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ASUS ROG Zephyrus G15 GA503RWをレビュー 高性能ディスプレイ搭載!約1.99kgの軽量ボディを誇るRTX 3070 Ti搭載ハイスペックモデル

今回はASUSの【ROG Zephyrus G15 GA503RW】をお借りしました。

240Hz出力&高色域のWQHDディスプレイ装備!Ryzen 9 6900HSとRTX 3070 Tiを搭載した、軽量のハイスペックモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 ROG Zephyrus G15 GA503RW
カラームーンライトホワイト
サイズW355×D246×H19.9mm
重量約1.99kg(実測1971g)
OSWindows 11 Home(64ビット)
CPURyzen 9 6900HS
・8コア16スレッド
・定格3.3/最大4.9GHz
メモリ32GB(DDR5-4800)
ストレージ1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクスRTX 3070 Ti(GDDR6 8GB)
ディスプレイ15.6インチ、WQHD、ノングレア、240Hz
インターフェースUSB3.2 Gen.2 Type-C、USB3.2 Gen.2 Type-A×2、HDMI、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート、microSDスロット
光学ドライブ×
スピーカー6スピーカー(1W×4、2W×2)
キーボード日本語キーボード(RGB イルミネートキーボード)
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.1
保証12ヵ月(最大3年)
価格339,800円(税・送料込)~
付属品・ACアダプター(553g)
・電源ケーブル(177g)
・各種マニュアル

※2022年7月8日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

ユニークなデザイン

ASUSらしく、デザインにはだいぶこだわっています。

 

フォルムは直線主体のスッキリした出で立ちですが、ヒンジ部分にはシルバーの装飾で高級感を演出しています。

 

特にインパクトがあるのは天板で、斜めのパンチ加工で大胆に仕上げています。さらに、この加工の部分はラメ入りとなっており、光の当たり具合によっては、輝いて見える凝りようです。

 

排気グリルは大胆にも斜めにカットしており、躍動感がありますね。

 

底面にある吸気口のスリットはやや小さめですが、CPU・GPUともにしっかり冷却できています。

ちなみに、カラバリは貸出機のムーンライトホワイトのほか、兄弟モデルにエクリプスグレーが用意されています。ホワイトはかなり珍しく、カラバリで選ぶのもあり。

 

コンパクト&スリムボディ

ハイエンドモデルらしからぬ軽さが、このモデル最大のポイント。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮。従来の15インチモデルよりも一回り小さいコンパクトボディを実現しています。コンパクトになるだけでなく、デザイン面でもスタイリッシュなイメージとなり、まさに一石二鳥ですね。

 

また、コンパクトなだけでなく、厚さも最薄部で19.9mmと2cm以下のスリムボディとなっており、重さはなんと実測で1964gと、2kgを下回る超軽量ボディを実現しています

一般的な15インチゲーミングノートが2.5kg前後ということを考えると、とんでもなく軽いということがわかりますね。なお、ボディの素材は特に記載がありませんが、このクラスで2kg以下なので、マグネシウム合金っぽい感じがします。

 

リフトアップヒンジ搭載

機能面もしっかり考えられており、”リフトアップヒンジ”を搭載しています。リフトアップヒンジとは画面を開いたときに、ボディがせり上がるギミックのこと。

適度な傾斜ができるためタイピングしやすくなるほか、接地面とパソコンの間にすき間が空くことで、給排気がスムーズになり、冷却能力もアップします。下にノートPCクーラーを置いているようなもので、特に熱くなりがちなゲーミングノートとの相性はバツグンです。

ちなみに、ヒンジの荷重バランスがよく、片手で開閉できるのもポイント。

 

充実したインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは左右あわせて4ポート搭載し、規格は全て最大10Gbpsの高速転送に対応した、”USB3.1 Gen.2規格”となっています。ただし、Thunderbolt 4は搭載していません。

