RTX 4080搭載おすすめゲーミングノート DLSS 3対応!4Kでのゲーミングに対応したハイエンドモデル

  • デスクトップのRTX 3080(≒RTX 4070)相当の性能で、4Kでのゲーミングにも対応
  • DLSS 3対応ゲームであればさらにパフォーマンスアップ
  • 搭載パソコンの予算目安は30万円台から

RTX 4000シリーズにもゲーミングノートがついに登場。前世代を圧倒する性能に進化したハイエンドGPU・RTX 4080の実力とおすすめモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

RTX 4080のスペックまとめ

RTX 4080の特徴と性能をサクッとチェックしてみましょう。

レイトレーシング&DLSS対応

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

DLSS 3で大幅にパフォーマンスアップ

RTX 4000シリーズ最大の武器は、最新の”DLSS 3”に対応していること

GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

 

RTX 4080の性能をチェック

  RTX 4090 RTX 4080
RTX 4070  RTX 3080 Ti RTX 3080
RTX 3070 Ti
アーキテクチャ Ada Lovelace
(AD103)
Ada Lovelace
(AD104)
Ada Lovelace
(AD106)
Ampere
(GA103)
Ampere
(GA104)
Ampere
(GA104)
製造プロセス 4nm 4nm 4nm 8nm 8nm 8nm
CUDAコア数 9728基 7424基 4608基 7424基 6144基 5888基
RTコア数 76基 58基 36基 58基 48基 46基
Tensorコア数 304基 232基 144基 232基 192基 184基
動作クロック 1335MHz 1290MHz 1395MHz 975MHz 780MHz 915MHz
ブーストクロック 2040MHz 2280MHz 2176MHz 1590MHz 1710MHz 1480MHz
メモリータイプ GDDR6-18000MHz GDDR6-18000MHz GDDR6-16000MHz GDDR6-16000MHz GDDR6-14000MHz GDDR6-14000MHz
メモリーインターフェース 256bit 192bit 128bit 256bit 256bit 256bit
メモリーバス幅 576GB/s 432GB/s 256GB/s 512GB/s 448GB/s 448GB/s
メモリー搭載量 16GB 12GB 8GB 16GB 8・16GB 8GB
L2キャッシュ 64MB 48MB 32MB 4MB 4MB 4MB
TGP 80~150W 60~150W 35~115W 80~150W 80~150W 80~125W

RTX 4080はRTX 3080 Ti&RTX 3080の上位バージョンとなるハイエンドGPUです。

CUDAコア・RTコア・Tensorコアの数はRTX 3080 Tiから据え置きで、動作クロックが引き上げられています。一方、メモリー周りについては、メモリーインターフェースやバス幅が削減され、容量も12GBまで減らされています。

ただし、RTX 4000シリーズでは大容量のL2キャッシュでカバーする設計となっており、その容量は48MBとRTX 3080 Tiの12倍!トランジスタ数の増加も相まって、性能は大きく向上しています。

 

まず、DirectX 11・フルHD相当のテスト・Fire Strikeをチェック。

実際の性能ですが、RTX 3080 Tiより約30%高いスコアをマーク。RTX 3080との差は約48%にもなり、大幅に性能が向上しています。なお、最上位のRTX 4090との差は約9%と、10%以内に収まっています。

 

次に、DirectX 12・WQHD相当のテスト・Time Spyをチェック。

RTX 3080 Tiとの差は約44%、RTX 3080との差も約57%にまで拡大。メモリーの仕様は弱体化しているものの、大容量キャッシュでむしろ底上げできていることがわかります。RTX 4090との差は約14%と大きくなり、全ての仕様が強化されているだけあり、頭一つ抜けたパフォーマンスを発揮します。

なお、デスクトップ用のグラボでいうなら、RTX 3080(≒RTX 4070)相当のスコアということで、4Kでのゲーミングにも対応できます。VRAM容量は12GBに減らされてしまいましたが、これだけあればまずOK。

