Dell Alienware Aurora R13 プレミアムをレビュー ユニークなSFデザインがさらに進化!ド派手なイルミネーションが魅力のフラグシップモデル

デルの【Alienware Aurora R13 プレミアム】をお借りしました。

フラグシップゲーミングブランド”Alienware”のデスクトップシリーズに新モデル登場!さらに進化したSFデザインが魅力の本格派モデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Alienware Aurora R13 プレミアム
サイズ W225×D529×H510mm
OS Windows 11 Home
CPU インテル Core i9-12900K
・16コア24スレッド
・定格3.6/最大5.0GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4400)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス GeForce RTX 3070(GDDR6 8GB)
チップセット インテル Z690 チップセット
光学ドライブ
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.2
電源 750W(80PLUS PLATINUM)
保証 1年(最大5年)
価格 【クーポン利用】401,470円~315,184円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年6月20日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは販売ページに記載してあります。

 

外観

ユニークなSFデザイン

Alienwareといえば、なんといっても他社とは一線を画すユニークなデザインですね。前世代モデル icon-external-link-square を引き継ぎつつ、より進化を遂げています。

まず、ボディのサイズですが、フルタワーサイズに大型化しています。さすがに奥行きと高さが50cmオーバーというのは、迫力がありますね。

 

やはり目を引くのがフロントパネルで、まさかのラウンドフォルム。奥の通気口は、Alienwareの代名詞ともいえるハニカム調にする凝りようです。

前モデルでは、スリットのみのシンプルな通気口だったので、こだわりがアップしていますね。

 

重厚感あふれる台形ボディは、リアからフロントへ傾斜がつけられ、とても立体的。インパクトのあるフロントパネルも相まって、宇宙船さながらのSF風デザインに仕上げています。

 

右サイドには”AURORA”のロゴが大きくプリントされ、強烈なアクセントになっています。

 

ちなみに、底面もハニカム調に仕上げる徹底ぶり。特に通気口などはなく、フロント吸気・リア&天板排気の王道エアフローとなっています。

 

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション搭載

モデルによってはオプションとなりますが、ついにAlienwareでもクリアサイドパネルを装備するようになりました。

 

セールスポイントのLEDイルミネーションも大幅に強化され、フロント×3、ケース内部×3の計6か所が光り、とにかく派手!

 

ケース内部はLEDイルミネーションバーで美しく照らし出され、内部を見て楽しむことができます。機能面でのメリットはありませんが、ゲーミングPCなら見て楽しめるのは大事ですね。

 

なお、付属アプリの”ALIEN FX”を使えば、カラーの変更はもちろん、アニメーションも設定できます。

 

充実したインターフェース

ハイエンドモデルということで、インターフェースはとても充実しています。

 

USB端子はなんと12ポートも搭載!レガシーなUSB 2.0から最新のUSB 3.2規格までそろい踏みで、通常サイズのType-Aポートはもちろん、小型&リバーシブルのType-Cポートも完備しています。

さらに、背面のType-Cポート1基は高規格のUSB 3.2 Gen.2×2となっており、最大20Gbpsの高速転送に対応しています。また、フロントパネルにはUSB 3.2 Gen.2 Type-Cポートが配置され、VR機器の接続に便利なのもポイントです。 

 

映像端子は、HDMI×1・DisplayPort×3のデジタル出力4ポートを装備し、複数画面の出力もラクラク。ちなみに、バックパネルの上部はサイドパネルへのアクセス機構となっており、ネジでロックを外し、イジェクトボタンを引いてパネルを取り外します。

 

内部

電源下置き構造

内部構造は一新され、電源下置きのオーソドックスなスタイルとなりました。

ケースの大きさはフルタワー並みですが、内部はミドルタワークラスとなっており、ボディの外装で大型化していることがわかりますね。

 

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

内部は裏配線構造を採用し、ケース背面の配線スペースにケーブルを通すことで、内部をスッキリさせています。見た目がきれいになるだけでなく、エアフローも向上し、まさに一石二鳥です。

ストレージの拡張ベイは、2.5インチベイが底面に1基、3.5インチベイがケース上部に2基の合計3基搭載されています。正直このクラスにしては少ないですが、SSDもHDDも大容量モデルが普及しており、3基もあればまず十分です。

 

