HP OMEN 16-k0000をレビュー 圧倒的コスパ!充実した装備を誇る本格派のRTX 3060搭載ゲーミングノート

今回はHPの【OMEN 16-k0000】をお借りしました。クオリティの高さと価格の安さでバツグンのコスパを誇る、最上位ブランドのゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  OMEN 16-k0000 スタンダードモデル
カラー シャドウブラック
サイズ W369×D248×H23mm
重量 約2.41kg(実測2400g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Core i5-12500H
・12コア16スレッド
・定格2.5/最大4.5GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス RTX 3060(GDDR6 6GB)
ディスプレイ 16.1インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、IPS、144Hz
インターフェース Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps×2、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×3、HDMI 2.1、LANポート、SDスロット、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素)
スピーカー 内蔵デュアルスピーカー(Bang & Olufsen)
キーボード バックライト付き日本語キーボード(4ZONE RGBライティング)
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth Ver.5.3
保証 1年(最大3年)
価格 【セールでさらにおトク】264,000円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(280W・698g)
・電源ケーブル(119g)

※2023年4月23日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

機能美重視のシンプルボディ

上位ブランドらしく、ボディの素材にはアルミ&樹脂の2種類を採用。下位ブランドの”VICTUS”はオール樹脂ボディなので、しっかり差別化されています。

 

ベース部分はタフなアルミ製なので、とても頑丈。一方、天板は樹脂ということで、開け閉めの際にたわみが生じ、やや安定性に欠けるのがネック。グレード的にはオール金属ボディがベターですね。

 

デザインは、ストレートボディに天板のOMENロゴのみと非常にシンプル。派手になりがちな排気グリルも、本体と一体化しており、とても控えめ。

機能美重視のスマートなデザインに仕上げており、使う人やシーンを選びません。エッジ加工でスピード感あふれるデザインのVICTUSとは対照的です。

 

もちろん、デュアルファン&4方向排気の構成となっており、とにかく熱くなりがちなCPUとGPUを強力に冷やします。

 

コンパクトボディ

このモデルは16インチボディにしてはコンパクト。ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、従来の15インチモデル並みのサイズを実現しています。

 

ボディの厚さも23mmと比較的スリムなので、野暮ったさがなく、とてもスタイリッシュですね。

 

充実したインターフェース

USBは左右・背面にあわせて5ポート搭載。最新規格にもバッチリ対応しており、背面のType-Cポート2基は、40Gbpsの超高速転送に対応した”Thunderbolt 4”規格となっています。1基ではなく2基というのは、さすが最上位グレードといったところ。

Type-Cポートのほか、オーソドックスなType-Aも装備しており、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

画像出力端子はHDMIのみですが、Type-CポートはDisplayPort出力を兼ねているので、複数画面の出力も可能です。

 

ちなみに、背面のポートの配置も地味ながら◎。画像端子・電源ポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスなどと干渉しないようになっています。ケーブル同士の混線はイラっと来るので、とても便利です。

できれば、LANポートも背面にあるとよかったですね。LANケーブルも太いので、取り回しがけっこう面倒だったりします。

 

ディスプレイ&キーボード

目に優しい大画面ディスプレイ搭載

このモデルは大画面の16.1インチディスプレイを搭載。

一般的な15.6インチとの差はわずか0.5インチですが、これだけでもだいぶゆとりを感じさせますね。没入感はかなり高く、迫力ゲームがよりはかどります。なお、解像度は現在主流のフルHD(1920×1080)となっています。

 

パネルは、優れた発色と高いコントラストを誇るIPSパネルを採用し、輝度も300nitと明るめ。くっきり鮮やかな映像クオリティで、ゲームとの相性はバツグン。

また、色域はsRGB 100%と広めなので、動画や画像編集にも最適です。

 

ちなみに、このモデルでは、TÜVの”Eyesafe認証”を受けた、目に優しいブルーライト低減パネルを搭載しているのがポイント。

液晶パネル自体がブルーライトを低減するので、別途フィルムを用意したり、ディスプレイの発色を変えたりする必要がありません。自然な発色と目の疲れにくさを両立した、優れたパネルとなっています。

 

144Hz対応ディスプレイ

このモデルでは、144Hzディスプレイを搭載しています。

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が、通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

 

本格派キーボード

横幅の広い16インチタイプながら、テンキーレスタイプを採用しています。

 

あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。ゲーミングキーボードではテンキーレスタイプが多く出回っているほどです。まさにゲーミング特化の本格派仕様といったところですね。

テンキーが無い分余裕があり、各キーは大きめに造られ、キーピッチは約18.5mmと標準的な間隔をしっかり確保。配置そのものも素直なので、誤爆の心配はまずありません。ただ、キーピッチは他のゲーミングモデルのように19mm、もう少しゆとりが欲しいですね

なお、電源ボタンはキーボード内に配置されていますが、他のキーに比べ固めで、しっかり押し込まないと反応せず、特に問題ない感じです。

 

