GALLERIA(ガレリア) UA9C-R49 第13世代Core搭載をレビュー 美しいアルミボディを採用!圧倒的なクオリティと性能の高さを誇るRTX 4090搭載モデル

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) UA9C-R49 第13世代Core搭載】をお借りしました。美しいアルミボディにCore i9&RTX 4090を搭載した、究極のゲーミングPCをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  GALLERIA UA9C-R49 第13世代Core搭載
サイズ W220×D440×H480mm(アルミボディ)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i9-13900K
・24コア32スレッド
・定格3.0/最大5.8GHz
メモリ 32GB(16GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)+2TB HDD
グラフィクス GeForce RTX 4090(GDDR6X 24GB)
チップセット インテル Z790 チップセット
光学ドライブ オプション
電源 1000W(80PLUS PLATINUM)
保証 1年(最大5年)
価格 699,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年12月12日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

洗練されたアルミボディ

ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーですね。

 

コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けたケースは、女性ゲーマーも意識し、曲線を用いた美しいフォルムに仕上げています。

 

最上位のUシリーズということで、ボディの素材にアルミを採用しています

通常グレードでは、ガンメタリックのスチール製となっていますが、その違いは一目瞭然。アルミの高い質感と、クリアなプラチナシルバーが見事に調和し、洗練されたイメージに仕上がっています

 

さらに、表面をヘアライン仕上げにする徹底ぶりで、高級感もバッチリ。最上位モデルにふさわしいクオリティを実現しています。

サイドの吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。

 

ちなみに、23.8インチディスプレイと並べてみるとこんな感じ。けっこう大きいので、基本的にはデスクの下に置くのがおすすめです。

 

クリアサイドパネル採用

なんとクリアサイドパネルを標準装備!クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。

機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますね。ゲーミングモデルなので、遊び心は大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのもいいでしょう。

クリアパネルはスモークっぽい色合いなので、光らせるならホワイトが無難ですね。

 

LEDイルミネーションを搭載

ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーション搭載とは、なかなかに太っ腹。

 

光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。

 

イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちら icon-external-link をチェック!

このモデルではASUSのマザーボードを搭載しているため、”Armoury Crate”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。

なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。

 

高い冷却性能

従来のケースではフロント部分に吸気口を設置していましたが、新ケースでは両サイドに設置され、従来よりも吸気面積が3倍と大幅に吸気性能が向上しています。

ケースファンは、大型の14cmサイズを搭載しているので、エアフローはとてもスムーズで、熱くなりがちな内部を強力に冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。

 

ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。

 

しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。

 

アクセスしやすいインターフェース

地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。

 

従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、基本的にどこに置いてもアクセスしやすく、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています

ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。

 

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。そのうち背面のType-Cポートは最新のUSB3.2 Gen.2×2となっており、最大20Gbpsの高速転送に対応しています。そのほか、PS2ポートも搭載しているので、古いマウスやキーボードを再利用でき地味ながら便利ですね。

なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です

 

内部

チャンバー構造&裏配線採用

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。

なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。

 

気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。前モデルほどではないですが、大容量ストレージが普及しているので、これだけあればまず困ることはありません。

 

ASUS製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、ASUS製【PRIME Z790-P】を搭載しています。高い品質と安定性で定評のあるASUS製というのは安心ですね。

 

スタンダードモデルらしくポイントはしっかり押さえており、グラボを差し込むPCIe 5.0 x16スロットは金属で補強されています。グラボはパーツの中でも特に重く、スロットにかかる負荷も高くなりますが、これなら安心ですね。

また、VRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収・発散するので、冷却面も安心。さらに、VRMは14+1の計15フェーズ構成と重厚なので、消費電力の多い第13世代CPUにもバッチリ対応できます。

ちなみに、このマザーボードはDDR5メモリに対応しています。DDR5メモリは、現行のDDR4メモリに比べ約1.5倍の帯域幅を持ち、アプリやゲームでより高いパフォーマンスを発揮します。

 

大型水冷式CPUクーラー搭載

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用しているのもポイント。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、その実力は折り紙付き。Core i9-13900Kは発熱がとんでもなく高いので、やはりこのクラスは欲しいですね。

 

ラジエーターはオーソドックスな天板配置。フロントから吸気し、天板&背面から排気するスムーズなエアフローを構築しています。

ちなみに、Asetek製のものを採用しています。水冷式CPUクーラーでは元祖ともいえるメーカーで、品質面も安心です。

 

Palit製RTX 4090搭載

グラボは、NVIDIAのRTX 4090を搭載しています。

 

ボードはドスパラらしく、Palit製のGameRockを採用。

このモデルは”OmniBlack”バージョンということで、漆黒ボディ&イルミネーション非搭載となっています。GameRockといえば、デコトラをほうふつとさせるド派手な輝きですが、OmniBlackも渋くてなかなかかっこいいですね。

