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HP ENVY TE02をレビュー Core i7-12700K&RTX 3060 Ti搭載!コスパに優れた高性能のクリエイターPC

今回HPの【HP ENVY TE02 ハイパフォーマンスモデル】をお借りしました。

オシャレなデザインのケースに、Core i7-12700KとRTX 3060 Tiを搭載!コスパの高さ光る万能のクリエイターPCをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  HP ENVY TE02 ハイパフォーマンスモデル
サイズ W165×D396.1×H448mm
OS Windows 11 Pro
CPU インテル Core i7-12700K
・12コア20スレッド
・定格3.6/最大5.0GHz
メモリ 16GB(8GB×2 DDR4-3200)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス GeForce RTX 3060 Ti(GDDR6 8GB)
チップセット インテル Z690H チップセット
光学ドライブ 非搭載
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.0
電源 600W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大3年)
参考価格 【セールでさらにおトク】308,000円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2022年12月24日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

使い勝手に優れたミニタワーケース

ケースの大きさはW165×D396.1×H448mmと、やや背が高いものの、カテゴリー的にはミニタワーサイズとなっています。

 

スリムタワーよりも横幅が広いので、通常サイズのグラボを搭載できるなど、拡張性は高め。それでいて、ミドルタワーに比べ奥行きが小さいので、使い勝手がよく設置しやすいのがポイントです。

 

一通りセットしてみると、こんな感じ。奥行きと横幅は小ぶりなので、デスクの上に置くのもありですね。ちなみに、ディスプレイの大きさは、23.8インチとなっています。

 

クールなナチュラルシルバーのボディは、ヘアライン仕上げのフロントパネルも相まって、とてもスタイリッシュな出で立ちです。

 

オシャレなHPのロゴもバッチリきまっていますね。

ケースの通気性は高く、フロントパネルの両サイドに吸気用のスリットを装備。フロントの12cmファンと背面の9cmファンで強力なエアフローを生み出し、内部に熱がこもる心配はありません。

 

ちなみに、底面にもしっかり通気口が設置されています。

 

充実したインターフェース

フロントパネルのポートは天板に配置され、デスクの下に置くとアクセスしやすくなっています。

 

USB端子は全11ポートも搭載。レガシーなUSB 2.0から最新のUSB 4規格までそろい踏みで、通常サイズのType-Aポートはもちろん、小型&リバーシブルのType-Cポートも完備し、周辺機器の接続は思うがまま。

さらに、背面のType-Cポートは高規格の”Thunderbolt 4”となっており、最大40Gbpsの超高速転送に対応しています。

 

そのほか、SDスロットを装備するなど、普段使いで必要なものは一通りそろっているのは◎。なお、映像端子はDisplayPort&HDMIのデジタル4ポートを装備しており、複数画面の出力もラクラクです。

 

ちなみに、ネットワーク通信は、有線LAN&無線LANの両方に対応しており、無線環境オンリーでも使えるのがポイント。

無線LANは、最新のWi-Fi 6(802.11ax)にしっかり対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのブラウジングがより安定します。

 

内部

シンプルな内部構造

内部へのアクセスは、背面上部のイジェクトボタンを押してパネルを取り外します。

 

ケース内部は、オーソドックスな電源下置き配置ですね。

ケースの裏に配線スペースが用意された”裏配線構造”となっており、内部の配線がとてもすっきりしています。エアフローもスムーズになり、まさに一石二鳥です。

 

拡張性は、フロント側に3.5インチベイが1基のみと、だいぶ寂しい内容になっています。最近のケースは拡張ベイを少なくする傾向にありますが、いくらなんでも少な過ぎますね。ミニタワーモデルでも3.5インチベイは2基欲しいところ。

 

大型CPUクーラー搭載

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

マザーボードや電源は一般的な規格を採用しています。マザーボードはMicro ATX規格、電源はATX規格となっており、市販のものでも代用可能です。

全てのモデルで最新のDDR5メモリを搭載。DDR5メモリは、現行のDDR4メモリに比べ約1.5倍の帯域幅を持ち、アプリやゲームでより高いパフォーマンスを発揮します。

メモリは金属製のヒートスプレッダを装備しているので、放熱性が高いのもポイント。

 

CPUの冷却はしっかり考えられており、12cmファン搭載の大型サイドフロー式CPUクーラーを搭載。

サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散する冷却方式で、高いパフォーマンスを発揮します。

 

大型カードキーパー採用

グラボはアッパーミドルクラスのRTX 3060 Tiを搭載しています。

ボードは大口径のデュアルファンを搭載した高冷却タイプを採用しています。基盤側は金属製のバックプレートで補強され、たわみ知らず。しっかり造りこまれているのは好印象です。

さらに、カードキーパーを装備しており、グラボをガッチリ固定。グラボの重さによるPCIeスロットへの負担を軽減し、破損の心配はありません。

 

