Lenovo Legion T750i(T770i)をレビュー ド派手なLEDイルミネーション搭載!造りこみの高さが光るRTX 3080搭載のハイエンドモデル

今回レノボの【Lenovo Legion T750i(T770i)】をお借りしました。LEDイルミネーションをふんだんに搭載したド派手なボディに、Core i9&RTX 3080を搭載したハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Lenovo Legion T750i(Core i9-10900K&RTX 3080搭載)
サイズ W211×D483×H450mm
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU インテル Core i9-10900K
・10コア20スレッド
・定格3.7/最大5.3GHz
メモリ 32GB(16GB×2 DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD+2TB HDD
グラフィクス GeForce RTX 3080(GDDR6X 10GB)
チップセット インテル Z490 チップセット
光学ドライブ
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.1
電源 850W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大4年)
価格 【クーポン利用】451,880円275,647円(税・送料込)
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年6月6日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは販売ページに記載してあります。

 

外観

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション採用

前モデルからデザインが一新され、スタイリッシュなスクエアボディに進化。使う人を選ばないシンプルな出で立ちは、最近のトレンドそのものです。

ちなみに、ケースの大きさは、拡張性に優れたミドルタワーサイズとなっています。

 

前モデルと同じく、強化ガラス製のサイドパネルを標準装備。

 

ケースにはLEDイルミネーションをガッツリ搭載しており、各種ケースファン・水冷ポンプ・LEDライトバー・フロントロゴが光る本格派仕様です。

 

さすがにこれだけ搭載しているとかなり派手!サイドパネルのほぼ全面がクリア仕様ということもあり、LEDイルミネーション映えがバツグンです。機能面でのメリットはありませんが、ゲーミングPCなので、見て楽しめるというのはとても大事ですね

 

なお、LEDカラーは付属アプリ【Legion Vantage】で変更可能です。

フロントロゴと内部のLEDバーは、ライトブルーの固定カラーで、アニメーションのみ変更可能。それ以外は、カラーとアニメーションの変更に対応しています。もちろん、明るさやON/OFFの切り替えも可能です。

 

高冷却ケース

このケースは冷却性能が非常に高く、通気性の高いメッシュタイプのフロントパネルを装備し、ケースファンを6基も搭載しています。

 

フロントの3基のファンから吸気し、天板・背面の3基のファンから排気する圧倒的なエアフローになり、内部に熱がこもりにくくなっています。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。地味なパーツですが、ノイズ源の一つなので、しっかり対策しているのは好印象です。

 

底面はこの通り、電源の吸気口のみとなっています。吸気口には取り外し可能なフィルターがあり、水洗いも可能です。

ちなみに、フロントパネルにもフィルターが設置されており、しっかりほこり対策がされています。

 

ポイントをおさえたインターフェース

インターフェースは天板上に配置され、下置きだとアクセスしやすいのがポイント。

 

搭載されている端子ですが、USBはフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。規格はレガシーのUSB2.0のほか、最大10Gbpsの転送に対応したUSB3.2 Gen.2を採用しており、ポイントはしっかり押さえています。これだけのポート数があれば、周辺機器の接続に困ることはまずありません。

ちなみに、映像端子はDisplayPort×3・HDMIの4ポート構成で、複数画面出力もかんたんにできます。

 

内部

チャンバー構造&裏配線採用

内部へは、サイドパネル上部の2か所のネジを外してアクセスします。

 

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現しています。

 

なお、右サイドの装飾パネルは、ドライバーだけでかんたんに取り外し可能です。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。

かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。さらに、内部の見た目もスッキリし、見栄えもよくなるので、まさに一石二鳥です。

 

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

気になる拡張性ですが、3.5インチベイ×2(ケース下部)・2.5インチ搭載スペース×2(背面)の計4基用意されています。最近のケースは、光学ドライブ用の5インチベイを省いたり、3.5インチベイを少なくしたりしていますが、まさにトレンドそのものといったところです。

