パソコン工房のおすすめカスタマイズを、かんたんなパーツの説明とともにご紹介。自分好みの一台に仕上げて、快適なゲームライフを楽しみましょう!※カスタマイズ画像はあくまでも一例で、モデルによってカスタマイズ内容は異なります。また、金額は日々変動します。
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デスクトップ・ノート共通カスタマイズ
デスクトップとノートパソコンの共通カスタマイズをまとめました。
CPU冷却グリス
グリスとは、CPUとCPUクーラー(ヒートシンク)の間に塗布するペーストのことです。熱伝導率を高め、CPUの効率的な冷却に欠かせないアイテムです。
単体での冷却効果は控えめなので、デスクトップのCPUクーラーとセットでカスタマイズしてあげましょう。
・シルバーグリス Arctic Silver 5【+1,380円(税別)】
→ノーマルグリスより2~3℃温度が下がります。
メモリ
例えるのであれば「デスク」です。ゲームやインターネットブラウザを実際に動かすスペースですね。デスクが広ければ広いほど、つまりメモリの容量が大きければ大きいほど一度にできる作業量が増えます。
メモリが足りないとゲームを動かそうとしても、メモリ不足で動作しなくなってしまいます。最近ではメモリをガッツリ使うゲームが増えており、できれば16GBを積むようにしましょう。
なお、大きければ大きいほど…と書きましたが、積みすぎると逆に(体感できないものの)速度が低下するので、16GBもあればまず十分です。
カスタマイズ項目に【デュアルチャンネル】というのがありますが、これは2枚構成という意味。同じ8GBメモリでも、8GBメモリ1枚と4GBメモリ2枚とでは、後者の方が転送速度は速くなります。
デスクトップ
・DDR4-2666 8GB×2(デュアルチャンネル/計16GB)
・DDR4-2666 16GB×2(デュアルチャンネル/計32GB)
ノート
・DDR4-2400 8GB/SO-DIMM×2(デュアルチャンネル/計16GB)
・DDR4-2400 16GB/SO-DIMM×2(デュアルチャンネル/計32GB)
→ノートの場合は、小型の【SO-DIMM】規格となります。
ストレージ




例えるのであれば「本棚/収納スペース」です。Windowsやゲーム、データ類などを入れておく場所です。種類は「HDD(ハードディスク)」と「SSD」の2タイプがあります。
■HDD
容量が大きい
価格が安い
データの転送速度が遅い
■SSD
データの転送速度がかなり速い
容量が少ない
HDDに比べると割高
特にSSDはHDDよりも転送速度が2~3倍速く、ゲームのロード時間短縮につながります。また、速度の違いを一番実感できるパーツといわれるだけあり、ゲームやブラウジングもサクサク動き、快適そのものです。
どっちも一長一短なので、両方搭載するハイブリッド方式が主流です。つまり、OS(Windows)やゲームなど処理スピードを求められるものは高速のSSDに、画像や動画類などかさばるデータ類は容量の多いHDDに入れるといった使い分けです。
SSD
最低でも256(240)GB、できれば512(480)GB以上がおすすめ。ちなみに最近のオンライゲームのクライアント(ゲーム本体のデータ)は大容量になっており、128GB程度ではすぐに容量不足になってしまいます。
ちなみに、一部モデルでは3台以上ストレージを入れることができます。ゲーム用のSSDを追加してあげるとメインSSDと差別化できるので、さらに快適になります。
・250GB Samsung SSD 860 EVO
・500GB Samsung SSD 860 EVO
→読み書きムラなく速いサムスン製SSDがおすすめ。
M.2(NVMe)SSD
NVMeタイプのSSDは従来のSSDよりも転送速度が4~5倍速く、BTO各社で盛んにプッシュされています。
しかし、その効果を最大限発揮できるのは、大容量のファイルをひたすら転送するときくらいのもので、ゲームではほぼ速度差を体感できません。また価格も割高なので、無理に選ぶ必要はなく、あくまでも予算に余裕がある場合の選択肢と考えておきましょう。
・250GB SSD / NVMe M.2
・500GB SSD / NVMe M.2
【デスクトップのみ】M.2 SSD[冷却グッズ]
NVMeタイプのSSDを選択する際は、あわせて【M.2シールド】のカスタマイズもおすすめ。爆速の反面、アイドル時でも50℃オーバーと発熱が高く、負荷がかかると高熱で動作が不安定になる場合があります。
そこでM.2シールドという金属プレートをSSDに取り付けることにより、5~10℃ほど温度を下げることができます。わずか300円なので、ついでにカスタマイズしましょう。
HDD
最近では1TBがスタンダードとなっており、基本的にはこのまま1TBで十分。動画や画像など、かさばるデータ類を保存するのであれば、2TB以上は欲しいですね。
デスクトップ
・2TB HDD / 3.5インチ Serial-ATA
・3TB HDD / 3.5インチ Serial-ATA
→コスパに優れた通常モデル
・2TB HDD [WD RED] / 3.5インチ Serial-ATA
・3TB HDD [WD RED] / 3.5インチ Serial-ATA
