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Dell Inspiron 24 フレームレスデスクトップ[5410]をレビュー コスパ良好!高い機能性とスタイリッシュなデザインが魅力の一体型デスクトップPC

今回デルの【Dell Inspiron 24 フレームレスデスクトップ プラチナ[5410]】をお借りしました。

9万円台~という価格の安さを実現した、高品質&高コスパの一体型デスクトップパソコンをチェックしてみましょう。

 

スペック

 Dell Inspiron 24 フレームレスデスクトップ プラチナ[5410]
カラーパール ホワイト ファブリック・ダーク シャドウ グレー
サイズW542.70×D200.69×H414.3mm
重量約5.57kg
OSWindows 11 Home(64ビット)
CPUCore i7-1255U
・10コア12スレッド
・定格1.7/最大4.7GHz
メモリ16GB(8GB×2、DDR4-3200)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスIris Xe Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ23.8インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、IPSパネル
インターフェースUSB3.1 Gen.2 Type-C、USB3.1 Gen.2 Type-A、USB 3.1 Gen.1 Type-A×3、HDMI出力、HDMI入力、ヘッドセット、SDスロット
光学ドライブ×
カメラFHD Webカメラ(1080p)
スピーカーステレオスピーカー(Waves MaxxAudio Pro)
キーボードバックライト付き日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.2
保証1年(最大4年)
価格【クーポン利用】188,000円140,400円(税・送料込)~
付属品・ACアダプター(337g)
・電源ケーブル(104g)
・ワイヤレスキーボード(432g)
・ワイヤレスマウス(87g)
・各種マニュアル

※2022年12月28日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

スタイリッシュなデザイン

ラウンドフォルムを織り交ぜた、美しいデザインが魅力のモデルです。

清潔感のあるホワイト&シルバーのボディーカラーで、とても洗練されたイメージに仕上がっています。なお、カラバリは他にダークシャドウグレー(ブラック)が用意され、定番カラーはしっかり押さえています。

 

細かい部分の造形にもこだわっており、ディスプレイ下のスピーカー部は、なんと布張り仕上げとなっています。これだけでもだいぶ印象が変わり、温もり感じさせますね。

 

さらに、スタンド部分はトライアングルとなっており、けっこうオシャレです。

 

設置しやすいコンパクトボディ

一体型のメリットは、ディスプレイと本体が一緒になった”省スペースボディ”ですね

 

このモデルはディスプレイのベゼル(ふち)を徹底的にスリムにすることにより、横幅を圧縮。スタンド込みで55cm以下に抑えており、横幅60cmのデスクに置くことも可能です

さらに、見た目も野暮ったさがなく、とてもスタイリッシュ。まさに一石二鳥です。

 

また、キーボードもスタンド間に収納でき、とても機能的。一般的なタワー型タイプに比べ、とにかく場所を取りません。一方で拡張性は皆無なので、HDDの増設などを考えている方は、素直にタワータイプを選びましょう。

 

キーボードとマウスはいずれも無線タイプで、マウスの内部にはUSBの受信子機が収納されています。キーボードはメンブレン式、マウスは3ボタン式とオーソドックスなタイプですね。

 

ちなみに、冷却システムは、ディスプレイ下部から吸気し、上部から排気するエアフローを構築しています。暖かい空気は下から上に流れるという、いわゆる”煙突効果”で、エアフローはとてもスムーズ。内部に熱がこもりにくく、とても機能的です。

 

充実した機能

スタンダードモデルらしく、普段使いに必要なインターフェースは一通りそろえています。基本的に背面に集約されているので、アクセス性はあまりよくないですね。

 

USBは全5ポート搭載。一般的な5Gbpsの転送速度に対応したUSB 3.2 Gen.1が3ポート、10Gbpsの高速転送に対応したUSB 3.2 Gen.2が2ポート搭載されています。なお、右サイドのType-Cポートは、Gen.2規格となります。

ポートの数・規格・形状全てのポイントをおさえ、周辺機器の接続にはまず困りません。

 

そのほか、SDスロット・HDMIポート(入出力)・LANポートもしっかり装備しています。

 

ちなみに、Web会議に便利なカメラは、ディスプレイ上部に収納されています。ポップアップ方式なので、使わないときは本体内に収納でき、プライバシー面も安心です。

 

大画面の高品質ディスプレイ搭載

このモデルでは、23.8インチディスプレイを搭載しています。

 

ワンランク下の21.5インチディスプレイより一回り大きく、視認性は格段に上。とにかく安く…ということでもなければ、23.8インチがまずおすすめです。

ディスプレイの解像度は、オーソドックスなフルHDとなっています。細かすぎず粗すぎず、23.8インチに最適な解像度ですね。大きめのディスプレイサイズも相まって、オフィス作業はもちろん、動画鑑賞などもはかどります。

 

パネルは優れた発色と高いコントラストが魅力のIPSパネルを採用し、くっきり鮮やかな映像クオリティを実現。視野角も広く、上から横から見ても色ムラはありません。

 

さらに、色域はsRGB 99%と、スタンダードモデルにしては広めなのもポイント。さすがにプロ向けとは言えませんが、動画や画像編集にうってつけです。

ちなみに、輝度は250nitと標準的な明るさとなっています。300nitだとベターでしたね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の10コア12スレッドCPU・Core i7-1255Uを搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

