今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) ZA7C-R47T 第13世代Core搭載】をお借りしました。
Core i7-13700K&RTX 4070 Ti搭載!4Kでのゲーミングに最適な、高品質のハイスペックゲーミングPCをチェックしてみましょう。
スペック
GALLERIA ZA7C-R47T 第13世代Core搭載 |
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サイズ | W220×D440×H480mm |
OS | Windows 11 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-13700KF ・16コア24スレッド ・定格3.4/最大5.4GHz |
メモリ | 16GB(8GB×2、DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4) |
グラフィクス | GeForce RTX 4070 Ti(GDDR6X 12GB) |
チップセット | インテル Z790 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
電源 | 850W(80PLUS GOLD) |
保証 | 1年(最大5年) |
価格 | 389,980円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2023年1月15日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
洗練されたデザイン
ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。
コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けたケースは、女性ゲーマーも意識し、曲線を用いた美しいフォルムに仕上げています。
本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。
サイドの吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。
ちなみに、23.8インチディスプレイと並べてみるとこんな感じ。けっこう大きいので、基本的にはデスクの下に置くのがおすすめです。
クリアサイドパネル採用
なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。
機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますね。ゲーミングモデルなので、遊び心は大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのもいいでしょう。
クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。
LEDイルミネーションを搭載
ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーションを標準装備しているのはポイント高いですね。
光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。
イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら をチェック!
このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。
なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。
高い冷却性能
従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。
ケースファンは、大型の14cmサイズを搭載しているので、エアフローはとてもスムーズで、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。
ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。
しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。
アクセスしやすいインターフェース
地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。
従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、基本的にどこに置いてもアクセスしやすく、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。
ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。
搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面のType-Cポートは最新のUSB3.2 Gen.2×2となっており、最大20Gbpsの高速転送に対応しています。そのほか、PS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。
なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です。
内部
チャンバー構造&裏配線採用
本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。
本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。
もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。
なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。
気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。
ASUS製マザーボード搭載
各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME Z790-P】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。
スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、グラボを差し込むPCIe 5.0 x16スロットは金属で補強されています。グラボはパーツの中でも特に重く、スロットにかかる負荷も高くなりますが、これなら安心ですね。
また、VRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収・発散するので、冷却面も安心。さらに、VRMは14+1の計15フェーズ構成と重厚なので、消費電力の多い第13世代CPUにもバッチリ対応できます。
ちなみに、このマザーボードはDDR5メモリに対応しています。DDR5メモリは、現行のDDR4メモリに比べ約1.5倍の帯域幅を持ち、アプリやゲームでより高いパフォーマンスを発揮します。
大型水冷式CPUクーラー搭載
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用しているのもポイント。
CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、その実力は折り紙付き。Core i7-13700Kは発熱がとんでもなく高いので、やはりこのクラスは欲しいですね。
ラジエーターはオーソドックスな天板配置。フロントから吸気し、天板&背面から排気するスムーズなエアフローを構築しています。
メーカーは、ドスパラらしくDeepCool製のものを採用しています。ポンプやファンには華やかなLEDイルミネーションを内蔵していおり、クリアサイドパネルとの相性は◎。なお、別のものが搭載されることもあるので、購入前に仕様表をしっかり確認しましょう。
ちなみに、貸出機ではメモリが1枚(16GB×1)となっていますが、実際には2枚(8GB×2)搭載しています。2枚セットで性能を発揮する”デュアルチャンネル”仕様なので、ポイントはしっかり押さえています。
Palit製RTX 4070 Ti搭載
グラボは、NVIDIAのRTX 4070 Tiを搭載。
