Alienware X15 R1 プレミアムをレビュー 最高峰のXシリーズ登場!圧倒的なスリムボディと造りこみの高さが光る15インチフラグシップモデル

今回はデルの【Alienware X15 R1 プレミアム】をお借りしました。

Mシリーズの上位バージョンとなる”Xシリーズ”が登場!驚くべきスリムボディに、Core i7とRTX 3070を搭載した、最高峰のハイスペックゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

貸出機ではフルHD×165Hzディスプレイを搭載しています。
  Alienware X15 R1 プレミアム
カラー ルナライト(シルバーホワイト)
サイズ W359.7×D277.25×H15.9mm(240Hz&360Hzディスプレイ搭載モデル)
重量 約2.27kg~(実測2308g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Core i7-11800H
・8コア16スレッド
・定格2.3/最大4.6GHz
メモリ 32GB(DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3070(GDDR6 8GB)
ディスプレイ 15.6インチ、WQHD、ノングレア、240Hz
インターフェース Thunederbolt 4、USB3.2 Gen.1 Type-C、USB3.2 Gen.1 Type-A、HDMI 2.1、microSDスロット、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード フルカラーキーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.2
保証 1年(最大5年)
価格 【クーポン利用】358,180円272,217円(税・送料込)~
付属品 ・ACアダプター(546g)
・電源ケーブル(94g)
・USB Type-C⇔LAN変換アダプタ(18g)
・各種マニュアル

※2022年3月11日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは直販サイトに記載してあります。

 

外観

ウルトラスリムボディ

このモデル最大の特徴は、なんといってもボディの薄さ。

 

その厚さは15.9mmと、2cmオーバーが一般的なゲーミングノートでは圧倒的なスリムボディとなっています。モバイルノート顔負けのスリムボディということで、見た目も非常にスタイリッシュ。

もちろん、Alienwareらしい独創的なデザインは健在。

 

ラウンドフォルムの美しいボディに、楕円形の排気グリルを装備。天板には、15インチをあらわす【15】のロゴが大きくプリントされ、強烈なアクセントになっています。

 

しかも、排気グリル内部はハニカム調のデザインにする凝りようで、シリーズ共通のユニークなSF風デザインに仕上げています。

 

あまり見る機会はありませんが、底面の吸気グリルもハニカム調のデザインにする徹底ぶり。全体の統一感もバッチリです。

 

ボディの素材には、タフなアルミニウム&マグネシウム合金を採用しています。ただ、これだけ薄いので、下位モデル(Alienware M15 Rシリーズ)に比べると、剛性はやや弱めといったところですね。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、コンパクトボディを実現しています。ただし、重さは実測で2308gと、15インチモデルでは標準的な重さとなっています。

 

高い冷却性能

最上位モデルらしく、冷却システムにも力を入れており、なんと冷却ファンを4基搭載した、クアッドファン構成となっています。下位モデルのオーソドックスなデュアルファン(2基)に比べ、ヒートパイプで吸収した熱を、より強力に発散することができます。

ちなみに、エアフローは、底面とキーボード面から吸気し、背面の排気グリルと両サイドから排気するシステムとなっており、クアッドファンとの相乗効果で、スリムモデルながら高い冷却性能を発揮します。

 

LEDイルミネーション搭載

Alienwareシリーズということで、LEDイルミネーションを完備。

 

相変わらず光る場所がユニークで、このモデルではグリルの周囲が光ります。以前はボディサイドを光らせていましたが、これはこれでインパクトばつぐん。

そのほかAlienwareロゴ×2とキーボードの計4ヶ所が光り、付属アプリの【ALIEN FX】にて自由自在にカラーを変更することができます。

 

ポイントを押さえたインターフェース

スリムボディということで、インターフェースはだいぶシンプル。

 

 

USBは背面に集約されており、その数は全3ポートと最小限。小型&リバーシブルのType-Cポートは2つ装備し、そのうちの一つは、40Gbpsの超高速転送ができるThunderbolt 4”となっています。

数こそ少ないものの、Type-Cだけではなく、通常のType-Aポートも搭載しており、様々な周辺機器に対応できます。

 

画像出力端子として、HDMIが装備されているほか、Thunederbolt 4ポートがDisplayPort出力を兼ねているので、マルチディスプレイの出力も可能です。

 