→サーバーグレードの高耐久性が特長のWesternDigital製REDシリーズHDDです。
ノート
・2TB HDD / 2.5インチ Serial-ATA
→ノートの場合は、小型の【2.5インチ】規格となります。最大2TBまでです。
デスクトップのみのカスタマイズ
デスクトップパソコンのみ対象のカスタマイズをまとめました。
CPUクーラー
文字通りCPUを冷やすためのパーツです。ゲーム時など負荷がかかる状況では、標準の空冷式小型CPUクーラーだと冷却に余裕がなく、高速回転でうるさくなりがち…
そこで、もし予算に余裕があればCPUクーラーのカスタマイズで、大型の空冷式CPUクーラーか水冷式クーラーへの変更をおすすめします。高負荷時にはざっくり20~30℃程度の差があります。そしてファンも大口径&静音仕様なので、高負荷時でもとても静かです。
発熱の高いCore i7ではカスタマイズをおすすめします。Core i3以下は発熱が少ないので無理にカスタマイズする必要はありません。
ミドルタワーとミニタワーモデルでカスタマイズ内容が異なります。ミドルタワーでは水冷式のみ、ミニタワーでは水冷式・空冷式を選択できます。
・12cmラジエーターファン水冷CPUクーラー(ミドルタワーモデルのみ)
→冷却能力が非常に高い水冷式CPUクーラーで、負荷時には標準のクーラーより20℃~30℃程度低い安定した温度で冷却できます。
・COOLER MASTER Hyper 212 EVO(ミニタワーモデルのみ)
→定番のクーラーマスター製空冷式CPUクーラーです。高負荷時には標準ファンよりも約20℃程度温度が下がります。
電源
例えるのであれば「発電所/変電所」です。コンセントから引っ張ってきた電気を各パーツで使える形式に変換し、電力を供給します。まさに大本の部分で、地味ながら重要パーツ。
ポイントは「容量(各パーツに供給できる電力の量)」と「変換効率(コンセントからの電気をどれだけロスなく変換できるか)」です。
まず容量ですが、最近のパーツは省エネなので500W(ワット)もあれば十分です。もし購入後にパーツを追加・増設したいという場合には余裕を持って600W以上のものを選択しましょう。ちなみに電源容量をフルに使うことはできず、実際使える量は若干減ります。
・700W [80PLUS BRONZE認証] ・700W [80PLUS GOLD認証
→電源変換効率90%を誇るゴールドクラス電源がおすすめ。
C-Class(コンパクトケース)特殊カスタマイズ
コンパクトケースを採用した【C-Class】での特殊カスタマイズをご紹介します。
光学式ドライブ
光学ドライブは非搭載で、オプション扱いです。スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブを選択できます。
1種類のみとなります。
・8倍速DVDスーパーマルチドライブ[LG GS40N/薄型スリム・スロットイン方式]
ケースファン
フロント部分の通気口に9cmファンを搭載することができます。ファンはLEDタイプで、カラーはレッド・スカイブルー・エメラルドグリーンから選択できます。
価格も1,000円弱と安く、熱がこもりがちなコンパクトケースのエアフローを向上させるため、ぜひカスタマイズしたいところ。
カラーはお好みでどうぞ。
・8cmLEDイルミネーション冷却ファン 前面×1(レッド)
・8cmLEDイルミネーション冷却ファン 前面×1(スカイブルー)
・8cmLEDイルミネーション冷却ファン 前面×1(エメラルドグリーン)
モニター
モニターは別売りです!価格が良心的なので、一緒に注文するのもいいでしょう。モニターを一緒に注文しても、送料が変わらないのは◎。
パソコン工房は飯山製のPCということで、モニターのラインナップもほぼ飯山(iiyama)製となっています。iiyamaは老舗のモニターブランドなので、品質は折り紙付き。ちなみにEIZOですが、価格からもわかるように玄人向けなので、基本的にはiiyamaでOK。
通常モニター
・【23.0型】iiyama ProLite XU2390HS
→フルHD解像度で、発色に優れたIPSパネルを搭載。さらに内蔵スピーカーやHDMI・DVI・D-Subケーブルを標準装備する親切仕様です。ディスプレイのベゼル(ふち)が狭く、とてもスタイリッシュ!
・【27.0型】iiyama ProLite XB2783HSU
→大型の27インチで、AMVA+パネルを搭載。AMVA+パネルはVAパネルの発展型で、IPSに匹敵する発色を実現しています。スピーカー・付属ケーブル・ベゼルなど、基本的な仕様は上のモデルとほぼ同じです。
ゲーミングモニター
・【24.5型】iiyama G-MASTER GB2560HSU
→フルHDディスプレイで、144Hzの高リフレッシュレートと1msの素早い応答速度を実現。暗所での視認性を高くする機能など、ゲーミングに特化した機能も搭載。さらに内蔵スピーカーやHDMI・DisplayPortケーブルを標準装備するなど至れり尽くせり。
モニターの知識はこちらをチェック


その他周辺機器
ゲーミングマウスやキーボード、無線LAN機器などの周辺機器については、モニタとは異なり割高なので基本的にはおすすめしません。