各パーツに電力を供給する、いわばPCの心臓ともいえる電源には、600Wのゴールドクラス電源を搭載。電力変換効率は最大90%となっており、コンセントからの電力を効率よく変換できます。

ありがちなブロンズクラスではなくゴールドというのはポイント高いですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

 

CPUはインテル第12世代の12コア20スレッドCPU・Core i7-12700Kを搭載。末尾に”K”がついた、高性能タイプとなります。

この世代から設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

参考までに、上位モデルで搭載されているCore i9-12900K(16コア24スレッド)と比較してみると、シングル性能は約7%と小さめですが、マルチ性能にいたっては約25%と大きく差がつきます。コア・スレッド数の差が性能にしっかり反映されていますね。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの一世代前となる”Ampere”のRTX 3060 Tiを搭載。アッパーミドルクラスのグラボで、下位のRTX 3060よりも約30%性能が高く、上位のRTX 3070に近いパフォーマンスを発揮します。ハイスペックグラボに近い性能ということで、なかなかおいしいですね。

また、VRAM(グラフィックメモリ)は8GBと多めに搭載。高精度な3DCGの制作や、3D CADの設計にも対応できます。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 2814
Port Royal 6653
Time Spy
Extreme
5592 5361 7404
Time Spy 11505 11051 15000
Night Raid 68680 129159 18799
Fire Strike
Ultra
7133 6909 33642 3680
Fire Strike
Extreme
13580 13832 35046 6609
Fire Strike 23360 28697 33734 8179
Sky Diver 65443 86806 32407 49707

 

RTコアとTensorコア

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。

 

ブラウジングやオフィス作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、余裕でクリア。スコア8000台前半をマークし、動画・画像編集などヘビーな作業にもラクラク対応できます。RTX 3060 TiやRTX 3070を入れておけば、編集用途で困ることはまずないですね。

なお、上位モデルで搭載されているCore i9-12900K×RTX 3080 Tiとの差は、総合スコアで約9%と10%以内に収まっています。が、レンダリングテストでは約26%、写真編集テストでは約30%と大きく差が付き、とことん性能にこだわるなら上位モデルがやはりおすすめ。

 

Blender

【Blender】を利用し、3Dグラフィックのデモデータをレンダリングする時間を計測しました。結果は秒で表記しています。

Blenderは、CPUだけでなくGPUもサポートしており、NVIDIA製GPUでは”CUDA”と”OptiX”でのレンダリングが可能です。

 

BMW CPU CUDA OptiX
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 115 23 12
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  88 14 7
Class room CPU CUDA OptiX
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 273 45 25
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  209 26 15
Barbershop CPU CUDA OptiX
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 1336 197 111
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  1018 108 68

CPUでのレンダリングでは、コア・スレッド数が多いCore i9-12900Kがコンスタントに有利。両者の差は約23~24%となっています。

本命のGPUレンダリングは、CPUレンダリングを圧倒。このモデルのケースだと、RTX 3060 TiのCUDAでは、Core i7-12700Kよりも約80~85%も早く変換を完了しています。

なお、RTX 3080 TiはRTX 3060 Tiのさらにその上を行き、両者の差はCUDAで約39~45、Optixでも約40~42%にもなります。RTXシリーズでは、Optixで非常に高いパフォーマンスを発揮するので、3Dグラフィックのレンダリングで使うなら、RTXシリーズがだんぜんおすすめです。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。結果は秒で表記しています。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・NVENCでエンコードしています。なお、NVENCはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。

 

H.264(フルHD) 2Pass 1Pass NVENC
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 609 309 124
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  458 234 120
H.264(4K) 2Pass 1Pass NVENC
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 1962 987 393
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  1411 698 401

まず軽めのH.264をチェック。CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、コア・スレッド数の差がきっちり出ており、Core i9-12900KがCore i7-12700Kよりも約24~29%早く変換を完了しています。

一方、NVENCでは約2~3%の僅差となっており、グラボのグレードでほとんど変わらないことがわかりますね。

 

H.265(フルHD) 2Pass 1Pass NVENC
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 1210 599 157
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  1063 539 158
H.265(4K) 2Pass 1Pass NVENC
Core i7-12700K×RTX 3060 Ti 3779 1880 362
Core i9-12900K×RTX 3080 Ti  3032 1507 366

重量級のH.265だと違う傾向になり、ソフトウェアエンコードでの両者の差は約10~20%と縮まる一方で、NVENCではほぼ互角となっています。

 

Lightroom Classic CC

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。結果は秒で表記しています。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

  CR2→DNG CR2→JPEG
Core i7-12700K 19 99
Core i9-12900K 20 65

画像変換もCPUの性能勝負ということで、Core i9-12900Kがやはり有利。軽めのDNG変換こそ互角ですが、重量級のJPEG変換でも約34%早く変換を完了しています。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
9483 18432 23708

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定した結果となりますが、4Kでもスコア9000をクリア。ゲームによっては4Kでもプレイできる性能となっています。ただし、4KならRTX 3070以上が理想的ですね。

