsを突破し、ようやく360Hzディスプレイをきっちり生かせるようになります。なお、4Kでも平均150fps以上をマークし、安定感はバツグン。

なお、レンダリング解像度を最大値にしても、4K・最高設定で平均95fpsをマーク。グラフィック品質重視でも、高い安定感を発揮します。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

  最高
フルHD 262(231)fps 296(274)fps
WQHD 188(163)fps 226(186)fps
4K 108(92)fps 109(94)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

こちらも割と軽めのゲームということで、フルHDでは平均250fps以上と安定感バツグン。4Kでも平均100fps以上をキープできます。ちなみに、このゲームは300fpsが上限ということで、360Hzディスプレイを生かせる機会はだいぶ限られてきます。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 184(172)fps 238(224)fps 397(374)fps
WQHD 124(115)fps 157(146)fps 289(266)fps
4K 62(57)fps 79(71)fps 146(134)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、WQHDでは平均100fps以上、フルHDでは平均180fpsオーバーと伸びは良好です。4Kではfpsが落ち込んでしまいますが、それでも平均60fpsを超えるのはさすがといったところ。

このゲームはDLSSの効きがいいので、大きくfpsを底上げできます。

 

DLSS

  最高
フルHD 249(238)fps 296(280)fps 417(403)fps
WQHD 179(168)fps 212(202)fps 304(287)fps
4K 130(124)fps 150(142)fps 206(198)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約2倍も向上し、平均130fps以上にもなります。フルHDなら360Hzディスプレイも生きてきますね。

 

RT

  最高
フルHD 65(55)fps 73(67)fps 76(70)fps
WQHD 41(37)fps 42(39)fps 45(40)fps
4K 19(15)fps 19(16)fps 20(18)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、まともに動くのはフルHDのみ。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 118(109)fps 124(113)fps 132(118)fps
WQHD 74(68)fps 77(71)fps 81(74)fps
4K 58(53)fps 60(57)fps 64(60)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

DLSSモードだとfpsは約2~3倍にもなりますが、4Kでは平均60fpsがやっと。はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは1TB SSDの超大容量SSDを搭載しています。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーは信頼性の高い”Micron”となっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、3000~6000MB/sと、まさに爆速。一方で、ランダム速度の伸びがイマイチ悪く、Gen.4タイプにしてはちょっと物足りない感じですね。ただし、ゲームのロードはとても早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適な使用感です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は、おおむね70~80℃台をキープ。高性能の14コア20スレッドCPUを搭載していながら、この温度はだいぶ低く、冷却性能は十分に高いといっていいでしょう。

GPUも70℃台半ば、ホットスポットも80℃台前半と、ハイエンドGPUとは思えない冷えっぷりです。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になりますが、ピーク時で56.6デシベルとオーバー。ゲーミングノートらしい豪快な風切り音ですが、甲高い耳障りなノイズが控えで、不快な感じではないのはいいですね。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:サイレント、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約3時間30分と、ゲーミングノートらしく、バッテリーの持ちは最低限です。5時間を超えていないので、電源のない環境で使う際は注意が必要です。

 

便利なユーティリティーソフト

便利なユーティリティーアプリもしっかり完備しており、デバイス設定ツールとして、”Armony Crate”が用意されています。

システムのモニタリングや動作モードの設定、さらにはディスプレイのカラーモードまで柔軟に設定できます。

 

また、”My ASUS”では、デバイスの診断やシステムアップデート、からサポートまでワンストップで実行でき、万が一でも安心です。

 

サウンドエンジンには、おなじみのDolby”を採用しています。設定ツールにてシーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、イコライザーも用意されているので、好みの設定に変更することも可能です。

スピーカーはなんと4基構成!サウンドクオリティは非常に高く、低音から高音までよく出ており、特に重低音の迫力は相当のもの。厚みのある音質に、サラウンド効果もバッチリ効いているので、とても迫力があります。内蔵タイプのスピーカーとは思えないほどですね。

 

まとめ&関連モデル

LEDイルミネーションを装備したド派手なボディに、360Hzの超高速ディスプレイやクアッドスピーカーを搭載。また、4Kでのゲーミングにも対応できる、Core i9×RTX 3080 Tiのハイエンド構成は、まさに圧巻の一言。

性能・機能面ともに申し分なく、価格の安さも相まって、大画面のRTX 3080 Ti搭載モデルならまずおすすめ。ただ、RTX 3080から劇的に性能が上がっているわけではないので、予算重視ならRTX 3080搭載モデルでも十分ですね。

 

 

ROG Strix SCAR 15 G533ZX

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 300Hz
■CPU:Core i9-12900H
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3080 Ti
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
【クーポン利用】389,800円349,800円(税込)~

このモデルの15インチバージョンで、ディスプレイは300Hz出力となっています。テンキーは非搭載ですが、タッチパッドにテンキーモードが用意されています。

 

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