なお、ベイは便利なツールレス式で、かんたんに取り出しが可能。ストレージの交換や増設もラクラクです。

 

水冷式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードですが、Alienware独自のものを採用しており、市販のもので代用することはできません。

 

モデルによってはオプションとなりますが、CPUクーラーには水冷式を採用しています。冷却液をポンプで循環させ、CPUの熱をラジエーターで発散する仕組み。標準の小型クーラーよりも冷却能力が圧倒的に高く、ピーク時には約20~30℃も低い冷却能力を発揮します。

優れた冷却性能はもちろん、CPUの熱をダイレクトに外部へ排熱できるのも水冷式のいいところ。天面のファンは水冷式のラジエーターファンを兼ねており、直接上部へと排気します。なお、下位モデルでは空冷式を搭載しているものもあります。

ただし、ラジエーターのサイズが14cmと小さく、爆熱のCore i7-12700KFには力不足といったところです。。温度については後でチェックしてみましょう。

 

カードキーパー装備

グラフィックボードは、4Kでのゲーミングに最適なRTX 3070を搭載。大型のヒートシンク&デュアルファンを搭載した高冷却タイプで、基盤側はバックプレートでしっかり補強されています。

 

グラボは、カードキーパーでがっちり固定されているのもポイント。PCIeスロットへの負荷を軽減することで、輸送時をはじめ、破損のリスクを大幅に減らすことができます。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、750Wのプラチナクラス電源を採用しています。プラチナクラスは最大92%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

なお、マザーボードだけでなく、電源も独自規格なので、購入後に自分で内部をカスタマイズしたい方には不向きですね。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は、特に熱いP-コアで40℃台と冷え冷え。グラボも70℃台前半、ホットスポットも80℃台前半と低くなっており、ゲーム時の冷却性能はとても優秀です

 

ただ、高負荷時となると話は別。CINEBENCH R23実行時では冷却が追い付かず、CPUの消費電力・動作クロックを大きく下げています。

第12世代のK付きCPUは動作が特殊なので、発熱が非常に高く、14cmラジエーターでは力不足ですね。冷却にこだわると正直きりがありませんが、できれば24cmラジエーターは欲しいところ。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

目安としては55デシベルを超えるとノイズが気になるのですが、ピーク時で51.1デシベルと大きく下回っています。ラジエーターファンとグラボファンの回転がやや上がっているレベルで、ノイズ感はほとんど気になりません。

ちなみに、アイドル時では48.7デシベルと、ファンの回転音が少し聞こえる程度で、ほぼ気にならないレベルですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KFを搭載しています。末尾の”F”は内蔵グラフィック非搭載を表しており、性能面ではF無しと変わりません。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

参考までに、前世代の8コア16スレッドCPU・Core i7-11700Kと比較してみると、シングル性能は約19%高く、マルチ性能にいたっては約46%にもなります。その実力は、ライバルのRyzenシリーズを凌ぐほど。一世代違うだけで、まったくの別物に進化しています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のハイスペックグラボ・RTX 3070を搭載しています。

ちなみに、上位のRTX 3080との差は約20~30%と大きく差がついており、70番台と80番台の壁は相変わらず厚いまま。4Kでゲームを楽しむならまずRTX 3070、安定性重視ならRTX 3080以上がおすすめです

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 7847
Time Spy
Extreme
6480 6320 7570
Time Spy 13127 12826 15146
Night Raid 70239 134136 18987
Fire Strike
Ultra
8545 8227 35749 4421
Fire Strike
Extreme
15554 15898 35550 7756
Fire Strike 26321 32075 34482 9747
Sky Diver 67919 94363 31841 48440

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4K WQHD フルHD
10793 20492 23939

最高品質で測定した結果となりますが、4Kでスコア10000を超え、平均80fps台と安定してプレイ可能です。フルHD&WQHDでは、CPUの性能の高さも相まって、スコア20000を突破。144Hzなどの高リフレッシュレートディスプレイをラクラク生かせます。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
50(43)fps 60(59)fps 60(59)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めで、4Kでは最高設定で平均60fpsに届かず、高設定に落とす必要があります。RTX 3080なら平均60fpsをきっちりキープでき、やはり安定感はワンランク上。

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4K WQHD フルHD
79(73)fps 149(130)fps 204(160)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