 

RT機能テスト・Port Royalの結果をまとめたものとなります。

RTコアも第3世代に進化しており、性能は大幅にパワーアップ。RTX 3080 Tiより約48%、RTX 3080より約63%それぞれ高いスコアをマークし、目安となるスコア6000を大きく超え、レイトレーシングにもラクラク対応できます。

なお、RTX 4080との差は約19%と大きくなり、負荷が高くなると差が開く傾向にあります。

 

 icon-star 実際のゲーミング性能をチェック

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RTX 4080まとめ

各種コアの性能が強化され、L2キャッシュも大幅に増やすことにより、RTX 3080 Tiから約30~40%、レイトレーシングでは約50%も性能が向上。デスクトップのRTX 3080(≒RTX 4070)に匹敵する性能を持ち、4Kでのゲーミングにも対応できます

肝心の価格ですが、RTX 4070から一気に跳ね上がり、30万円~とかなり高め。ただし、RTX 4090搭載モデルとの価格差は約10万円以上もあり、性能差のわりに大きく、4Kでゲームを楽しむならRTX 4080でまずOK。

なお、解像度は最高でもWQHD(WQXGA)までとなり、4Kでプレイするなら外部ディスプレイにつなげる必要があります

 

【参考】CPU性能指標

CPUの性能指標をサクッとまとめてみました。CPUのパフォーマンスを測るのに最適なレンダリングソフト・CINEBENCH R23の結果となります。

 

最近ではCPUの性能が飛躍的に向上しており、ゲーム目的ならCore i5やRyzen 5で十分です

ただし、より多くのコア・スレッドに最適化されたゲームも多くなってきているので、フレームレートにこだわるのであれば、8コア16スレッドのCore i7やRyzen 7以上がおすすめ。もちろん、動画や画像編集などクリエイティブ作業もはかどります。

 

CPUにはインテルとAMD製CPUがありますが、性能重視なら基本的にインテルCPU、特にHXシリーズがおすすめ

第12世代から設計を一新し、性能重視のP-コアと電力効率重視のE-コアの2タイプを搭載。タスクによって各コアを使い分け、場合によっては併用することにより、効率よく処理できるのが強みです。ハイエンドのHXシリーズではコア・スレッド数がさらに増え、より高いパフォーマンスを発揮します。

ライバルのRyzenシリーズとの差は一目瞭然。ミドルクラスのCore i5-12500Hが、ハイエンドのRyzen 9 6900HXに匹敵する性能となっています。ただし、最新のRyzen 7000シリーズ最上位CPU・Ryzen 9 7945HXだけは別格。モデル数はごくわずかですが、とことん性能にこだわるならRyzen 9 7945HXがおすすめ。

 

なお、Ryzenシリーズの武器は価格の安さ。インテルCPU搭載モデルよりも割安なので、予算重視ならおすすめ。性能も十分高く、ゲーム用途なら全く問題ありません。

ちなみに、最新のRyzen 7000シリーズは搭載モデルがかなり少ないので、今後の普及待ちです。

 

RTX 4080搭載のおすすめゲーミングノート

 icon-info-circle モデルの構成・価格は日々変動するので、参考までにご覧ください。

15・16インチモデル

据え置きに最適なスタンダードサイズ

  OMEN 16-wf0000 パフォーマンスプラスモデル(HP)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.1インチ WQHD ノングレア IPS 240Hz G-Sync 300nit
sRGB 100%
■CPU:Core i7-13700HX
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
【セールでさらにおトク】360,800円(税込)~

低価格のコスパモデル

ノート用のインテル第13世代16コア24スレッドCPU・Core i7-13700HXとRTX 4080を搭載したハイエンドモデル。16GBメモリに1TB SSDの非常に充実した初期構成で、SSDは爆速のPCIe Gen.4タイプを採用。最近のゲームは大容量化していますが、1TBあれば安心です。