 

Elden Ring(エルデンリング)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  プレイモード:フィールド内の探索

4K WQHD フルHD
47(40)fps 60(59)fps 60(59)fps

重量級のアクションRPGゲームです。スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

最近のゲームにしては珍しく、fpsの上限が60に設定されています。WQHDまでなら平均60fpsをキープできますが、4Kは厳しく低設定までガッツリ落とす必要があります

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/低(fpsリミット解除)

  プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
フルHD 213(180)fps 285(244)fps
WQHD 153(127)fps 211(170)fps
4K 95(75)fps 108(93)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームもわりと軽く、4Kでも平均100fps近くをマークし、安定してプレイできます。WQHD以下なら144Hzなどの高リフレッシュレートディスプレイを生かすことができ、特にWQHDでの安定感が光ります。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 100(88)fps 104(91)fps 122(107)fps
WQHD 71(66)fps 75(69)fps 85(79)fps
4K 39(38)fps 43(40)fps 46(44)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均60fpsをしっかり超え、FSR無しでも十分実用的。ハイエンドモデルの貫禄十分ですね。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 114(97)fps 116(99)fps 138(120)fps
WQHD 90(80)fps 91(82)fps 105(95)fps
4K 69(57)fps 72(61)fps 81(75)fps

FSRを有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高く、最近では対応するゲームが増えてきています。

解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、4Kでは最大約77%向上し、平均60fps以上をキープできるようになります。WQHD以下では平均100fps以上を狙うことができ、安定感バツグン。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 87(81)fps 95(87)fps 106(93)fps
WQHD 55(63)fps 61(56)fps 70(61)fps
4K 25(23)fps 29(26)fps 33(30)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

さすがにこのクラスのゲームはDLSS無しだと厳しく、WQHDでも高設定でようやく平均60fpsを超えてきます

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 98(81)fps 102(84)fps 103(86)fps
WQHD 66(59)fps 90(77)fps 99(80)fps
4K 45(40)fps 63(57)fps 71(65)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大2倍以上向上し、高設定で平均60fps以上をキープできます。ミドルクラスのグラボでこの性能はとても魅力的。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 31(26)fps 32(26)fps 34(27)fps
WQHD 16(15)fps 16(15)fps 17(15)fps
4K 2(1)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 54(46)fps 57(49)fps 59(49)fps
WQHD 37(30)fps 37(30)fps 38(31)fps
4K 22(19)fps 31(26)fps 31(26)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

fpsの上げ幅はかなり大きいものの、元のfpsが低すぎるので、いずれも平均60fpsには届きません。。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルでは、1TBの超大容量SSDを搭載しています。512GBの2倍のもなる容量の多さで、動画や画像データをより多く保存できます。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDで、超高速のGen.4タイプを採用。

メーカーはWestern Digitalですね。その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きはいずれも4ケタ、最大6000MB/sオーバーとまさに爆速。一方、ランダムの速度もはGen.3タイプと同等レベルということで、特にシーケンシャル性能の高さが光ります。

もちろん、OSの起動からアプリの動作までサクサク動き、快適そのもの。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は50℃台とかなり低め。一方、グラボは80℃台とミドルクラスにしてはちょっと高めといったところですね。

 

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

第12世代のK付きCPUは動作が特殊なので、発熱はかなり高め。空冷式CPUクーラーには荷が重く、動作クロックは約4.1~4.2GHzまでしか伸びません。CPUの性能をしっかり引き出すなら、24cmの大型ラジエーターは欲しいです

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

50デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で51.5デシベルと、高性能モデルにしてはだいぶ静か。実際にファンの動作音も控えめで、負荷がかかるとやや動作音が大きくなるくらいで、あまり気になりません。

なお、アイドル時は48.6シベルと、かすかにファンの音が聞こえるレベルで、非常に静かです。

 

便利なユーティリティー機能

パソコンのサポートツールとして”HP Support Assistant”が用意されており、ハードウェアの診断からサポートまでワンストップで実行できます。

 

また、”HP Command Center”では、動作モードを変更でき、負荷のかかる作業でも、しっかり性能を引き出すことができます。

 

まとめ

このモデル最大の特長は、なんといってもコスパの高さ。Core i7-12700K・RTX 3060 Ti・32GBメモリ(DDR5)を搭載して22万円台~はかなり安いですね。

物足りない点はありますが、コスパ重視の高性能編集マシンとしておすすめです。

 

 

HP ENVY TE02-0000 エクストリームモデル

【スペック】
■OS:Windows 11 Pro
■CPU:Core i9-12900K
■メモリ:128GB(DDR4-3200)
■グラフィック:RTX 3080 Ti
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:800W(80PLUS GOLD)
■無線LAN:IEEE 802.11ax+Bluetooth 5.0
■キーボード&マウス無し
【セールでさらにおトク】638,000円(税込)~

Core i9-12900K&RTX 3080 Ti&128GBメモリを搭載した最強モデルです。

 

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