高設定での結果となりますが、4Kでも平均60fpsを大きく超え、安定してプレイできます。設定を落とせば平均170fps台に跳ね上がり、高リフレッシュレートディスプレイを生かすことも可能です。

前作のMONSTER HUNTER WORLDから大幅に軽くなっていることがわかりますね。

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

  最高 ノーマル
フルHD 131(122)fps 142(125)fps 161(145)fps
WQHD 101(91)fps 106(97)fps 122(107)fps
4K 60(55)fps 63(60)fps 69(62)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSS無しでも、WQHDでは平均100fps以上、4Kでも平均60fps以上をマーク。ワンランク下のRTX 3060 Tiではこうはいかず、4KならやはりRTX 3070は欲しいところです。

 

DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 147(132)fps 153(133)fps 166(148)fps
WQHD 111(105)fps 117(104)fps 127(115)fps
4K 89(84)fps 91(85)fps 100(92)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDでのfpsの伸び幅は、約10%と控えめ。本領発揮するのは4Kからで、fpsは最大48%も向上し、おおむね平均90fps以上と実用的なレベルになります。なお、高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、WQHD以下がおすすめです。

 

RT

  最高 ノーマル
フルHD 104(97)fps 110(102)fps 123(110)fps
WQHD 76(69)fps 79(71)fps 85(76)fps
4K 15(13)fps 22(20)fps 30(26)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては負荷が軽い方で、WQHDまでは平均80fps以上をキープできます。が、4KではVRAM不足になり、最高設定では平均15fpsまで大きく落ち込んでしまいます

 

RT+DLSS

  最高 ノーマル
フルHD 103(95)fps 109(101)fps 130(118)fps
WQHD 93(81)fps 100(92)fps 108(97)fps
4K 55(47)fps 59(53)fps 64(57)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

4Kではグラフィックが最適化され、fpsは最大4倍も向上しますが、それでも平均60fps前後がやっと。。実用面でいうなら、WQHDがおすすめですね。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  ウルトラ 通常
フルHD 177(162)fps 185(169)fps 243(212)fps
WQHD 119(110)fps 125(117)fps 176(161)fps
4K 64(61)fps 67(63)fps 101(80)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上をキープ。4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均60fps以上をしっかり超えてきますね

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

  ウルトラ 通常
フルHD 227(206)fps 235(213)fps 280(263)fps
WQHD 174(155)fps 163(142)fps 210(189)fps
4K 111(98)fps 116(102)fps 157(148)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDからしっかり効果を発揮しており、WQHDでは高リフレッシュレートディスプレイを活用できるまでになります。また、4Kでは最大約73%もfpsが向上し、平均100fpsオーバーと安定感が格段に上がります

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 122(108)fps 133(112)fps 150(120)fps
WQHD 96(85)fps 108(96)fps 122(108)fps
4K 8(7)fps 40(35)fps 77(60)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

WQHDなら平均100fps以上も狙えますが、4KではVRAM(グラフィックメモリ)不足になり、ウルトラ設定ではひと桁台まで落ち込みます。VRAMを10GB(12GB版もあり)搭載したRTX 3080では、ここまで派手に落ち込みません。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 136(102)fps 139(110)fps 154(123)fps
WQHD 124(103)fps 134(107)fps 149(122)fps
4K 111(101)fps 129(109)fps 144(122)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

FSRではグラフィック描写が最適化されるため、4Kではウルトラ設定でも平均100fps以上を超えるまでになります。WQHD以下の効果は控えめですが、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるようになります。

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 93(72)fps 99(75)fps 112(95)fps
WQHD 73(59)fps 77(63)fps 79(66)fps
4K 8(6)fps 10(8)fps 15(12)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。とはいうものの、やはり4KではVRAM不足でひと桁台まで落ち込みますね。RTとFSRはセットで使いましょう。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 105(83)fps 114(95)fps 117(97)fps
WQHD 100(85)fps 105(91)fps 104(82)fps
4K 85(68)fps 92(76)fps 103(90)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

やはり4Kでの効果が強烈で、ウルトラ設定でも平均85fpsまで大幅に向上します。対戦ゲームでもないので、これだけ出れば十分実用的ですね。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 146fps 155fps 173fps
WQHD 105fps 112fps 123fps
4K 60fps 63fps 70fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