ちなみに、LANポートは非搭載ですが、Type-Cの変換アダプタが付属しており、有線接続にもバッチリ対応しています。

最近のトレンドですが、背面にもポートを配置しているのはとても便利。画像端子や電源ポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスやLANケーブルと干渉しないようになっています。ケーブル同士が混線するとイラッとするので、これは嬉しいですね。

 

なお無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

発色に優れたディスプレイ

ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度はWQHDとなっています。現在主流のフルHDよりも高い解像度なので、精彩で美しいグラフィックでゲームを楽しむことができます。

なお、先に紹介した通り、貸出機ではフルHDディスプレイを搭載しているため、ベンチマークもフルHDのみの結果を記載しています。

 

ディスプレイのパネルには、IPSパネルを搭載しています。コントラストが高く、発色に優れたパネルで、ぱっと見でもそのきれいさがわかるほど。さらに視野角も広く色むらが少ないのもいいですね。

 

映り込みが少ないノングレアディスプレイも相まって、きれいな映像を楽しみつつゲームに没頭することができます。

 

240Hzディスプレイ搭載

もちろん、165Hz出力に対応の高リフレッシュレートディスプレイを標準搭載。

1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzディスプレイの2倍以上!144Hzのさらにその上を行く非常に滑らかな描写性能で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

 

ちなみに、一部モデルでは、WQHD×240Hz出力×G-Sync対応の高性能ディスプレイを搭載しています。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

 

本格派キーボード

ゲーミングノートらしく、フルカラーLED内蔵のド派手なキーボードを搭載。本体のLEDイルミネーションも相まって、とても華やか。ただし、下位モデルとは違い、キー単位でカラーを設定でき、自由度はこちらの方が上。

 

横幅の広い15インチタイプながら、テンキーレスタイプを採用しています。

あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。ゲーミングキーボードではテンキーレスタイプが多く出回っているほどです。まさにゲーミング特化の本格派仕様で、まさに原点回帰といったところですね。

 

基本的なキーだけでなく、オーディオ系のキーを右端に配置しており、これが意外と便利。ウィンドウズキー・ファンクションキー・タッチパッドのロックも、ワンタッチで設定でき、ポイントはしっかり押さえています。

各キーは大きめに造られ、すべて独立しており、配置そのものも非常に素直。キーピッチは19mmとデスクトップ並みの間隔が確保され、誤爆の心配はまずありません。

 

キーストロークは、一般的なノートよりもやや深いというレベルで、サクサクした打鍵感ですね。人によっては物足りないかもしれませんが、リニアな操作感は、これはこれであり。応答性も良く、ゲームもはかどります。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はツルツルした素材を使用しており、カーソル操作は非所に滑らか。一方、クリックボタンはやや押し込む必要があるものの、建て付け自体はよく、クリック音は静かです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3070搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3070を搭載。ハイスペッククラスのGPUで、前世代のRTX 2080 SUPER並みの性能へ大幅にパワーアップしています。

また、RTXシリーズでは従来のGTXシリーズと異なり、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH R23

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i7-11800Hを搭載しています。

前世代とコア・スレッド数は同じですが、シングル性能が約20%程度向上し、よりゲームに強くなっているのがポイント。上位のCore i9-11900Hとの違いは動作クロックのみなので、その差は10%以内と小さく、Core i7で正直十分です。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3060よりも約20~30%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も8GBと大容量なので、フルHDでは盤石。特に安定性が求められるFPSゲームを極める方におすすめ

なお、デスクトップ用のRTX 3060以上の性能なので、WQHDディスプレイでのゲーミングにもしっかり対応しています

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 6087
Time Spy
Extreme
4803 4907 4289
Time Spy 9946 10067 9313
Night Raid 49210 107475 12085
Fire Strike
Ultra
6413 6299 21501 3347
Fire Strike
Extreme
12053 12734 22251 5771
Fire Strike 22157 26446 22081 10022
Sky Diver 50779 81440 19366 36519

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 19049 20464 22868

グラフィック負荷は前シリーズとほぼ変わらず、フルHD・最高設定でスコア19000台の非常に高いスコアをマークしており、まさにド安定です。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

  設定6 設定5 設定4
フルHD 18486 20340 24019

恐ろしくグラフィック負荷が重いゲームですが、フルHD・設定6でスコア15000オーバーと、さすがにこのグレードなら余裕ですね。RTX 3060では、スコア15000には届かず、その差は歴然としています。