ディスプレイは一回り大きい16.1インチサイズで、解像度はWQHD(2560×1600)と高め。迫力のある大画面と精細な映像描写でゲームを楽しむことができます。さらに、超高速の240Hz出力&G-Syncに対応しており、FPSゲームにも最適。

もちろん、華やかなフルカラーキーボードもしっかり搭載。セール時の価格は30万円台と安く、コスパが非常に優れており、RTX 4080搭載モデルならまずおすすめです。

 

おすすめカスタマイズ

このモデルはカスタマイズに対応していません。

 

  Alienware M16 R1[RTX 4080搭載](デル)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync sRGB 100%
■CPU:Core i9-13900HX
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■価格:390,979円332,295円(税・送料込)~

※実機モデルではRTX 4070を搭載しています。本体イメージの確認におすすめ。

カスタマイズ対応モデル

ノート用のインテル第13世代24コア32スレッドCPU・Core i9-13900HXとRTX 4090を搭載したハイエンドモデル。16GBメモリに1TB SSDの非常に充実した初期構成となっており、SSDは爆速のPCIe Gen.4タイプを採用しています。

デルのフラグシップモデルということで装備も充実しており、16インチ×WQXGA(2560×1600)の大画面・高解像度ディスプレイで、165Hz出力&G-Syncに対応。もちろん、フルカラーキーボードも搭載しています。

Alienwareといえば他社と一線を画すデザインですね。ラウンドフォルムの排気グリルを装備し、SF風のユニークなデザインに仕上げています。さらに、グリル周囲はLEDイルミネーションでライトアップされ、とても華やか。カスタマイズ込みでとことんクオリティにこだわるならおすすめ。

 

おすすめカスタマイズ

 icon-check-circle メモリー
・32GB, 2x16GB, DDR5, 4800MHz
・64GB, 2x32GB, DDR5, 4800MHz
⇒ゲーム+配信や4Kの動画編集であれば、32GBがおすすめ。さらに、3DCGの制作や3D CADなどヘビーな作業でも使うなら64GBがおすすめです。

 icon-check-circle ハードドライブ
・2TB M.2 PCIe NVMe SSD
⇒最近のゲームは容量そのものが増えており、50GB以上のタイトルもざら。1TBに増やしておくと、より多くのゲームをインストールできます。なお、爆速のRAID0構成もありますが、体感できるほど速くならないので、基本的におすすめしません。

 icon-check-circle ディスプレイ
・16インチ QHD+ (2560 x 1600) 240Hz, 3ms, ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC + DDS, 100% DCI-P3,FHD IRカメラ搭載
⇒さらに高速の240Hzディスプレイに変更でき、より滑らかさを求めるならおすすめ。なお、このカスタマイズでは顔認証センサーが追加されます。

 

  Legion Pro 7i Gen.8 16型[RTX 4080搭載](レノボ)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア IPS 240Hz
G-Sync HDR400 sRGB 100%
■CPU:Core i9-13900HX
■メモリ:32GB(DDR5-5600)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■価格:394,350円(税・送料込)~

超高性能の本格派モデル

ノート用のインテル第13世代24コア32スレッドCPU・Core i9-13900HXとRTX 4080を搭載したハイエンドモデル。32GBメモリに1TB SSDの特盛構成で、SSDは爆速のPCIe Gen.4タイプを採用。メモリが32GBもあれば、実況配信や4K動画の編集でも使うことができます。

ディスプレイは一回り大きい16インチサイズで、解像度はWQXGA(2560×1600)と高め。HDR400の高輝度仕様も相まって、より精彩で鮮やかな映像を描写できます。さらに、超高速の240Hz出力&G-Syncに対応しており、とてもスムーズな描写を実現するなど、まさに死角なし。

