ASUS ROG Strix SCAR 17 G733PYをレビュー Ryzen 9 7945HX&RTX 4090搭載!4Kでのゲーミングにも最適なウルトラハイエンドノート

今回はASUSの【ROG Strix SCAR 17 G733PY】をお借りしました。もはやノートとは思えない圧倒的なパワーを誇る、17インチのウルトラハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ROG Strix SCAR 17 G733PY
カラー オフブラック
サイズ W395×D282×H23.4~28.3mm
重量 約3.0kg(実測2950g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Ryzen 9 7945HX
・16コア32スレッド
・定格2.5/最大5.4GHz
メモリ 32GB(DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス RTX 4090(GDDR6 16GB)
ディスプレイ 17.3インチ、WQHD、ノングレア、240Hz
インターフェース USB3.2 Gen.2 Type-C×2、USB3.2 Gen.1 Type-A×2、HDMI、マイク入力/ヘッドフォン出力、LANポート
光学ドライブ ×
カメラ 92万画素Webカメラ内蔵
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード 日本語キーボード(オールキー RGB イルミネートキーボード)
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 1年(最大3年)
価格 549,800円(税込)~
付属品 ・ACアダプター(330W・971g)
・電源ケーブル(160g)
・各種マニュアル

※2023年5月18日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

ユニークなデザイン

横幅が40cm近くにもなる大型の17インチボディということで、存在感バツグン。

 

ボディの素材には、アルミニウム(天板)+樹脂(ベース部分)を採用しています。天板がタフなアルミということで、開け閉めの際にたわまないのはグッド。また、ヒンジがかなり大きく頑丈に造られているので、安定感もバツグンです。

 

ASUSといえば、やはり他社ではお目にかかれないユニークなデザイン。

 

まず、排気グリルがヒンジの後ろにせり出した、大胆なフォルムが目につきます。このタイプは、冷却機構を大きくすることができるため、熱くなりがちなゲーミングノートとの相性はバッチリです。

 

排気グリル上部は、パンチ加工でオシャレに仕上げているほか、背面の排気グリルを非対称デザインにするなど、かなり凝っていますね。

もちろん、ASUSの上位ブランドROGシリーズということで、天板には”ROGロゴ”をしっかり装備しています。

 

底面もこの通り、キーボード面と同じく2つのブロックに分ける凝りようです。吸気スリットはは大きめに造られているので、冷却性能はとても優秀です。

 

LEDイルミネーション搭載

ハイエンドモデルらしく、本体にはド派手なLEDイルミネーションを装備。

 

イルミネーションは、天板ロゴ・フロント下部の2か所に搭載。見ての通り、あふれんばかりのド派手な輝きでテンションが上がります!LED好きにはたまりませんね。

 

最先端のインターフェース

ハイスペックモデルらしく、インターフェースは最新のものまで一通りそろっています。

 

USBは左右あわせて4ポート搭載しています。小型&リバーシブルのType-Cポートは2つ装備し、いずれも10Gbpsの高速転送に対応したUSB 3.2 Gen.2規格となっています。

小型&リバーシブルのType-Cポートと通常のType-Aポートを採用しているのもポイント。どんなシーンでも柔軟に対応できる便利なラインナップです。

 

そのほか、画像出力のHDMI端子を搭載しており、Type-Cポートと合わせ、複数画面の出力も可能です。

 

ちなみに、背面のポートの配置も地味ながら◎。画像端子・電源ポート・LANポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスなどと干渉しないようになっています。ケーブル同士の混線はイラっと来るので、これは嬉しいですね。

 

ディスプレイ&キーボード

高解像度ディスプレイ

ディスプレイは大型の17.3インチサイズとなっています。主流の15.6インチよりも一回り大きく、ゲームの没入感はワンランク上。迫力重視なら、17.3インチがおすすめです。

 