ボードはドスパラらしく、Palit製のGamingProを採用。Palitといえばまずコレともいうべき、ド定番モデルですね。
本体のサイズは、長さ約33cm・横幅13cm・厚さ3.1スロットと、前世代から大型化。ボディには、巨大なヒートシンクと7本のヒートパイプを搭載し、トリプルファンも相まって、高い冷却性能を実現しています。
また、デザイン面もテコ入れされ、シルバーのバックプレートでスタイリッシュに進化しているほか、LEDイルミネーションの部位が多くなり、より華やかになっています。
巨大なボディでPCIeスロットへの負荷が心配になりますが、”リジッドカードサポート”を採用。ケース上下に伸びた突っ張り棒を介し、グラボを上下に挟み込むことで、ガッチリ固定。PCIeスロットへの負荷をしっかり軽減しており、破損の心配はありません。
ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、850Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH R23
3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。
CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700KFを搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。
第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。
参考までに、前世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700Kと比較してみると、シングルスコアは約10%、マルチスコアは約37%も高くなり、きっちり進化していることが分かりますね。
また、上位の24コア32スレッドCPU・Core i9-13900Kと比較すると、シングルスコアは約7%、マルチスコアは約27%差となっています。Core i7-13700Kでも十分すぎるほどに性能が高いので、とことん性能にこだわるならCore i9もありといったところですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイスペックグラボ・RTX 4070 Tiを搭載。当初はVRAM(グラフィックメモリ)12GB版のRTX 4080として発売予定でしたが、RTX 4080に2タイプあるのは紛らわしいとの理由で、RTX 4070 Tiとして発売されるに至っています。
肝心の性能ですが、前世代のRTX 3070 Tiとはもはや比べるまでもなく、RTX 3090~RTX 3090 Tiに匹敵するパフォーマンスを発揮します。また、VRAMを12GBと多く搭載しており、4Kでのゲーミングに最適です。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Speed Way | 5392 | ー | ー | ー |
Port Royal | 14017 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
10567 | 10831 | 9289 | ー |
Time Spy | 20845 | 22499 | 14717 | ー |
Night Raid | 90294 | 203649 | 21736 | ー |
Fire Strike Ultra |
13653 | 13302 | 45350 | 7379 |
Fire Strike Extreme |
26192 | 26928 | 45129 | 14281 |
Fire Strike | 41511 | 53785 | 45424 | 14613 |
Sky Diver | 102927 | 161490 | 44536 | 58711 |
RT&DLSS対応
RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。
RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。
また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。
さらに、RTX 4000シリーズでは”DLSS 3”に対応しているのもポイント。GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利な機能です。
そのほかの便利機能として、OptiXにも対応しています。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
4K | WQHD | フルHD |
16458 | 27831 | 33776 |
グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。
いずれも最高品質で測定した結果となりますが、スコアはRTX 3090そのもの。4Kではスコア15000を超える非常に高いスコアをマークし、平均122fpsと安定感バツグン。WQHDやフルHDでは240Hzの爆速ディスプレイを生かせるほどです。
Elden Ring(エルデンリング)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高
プレイモード:フィールド内の探索
4K | WQHD | フルHD |
60(59)fps | 60(59)fps | 60(59)fps |
重量級のアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めですが、4Kでも余裕で平均60fpsをキープできます。
MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)
解像度:フルHD/WQHD/4K
ゲーム設定:高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)
4K | WQHD | フルHD |
111(98)fps | 214(168)fps | 213(165)fps |
軽めのアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。
4Kでの負荷が意外と高いのですが、平均100fpsを超えており、快適にプレイできます。
DLSS
4K | WQHD | フルHD |
201(152)fps | 207(152)fps | 208(156)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
DLSSは高い解像度ほど効果が大きくなるのがポイント。WQHDとフルHDはほぼ変わらないものの、4Kでは約81%もfpsが向上し、144Hz出力の高リフレッシュレートディスプレイを生かすことができます。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 | 中 |
フルHD | 102(87)fps | 103(88)fps | 106(88)fps |
WQHD | 94(82)fps | 96(81)fps | 97(84)fps |
4K | 47(43)fps | 53(48)fps | 64(57)fps |
現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
やはりRTX 3090さながらといったところで、DLSS無しでも4K・中設定なら平均60fpsをキープできます。WQHDなら平均100fpsを狙うことも可能。
DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 | 中 |
フルHD | 182(146)fps | 182(146)fps | 184(145)fps |
WQHD | 155(142)fps | 175(139)fps | 179(137)fps |
4K | 105(100)fps | 128(120)fps | 138(129)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。
4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.4倍も向上し、ウルトラ設定で平均100fpsをキープできます!なお、フレーム補完なしだと平均82fpsなので、効果は絶大ですね。
RT
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 | 中 |