そのほか、フルカラーキーボードをはじめ、ハイエンドモデルらしくフロント下部にもLEDイルミネーションバーを装備しており、とても華やか。ワンランク上のフル装備モデルが欲しい方におすすめ。

 

おすすめカスタマイズ

このモデルはカスタマイズに対応していません。

 

ROG Strix SCAR 16 G634JZ(ASUS)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WQXGA ノングレア 240Hz G-Sync
HDR1000 DCI-P3 100%
■CPU:Core i9-13980HX
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■価格:499,800円(税込)~

mini LED搭載!文句なしのパーフェクトモデル

ノート用のインテル第13世代24コア32スレッドCPU・Core i9-13980HXとRTX 4080を搭載したハイエンドモデル。32GBメモリに1TB SSDの特盛構成で、SSDは爆速のPCIe Gen.4タイプを採用しています。

ディスプレイのクオリティが他を圧倒し、16インチ・WQXGA(2560×1600)・240Hz出力・G-Sync対応に加え、DCI-P3 100%と色域がとても広く、本格的な編集用途にも最適。さらに、バックライトがmini LEDなので、輝度が1100nit(HDR1000)と破格レベルに高く、リアルに近い明るさでゲームを楽しむことができます。

装備も充実しており、フルカラーキーボードをはじめ、フロント下部にはLEDイルミネーションバーを装備しており、とても華やか。また、CPUに液体金属グリスを採用するなど、冷却面も万全です。

申し分のない完成度の高さで、クオリティにとことんこだわる方におすすめです。

 

おすすめカスタマイズ

このモデルはカスタマイズに対応していません。

 

17・18インチモデル

迫力ある大画面が魅力のモデル

  LEVEL-17WG181-i7-VLSX(パソコン工房)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
17.3インチ WQHD ノングレア 165Hz G-Sync
■CPU:Core i7-13700HX
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe)
■価格:394,700円(税込)~

低価格&高コスパの大画面モデル

ノート用のインテル第13世代16コア24スレッドCPU・Core i7-13700HXとRTX 4080を搭載したハイエンドモデル。

32GBメモリに500GB SSDの非常に充実した初期構成となっており、低価格モデルながら165Hz出力&G-Syncに対応しているほか、フルカラーキーボードも搭載するなどポイントはしっかり押さえています。

パソコン工房の狙い目はハイエンドゲーミングノートで、とにかく価格が安く、ダークホース的なモデルです。

 

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、最近のゲームは容量そのものが多く、1TBにするとより安心です。

 icon-check-circle パソコン工房のおすすめカスタマイズを徹底解説

 

  Alienware M18 R1[RTX 4080搭載](デル)

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
18.0インチ WQXGA ノングレア 165Hz G-Sync
DCI-P3 100%
■CPU:Core i9-13900HX
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■価格:443,980円(税込)~

カスタマイズ対応モデル

先に紹介したデルのフラグシップモデルを18インチディスプレイにしたバージョンです。なお、色域はDCI-P3 100%と非常に広く、本格的な編集用途にも最適。カスタマイズ込みでとことんクオリティにこだわるならおすすめ。

 

おすすめカスタマイズ

 icon-check-circle メモリー
・32GB, 2x16GB, DDR5, 4800MHz
・64GB, 2x32GB, DDR5, 4800MHz
⇒⇒ゲーム+配信や4Kの動画編集であれば、32GBがおすすめ。さらに、3DCGの制作や3D CADなどヘビーな作業でも使うなら64GBがおすすめです。

 icon-check-circle ハードドライブ
・2TB M.2 PCIe NVMe SSD
⇒最近のゲームは容量そのものが増えており、50GB以上のタイトルもざら。1TBに増やしておくと、より多くのゲームをインストールできます。なお、爆速のRAID0構成もありますが、体感できるほど速くならないので、基本的におすすめしません。

 

 icon-exclamation-circle ゲーミングノートは高い…とお悩みの方必見!

 

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