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GALLERIA(ガレリア) ZA7C-R48 第13世代Core搭載をレビュー 4Kでの安定感がさらに向上!充実した装備が魅力のRTX 4080搭載ハイエンドモデル

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) ZA7C-R48 第13世代Core搭載】をお借りしました。

Core i7-13700K&RTX 4080の優れたパワーで圧倒的な4Kパフォーマンスを誇る、高品質のハイエンドゲーミングPCをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  GALLERIA ZA7C-R48 第13世代Core搭載
サイズ W220×D440×H480mm
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-13700K
・16コア24スレッド
・定格3.4/最大5.4GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス GeForce RTX 4080(GDDR6X 16GB)
チップセット インテル Z790 チップセット
光学ドライブ オプション
電源 1000W(80PLUS PLATINUM)
保証 1年(最大5年)
価格 439,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2023年1月13日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

洗練されたアルミボディ

ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。

 

コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けたケースは、女性ゲーマーも意識し、曲線を用いた美しいフォルムに仕上げています。

 

本体カラーは渋いガンメタリックです。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。

 

サイドの吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。

 

ちなみに、23.8インチディスプレイと並べてみるとこんな感じ。けっこう大きいので、基本的にはデスクの下に置くのがおすすめです。

 

クリアサイドパネル採用

なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。

機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますね。ゲーミングモデルなので、遊び心は大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのもいいでしょう。

クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。

 

LEDイルミネーションを搭載

ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。

光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。

 

イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら icon-external-link をチェック!

このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。

なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。

 

高い冷却性能

従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。

ケースファンは、大型の14cmサイズを搭載しているので、エアフローはとてもスムーズで、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。

 

ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。

 

しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。

 

アクセスしやすいインターフェース

地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。

 

従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、基本的にどこに置いてもアクセスしやすく、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています

ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。

 

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面のType-Cポートは最新のUSB3.2 Gen.2×2となっており、最大20Gbpsの高速転送に対応しています。そのほか、PS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。

なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です

 

内部

チャンバー構造&裏配線採用

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。

なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。

 

気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。

 

ASUS製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME Z790-P】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。

 

スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、グラボを差し込むPCIe 5.0 x16スロットは金属で補強されています。グラボはパーツの中でも特に重く、スロットにかかる負荷も高くなりますが、これなら安心ですね。

また、VRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収・発散するので、冷却面も安心。さらに、VRMは14+1の計15フェーズ構成と重厚なので、消費電力の多い第13世代CPUにもバッチリ対応できます。

ちなみに、このマザーボードはDDR5メモリに対応しています。DDR5メモリは、現行のDDR4メモリに比べ約1.5倍の帯域幅を持ち、アプリやゲームでより高いパフォーマンスを発揮します。

 

大型水冷式CPUクーラー搭載

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用しているのもポイント。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、その実力は折り紙付き。Core i7-13700Kは発熱がとんでもなく高いので、やはりこのクラスは欲しいですね。

 

ラジエーターはオーソドックスな天板配置。フロントから吸気し、天板&背面から排気するスムーズなエアフローを構築しています。

ちなみに、ドスパラらしくDeepCool製のものを採用しています。ポンプやファンにはLEDを内蔵していますが、部材の調達次第ということで、確定ではありません。

 

Palit製RTX 4080搭載

グラボは、NVIDIAのRTX 4080を搭載しています。

 

ボードもドスパラらしく、Palit製のGameRockを採用。

このモデルは”OmniBlack”バージョンということで、漆黒ボディ&イルミネーション非搭載となっています。GameRockといえば、デコトラをほうふつとさせるド派手な輝きですが、OmniBlackも渋くてなかなかかっこいいですね。

本体はしっかり造りこまれ、長さ約33cm・横幅14cm・厚さは3.5スロットの大型&肉厚ボディには、巨大なヒートシンクと8本のヒートパイプを搭載。トリプルファンも相まって、高い冷却性能を実現しています。

 

巨大なボディでPCIeスロットへの負荷が心配になりますが、”リジッドカードサポート”を採用。ケース上下に伸びた突っ張り棒を介し、グラボを上下に挟み込むことで、ガッチリ固定。PCIeスロットへの負荷をしっかり軽減しており、破損の心配はありません。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、1000Wのプラチナクラス電源を採用しています。プラチナクラスは最大92%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Kを搭載しています。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

 

参考までに、前世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700Kと比較してみると、シングルスコアは約11%、マルチスコアは約39%も高くなり、きっちり進化していることが分かりますね。

また、上位の24コア32スレッドCPU・Core i9-13900Kと比較すると、シングルスコアは約7%、マルチスコアは約24%差となっています。Core i7-13700Kでも十分すぎるほどに性能が高いので、とことん性能にこだわるならCore i9もありといったところですね。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイエンドグラボ・RTX 4080を搭載。前世代のRTX 3080より約50%ほど性能が向上し、VRAM(グラフィックメモリ)を16GBに増量しており、4Kでの安定感がグンと上がっています。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 7123
Port Royal 17753
Time Spy
Extreme
13122 13893 9986
Time Spy 25126 27766 16329
Night Raid 91529 208725 21888
Fire Strike
Ultra
17434 17126 45042 9771
Fire Strike
Extreme
32083 33702 44307 18086
Fire Strike 49708 65944 45172 18439
Sky Diver 115264 193205 47541 61025