本体はしっかり造りこまれ、長さ約33cm・横幅14cm・厚さは3.5スロットの大型&肉厚ボディには、巨大なヒートシンクと8本のヒートパイプを搭載。トリプルファンも相まって、高い冷却性能を実現しています。

 

巨大なボディでPCIeスロットへの負荷が心配になりますが、”リジッドカードサポート”を採用。ケース上下に伸びた突っ張り棒を介し、グラボを上下に挟み込むことで、ガッチリ固定。PCIeスロットへの負荷をしっかり軽減しており、破損の心配はありません。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、1000Wのプラチナクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大92%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第13世代の24コア32スレッドCPU・Core i9-13900Kを搭載しています。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、24コア32スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

 

参考までに、前世代の16コア24スレッドCPU・Core i9-12900Kと比較してみると、シングル性能は約11%、マルチ性能は約39%も高くなり、きっちり進化していることが分かりますね。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイエンドグラボ・RTX 4090を搭載しています。前世代のRTX 3090より約2倍も性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)を24GBと非常に多く搭載しているので、4Kでのゲーミングでは無双のパフォーマンスを発揮します。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 9848
Port Royal 25398
Time Spy
Extreme
17658 19124 12313
Time Spy 30647 35607 17128
Night Raid 95856 216659 23045
Fire Strike
Ultra
23883 24246 49407 12658
Fire Strike
Extreme
37167 44231 49254 14485
Fire Strike 45332 61080 49235 14851
Sky Diver 129359 228081 53790 60478

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

さらに、RTX 4000シリーズでは”DLSS 3”に対応しているのもポイント。GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利な機能です。

そのほかの便利機能として、OptiXにも対応しています。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
27613 37397 39831

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定した結果となりますが、4Kではついにスコア20000を突破!平均211fpsと安定感が格段に向上しています。RTX 3090だとスコア15000あたりなので、もはや別格ですね。

 

Elden Ring(エルデンリング)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
60(59)fps 60(59)fps 60(59)fps

重量級のアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めですが、4Kでも余裕で平均60fpsをキープできます

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4K WQHD フルHD
204(182)fps 245(185)fps 249(191)fps

軽めのアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

4Kでの負荷が意外と高く、RTX 4090でも平均200fpsを少し超える程度。もちろん平均100fpsを超えているので、とても快適です

 

DLSS

4K WQHD フルHD
248(190)fps 249(194)fps 251(193)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

WQHDとフルHDは元のfpsが高いので、まったく効果がなく、4Kのみ効果を発揮します。fpsは約22%向上し、240Hzディスプレイをきっちり生かすことができます

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 280(218)fps 292(233)fps 296(246)fps
WQHD 230(193)fps 236(203)fps 274(225)fps
4K 164(139)fps 166(146)fps 198(169)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDまでは平均200fps以上を軽く超えてきます。4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均100fps以上をキープできるのはさすがです。

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 226(193)fps 237(200)fps 259(214)fps
WQHD 212(180)fps 227(192)fps 256(208)fps
4K 299(247)fps 296(244)fps 297(244)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでは効果が小さく、4Kで本領発揮。fpsは約82%も向上し、なんと300fpsに迫ります。RTX 3090だと150fpsあたりなので、パワーは段違いですね。

 

Marvel’s Spider-Man Remastered(Marvel’s スパイダーマン リマスター)

 

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:非常に高い(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:本編で市街地を移動

4K WQHD フルHD
185(156)fps 198(151)fps 227(175)fps

重量級のアクションゲーム。スピード感あふれるアクションなので、平均100fps以上は欲しいところ。

4Kでは平均185fpsをキープし、DLSS無しでも十分実用的です。このクラスだとDLSSは+αの要素といったところ。

 

DLSS

4K WQHD フルHD
268(170)fps 289(187)fps 303(181)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮。fpsは最大約46%向上し、4Kでは240Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。ちなみに、フレーム補完をOFFにすると、4Kでは平均200fpsをマーク。約70fps差というのはかなり大きいですね

 

Far Cry 6(ファークライ6)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”、HD Texture”ON”)

  プレイモード:ベンチマークモード

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 158(115)fps 165(133)fps
WQHD 151(115)fps 159(128)fps
4K 131(117)fps 152(127)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

重量級のゲームながら、4Kでも平均100fps以上をしっかりキープ。FSR無しでこれなので、やはりRTX 3090とはパワーがまるで違います。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 149(113)fps 158(127)fps
WQHD 148(112fps 157(127)fps
4K 152(119)fps 161(128)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

WQHD以下は効果がなく、効果が出るのは4Kのみ。ただその効果は控えめで、fpsは最大約16%の向上にとどまっています。CPUがボトルネックになっているためか、ちょっと物足りない感じですね。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 121(99)fps 126(107)fps
WQHD 117(96)fps 123(106)fps
4K 109(98)fps 120(106)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。とはいうものの、4K・ウルトラ設定で平均100fps以上をキープできるのはさすがですね。RTでの安定感もバツグンです。

 