フルHD | 63(53)fps | 66(55)fps | 67(57)fps |
WQHD | 40(34)fps | 41(35)fps | 42(35)fps |
4K | 19(15)fps | 19(16)fps | 20(16)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、DLSS無しではRTX 4000シリーズでも歯が立ちません。
RT+DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 | 中 |
フルHD | 154(132)fps | 156(132)fps | 160(139)fps |
WQHD | 111(98)fps | 112(100)fps | 115(101)fps |
4K | 80(72)fps | 81(73)fps | 83(75)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。
フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約4.2倍も向上し、平均60fpsを超えるようになります。なお、フレーム補完なしだと平均55fpsまでしか伸びず、DLSS 3がいかに革新的かがわかります。
BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 185(164)fps | 198(170)fps |
WQHD | 150(135)fps | 160(147)fps |
4K | 88(78)fps | 91(82)fps |
重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
DLSS無しでもよく伸びますが、4Kでは100fpsに届かず。RTX 4080だとしっかり100fpsを超えてくるので、4Kではちょっと物足りない感じはしますね。
DLSS
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 192(175)fps | 210(191)fps |
WQHD | 158(146)fps | 160(125)fps |
4K | 129(120)fps | 135(125)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
フルHDとWQHDではほとんど効果がなく、4Kで真価を発揮。fpsは最大48%も向上し、高設定なら144Hzディスプレイを生かせるレベルになります。なお、最高設定となるとRTX 4080が必要になってきます。
RT
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 154(139)fps | 165(148)fps |
WQHD | 119(108)fps | 124(115)fps |
4K | 66(61)fps | 68(62)fps |
RTを有効にした際のfpsです。
RTにしては負荷が軽く、実用性は別にして、4Kでも平均60fpsを超えてきます。
RT+DLSS
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 168(155)fps | 180(164)fps |
WQHD | 145(135)fps | 153(142)fps |
4K | 114(105)fps | 123(111)fps |
RT+DLSSを有効にした際のfpsです。
やはり4Kでの効果がとても大きく、fpsは最大約81%向上し、平均100fpsをしっかり超えてきます。ただ、144Hzディスプレイを生かすとなると、ちょっと物足りないですね。
Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)
平均(最低)fps | 極限 | ウルトラ | バランス |
フルHD | 214(155)fps | 227(182)fps | 246(201)fps |
WQHD | 150(133)fps | 161(138)fps | 203(172)fps |
4K | 92(81)fps | 94(83)fps | 125(111)fps |
重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
BATTLEFIELD同じく、4Kでは100fpsに届きません。ただし、このゲームはDLSSの効きが良好です。
DLSS
平均(最低)fps | 極限 | ウルトラ | バランス |
フルHD | 243(200)fps | 245(201)fps | 247(207)fps |
WQHD | 205(171)fps | 215(183)fps | 241(198)fps |
4K | 157(136)fps | 164(142)fps | 189(161)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
解像度が高くなるほどfpsの上げ幅が大きくなり、4Kでは最大約74%も向上し、144Hzディスプレイをしっかり生かせるようになります。
Far Cry 6(ファークライ6)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”、HD Texture”ON”)
プレイモード:ベンチマークモード
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 136(105)fps | 139(105)fps |
WQHD | 126(98)fps | 135(103)fps |
4K | 85(71)fps | 100(75)fps |
重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
重量級のゲームながら、4Kでも平均85fpsと安定してプレイできます。
FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 125(96)fps | 134(100)fps |
WQHD | 125(97)fps | 134(109)fps |
4K | 128(89)fps | 138(107)fps |
FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。
WQHD以下は効果がなく、4Kで真価を発揮。fpsは最大約51%向上し、平均100fps以上をキープできます。高設定なら144Hzディスプレイを生かせるほど。
なお、RTX 4080はウルトラ設定でも144Hzディスプレイを生かせるので、設定一つ分は変わってきます。
RT
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 102(70)fps | 107(78)fps |
WQHD | 98(74)fps | 103(75)fps |
4K | 73(56)fps | 84(68)fps |
RTを有効にした際の結果です。
反射とシャドウのみということで負荷は低く、4Kでも平均60fps以上をキープでき、十分実用レベル。VRAMが12GBと多いので、フレームレートが大きく落ち込まないのはいいですね。
RT+FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 101(75)fps | 106(82)fps |
WQHD | 100(74)fps | 106(76)fps |
4K | 103(85)fps | 108(86)fps |
RTとFSRを有効にした際の結果です。
WQHDとフルHDで効果が変わらないのは変わらず。4Kでは最大約51%向上し、平均100fpsを超えてきます。ただ、FSR無しでも十分実用的なので、無理に使う必要はありません。
Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中
プレイモード:マルチプレイ(Highpower)
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 | 中 |
フルHD | 251(143)fps | 269(151)fps | 301(162)fps |
WQHD | 188(126)fps | 208(136)fps | 228(132)fps |
4K | 108(91)fps | 114(95)fps | 121(100)fps |