小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用しているのもポイント。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップとなっています。

 

そのほか、画像出力のHDMI端子やmicroSDスロットを装備しており、普段使いで必要なものは一通りそろっています。

 

ディスプレイ&キーボード

高発色&広色域ディスプレイ

ディスプレイはオーソドックスな15.6インチサイズで、解像度はWQHDとなっています。ほとんどのゲーミングノートがフルHDなので、WQHDはかなり貴重。画素数が多い分、描写精度が高くなり、より美しいグラフィックでゲームを楽しむことができます。

ちなみに、パネルは非光沢のノングレア仕様で、映り込みが少なく、ゲームにしっかり集中できます。

 

IPSパネルということで発色はとても美しく、高めのコントラストも相まって、くっきり鮮やかな映像クオリティを実現。ゲームはもちろん、動画鑑賞などにも最適です。また、視野角も広く、横から覗いても色むらがないのもいいですね。

 

発色の美しさだけでなく、色域が非常に広いのもポイント。型番(BOE0A55)を調べてみると、輝度は300 cd/m²と標準的ですが、DCI-P3を100%カバーしており、本格的な編集用途にもおすすめです。

 

240Hz出力対応

ゲーミングノートといえば高リフレッシュレートディスプレイですが、なんと240Hz出力に対応しています

240Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの4倍以上!144Hzのさらにその上を行く滑らかな描写で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

が、そのハードルはかなり高く、240Hzディスプレイをきっちり生かせるのは、軽めのゲームに限られてしまうのが実情です。

 

本格派キーボード

幅広の15インチボディですが、テンキーレスキーボードを採用しています。

あまりなじみがないかもしれませんが、シンプル&高い操作性でゲーマーに人気のタイプ。ゲーミングキーボードではテンキーレスタイプが多く出回っているほど。まさにゲーミング特化の本格派仕様ですね。

 

テンキーがないのでキー配置はとても余裕があり、各キーは大きめに造られ、キーピッチも堂々の19mmとデスクトップ並みの間隔が確保されているため、誤爆の心配はまずありません。

また、音量調整ボタンや、システムツール(Armony Crate)のアクセスボタンなど、使用頻度の高いボタンは奥側に配置することで、操作しやすくなっているのもグッド。なお、指紋認証センサーは非搭載ですが、顔認証センサーを搭載しているので、かんたんにログインできます。

 

キーストロークは、一般的なノートPCよりも深く、反発もしっかりしており、打鍵感・操作感は良好です。キーボード面の剛性は高く、安定感もバツグン。

トレンドのフルカラーイルミネーションもばっちり搭載し、かなり華やか。なお、LEDは単色仕様となっており、ブロック・キー単位でカラーを変更することはできません。

ちなみに、カラーやアニメーションは付属アプリ”Aura Creator”にて変更できます。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はツルツルした素材を使用しており、スムーズ&正確なカーソル操作が可能です。一方クリックボタンはカタカタと軽く押すだけで反応し、操作音も非常に静か。

一体型では押し込まないと反応しなかったり、クリック音がやたら大きいものがありますが、しっかり造りこまれていますね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3070 Ti搭載

NVIDIAの最新世代GPU・RTX 3070 Tiを搭載。RTX 3070の上位バージョンとなるハイスペックGPUで、各種編集作業で高いパフォーマンスを発揮するのはもちろん、WQHDでのゲーミングにも対応できる高い性能を誇ります。

また、RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト”CINEBENCH R23”で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUは、AMDの第6世代の8コア16スレッドCPU・Ryzen 9 6900HSを搭載。新たに”ZEN 3+アーキテクチャ”を採用した、最新世代のCPUとなります。

Ryzen 6000シリーズは、先代Ryzen 5000シリーズのリフレッシュ版です。製造プロセスの微細化、内蔵グラフィックの強化、動作クロックの向上など、マイナーチェンジ程度になっており、若干の性能アップにとどまっています。