解像度はWQHD(2560×1440)です。フルHDのワンランク上となる高い解像度で、より精細な映像を描写できるほか、一度に表示できる情報量も多くなり、作業がよりはかどります。

上のイメージは、フルHDとWQHDを比較したものですが、その違いは一目瞭然です。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)はスリムなので、野暮ったさがなく、とてもスタイリッシュ。

 

パネルの詳細は記載がありませんが、発色&コントラストともに優れており、IPSパネル近い感じ。くっきり鮮やかな映像クオリティで、ゲームはもちろん、動画鑑賞などにも最適です。

 

また、視野角も広く、横から覗いても色むらがないのもいいですね。

 

240Hz出力対応

このモデルでは、なんと240Hzの超高速出力に対応しています

 

240Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの4倍!主流の144Hzの1.7倍にもなる滑らかな描写で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

 

さらに”G-Sync”に対応しているのもポイント。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

 

便利なフル規格キーボード

幅広の17インチボディということで、テンキーを装備したフル規格キーボードを搭載。キーボード面はラバー加工が施され、滑りにくくなっています。

 

キー配置はとても余裕があり、配置そのものも素直。変則的になりやすいテンキーも、デスクトップキーボードそのもので、操作性に優れています。また、キーピッチも19mmと、こちらもデスクトップ並みの間隔が確保されているため、誤爆の心配はまずありません。

機能性も高く、音量調整ボタンや、システムツール(Armony Crate)のアクセスボタンなど、使用頻度の高いボタンは独立して配置。さらに、Windowsキーやタッチパッドのロックをワンタッチで設定できるほか、テンキーボタンも装備しており、とても便利です。

 

キーストロークは深めですが、反発が弱めなので、やや物足りない打鍵感・操作感ですね。一般のノートパソコンに近い感じ。ちなみに、キーボード面の剛性は非常に高く、安定感は◎

なお、キートップにくぼみがあり、指にフィットしやすいのもグッドです。

 

もちろん、キーボードにはフルカラーLEDをバッチリ搭載しています。本体のLEDイルミネーションとの合わせ技でとにかく派手ですね。なお、ファンクションキーでON/OFFの切り替えや、アニメーションを変更でき、機能面もぬかりありません。

 

付属アプリ”Aura Creator”を使えば、キー単位でカラーを変更できる充実ぶり。ある意味やりこみ要素とも言えます。

 

操作性の高いタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった一体型タイプとなっています。

 

パッド表面はサラサラした材質となっており、スムーズ&正確なカーソル操作が可能です。また、クリックボタンはカチカチと軽く押すだけで反応し、操作音も非常に静か。非常に高いクオリティを実現しています

一体型では押し込まないと反応しなかったり、クリック音がやたら大きいものがありますが、さすがにハイエンドモデルなだけあり、しっかり造りこまれていますね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。なお、4Kディスプレイに接続し、フルHD・WQHD・4Kでベンチマークを実行しています

RTX 4090搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ada Lovelace”のRTX 4090を搭載。ウルトラハイエンドクラスのGPUで、4Kでも非常に高いパフォーマンスを発揮します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

DLSS 3で大幅にパフォーマンスアップ

RTX 4000シリーズ最大の武器は、最新の”DLSS 3”に対応していること

GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

 

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはAMDの第7世代の16コア32スレッドCPU・Ryzen 9 7945HXを搭載しています。

最新の”ZEN 4アーキテクチャ”を採用した、最上位HXシリーズのCPUで、コア・スレッド数が非常に多くなっています。その反面、内蔵グラフィック・Radeon 610Mの性能が低くなっており、CPUの性能に全振りしているのがポイントです。

ちなみに、下位のHSシリーズでは、高性能の内蔵グラフィック・Radeon 780Mを搭載。ただし、最上位のRyzen 9 7940HSでも8コア16スレッド止まりなので、CPUの性能は低めです。

 