ちなみに、ファンクションキーの内容はかなり充実しています。

基本的なものにプラスして、Windowsロックキー・タッチパッドロックキー・電卓キーのほか、OMEN Gaming Hubの起動キーを装備しており、とても便利です。

 

キーストロークはやや深めで、適度に反発があり、どちらかというと一般ノートに近い軽快な操作感ですね。なお、キーボード面の剛性は高く、安定して操作できるのは好印象。

もちろん、最上位グレードらしく、フルカラーLED内蔵のド派手なキーボードを搭載。付属アプリの”OMEN Gaming Hub”にて、カラーやアニメーションの設定が可能。カラーはブロック単位で設定でき、4ブロックに分割されています。

 

完成度の高いタッチパッド

タッチパッドは、クリックボタンとパッド部分が一緒になった、一体型タイプとなっています。

パッド部分はサラサラした材質で、カーソル操作はとてもスムーズ。また、クリックボタンも軽く押すだけで反応し、クリック音もほとんどせず、トータルで非常に高い完成度を実現しています。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3060搭載

グラフィック機能は、NVIDIAのミドルクラスクラスGPU・RTX 3060を搭載。一世代前となる”Ampere”のGPUとなります。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト”CINEBENCH R23”で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第12世代12コア16スレッドCPU・Core i5-12500Hを搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

ちなみに、ノート用の第12世代CPUには、Hシリーズ・Pシリーズ・Uシリーズの3タイプがあり、その中でも最上位のグレードとなります。

 

参考までに、上位のCore i7-12700H(14コア20スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約3%差とほぼ互角ですが、マルチ性能ともなると約20%差がついています。

もちろん、性能重視ならCore i7-12700Hがおすすめですが、Core i5の性能は前世代のCore i7並みの性能があるので、予算重視ならCore i5で全然OK!

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

下位のRTX 3050 Tiよりも約40~50%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も6GB搭載しており、最新のゲームをまんべんなく楽しむならRTX 3060がまずおすすめ。ただし、最近のゲームはVRAMを多く使うので、8GB搭載したRTX 4060がベターです。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 1977
Port Royal 4653
Time Spy
Extreme
3748 3694 4087
Time Spy 8129 7899 9738
Night Raid 42729 94492 10411
Fire Strike
Ultra
4885 4731 23188 2520
Fire Strike
Extreme
9270 9508 23512 4424
Fire Strike 18530 20621 24205 8773
Sky Diver 47556 64839 21896 38316

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

  最高 標準
フルHD 18237 21088 24955

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

従来のゲームであれば余裕で対応でき、最高設定でスコア18000台の非常に高いスコアをマーク。平均140fpsということで、144Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 90(75)fps 95(79)fps 116(96)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

クオリティ重視でも平均100fps付近まで伸び、フルHDでの安定感が光ります。

 

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 114(77)fps 126(99)fps 139(112)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDから効果を発揮し、fpsは最大約33%向上。クオリティ重視でも144Hzディスプレイを生かせるようになります。RTX 3050クラスだと平均100fpsに届かないので、やはりRTX 3060は欲しいところですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 60(53)fps 64(59)fps 73(64)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

フルHDではウルトラ設定でも平均60fpsキープできます。いろいろなゲームを楽しむなら、まずRTX 3060は押さえておきたいところですね。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 72(59)fps 72(58)fps 74(60)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDから効果を発揮しており、最大約20%fpsが向上し、ウルトラ設定で平均72fpsと安定感が増します。なお、このゲームはFG(フレーム補完)でパフォーマンスを底上げできるので、DLSS 3に対応したRTX 4000シリーズの方がおすすめ。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 22(18)fps 21(18)fps 22(18)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 39(33)fps 40(33)fps 40(34)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

約2倍近くもfpsが向上しますが、元のfpsが低すぎるのでどうにもなりません。。

 

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 64(24)fps 73(39)fps 74(39)fps

ウルトラヘビー級のアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

フレームレートがかなり暴れるものの、最高設定では平均60fpsを超えています。ただし、このゲームはVRAMを多く使うため、テクスチャの貼り遅れが発生し、6GBだとちょっと厳しい感じ

 

DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 70(40)fps 78(44)fps 88(53)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

効果はそこまで大きくないものの、fpsは最大約19%向上し、最高&高設定では安定感がやや向上します。なお、このゲームもFG(フレーム補完)でパフォーマンスを底上げできるので、DLSS 3に対応したRTX 4000シリーズの方がおすすめ。

 

RT

平均(最低)fps 最高
フルHD 30(16)fps 31(17)fps 35(22)fps

RTを有効にした際のfpsです。

レイトレーシングは非常に負荷が高く、平均30fps台で頭打ちです。なお、VRAMが全く足りなくなるので、テクスチャが簡易表示されることがあります。

 

RT+DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 44(27)fps 46(35)fps 48(27)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

最大約48%と大きく向上するものの、元のフレームレートが低すぎるので、平均60fpsには届きません

 

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR”クオリティ”)

  プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 64(47)fps 76(55)fps 74(65)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最高設定で平均60fpsを超えるものの、最低fpsが一けた台まで急激に落ちることもあり、安定感も欠けますね