ちなみに、設定6ではアバターのテクスチャ含め詳細に表示されるので、とてもきれいです。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:高/中/低

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

 
フルHD 148(114)fps 151(113)fps 152(117)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

クエストではグラフィック負荷がやや高くなるものの、高設定でも平均140fps台と高リフレッシュレートディスプレイとの相性は良好。前作のMONSTER HUNTER WORLDに比べると、だいぶ軽いですね。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中/低(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 92(86)fps 95(86)fps 99(93)fps 111(97)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

プレイヤーやオブジェクトがとても多く、グラフィック負荷はかなり高めですが、最高設定で平均90fpsをマーク。RTX 3060では平均70fps台ということを考えると、さすがハイスペックGPUといったところですね。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 90(80)fps 95(80)fps 95(87)fps 108(98)fps

DLSSを有効にした際の結果ですが、フルHDでは効果がほとんどなく、むしろ逆効果です。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 65(58)fps 72(67)fps 71(65)fps 71(64)fps

RTを有効にした際のfpsです。

fpsが落ち込むものの、平均60~70fps台で持ちこたえています。RTにしては負荷は軽めな感じです。

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 66(60)fps 67(61)fps 69(62)fps 70(65)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時と同じような傾向で、ほとんど効果がない感じですね。素直に通常モードでプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  最高 通常
フルHD 136(127)fps 145(132)fps 193(178)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷は意外と軽めで、最高設定で平均130fps台をキープし、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるようになります。RTX 3060では平均100fps台なので、やはり安定感はワンランク上。

 

DLSS

  最高 通常
フルHD 170(153)fps 173(156)fps 193(173)fps

フルHDでもしっかり効果を発揮しており、fpsは最大約25%向上し、最高設定では170fps台まで伸びます。さすがに240Hzディスプレイをっきちり生かすのは厳しいですが、その気になれば200fps近くまで出せるのは、とても魅力的ですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。

ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。

戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

  最高
フルHD 65(52)fps 67(55)fps 68(60)fps 71(61)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

販売開始からだいぶたちますが、現行のゲームでもトップクラスに重く、fpsの伸びはイマイチ。それでも、最高設定で平均60fpsを超えるのはさすがです。RTX 3060ではこうはいきません。

 

DLSS

  最高
フルHD 62(50)fps 64(51)fps 67(56)fps 68(58)fps

DLSSを有効にした際の結果ですが、BATTLEFIELD 2042と同じく、フルHDではむしろ逆効果となっています。。

 

RT

  最高
フルHD 26(22)fps 26(22)fps 27(24)fps 30(26)fps

RTを有効にした際の結果です。

通常モードでもかなり重く、RTは反射・シャドウ・ライティングのフルセットということもあり、平均20~30fpsまで落ち込みます。ライティングをOFFにすれば多少軽くなるものの、まだまだハードが追い付いていないのが現状です。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 49(42)fps 50(44)fps 54(45)fps 57(50)fps

RTとDLSSを同時に有効にした際の結果です。

fpsは約2倍も向上しますが、やはり平均60fpsには届きません。RTは使わず、DLSSでフレームレートを向上させるのがおすすめ

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 92(74)fps 93(77)fps 87(71)fps 112(90)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

グラフィック負荷が高めのゲームですが、それでもウルトラ設定で平均90fps台をキープできます。平均70fps台のRTX 3060に比べ、重量級ゲームでの安定感は一味違います。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 99(76)fps 98(79)fps 92(81)fps 116(93)fps

FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

fpsの上り幅は最大約8%と控えめながら、ほぼ平均100fpsとなり、バツグンの安定感を発揮します。なお、FSRといえばグラフィック品質の劣化ですが、通常モードとほぼ変わらず、FSRの最適化が進んできた印象を受けますね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 62(53)fps 76(63)fps 88(72)fps 100(80)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。fpsは下がるものの、平均60fps以上をキープできます

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 85(72)fps 86(72)fps 88(73)fps 108(84)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、FSRオンリーの時とは違い、最大約37%もfpsが向上し、平均80fps以上をマークします。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは基本無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 117fps 125fps 142fps 156fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷がやたら重いのですが、最適化が進んでいることもあり、フルHD・ウルトラ設定で平均110fps台をマーク。このゲームは平均100fpsを出すのが厳しいので、これだけ伸びれば十分ですね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高、レンダリング解像度”50”