 

参考までに、インテルの第12世代14コア20スレッドCPU・Core i7-12700H&Core i9-12900Hと比較してみると、その性能差は圧倒的。Core i9とRyzen 9との差は、シングルスコアで約23%、マルチスコアでも約31%となっており、インテルCPUのパフォーマンスの高さが光ります。

第12世代インテルCPUの登場により、両者のポジションが確立され、性能重視ならインテル製CPU搭載モデル、予算重視ならAMD製CPU搭載モデルがそれぞれおすすめです

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、DirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

ミドルクラスのRTX 3060よりも約30~40%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)も8GBと大容量なので、フルHDでは盤石。特に安定性が求められるFPSゲームを極める方におすすめ。なお、下位のRTX 3070との性能差は約5~10%程度と小さく、予算重視ならRTX 3070でも十分アリ。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal6544
Time Spy
Extreme
516851885062
Time Spy104391045810336
Night Raid494238675411635
Fire Strike
Ultra
71106969257083679
Fire Strike
Extreme
1324813814256006523
Fire Strike24471277802552112517
Sky Diver45708631832142233272

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

WQHDフルHD
1525118794

最高品質で測定した結果となりますが、WQHDでスコア15000オーバー、平均116fpsと安定してプレイできます。フルHDでも平均149fpsをマークしており、RTX 3060とは段違いに性能が高いですね。

 

Elden Ring(エルデンリング)

”DARK SOULS”や”SEKIRO”などの人気タイトルでおなじみ、フロム・ソフトウェアのアクションRPGゲームです。世界観をはじめ、言ってしまえばDARK SOULSのオープンフィールド版といったところ。

戦闘システムについては、死んでナンボのシビアなスタミナ制バトルはDARK SOULSそのもの。ただし、新たにジャンプ攻撃が加わり、さらにオープンフィールドということで、地の利を生かした戦いができるなど、戦術の幅がより広がっています。

もちろん、マップが広くなることにより、探索要素も大幅に向上。探索・レベル上げ・装備の強化にじっくり取り組みつつ、高難易度ダンジョンに挑戦する、王道&硬派なアクションRPGゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

WQHDフルHD
60(59)fps60(59)fps

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。グラフィックの負荷は高めですが、WQHDでも平均60fpsをきっちりキープできます

 

MONSTER HUNTER RISE(モンスターハンターライズ)

大人気の「狩り」ゲームの最新版。バイオハザードでおなじみのグラフィックエンジン”RE Engine”を採用することで、美しい描写と負荷の軽さを両立しています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD/WQHD

  ゲーム設定:高/中/低(DLSS”品質”)

  プレイモード:セレクトクエスト(唐傘の妖怪)

 
フルHD144(111)fps146(111)fps159(132)fps
WQHD112(95)fps140(112)fps146(114)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

元がNintendo Switch向けのゲームということもあり、負荷は軽めになっており、WQHDでも平均100fpsを超える安定ぶり。ただ、軽めとはいえども、240Hzディスプレイを生かすのは厳しいですね。

 

DLSS

 
フルHD144(110)fps145(112)fps147(112)fps
WQHD137(105)fps138(106)fps137(107)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDではほとんど効果なく、WQHD・高設定でようやく効果を発揮します。fpsの伸び幅は約22%になり、安定感がワンランク向上します

 

BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)

”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。

メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。

また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/ノーマル(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)

 最高ノーマル
フルHD99(86)fps106(95)fps114(98)fps
WQHD73(64)fps77(68)fps85(77)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

高層ビルが乱立しており、グラフィック負荷はかなり高め。それでも、DLSS無しにフルHDで平均100fpsを狙えるのは、さすがRTX 3070 Tiといったところです。WQHDでも平均60fps以上をしっかり超えてくるのもいいですね。

 

DLSS

 最高ノーマル
フルHD108(100)fps111(101)fps117(93)fps
WQHD84(70)fps91(86)fps94(87)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