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 62(4)fps 67(5)fps 72(30)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

FSRを有効にするとむしろ逆効果で、最低fpsの落ち込みが激しくなり、安定性がさらに悪くなります。はっきり言って性能不足なので、RTX 3070 TiやRTX 4060は欲しいですね。

なお、レイトレーシングにも対応していますが、VRAM不足でクラッシュするので省略しています。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 72(65)fps 75(67)fps 88(78)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

バッドアス設定で平均72fpsをマークしており、安定してプレイできます。激重設定でこのパフォーマンスはとても魅力的。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 86(77)fps 87(75)fps 104(91)fps

FSRを有効にした際のfpsです。

最大約19%fpsが向上し、高設定で平均100fpsをキープできるようになります。安定感は大きく向上しますが、さすがに165Hzディスプレイを生かすのは厳しいですね。

 

VALORANT(ヴァロラント)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:高/中(アンチエイリアス”MSAA 4x”、異方性フィルタリング”16x”、シャープネスの動的補正”オン”)

  プレイモード:アンレート

平均(最低)fps
フルHD 389(327)fps 428(398)fps

ノートでも動かせる超軽量級のFPSゲームです。競技性の高いゲームなので、できれば100fps以上は欲しいところ。

一般ノートのUHD Graphicsでも動かせるほどに軽いゲームということで、フルHDでも144Hzディスプレイをラクラク生かせます

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

平均(最低)fps 最高 超高
フルHD 284(246)fps 294(271)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽めのゲームならfpsがよく伸び、144Hzディスプレイをフルに生かすことができます。なお、最高設定でレンダリング解像度をMAXにしても、平均196fpsをマークしており、品質重視でも安定感バツグン。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 141(102)fps 211(154)fps 326(153)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

グラフィック負荷は前作からほとんど変わらず軽く、ウルトラ設定でも144Hzディスプレイをしっかり生かすことができます。フルに生かすならウルトラ設定ですが、グラフィッククオリティは十分きれいですね。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
フルHD 153(125)fps 218(172)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で144Hzディスプレイをきっちり生かすことができ、スムーズにプレイ可能です。RTX 3050クラスだと平均100fpsに届かないことを考えると、やはり頼もしいですね。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは負荷だけでなく、ゲームそのものの容量も増えていますが、500GBあればまずOK。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様で、マイクロン製となっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み込みは、6000MB/sオーバーと爆速。ただし、それ以外は3000MB/s台とイマイチ伸びず、ランダムの速度もまずまずといったところ。トータルで見ると、スタンダードクラスのGen.4 SSDですね。

もちろん、SSDということで、動作そのものはとても快適。PCの起動からゲームのロードまでサクサク動きます。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは80℃台後半で約4.1GHz(P-コア)と高いクロックをキープしています。また、GPUは70℃台半ばと安定した温度をキープしており、しっかり冷却できています。

 

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、80℃台後半で約3.0GHz(P-コア)とやや控えめ。フルに性能を引き出すのではなく、冷却に余裕を持たせている感じですね。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時で55.2デシベルとほぼきっかり。ゲーミングモデルらしい豪快なファンの風切り音ですが、耳障りな甲高いノイズが控えめなので、。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約4時間と、ゲーミングノートらしく5時間を下回っています。電源のない環境で使うなら、バッテリー管理に細心の注意を払いましょう。

 

便利なユーティリティー機能

ゲームについては”OMEN Gaming Hub”が用意され、動作モードの設定やゲームプレイ時の動作の最適化などを行うことができます。

そほのか、パソコンのサポートツールとして”HP Support Assistant”が用意されており、ハードウェアの診断からサポートまでワンストップで実行できます。

 

サウンドにもこだわっており、デンマークの高級オーディオメーカー”BANG & OLUFSEN”のサウンドシステムを採用。

肝心のサウンドクオリティですが、低音~高音域まで伸び、重低音もしっかり再現。音質も厚めで、サラウンド効果も効いており、迫力のある力強いサウンドです。

 

まとめ&関連モデル

最上位グレードらしくクオリティはかなり高め。大型の16インチディスプレイは、144Hz出力&G-Syncに対応し、快適にゲームを楽しめます。また、テンキーレスのフルカラーキーボードを搭載する本格派仕様となっているのもポイントです。

セール時の価格が非常に安くコスパにも優れており、クオリティを重視しつつ予算を抑えたい方におすすめ。なお、最近ではRTX 3060でも厳しいゲームが出てきているため、できればRTX 4060がおすすめ。OMENの新モデルは5月から順次発売予定なので、それを待つのもいいでしょう。

 

 

OMEN 16-k0000 パフォーマンスモデル

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.1インチ フルHD ノングレア IPS 144Hz G-Sync
300nit sRGB 100%
■CPU:Core i7-12700H
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
【セールでさらにおトク】308,000円(税込)~

Core i7を搭載した上位モデルで、実況配信や各種編集作業でも使うならおすすめ。

 

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