ちなみに、ノート用の第12世代CPUには、Hシリーズ・Pシリーズ・Uシリーズの3タイプがあり、一番下位のグレードとなります。

 

実際の性能ですが、パワーがだいぶセーブされている感じ

ノートPCに搭載されている、ワンランク下のCore i5-1235U(10コア12スレッド)を下回り、シングル性能は約7%、マルチ性能にいたっては約48%もの差をつけられています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

内蔵グラフィックは、高性能の”Iris Xe Graphics”を搭載。その性能はMX400に匹敵するレベルで、内蔵タイプにしては破格の性能となっています。ただ、やはりスコアの伸びはイマイチ。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy133411953926
Night Raid11990149985621
Fire Strike32393631117871118
Sky Diver11216115701019210400
Cloud Gate15559215437890
Ice Storm750598683750898

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測る定番ソフトです。

 

ブラウジングやオフィス作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、スコア5000に迫る非常に高いスコアをマーク。ブラウジングやオフィス作業などの軽作業はもちろん、動画・画像編集にもしっかり対応できます。

なお、Core i5-1235Uとは総合スコアでほぼ互角。ただし、写真編集スコアでは約10%、動画の編集スコアは約27%上回り、このテストでは意外と性能が出ている感じですね。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。結果は秒で表記しています。

 

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、QSVはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。

 

H.264(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i7-1255U22111133237
Core i5-1235U20931034175

まず軽めのH.264ですが、いずれもCore i5-1235Uを下回るパフォーマンスとなっています。CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i5に約5~9%差をつけられています。

一方、グラフィック機能を用いたQSVでは約26%にまで拡大。同一の内蔵グラフィックとは思えないほどの差がついています。

 

H.265(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i7-1255U39311956255
Core i5-1235U35661766237

重量級のH.265でも同じような傾向で、Core i5に及ばず。ソフトウェアエンコードでは約9~10%と変わらない一方で、QSVでは約7%差まで縮小します。

 

Lightroom Classic CC

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。結果は秒で表記しています。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Core i7-1255U43222
Core i5-1235U31181

このテストもCPU勝負ですが、またしてもCore i5-1235Uを下回る結果となっていますね。軽めのDNGでは約28%、重量級のJPEG変換では約18%と大きめの差をつけられています。

 

ドラクエ10

 最高品質標準品質低品質
フルHD8027990210754

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

このクラスであれば、フルHDでもスコア5500以上をキープするのは余裕です。ただし、フルHDに対応するのは、このゲームやドラクエ10など超軽量級のものに限られます。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

 最高品質高品質標準品質
HD490763067567
フルHD235935714518

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

重めのゲームには荷が重く、フルHD・HDともにスコア9000をクリアできません。あくまでも内蔵グラフィックということで、HDが適正レベルですね。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは、大容量の512GB SSDを搭載しています。256GBのさらにその上を行く容量の多さで、動画や画像などかさばるデータ類も多めに保存することができます。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍速いNVMe SSDで、超高速のGen.4タイプを採用するこだわりよう。

メーカーはWestern Digitalですね。その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の速度は3000~5000MB/sと爆速。その一方、ランダムはGen.3タイプ並みとなっており、トータルで見ると、Gen.4の中ではスタンダードクラスといったところです。

実際の使用感はSSDらしくとても快適。OSの起動からブラウジング、各種アプリの動作にいたるまでサクサク動きます。

 

温度

CINEBENCH R23実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

この通りパワーを大きくセーブしており、P-コアの動作クロックは約2.0GHz、温度も40℃とかなり低くなっています。やはり性能よりも動作の安定性を重視している感じがしますね。

 

動作音

CINEBENCH R23実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

50デシベルが目安となりますが、ピーク時で49.2デシベルをマーク。ファンの回転音はだいぶ控えめで、ほとんど気になりません。

ちなみに最小時では46.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

 

充実したユーティリティー機能

毎度おなじみのサウンドエンジン”Waves MaxxAudio”が標準で搭載され、。イコライザーやサラウンド機能などで好みの音質に設定することができます。

なお、スピーカーの音質ですが、低音~高音までしっかり伸び、厚みのある音質で迫力があります。重低音のしっかり再現できるのは好印象。さらに、サラウンドも効いており、臨場感があるのもいいですね。デルらしく期待を裏切らないクオリティの高さです。

 

そのほか、サポート機能も装備しており、”SupportAssist”機能では、ドライバのアップデートからハードのスキャンまでワンストップで実行できます。また、サポート窓口のアクセスのカバーし、万が一の場合でも安心です。

 

そのほか、キーボードやマウスのボタン割り当てができるアプリも付属しています。

 

まとめ

本体とディスプレイが一緒になった一体型は、省スペースで設置がとてもラク。美しいデザインのボディに、高品質のディスプレイやスピーカーを搭載し、スタンダードモデルながら高いクオリティを実現しています。それでいて価格は9万円台~(Core i5搭載モデル)と安く、コスパも◎。

ただ、性能がだいぶ控えめなのは玉に瑕。機能性や外観にこだわるならおすすめといったところですね

 

 

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