Call of Dutyと同じような傾向で、WQHDでは平均100fps以上、4Kでも平均60fps以上をマークします。ただし、DLSSなどの機能がなく、対戦ゲームということで、WQHD以下でプレイするのがおすすめですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

  バッドアス ウルトラ
フルHD 126(119)fps 132(118)fps 151(137)fps
WQHD 88(83)fps 91(85)fps 105(98)fps
4K 44(41)fps 51(48)fps 58(56)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズなので、激重です。。WQHDなら平均100fpsを狙えますが、4Kではfpsがガタ落ちし、中設定まで下げないと平均60fpsにすら届きません。このゲームは本当にDLSSが欲しくなりますね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 447(403)fps 466(428)fps 494(452)fps
WQHD 311(264)fps 325(304)fps 355(333)fps
4K 167(139)fps 172(154)fps 191(182)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽さで定評のあるゲームということで、4Kでも高リフレッシュレートディスプレイを余裕で生かせます。WQHDなら240Hzの超高速ディスプレイの活用も可能です。

なお、レンダリング解像度を最大値にしても、4K・最高設定で平均110fpsをマーク。グラフィック品質重視でも、高い安定感を発揮します。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
114(94)fps 201(172)fps 265(235)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

上のゲームほどではないですが、このゲームも軽めということで、4Kで平均100fps以上をキープできます。4Kで高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、RTX 3080がおすすめです。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 195(182)fps 262(245)fps 468(442)fps
WQHD 125(117)fps 188(156)fps 313(298)fps
4K 65(63)fps 88(83)fps 154(145)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、DLSS無しでも4Kで平均60fps以上をキープ。この点だけはぶれないですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 248(237)fps 318(302)fps 459(440)fps
WQHD 174(165)fps 227(218)fps 333(312)fps
4K 126(120)fps 161(152)fps 220(208)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは最大約2倍も向上し、高リフレッシュレートディスプレイを活用できます。WQHDでは高設定でも240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイも生かせるようになり、効果絶大です。

 

RT

  最高
フルHD 63(55)fps 67(60)fps 71(63)fps
WQHD 37(35)fps 41(38)fps 44(40)fps
4K 16(15)fps 18(17)fps 20(17)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、まともに動くのはフルHDのみ。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 111(105)fps 123(112)fps 128(116)fps
WQHD 73(64)fps 75(70)fps 81(72)fps
4K 52(48)fps 60(53)fps 63(57)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

4Kではfpsが約3倍ほど伸び、高設定では平均60fpsを超えるようになります。ただし、対戦ゲームなので、実用面でいうならフルHDが適正レベルですね。はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいです

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルでは、512GB SSDのシングルストレージ構成となっています。最近ではゲーム容量が大きくなってきているので、1TBにカスタマイズすればより安心です。なお、マイクロン製のSSDは、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)は3000MB/sを超え、一部6000MB/sと爆速。ランダムもしっかり速度が出ていますが、もう一声欲しいところですね。

もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

充実したユーティリティー機能

ゲーミングPCということで、専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。

先に紹介したイルミネーションの設定だけでなく、動作モードの変更やファンコントロールなどの設定をすることができます。

 

また、サウンド設定もこの通り細かく可能です。

 

さらに、”SupportAssistant”では、ドライバのダウンロードやハードウェアのスキャン、トラブルシューティングまで網羅しており、PCのメンテナンスをかんたんに実行することができます。

 

おすすめカスタマイズ

ゲームの配信などでも使うなら、32GBメモリがおすすめ。また、最近のゲームは容量そのものが増えているので、1TBあるとより安心です。

 

 icon-check-circle メモリ
・32GB(16GB×2)DDR5, 4400MHz

 icon-check-circle ハードドライブ
・1TB NVMe M.2 PCIe SSD (ブート) + 2TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)
・2TB NVMe M.2 PCIe SSD (ブート) + 2TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)
→SSDのみ増やすことができず、SSD+HDDのデュアルストレージ構成となります。

 

まとめ

なんといってもやはり独創的なケースですよね。ラウンドフォルムのSFデザインはまさに唯一無二の存在で、これだけでも十分に買う価値はあります。

ただし、価格が31万円台と、このグレードにしてはかなり高く、内部構成はもうちょっと頑張ってほしかったところ。コスパがいいとは言えないので、人とは違う個性的なゲーミングPCが欲しい方におすすめです

 

 

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