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

さらに、RTX 4000シリーズでは”DLSS 3”に対応しているのもポイント。GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利な機能です。

そのほかの便利機能として、OptiXにも対応しています。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
21098 31547 35985

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定した結果となりますが、4KではRTX 4090と同じくスコア20000を突破!平均157fpsをマークし、高速の144Hzディスプレイをしっかり生かすことができます。

4K・高めのグラフィック設定でも、高いフレームレートをキープできるのが強みですね。

 

Elden Ring(エルデンリング)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
60(59)fps 60(59)fps 60(59)fps

重量級のアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めですが、4Kでも余裕で平均60fpsをキープできます

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4K WQHD フルHD
149(133)fps 230(172)fps 234(176)fps

軽めのアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

4Kでの負荷が意外と高く、平均150fpsあたりまでしか伸びません。もちろん平均100fpsを超えているので、とても快適です

 

DLSS

4K WQHD フルHD
227(169)fps 227(170)fps 230(182)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

DLSSは高い解像度ほど効果が大きくなるのがポイント。WQHDとフルHDはほぼ変わらないものの、4Kでは約52%もfpsが向上し、超高速の240Hzディスプレイを生かすことができます

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高
フルHD 234(213)fps 246(219)fps
WQHD 180(162)fps 194(176)fps
4K 107(100)fps 113(103)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

ついに4Kで平均100fpsの大台をマークし、安定感はバツグンです。DLSSを有効にすれば、高リフレッシュレートディスプレイを活用できます。

 

DLSS

  最高
フルHD 236(201)fps 254(229)fps
WQHD 208(188)fps 254(229)fps
4K 167(154)fps 178(166)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、4Kでは最大58%も向上し、最高設定で144Hzディスプレイを生かせます。RTX 3080では110pfs前後なので、この差はかなり大きいです。

 

RT

  最高
フルHD 185(165)fps 204(180)fps
WQHD 147(133)fps 154(142)fps
4K 84(77)fps 86(82)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽く、4Kでも平均80fps台までしか下がりません。そのため、DLSSを使えば高リフレッシュレートディスプレイを利用できます。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 208(183)fps 220(196)fps
WQHD 176(158)fps 190(177)fps
4K 143(133)fps 153(143)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

やはり4Kでの効果がとても大きく、fpsは最大約78%向上し、見事に144Hzディスプレイを生かせるようになります。RTモードでこのパフォーマンスなので、だいぶ理想的な4K性能に進化していますね。

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 239(200)fps 251(207)fps 265(211)fps
WQHD 182(160)fps 190(165)fps 238(201)fps
4K 112(103)fps 116(107)fps 153(135)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

さすがにハイエンドモデルなだけあり、4Kでも平均100fpsをキープ。このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 265(217)fps 274(225)fps 275(223)fps
WQHD 238(196)fps 252(203)fps 269(220)fps
4K 190(165)fps 196(171)fps 228(195)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

解像度が高くなるほどfpsの上げ幅が大きくなり、4Kでは最大約70%も向上し、144Hzディスプレイをしっかり生かせるようになります。なお、240Hzディスプレイなら上位のRTX 4090がおすすめです。

 

Marvel’s Spider-Man Remastered(Marvel’s スパイダーマン リマスター)

 

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:非常に高い(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:本編で市街地を移動

4K WQHD フルHD
153(109)fps 195(135)fps 200(144)fps

重量級のアクションゲーム。スピード感あふれるアクションなので、平均100fps以上は欲しいところ。

4Kでは平均153fpsをキープし、144Hzディスプレイを生かせます。DLSS無しでも十分実用的ですね。

 

DLSS

4K WQHD フルHD
210(138)fps 239(150)fps 267(161)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮。4Kでは約37%fpsが向上し、平均200fps以上をマークします。ちなみに、フレーム補完をOFFにすると、4Kでは平均190fpsをマークし、しっかり底上げできていることがわかります。

 

Far Cry 6(ファークライ6)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”、HD Texture”ON”)

  プレイモード:ベンチマークモード

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 151(120)fps 154(125)fps
WQHD 143(112)fps 149(119)fps
4K 106(87)fps 126(96)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

重量級のゲームながら、4Kでも平均100fps以上をしっかりキープ。RTX 3080では約80~90fpsほどなので、安定感は一味違います。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 139(106)fps 147(111)fps
WQHD 138(106)fps 146(114)fps
4K 144(114)fps 150(114)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

WQHD以下はむしろ逆効果で、4Kで真価を発揮。fpsは最大約36%向上し、144Hzディスプレイを生かせるまでになります

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 114(94)fps 118(102)fps
WQHD 110(92)fps 115(87)fps
4K 91(72)fps 105(92)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで負荷は低く、4Kでも平均100fps以上を狙うことができます。RTでも申し分ないパフォーマンスですね。