解像度が上がるにつれ効果が大きくなりますが、最大18%程度と控えめ。競技性が高いので、フルHDでプレイするのがおすすめです。

ちなみにDLSSの効果ですが、多くのゲームでは4Kで真価を発揮します。

 

RT

 最高ノーマル
フルHD74(67)fps79(74)fps83(75)fps
WQHD54(49)fps55(50)fps57(51)fps

RTを有効にした際のfpsです。

RTにしては比較的負荷が軽く、フルHDでは平均70fps以上をキープできます。ただし、実用面でいうと厳しいものがありますね。

 

RT+DLSS

 最高ノーマル
フルHD84(77)fps89(83)fps91(84)fps
WQHD69(60)fps74(68)fps77(68)fps

RT+DLSSを有効にした際のfpsです。

DLSSオンリーの時よりも効果が大きくなり、WQHDでは最大約35%fpsが向上し、平均60fpsを超えるようになります。それでもフルHDでは平均100fpsには届かないので、DLSSのみ有効にしてプレイするのがおすすめ。

 

Call of Duty : Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)

大御所FPSゲーム・Call of Dutyの最新作ですね。舞台は第二次世界大戦となり、2017年に発売された”Call of Duty : WWII”から実に4年ぶり。内容は、メインストーリーとなるキャンペーンモード・マルチプレイモード・ゾンビモードのおなじみ三本立てです。

ゲームモードは、いつものドミネーション・チームデスマッチ・Kill Confirmedに加え、パトロールを追加。一定コースを動くパトロールポイントを確保するのが目標となりますが、移動し続けるので、攻守にわたって臨機応変な対応が求められます。

また、本作ではプレイ可能人数が3つの区分に分けられ、最大48人(24対24)で息つく暇のない、大規模戦闘を楽しむことができます。テンポのいい銃撃戦や、武器カスタマイズの広さも前作からしっかり引き継いでおり、毎年恒例のFPSゲームとしておすすめ。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/通常(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ホテル)

 ウルトラ通常
フルHD144(131)fps151(138)fps194(181)fps
WQHD97(88)fps101(89)fps145(123)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

重そうに見えて意外と最適化されており、WQHDでは平均100fps以上を狙えます。DLSS無しでこの性能なので、やはり地力は高めですね。

このゲームもDLSSに対応しており、フレームレートをさらに底上げできます。

 

DLSS

 ウルトラ通常
フルHD186(176)fps194(182)fps197(188)fps
WQHD141(132)fps146(134)fps171(163)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

フルHDから効果がしっかり出ており、フルHDでは平均200fps近くを狙えます。WQHDでは最大約45%もfpsが向上し、平均140fps以上と安定感が格段に上がります。240Hzの壁は高いですが、これだけfpsが伸びれば御の字ですね。

 

Far Cry 6(ファークライ6)

Ubisoftの看板タイトルとなるFPSゲーム・Far Cryシリーズの最新作ですね。今回の舞台はカリブ海に浮かぶ島”ヤーラ”。独裁者を、ゲリラ活動で打倒するのが目的となります。

マップはシリーズ伝統のオープンワールドで、非常に広大。ジャングルや市街地など様々なロケーションが用意されています。戦闘だけでなく、のんびり狩りや釣りをしたり、ビークル(車)を改造して島中を駆け回ったり、オープンワールドらしい楽しみ方は健在です。

特に今作では、戦闘面がより強化されているのがポイント。ジャンクパーツからクラフトする”リゾルバー武器”をはじめ、武器の種類は過去最大。弾薬の種類が豊富なことに加え、なんと仲間にした動物まで戦闘に参加させることができ、戦術は無限大。何でもアリなFPSゲームとしておすすめです。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:ベンチマークモード