肝心の性能ですが、ノートというよりもデスクトップCPUクラスの性能ですね。マルチ性能がとんでもなく高く、インテルの第13世代16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Kを超えるレベル。ノート用CPUにしては化け物じみた性能となっています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

GPUの性能もノートPCとは思えないレベルで、デスクトップのRTX 4070 Tiとほぼ同等のスコアをマークしています。WQHDにはもてあます性能で、VRAMを16GBと非常に多く搭載していることもあり、4Kでのゲーミングにもバッチリ対応できます。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 5776
Port Royal 14125
Time Spy
Extreme
10954 10977 10828
Time Spy 20392 22456 13410
Night Raid 71047 145973 18177
Fire Strike
Ultra
14007 13748 40530 7614
Fire Strike
Extreme
25199 26159 40401 13699
Fire Strike 41285 48935 40516 19258
Sky Diver 100972 151218 47097 56850

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
17105 26007 32053

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定した結果となりますが、スコアはまんまRTX 4070 Tiですね。4Kではスコア15000を軽く超える非常に高いスコアをマークし、平均128fpsと安定感バツグン。WQHDでは240Hzの爆速ディスプレイを生かせるほどです。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 111(86)fps 113(95)fps
WQHD 98(86)fps 101(85)fps
4K 49(45)fps 55(50)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

やはりRTX 4070 Tiさながらといったところで、WQHDまでは平均100fps前後をキープできます。4KならDLSSが必須ですね。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 202(164)fps 202(160fps
WQHD 154(138)fps 182(152)fps
4K 108(102)fps 131(125)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.4倍も向上し、ウルトラ設定で平均100fpsをキープできます。WQHDでは、ウルトラ設定で平均154fpsと安定感◎。このゲームでコンスタントに平均100fpsを超えてくるのはすごいですね。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 61(52)fps 62(52)fps
WQHD 38(31)fps 39(33)fps
4K 17(15)fps 17(15)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、フルHDで平均60fpsを超えるのが精一杯です

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 153(130)fps 154(131)fps
WQHD 109(96)fps 110(97)fps
4K 80(72)fps 81(73)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完の効果がすさまじく、4Kではfpsが最大約4.8倍も向上し、平均60fpsを大きく超えるようになります。なお、フレーム補完なしだと平均54fpsまでしか伸びず、DLSS 3がいかに革新的かがわかります。

 

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 97(64)fps 107(71)fps
WQHD 89(55)fps 96(61)fps
4K 57(27)fps 61(30)fps

サイバーパンクに勝るとも劣らないウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

サイバーパンクに近い結果となり、4K・中設定なら平均60fpsをキープ。DLSSのフレーム補完も合わせると、飛躍的にフレームレートが向上します。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 198(120)fps 206(121)fps
WQHD 182(114)fps 194(126)fps
4K 142(94)fps 146(92)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから非常に高い効果を発揮しており、4Kでは最大約2.5倍もfpsが向上し、なんと平均140fps台をマーク。このくらいだと高リフレッシュレートディスプレイも生きてきますね。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 65(45)fps 68(45)fps
WQHD 56(41)fps 57(42)fps
4K 29(22)fps 30(22)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

このゲームでも反射・影・ライティングのフルセットなので、DLSS無しではフルHDがせいぜいといったところ

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 127(91)fps 136(94)fps
WQHD 115(77)fps 119(75)fps
4K 91(69)fps 94(69)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約3.1倍も向上し、平均100fpsに迫るほど。なお、フレーム補完なしだと平均56fpsまでしか伸びず、DLSS 3のありがたみを実感しますね。

 

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 143(112)fps 146(112)fps
WQHD 132(106)fps 137(110)fps
4K 75(68)fps 77(63)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

FSR無しでも4Kでは平均60fpsを超えており、やはり4Kでのパフォーマンスの高さが光ります。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 145(119)fps 147(103)fps
WQHD 143(117)fps 145(112)fps
4K 125(100)fps 130(106)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