RT+FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 120(98)fps 125(107)fps
WQHD 120(98)fps 125(107)fps
4K 121(102)fps 128(107)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

WQHDとフルHDで効果が変わらないのは変わらず。また、4Kでの効果もやはり控えめで、最大約11%となっています

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 288(220)fps 297(230)fps 327(252)fps
WQHD 277(175)fps 293(189)fps 321(214)fps
4K 182(139)fps 195(144)fps 208(151)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4KではRTX 3090の約2倍にもなり、4K・ウルトラ設定で平均182fpsと、144Hzディスプレイをきっち生かすことができます。WQHD以下では300fpsにも迫るほど。DLSSもFSRも無いので、これは頼もしい限りです。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 292(255)fps 302(272)fps 328(298)fps
WQHD 232(208)fps 242(216)fps 269(244)fps
4K 135(128)fps 143(131)fps 156(147)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均100fps以上をキープ!4KではRTX 3090の約2倍にもなり、FSR無しでも十分実用的。恐るべき性能の高さです。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 278(228)fps 284(252)fps 291(267)fps
WQHD 263(239)fps 268(246)fps 287(265)fps
4K 225(201)fps 233(211)fps 255(232)fps

FSRを有効にした際の結果です。

真価を発揮するのはやはり4Kからですね。fpsは最大約67%向上し、平均200fpsをオーバー。240Hzディスプレイを生かすこともでき、もはや向かうところ敵なし。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

4K WQHD フルHD
572(482)fps 583(486)fps 598(420)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

GTX 1650クラスでも余裕でプレイできるゲームということで、4Kでも平均500fps台と異次元クラスのフレームレートをキープしています。なお、FSRにも対応していますが、効果がほとんどないため省略しています。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
292(263)fps 299(298)fps 299(296)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

念願の4K・300fpsに到達!ついにやりましたね…感慨深いものがあります

 

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 399(242)fps 460(284)fps
WQHD 337(204)fps 392(233)fps
4K 183(136)fps 220(157)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定が意外と重いのですが、ノーマルモードでも4Kで平均200fpsを狙うことも可能です。DLSSモードを使えば、さらにfpsを底上げできます。

 

DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 499(233)fps 459(279)fps
WQHD 398(233)fps 402(255)fps
4K 340(203)fps 377(231)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約86%も向上し、平均300fps台をマーク。このクラスともなると、4Kでも240Hzディスプレイをラクラク生かせます。

 

RT

平均(最低)fps 最高
フルHD 241(154)fps 260(170)fps
WQHD 151(113)fps 167(124)fps
4K 72(60)fps 77(63)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットですが、4Kでも平均60fpsをキープ。以前では考えられない性能ですね。

 

RT+DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 317(197)fps 318(205)fps
WQHD 253(160)fps 263(167)fps
4K 200(137)fps 221(151)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

DLSSモードだとfpsは約2~3倍にもなり、4Kで平均200fpsを突破!RTでも十分実用的な性能に進化しています。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは1TB SSD+2TB HDDの超大容量デュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利。また、最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーはMicronとなっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは3000~6000MB/s、ランダムもしっかり速度が出ており、クオリティは◎。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUは高性能のP-コアで70℃台と安定しており、グラボも60℃台後半とかなり低め。特に熱いホットスポットやVRAM温度が低めなのもグッドです。

 

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時でも、P-コアが5.0GHzきっかりと非常に高い動作クロックをキープし、限界ぎりぎりの温度でしっかり冷却できています。発熱がとても高い第13世代のK付きCPUの性能を引き出すなら、24cmの大型ラジエーターは必須ですね

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で52.2デシベルと大幅に下回っています。ノートPC+αというレベルで、ファンの風切り音が少し気になる程度ですね。アイドル時ともなると49.3デシベルまで下がり、ファンの音はほとんど聞こえません。

 

おすすめカスタマイズ

大容量メモリにとデュアルストレージを搭載し、カスタマイズする必要はありません。予算に余裕があるなら、ゲーム用のSSDを追加するのがおすすめです。

そのほか、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。

 icon-check-circle ドスパラのおすすめカスタマイズを徹底解説

 

まとめ&関連モデル

ケースやパーツのクオリティの高さはもちろん、RTX 3090の約2倍にもなるパフォーマンスは圧巻の一言。お値段も相応に高く、予算度外視で究極のゲーミングPCを求める方におすすめです

 

 

GALLERIA/ガレリア ZA9C-R49 第13世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i9-13900K
■チップセット:Z790チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:1000W(80PLUS PLATINUM)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:579,980円(税込)~

スチールボディの通常ケースを採用した低価格モデルで、予算重視ならおすすめ。

 

GALLERIA/ガレリア ZA7C-R49 第13世代Core搭載

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700K
■チップセット:Z790チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4090
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:1000W(80PLUS PLATINUM)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:539,980円(税込)~

インテルの第13世代16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Kを搭載した通常ケースモデル。Core i7も性能がすこぶる高く、基本的にはこのモデルでOK。

 

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