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 246(234)fps 252(236)fps 255(236)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

オンラインゲームでも屈指の軽さを誇り、240Hzディスプレイをきっちり生かせます。なお、レンダリング解像度をMAXの100にしても、最高設定で平均227fpsをキープできます。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  射撃訓練場

  最高
フルHD 221(189)fps 274(226)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

割と軽めのゲームということで、最高設定でも平均200fpsを上回り、低設定では240Hzディスプレイをっきちり生かせます。軽めのゲームなら平均200fps台をキープできるのが、RTX 3070の強みですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS”品質”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 159(149)fps 207(189)fps 341(323)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

意外に重い最高設定でも、平均150fps台のとても高いfpsをキープ。DLSS無しでこのfpsは、さすがハイスペックGPUといったところですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 211(202)fps 251(239)fps 334(314)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅は最大約37%となり、240Hzディスプレイをしっかり生かせるまでになります。画質を重視しつつ、安定感が格段に向上します。

それにしても、このゲームをはじめ、HaloやApex Legendsなどでは、fpsが驚くほどよく伸びますね。RTX 3070搭載モデルの中でも頭一つ抜き出ています

 

RT

  最高
フルHD 50(44)fps 51(46)fps 55(51)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射・シャドウ・ライティングのフルセットということで、いずれの設定でも平均60fpsを下回ってしまいます。。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 91(84)fps 93(89)fps 99(92)fps

RTとDLSSを有効にした際の結果です。

DLSSオンリーの時とは打って変わり、fpsは最大約82%と大幅に伸び、平均90fps台と安定してプレイできます。ただし、精度にこだわるならDLSSのみ有効にするのがおすすめ。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の500GB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えていますが、500GBあればまず安心。1TBにカスタマイズすれば、容量不足の心配は全くありません。

もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDで、メーカーは”SK hynix”となっています。肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタで、一部3000MB/sを超える爆速ぶり。一方、ランダムは標準的な速度となっており、トータルで見ると中の上クラスといったところですね。

もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は、おおむね80℃台をキープ。ゲーミングノートでは標準的な温度ですが、このスリムさを考えると、なかなか優秀な冷却性能といえますね。さすがに、冷却ファンを4基搭載しているだけあります。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ノイズはピーク時で55.9デシベルと、55デシベルをオーバーし、ファンの動作音は豪快!ゲーミングノートらしいファンノイズなので、割り切りが必要です。このモデルに限らず、ゲーミングノートならヘッドホンの使用がおすすめ。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:トップクラスの電力効率、静音モード
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は、約5時間をマークし、高性能パーツを搭載したゲーミングモデルなら十分及第点ですね。ただし、6時間にも満たないので、電源のない環境では注意が必要です。

 

充実したユーティリティー機能

ゲーミングPCということで、専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。

 

”ALIEN FUSION”ではシステムのモニタリングのほか、動作モードの変更やファンコントロールなどの設定をすることができます。

 

また、サウンド設定もこの通り細かく可能です。

スピーカーの音質ですが、クオリティはかなり高め。低音~高音までしっかり伸び、重低音にも負けず、厚みのある音質も相まって、迫力◎。また、サラウンドもバッチリ効いており、臨場感もあります。

 

”ALIEN FX”では、各種カラーの変更が可能です。先に紹介した通り、キーボード面のカラーはキー単位で設定でき、アニメーションにもバッチリ対応しています。

そのほか、マクロ機能にも対応しており、まさに至れり尽くせりとなっています。

 

なお、PCの管理アプリとして、”SupportAssistant”が搭載されています。PCのアップデートやメンテナンス、サポートにいたるまで、このアプリ一つで完結するので、とても便利。

 

まとめ&関連モデル

圧倒的なスリムボディにもかかわらず、高い冷却性能とゲーミング性能を実現。標準でWQHD&240Hzディスプレイを搭載するなど、装備も非常に充実しており、Alienwareの最上位モデルにふさわしいクオリティとなっています。

RTX 3070の性能も高く、最新のゲームでも平均100fpsをキープでき、軽めのものなら平均200fpsをこえるほど。FPSゲーマーなら、まずこのクラスは欲しいところですね。

なお、下位グレードに”Mシリーズ”がありますが、特に冷却とゲーミング性能にこだわるならXシリーズ、予算重視ならMシリーズがそれぞれおすすめです

 

 

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