大きく効果を発揮するのは4Kのみですね。fpsは最大約69%向上し、平均100fpsを大きく超えてきます。WQHDでの効果は微々たるものですが、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるくらいにはなりますね。

 

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 117(99)fps 119(101)fps
WQHD 118(100)fps 118(101)fps
4K 69(62)fps 72(65)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの付加はそこまで高くなく、4Kでも平均60fps以上をキープできます。ただし、VRAMをとんでもなく使うので、できれば12GB以上は欲しいところ。8GBだとWQHDでも動くかどうか怪しいですね。

 

RT+FSR

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 116(100)fps 114(92)fps
WQHD 116(100)fps 116(95)fps
4K 112(93)fps 118(101)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

効果を発揮するのは変わらず4Kのみとなり、fpsは最大約64%向上し、平均100fpsを大きく超えてきます

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 209(148)fps 232(176)fps 255(208)fps
WQHD 157(139)fps 165(140)fps 197(170)fps
4K 88(77)fps 90(82)fps 123(115)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでも平均60fpsを軽く超えてきますが、高リフレッシュレートディスプレイを生かすならDLSSは必須です。

 

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 233(191)fps 241(199)fps 248(204)fps
WQHD 198(168)fps 211(186)fps 237(195)fps
4K 154(133)fps 162(140)fps 186(157)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。

解像度が高くなるほどfpsの上げ幅が大きくなり、4Kでは最大約80%も向上し、高リフレッシュレートディスプレイ生かせるまでになります。WQHDでも設定によってはMAXの240fpsを狙うことも可能です。

 

Far Cry 6(ファークライ6)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”、HD Texture”ON”)

  プレイモード:ベンチマークモード

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 133(99)fps 135(102)fps
WQHD 124(92)fps 130(101)fps
4K 86(77)fps 101(87)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

重量級のゲームながら、4Kでも平均86fpsと安定してプレイできます

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 126(96)fps 133(101)fps
WQHD 125(90)fps 131(99)fps
4K 128(96)fps 135(102)fps

FSRを有効にした際の結果です。このゲームFSRは初期バージョンということで、グラフィックがやや粗くなってしまいます。

効果を発揮するのは4Kのみ。fpsは最大約49%向上し、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるようになります

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 104(82)fps 106(89)fps
WQHD 98(80)fps 103(87)fps
4K 76(68)fps 88(79)fps

RTを有効にした際の結果です。

反射とシャドウのみということで負荷は低く、4Kでも平均60fps以上をキープでき、十分実用レベル。VRAMが12GBと多いので、フレームレートが大きく落ち込まないのはいいですね。

 

RT+FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 102(82)fps 105(87)fps
WQHD 102(82)fps 104(87)fps
4K 104(84)fps 107(90)fps

RTとFSRを有効にした際の結果です。

WQHDとフルHDで効果が変わらないのは変わらず。4Kでは最大約37%向上し、平均100fpsを超えてきます。ただ、FSR無しでも十分実用的なので、無理に使う必要はありません。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 217(139)fps 223(172)fps 240(171)fps
WQHD 174(141)fps 187(157)fps 208(165)fps
4K 100(81)fps 106(92)fps 120(111)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでは平均100fpsをしっかりキープ。ただし、高リフレッシュレートディスプレイを生かすには今一歩足りないですね。。DLSSもFSRも無いので、パフォーマンスを重視するのであれば、WQHDがおすすめ。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 197(180)fps 207(191)fps 238(211)fps
WQHD 140(128)fps 149(137)fps 163(152)fps
4K 76(72)fps 81(77)fps 85(83)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均60fpsをしっかり超えてきます。FSR無しでこの性能は立派です。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 214(173)fps 219(193)fps 238(215)fps
WQHD 175(158)fps 180(163)fps 204(181)fps
4K 135(126)fps 140(130)fps 156(146)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームはFSR 2なので、グラフィック処理が大きく改善されています。