ストリーミングやダウンロードコンテンツが充実しているので、光学ドライブはそこまで使う機会がなく、大容量ストレージが普及しているので、3.5インチベイが少なくても正直何とかなります。

 

大型水冷式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは、Legionオリジナルのものを採用しています。規格そのものは、一般的なATX規格となっており、市販のATXマザーボードと交換することも可能です。

 

意外と造りはしっかりしており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収・発散するので、冷却面も安心です。グラボのスロットも金属パーツで補強されていれば、なおよかったですね。

ちなみに、メモリがヒートスプレッダ(放熱板)付というのも、地味にポイントが高いです。

 

CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、10コア20スレッドのCore i9-10900Kをしっかり冷やします。

 

3連ファンのRTX 3080搭載

グラボは、4Kで高い安定感を発揮する、NVIDIAのRTX 3080(VRAM 10GB)を搭載しています。

ボードの長さは約30cmとかなり大きく、大口径のトリプルファンも相まって、高い冷却性能を実現。さらに、基盤は金属製のバックプレートで補強されているので、とても頑丈です。

 

ちなみに、このモデルでは、グラボ固定用のカードホルダーを装備しています。大型ボディをでしっかり固定することで、PCIeスロットへの負荷を軽減しており、自重による破損の心配はまずありません。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、850Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

水冷式CPUクーラーということで、おおむね40℃台と非常に低い温度をキープ。10コア20スレッドの熱いCPUをしっかり冷却しており、長時間のゲームでも安心です。

また、グラボの温度も低く、70℃台前半とハイグレードクラスにてはかなり冷えています。特に熱くなりがちなホットスポットも80℃台に抑えているのもいいですね。さすがに冷却機構がしっかり造りこまれているだけあり、よく冷えます。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で50.3デシベルと大幅に下回っています。ノートPCレベルということで、実際とても静かです。アイドル時も48.2デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度。

ケースファンをはじめ、各種ファンが静かなのが見事に功を奏していますね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第10世代の10コア20スレッドCPU・Core i9-10900Kを搭載しています。

 

最新のLegion T770iでは、第12世代の16コア24スレッドCPU・Core i9-12900Kを搭載しています。参考までに比較してみると、両者の差はシングル性能で約57%、マルチ性能では約71%にもなり、最新世代のパフォーマンスの高さが光ります。

ゲーミングだとWQHD以下、特にフルHDではCPUの性能が高いほどfpsがよく伸びます。フルHDでfpsを重視するならCore i9-12900Kのほうがおすすめです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のハイエンドグラボ・RTX 3080を搭載しています。下位のRTX 3070 Tiよりも約20%ほど性能が高く、4Kでの安定性を重視するならまずおすすめ。なお、VRAM(グラフィックメモリ) 10GB版となっています。

なお、上位にVRAM 12GB版のRTX 3080がありますが、性能は微増で価格が跳ね上がるため、コスパはイマイチ。4Kなら確かにVRAMを多く消費しますが、それでも10GBでも十分対応できるので、基本的にVRAM 10GB版でOK。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 11014
Time Spy
Extreme
7955 8306 6421
Time Spy 15711 16145 13637
Night Raid 66397 147549 16129
Fire Strike
Ultra
10477 10329 29962 5609
Fire Strike
Extreme
18731 20025 29390 9235
Fire Strike 29241 39631 30030 9729
Sky Diver 70803 117314 27642 43403

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

4K WQHD フルHD
14170 21709 25446

最高品質で測定した結果となりますが、4Kでスコア14000台の非常に高いスコアをマークし、平均104fpsと安定感バツグン!WQHD以下ではスコア28000台と恐ろしいほどよく伸びます。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
60(58)fps 60(59)fps 60(59)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めですが、RTX 3080なら4Kでも余裕で平均60fpsをキープできます