 

RT+FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 111(84)fps 118(101)fps
WQHD 112(91)fps 118(86)fps
4K 113(82)fps 119(86)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

WQHDとフルHDで効果が変わらないのは変わらず。4Kでは最大約24%向上し、平均100fpsをきっちり超えてきます。ただ、FSR無しでも十分実用的なので、無理に使う必要はありません。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 286(157)fps 299(169)fps 321(170)fps
WQHD 231(145)fps 246(141)fps 270(152)fps
4K 131(105)fps 144(114)fps 157(120)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSSもFSRも無いのですが、4K・ウルトラ設定で平均131fpsをマークし、144Hzディスプレイを生かすことができます。RTX 3080だと80fps台なので、4Kでの安定感はやはり魅力的ですね。WQHD以下では240Hzディスプレイも活用できるほどです。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 241(212)fps 251(228)fps 283(252)fps
WQHD 176(162)fps 185(166)fps 208(193)fps
4K 96(92)fps 103(98)fps 112(108)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均100fpsを狙えます。FSR無しでこの性能はすごいですね。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 254(227)fps 258(238)fps 276(249)fps
WQHD 217(197)fps 223(198)fps 250(226)fps
4K 171(149)fps 179(162)fps 200(181)fps

FSRを有効にした際の結果です。

真価を発揮するのはやはり4Kから。fpsは最大約79%向上し、144Hzディスプレイをきっちり活用できます。ウルトラヘビー級のバッドアス設定ももはや眼中になし。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 488(417)fps 599(459)fps
WQHD 357(303)fps 473(397)fps
4K 193(176)fps 239(221)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

GTX 1650クラスでも余裕でプレイできるゲームということで、4K・エピック設定で平均200fpsに迫ります。ウルトラ設定では240Hzディスプレイを生かせるのもいいですね。なお、FSRにも対応していますが、効果がほとんどないため省略しています。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
236(189)fps 299(298)fps 299(296)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでは240Hzディスプレイを生かすことができ、安定感◎。RTX 3080だと144Hzディスプレイが限界なので、グレードがワンランク上がる感じです。

余談ですが、RTX 4090だと平均300fpsまで伸び、異次元クラスの4K性能となっています。

 

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 362(257)fps 389(278)fps
WQHD 322(210)fps 367(254)fps
4K 167(133)fps 228(164)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。なお、グラフィックエンジンの変更により、DLSSの動作確認中となっており、通常モードの結果のみ掲載しています

最高設定が意外と重いのですが、ノーマルモードでも4Kで144Hzディスプレイを生かせます。高設定なら240Hzディスプレイも生かせるので、DLSS無しでも十分実用的。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは、大容量の1TB SSDを搭載しています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利。また、最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーはサムスンとなっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは3000~6000MB/s、ランダムもしっかり速度が出ており、クオリティは◎。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUは高性能のP-コアで60℃台半ば、グラボも60℃台後半とかなり低め。特に熱いホットスポットやVRAM温度が低めなのもグッドです。

 

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、なんとP-コアが5.3GHzと非常に高い動作クロックをキープ!限界ぎりぎりの温度冷やしつつ、しっかり性能を引き出せています。

発熱がとても高い第13世代のK付きCPUの性能を引き出すなら、24cmの大型ラジエーターは必須ですね

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で50.0デシベルと大幅に下回っています。ノートPCと同等レベルで、ファンの風切り音が少し気になる程度ですね。

アイドル時ともなると48.3デシベルまで下がり、ファンの音はほとんど聞こえません。

 

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに保存する使い分けができ、とても便利です。また、予算に余裕があるなら、ゲーム用のSSDを追加するのもあり。

そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ&関連モデル

RTX 3080から4Kでのパフォーマンスがさらに向上し、144Hzや240Hzディスプレイを生かせるほど。コアと動作クロックが強化されたCore i7-13700Kにより、RTX 4080の性能をしっかり引き出すことができます。

モデルの完成度も申し分なく、高品質のケースに、大型水冷式CPUクーラー・高冷却タイプのグラボ・プラチナクラス電源を搭載する徹底ぶり。4Kでフレームレートにこだわるならおすすめです

 

 

GALLERIA/ガレリア ZA9C-R48 第13世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i9-13900K
■チップセット:Z790チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:1000W(80PLUS PLATINUM)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:489,980円(税込)~

Core i9-13900Kを搭載した上位モデル。フレームレートを少しでも伸ばしたいならおすすめ。

 

GALLERIA/ガレリア XA7C-R48 第13世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700
■チップセット:B760チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 4080
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:399,980円(税込)~

Core i7-13700を搭載した予算重視の低価格モデル。価格とのトレードオフで、パーツのグレードはやや下がってしまいます。

 

GALLERIA/ガレリア ZA7C-R49 第13世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700K
■チップセット:Z790チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:1000W(80PLUS PLATINUM)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:539,980円(税込)~

RTX 4090を搭載した究極モデル。最高峰の4K性能を求めるならおすすめ。

 

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