重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
4Kでは平均100fpsをしっかり超えてくるものの、144Hzディスプレイを生かすにはあと一歩及ばず。。DLSSもFSRも無いので、パフォーマンスを重視するのであれば、RTX 4080がおすすめです。
Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:フィールド内の移動
平均(最低)fps | バッドアス | ウルトラ | 高 |
フルHD | 197(174)fps | 207(191)fps | 234(209)fps |
WQHD | 139(127)fps | 149(140)fps | 165(155)fps |
4K | 75(71)fps | 80(76)fps | 86(84)fps |
超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均60fpsをしっかり超えてきます。FSR無しでこの性能は立派です。
FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | バッドアス | ウルトラ | 高 |
フルHD | 225(199)fps | 228(197)fps | 249(226)fps |
WQHD | 177(160)fps | 183(167)fps | 208(186)fps |
4K | 139(126)fps | 144(132)fps | 160(149)fps |
FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームはFSR 2なので、グラフィック処理が大きく改善されています。
やはり4Kでの効果が大きく、fpsは最大約85%向上し、144Hzディスプレイを生かせるまでになります。ウルトラヘビー級のバッドアス設定も目じゃないですね。
OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”OFF”)
プレイモード:練習場
平均(最低)fps | エピック | ウルトラ |
フルHD | 378(327)fps | 543(443)fps |
WQHD | 280(252)fps | 366(318)fps |
4K | 146(135)fps | 183(166)fps |
超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
軽いのは確かですが、エピックは別物。それでも、4Kで144Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。なお、RTX 4080はウルトラ設定で240Hzディスプレイを生かせるので、やはりパワーはワンランク上。なお、FSRにも対応していますが、効果がほとんどないため省略しています。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高
射撃訓練場
4K | WQHD | フルHD |
187(152)fps | 287(255)fps | 299(298)fps |
標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
4Kで100fps台後半をマークし、144Hzディスプレイをきっちり生かせます。なお、RTX 4080だと240Hzディスプレイを生かせるので、4Kでリフレッシュレート重視なら、グレードを一つ上げるのがおすすめです。
Fortnite(フォートナイト)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:DirectX 12、最高/高
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 341(212)fps | 367(232)fps |
WQHD | 258(176)fps | 332(203)fps |
4K | 132(108)fps | 175(131)fps |
やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。なお、グラフィックエンジンの変更により、DLSSの動作確認中となっており、通常モードの結果のみ掲載しています。
最高設定が意外と重いのですが、ノーマルモードでも4Kで144fps近くまで伸び、パワーは十分。DLSSならさらに高いフレームレートが期待できます。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは、大容量の1TB SSDを搭載しています。また、最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーはCFDとなっています。
肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは最大5000MB/sオーバー、ランダムは最大1000MB/sオーバーをマークし、特にランダムがズバ抜けて速い!もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUは高性能のP-コアで60℃台半ば、グラボも60℃台前後と非常に低くなっています。特に熱いホットスポットやVRAM温度が低めなのもグッドです。
こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。
100%のフルロード時では、なんとP-コアが5.0~5.1GHzと非常に高い動作クロックをキープ!限界ぎりぎりの温度冷やしつつ、しっかり性能を引き出せています。
発熱がとても高い第13世代のK付きCPUの性能を引き出すなら、24cmの大型ラジエーターは必須ですね。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で50.2デシベルと大きく下回っています。ノートPCと同じくらいの静かさで、ファンの風切り音が少し気になるくらいです。
アイドル時ともなると48.5デシベルまで下がり、ファンの音はほとんど聞こえません。
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。また、予算に余裕があるなら、ゲーム用のSSDを追加するのもあり。
そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
モデルの完成度は非常に高く、高品質のケースに、大型水冷式CPUクーラー・高冷却タイプのグラボ・ゴールドクラス電源を搭載する徹底。コアと動作クロックが強化されたCore i7-13700Kにより、RTX 4070 tiの性能をしっかり引き出すことができます。
肝心のゲーミング性能も、RTX 3090に匹敵するパフォーマンスにより、4Kで快適にプレイすることができます。また、DLSS 3対応ゲームであれば、4K×レイトレーシングが実用レベルになるのもポイント。クオリティを重視しつつ、4Kでゲームを安定して楽しみたいならおすすめです。
GALLERIA/ガレリア XA7C-R47T 第13世代Core搭載(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B760チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 4070 Ti
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:750W(80PLUS GOLD)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:309,980円(税込)~
Core i7-13700Fを搭載した予算重視の低価格モデル。パーツのグレードはやや下がってしまいますが、基本的にはこちらでOK。
GALLERIA/ガレリア XA7C-R48 第13世代Core搭載(ドスパラ)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B760チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:369,980円(税込)~
※実機モデルではCore i7-13700Kを搭載しています。
RTX 4080を搭載した上位モデル。4Kでフレームレートを重視するならおすすめ。
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