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD/4K

  ゲーム設定:高

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

4K WQHD フルHD
101(89)fps 176(136)fps 187(139)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

高設定での結果となりますが、クエストではグラフィック負荷がやや高くなるものの、4Kでも平均100fpsを超える安定ぶり。設定を落とせば平均190fps台にもなるので、144Hzなど高リフレッシュレートディスプレイを生かすことも可能です。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

  ウルトラ 通常
フルHD 209(194)fps 221(208)fps 247(232)fps
WQHD 150(138)fps 157(146)fps 213(192)fps
4K 86(80)fps 90(81)fps 131(111)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上、フルHDでは平均200fpsオーバーとよく伸びます。4Kではガクッとfpsが落ちてしまいますが、それでも平均80fps以上をキープできるのはさすがです。

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

  ウルトラ 通常
フルHD 211(193)fps 227(214)fps 244(229)fps
WQHD 148(134)fps 156(146)fps 191(176)fps
4K 162(151)fps 170(159)fps 194(183)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDとWQHDではほとんど効果がなく、本領発揮するのは4Kのみ。fpsの伸び幅は最大約2倍にもなり、144Hzディスプレイをきっちり生かせるまでになります

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  ウルトラ
フルHD 125(98)fps 130(105)fps 139(114)fps
WQHD 108(90)fps 120(100)fps 131(111)fps
4K 70(62)fps 82(69)fps 92(77)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームながら、4Kでも平均60fps以上をしっかりキープし、やはり4Kでの安定感は一味違います。WQHD以下なら平均100fps以上と安定感バツグン。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

  ウルトラ
フルHD 125(97)fps 130(105)fps 139(115)fps
WQHD 118(91)fps 125(99)fps 135(110)fps
4K 118(93)fps 127(101)fps 138(115)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

このゲームでもフルHDとWQHDではほとんど効果なし。一方、4Kでは最大約69%もfpsが向上し、ウルトラ設定で100fpsを超えるようになります

FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

  ウルトラ
フルHD 100(84)fps 103(90)fps 107(90)fps
WQHD 90(80)fps 96(84)fps 102(86)fps
4K 4(3)fps 62(46)fps 75(66)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。4K・高設定までなら平均60fps以上をキープできます。ただ、ウルトラ設定ではVRAM不足になり、fpsはひと桁台まで落ちてしまいます。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  ウルトラ
フルHD 103(87)fps 105(90)fps 108(91)fps
WQHD 95(82)fps 100(85)fps 106(89)fps
4K 94(82)fps 100(86)fps 104(86)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

効果を発揮するのはやはり4Kから。しかしその効果は絶大で、グラフィックの最適化により、ウルトラ設定でも平均90fps台まで伸びます

申し分のない効果ですが、パフォーマンスだとぼやけた感じになるので、ややパフォーマンスが落ちるものの、バランスモードにするのがおすすめ。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

  ウルトラ
フルHD 168fps 177fps 201fps
WQHD 126fps 137fps 149fps
4K 74fps 81fps 88fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームはFPSゲームにしてはなかなかヘビー。4Kで平均100fpsを狙うのは至難の業で、実用面ならWQHDがおすすめ。設定によっては144Hzディスプレイを生かせるのは、RTX 3080ならですね

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

  バッドアス ウルトラ
フルHD 158(148)fps 163(151)fps 186(166)fps
WQHD 114(105)fps 119(111)fps 135(124)fps
4K 66(62)fps 70(65)fps 75(72)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

激重のBorderlandsシリーズですが、4Kでも平均60fps以上をキープできるのは大したものですね。WQHD・高設定なら144Hzディスプレイを生かせるのもポイント高いです。下位のRTX 3070ではこうはいきません。

DLSSに対応していないので、純粋にパワーがものを言います。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 463(411)fps 476(411)fps 504(447)fps
WQHD 350(316)fps 361(323)fps 385(337)fps
4K 222(191)fps 227(203)fps 240(227)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽さで定評のあるゲームということで、4Kでも平均200fps以上を余裕でキープでき、240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイの活用も可能です。