 ウルトラ
フルHD91(70)fps97(80)fps107(87)fps
WQHD73(67)fps81(73)fps89(79)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームですが、フルHDでは平均100fpsを狙うことができ、安定感ばつぐん。また、WQHDでも平均70fps以上をキープできます。

なお、このゲームではFSRに対応しているので、さらにフレームレートを底上げできます。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0(FSR)

 ウルトラ
フルHD99(72)fps103(82)fps110(90)fps
WQHD90(75)fps95(78)fps104(86)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

フルHDでの効果は控えめですが、WQHDでは約22%fpsが向上し、ウルトラ設定でも平均90fpsまで上がります。なお、FSRといえば、グラフィック品質の劣化ですが、このゲームではやや粗くなる程度に抑えられています。よく見ないとわからないレベルなので、十分実用的なレベルです。以前よりも着実に進化している印象ですね。

 

RT

 ウルトラ
フルHD75(63)fps78(69)fps80(69)fps
WQHD50(33)fps55(36)fps66(56)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで、負荷は低め。フルHDでは平均60fpsを超えることができますが、WQHDではさすがに力不足ですね。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

 ウルトラ
フルHD82(68)fps83(70)fps85(72)fps
WQHD70(61)fps74(64)fps79(68)fps

RTとFSRを有効にした際の結果ですが、WQHDでの効果が大きく、fpsは最大約40%も向上し、ウルトラ設定で平均70fpsまで伸びます。対人戦ではないので、FSRでのプレイも実用的です。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。

マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。

対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

 ウルトラ
フルHD117fps125fps140fps
WQHD81fps88fps98fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームはFPSゲームにしてはなかなかヘビー。DLSSに非対応ということで、平均100fps以上をキープできるのはフルHDまでとなります。RTX 3060だと平均90fps台なので、安定感はワンランク上ですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

大人気のシューティングRPG”Borderlandsシリーズ”のスピンオフ的な作品で、”バンカー&バッドアス”というゲームの世界を舞台にしています。ファンタジーゲームということで、エネミーにはゴブリンやスケルトンなどが登場し、武器は銃のほか、新たに魔法が使えるようになっており、なかなか新鮮。

ゲームシステムについてはシリーズでおなじみ、敵や宝箱から装備を入手するハクスラスタイルを踏襲。6つのクラスが用意されており、経験値を稼いでキャラを強化し、強敵に挑むRPG要素もしっかり楽しめるようになっています。

シリーズ最大の特長ともいえるノリの良さも健在。登場人物はエネミーを含めテンションが非常に高く、なかなかのイカレっぷり。今作も安定したクオリティに仕上がっています。

下記条件にて平均fpsのみ計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高

  プレイモード:フィールド内の移動

 バッドアスウルトラ
フルHD96(89)fps102(94)fps115(105)fps
WQHD68(63)fps72(69)fps81(75)fps

スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

Borderlandsシリーズなので、やはり激重ですね。WQHD・バッドアスでは平均60fps台まで落ち込みます。それでもフルHDで平均100fpsを狙えるのはさすがですね

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

 最高超高
フルHD302(259)fps305(266)fps312(280)fps
WQHD230(193)fps233(198)fps240(209)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽さで定評のあるゲームということで、フルHDでは平均300fpsオーバー、WQHDでは平均230fps以上をマーク。ようやく240Hzディスプレイをきっちり生かせるようになります。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  APEXゲーム(本編)

 最高
フルHD216(171)fps276(238)fps
WQHD155(136)fps193(160)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

こちらも割と軽めのゲームということで、フルHDでは240Hzディスプレイの活用も可能です。WQHDでも設定を落とせば平均200fps近くまで持っていけるのもポイント。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS”品質”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 最高
フルHD162(154)fps201(184)fps285(265)fps
WQHD109(100)fps135(125)fps205(193)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

見かけによらず最高設定が重いのですが、WQHDでは平均100fpsを超え、フルHDでは平均162fpsまで伸びます。このゲームはDLSSの効きがいいので、大きくfpsを底上げできます。