やはり4Kでの効果が大きく、fpsは最大約84%向上し、高リフレッシュレートディスプレイを生かせるまでになります。ウルトラヘビー級のバッドアス設定も目じゃないですね。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 369(265)fps 561(374)fps
WQHD 263(209)fps 370(256)fps
4K 152(126)fps 201(163)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽いのは確かですが、エピックは別物。それでも、4Kで高リフレッシュレートディスプレイを生かすことができます。なお、WQHDならエピック設定でもMAXの240fpsを超えてきます。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
185(142)fps 283(248)fps 299(296)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでも200fpsに迫るほどまで伸び、高リフレッシュレートディスプレイを生かせます。WQHDなら240fps以上をマークしており、フル活用できますね。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 202(145)fps 288(201)fps
WQHD 165(134)fps 225(178)fps
4K 89(74)fps 127(112)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

新エンジンでは最高設定が重いのですが、WQHDでは高設定で240Hzディスプレイを生かすことが可能。4Kではfpsが落ち込んでしまいますが、それでも平均100fps以上を狙えるのはさすがです。

 

DLSS

  最高
フルHD 263(183)fps 288(206)fps
WQHD 210(162)fps 276(191)fps
4K 166(134)fps 216(170)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約87%も向上し、高設定では240Hzディスプレイを生かせます。ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは1TB SSDの超大容量SSDを搭載しています。最近では50GBオーバーの大容量ゲームがざらにありますが、SSDが1TBもあれば容量不足で困る心配はまずありません。

SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。メーカーは信頼性の高い”Micron”となっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、4000~6000MB/sと、まさに爆速。また、ランダムの速度もしっかり出ており、クオリティはかなり高めですね。ただし、ゲームのロードはとても早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適な使用感です。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは80℃台後半で最大5.0GHzと高いクロックをキープしています。また、GPUは70℃台前半とハイエンドGPUとは思えない温度の低さで、冷却性能は◎。

 

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

フルロード時では、CPUの温度は90℃台半ば、動作クロックは4.3~4.4GHzと高めをキープしています。高性能の16コア32スレッドCPUでこのクロックの高さは驚きです!

ちなみに、CPU&GPUのグリスには、熱伝導率が非常に高い金属グリスを採用しており、冷却面にもしっかり力を入れていることがわかります。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になりますが、ピーク時で57.7デシベルとオーバー。とても豪快な風切り音で、これぞゲーミングノートといった感じです。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:サイレント、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約2時間50分と、ゲーミングノートらしく、バッテリーの持ちは最低限です。あくまでもバッテリーは非常用ということで、コンセントのある環境で使いましょう。

 

便利なユーティリティーソフト

便利なユーティリティーアプリもしっかり完備しており、デバイス設定ツールとして、”Armony Crate”が用意されています。

システムのモニタリングや動作モードの設定、さらにはディスプレイのカラーモードまで柔軟に設定できます。

 

また、”My ASUS”では、デバイスの診断やシステムアップデート、からサポートまでワンストップで実行でき、万が一でも安心です。

 

サウンドシステムには、おなじみのDolby”を採用しています。設定ツールにてシーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、イコライザーも用意されているので、好みの設定に変更することも可能です。

サウンドクオリティは非常に高く、低音から高音までよく出ており、特に重低音の迫力は相当のもの。クリア&厚みのある音質に、サラウンド効果もバッチリ効いているので、とても迫力があります。内蔵タイプのスピーカーとは思えないほどですね。

 

まとめ

Ryzen 9 7945HX×RTX 4090の圧倒的なパワーはまさにお見事ですね。4K・レイトレーシングでも快適にプレイでき、WQHDでは240Hzディスプレイをフル活用することも可能。もはやノートとは思えない性能です。

LEDイルミネーションを装備したド派手なボディは、しっかり造りこまれており、ハイエンドモデルにふさわしいクオリティを実現。予算度外視で最高のゲーミングノートが欲しい方におすすめ!

 

 

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