なお、レンダリング解像度を最大値にしても、4K・最高設定で平均136fpsをマーク。グラフィック品質重視でも、高い安定感を発揮します。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
148(116)fps 249(206)fps 295(276)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

上のゲームほどではないですが、このゲームも軽めということで、フルHDではほぼカンスト、4Kでも144Hzディスプレイをきっちり生かせます。申し分のないパフォーマンスですね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 228(193)fps 294(277)fps 477(464)fps
WQHD 166(157)fps 205(188)fps 365(339)fps
4K 85(80)fps 105(98)fps 199(186)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、4Kでも平均85fpsとなかなかの安定ぶり。DLSSモードを使えば、さらにfpsを底上げできます。

 

DLSS

  最高
フルHD 283(273)fps 333(317)fps 461(447)fps
WQHD 221(211)fps 262(251)fps 377(364)fps
4K 168(172)fps 194(182)fps 268(259)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約2倍も向上し、最高設定で144Hzディスプレイをきっちり生かせます。WQHDではグラフィック品質を重視しつつ、240Hzの超高リフレッシュレートディスプレイを活用できます。

 

RT

  最高
フルHD 82(73)fps 86(79)fps 94(85)fps
WQHD 52(48)fps 54(50)fps 60(54)fps
4K 25(24)fps 26(25)fps 27(24)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、まともに動くのはフルHDのみ。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 140(131)fps 144(137)fps 159(151)fps
WQHD 94(88)fps 108(97)fps 107(101)fps
4K 73(66)fps 77(73)fps 80(71)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

DLSSモードだとfpsは約2~3倍にもなりますが、4Kで平均100fpsは厳しい感じ。はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSD+2TB HDDの大容量デュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利です。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、Western Digital製のものを搭載しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の書き込みがコンスタントに2000MB/sをマークする爆速ぶり。一方、ランダムの速度はイマイチ振るわず、トータルで見るとだいぶムラがある印象です

ただ、実際の動作はとても快適で、ゲームのロードからアプリの動作までサクサク動きます。

 

便利なユーティリティーソフトを完備

先に紹介した通り、システム管理ツールの”Legion Vantage”が用意されています。動作モードの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

 

サウンドシステムは”Dolby Atmos”を採用しています。

シーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、敵の位置を視覚化するサウンドレーダーも装備しており、まさに至れり尽くせり。

 

まとめ&関連モデル

強化ガラスパネルやチャンバー&裏配線構造など、最近のトレンドをバッチリ押さえたケースは、LEDイルミネーションを完全装備!ド派手なライティング効果で、見て楽しめるケースに仕上がっています。肝心の性能面は言わずもがな、Core i9×RTX 3080のパワーで、4Kでバツグンの安定感を発揮します。

そしてなんといってもコスパの高さですね。充実した内容で27万円台と、RTX 3080搭載モデルにしては破格の安さでコスパ◎。ダークホース的なモデルとなっており、予算重視ならまずおすすめです。

 

 

Lenovo Legion T770i[RTX 3080搭載モデル]

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i9-12900K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3080
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
【クーポン利用】456,170円360,374円(税・送料込)~

第12世代インテルCPUを搭載した最新モデル。16コア24スレッドのCore i9-12900KとRTX 3080を搭載し、ド安定の4K性能を発揮します。WQHDやフルHDでよりフレームレートを伸ばしたいならおすすめ。

 

Lenovo Legion T770i[RTX 3070搭載モデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■CPU:Core i7-12700K
■チップセット:Z690チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3070
■ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■水冷式CPUクーラー搭載
【クーポン利用】358,270円279,451円(税・送料込)~

インテルの第12世代12コア20スレッドCPU・Core i7-12700KとRTX 3070を搭載した、4Kでのゲーミングに最適なモデルです。

 

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