 

DLSS

 最高
フルHD200(188)fps223(215)fps273(264)fps
WQHD153(146)fps171(162)fps218(209)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、WQHDでは最大約40%もfpsが向上し、最高設定で平均153fpsと安定感が大きく上がります。フルHDなら240Hzディスプレイも生きてきますね。

 

RT

 最高
フルHD54(47)fps58(54)fps60(56)fps
WQHD31(28)fps32(28)fps34(31)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

ライティング・シャドウ・反射のフルセットということで、グラフィックが非常に重く、平均60fpsをキープするのすら至難の業。全くもって歯が立ちません。

 

RT+DLSS

 最高
フルHD93(87)fps100(95)fps105(98)fps
WQHD60(55)fps63(60)fps66(63)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

DLSSのみの時よりも効果が大きくなり、fpsは約2倍も向上し、フルHDでは平均100fps台まで伸びます。実用的なレベルではありますが、はっきり言ってフォートナイトのグラフィックならRTにする必要もなく、DLSSでfpsを伸ばすくらいがちょうどいいですね

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは1TB SSDの超大容量SSDを搭載しています。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、Western Digital製のものを採用しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、おおむね2000~3000MB/sとしっかり速度が出ています。一方で、ランダム速度の伸びはそれなりといったところで、トータルで見るとスタンダードクラスのNVMe SSDという感じですね。

ただし、ゲームのロードはとても早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適な使用感です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は、おおむね80~90℃と高めですが、高クロックのRyzen 9なら十分及第点ですね。

 

また、GPUも同じく80~90℃となっており、冷却性能については標準クラスといったところです。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になりますが、ピーク時で61デシベルと大きくオーバー。ゲーミングノートらしい豪快な風切り音ですが、その中でも群を抜いています。かなり気になるレベルなので、バランスモードにするのもあり。55.2デシベルまで下がり、だいぶマシになります。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:サイレント、トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約5時間20分と、ゲーミングノートらしく、バッテリーの持ちは最低限です。5時間を超えていないので、電源のない環境で使う際は注意が必要です。

 

便利なユーティリティーソフト

便利なユーティリティーアプリもしっかり完備しており、デバイス設定ツールとして、”Armony Crate”が用意されています。

システムのモニタリングや動作モードの設定、さらにはディスプレイのカラーモードまで柔軟に設定できます。

 

また、”My ASUS”では、デバイスの診断やシステムアップデート、からサポートまでワンストップで実行でき、万が一でも安心です。

 

サウンドエンジンには、おなじみのDolby”を採用しています。設定ツールにてシーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、イコライザーも用意されているので、好みの設定に変更することも可能です。

スピーカーはなんと6基構成!4基構成はたまに見かけますが、6基は他の追随を許しません

サウンドクオリティは非常に高く、低音から高音までよく出ており、特に重低音の迫力は相当のもの。特にサラウンド効果がすごく、左右だけでなく、上下の立体感まで再現しています。内蔵タイプのスピーカーにしては、とんでもない性能の高さですね。

 

まとめ&関連モデル

オシャレなデザインのボディに、240Hz出力の高色域ディスプレイや、フルカラーキーボードを搭載するなど、高いクオリティを実現。また、2kgを下回る軽さで持ち運び用としても使えます。

性能も非常に優れており、フルHDではゲームによって240Hzディスプレイを生かせるなど、まさに盤石。WQHDでも平均100fps前後を狙うことができます。価格は33万円台とやや高く、クオリティ重視のRTX 3070 Ti搭載モデルとしておすすめ

 

 

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ WQHD ノングレア 165Hz
■CPU:Ryzen 7 6800HS
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 3070 Ti
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■価格:329,800円(税込)~

このモデルをRyzen 7 6800HSにしたバージョンで、予算重視ならおすすめ。

 

 

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