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Lenovo Yoga Slim 750i(14)をレビュー 10万円以下でハイクオリティ!恐るべきコスパを誇る14インチのプレミアムモバイルノート

今回レノボの【Yoga Slim 750i(14インチ)】をお借りしました。

コンパクト&軽量のプレミアム14インチノートがなんと7万円台~!高いコスパが魅力のモバイルノートをチェックしてみましょう。

 

スペック

 Yoga Slim 750i 14インチ(82A100GLJP)
カラースレートグレー
サイズW320.6×D208.2×H15.1mm
重量約1.36Kg(実測1331g)
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUCore i7-1065G7
・4コア8スレッド
・定格1.3/最大3.9GHz
メモリ16GB(LPDDR4X-3200)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスIris Plus Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ14.0インチ、フルHD、ノングレア、IPS
インターフェースUSB3.1 Gen.2 Type-C(Thunderbolt 3対応)、USB3.0 Type-A×2、USB2.0 Type-C、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ×
カメラHD 720p
スピーカーステレオスピーカー
キーボードバックライト付き日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.0
保証1年(最大3年)
価格【クーポン利用】166,980円91,839円(税・送料込)~
付属品・各種マニュアル
・電源アダプタ(224g)
・電源ケーブル(107g)

※2021年1月13日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

シンプル&スマートなデザイン

従来”Yoga”は、フレキシブルに使える2in1モデルのブランドでしたが、今では通常タイプのモデルも展開しており、スタンダードクラス”Ideapad”の上位ブランドというポジションとなっています。

 

いわばプレミアムクラスということで、クオリティは高く、ボディの素材にはアルミニウムを採用しています。樹脂製に比べ頑丈なので、持ち運びの際も安心です。

 

表面は美しい梨地加工か施されており、金属の高い質感と、しっとりと手になじむ感触も相まって高級感を感じさせます。

 

デザインはIdeapad譲りですね。直線主体のスッキリしたフォルムは、装飾類を極力排し、とてもスマートな出で立ち。落ち着きを感じさせるグレーのカラバリも相まって、使う人を選ばいクオリティを実現しています。

 

コンパクト&軽量ボディ

このモデルは13インチよりもやや大きい、14インチサイズとなっています。モバイルノートといえば13インチモデルがメインとなりますが、ディスプレイの大きさにゆとりがある14インチモデルも最近人気が高くなっています。

 

14インチサイズといえども、ディスプレイのベゼル(ふち)をスリム仕様とすることで、横幅と奥行きを圧縮し、A4ファイルサイズを実現しています。おまけに厚さも15.1mmとほぼ1.5cmに抑え、カバンへのサッと収納できます。

 

ただえさえ重くなりがちなアルミボディで、サイズも14インチサイズとやや大型ですが、重さはなんと実測で1331g!さすがに13インチモデル並みとはいきませんが、一般的な13インチよりも約50~100g重いくらいなので、モバイル用として十分実用的です。

 

ポイントをおさえたインターフェース

スリム&コンパクトボディなので、インターフェースは最小限ですが、ポイントをおさえたラインナップです。

 

USBは全4ポート搭載し、規格はUSB3.1~USB2.0までそろい踏み。なお、左サイドに搭載された、小型&リバーシブルのUSB3.1 Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”となっており、さらに40Gbpsの超高速転送ができるThunderbolt 3”にも対応しています。

13インチよりもポート数が多く、規格や形状も一通り押さえており、特に据え置きで周辺機器をつなぐのに便利ですね。

 

そのほか、画像出力用のHDMI端子や、micro SDスロットも装備。15インチに近いラインナップで、普段使いに嬉しい内容です。

 

また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのブラウジングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

発色に優れたIPSパネル搭載

ディスプレイのサイズは14.0インチです。13.3インチはちょっと窮屈な感じがしますが、一回り大きいので、ゆとりが感じられるのはいいですね。

 

解像度は主流のフルHDで、発色に優れたIPSパネルを搭載しています。発色に優れ、コントラストも高く、くっきり鮮やかな映像クオリティを実現。動画鑑賞をはじめエンタメコンテンツにうってつけです。

 

ちなみに視野角も広いので、姿勢によって色味が変わらないのも◎。

 

白色LED内蔵キーボード搭載

13インチよりも横幅が広いものの、キーボードはテンキーレスタイプです。その代わり、スピーカーが両端に配置され、デザイン面でいいアクセントになっています。

 

一部連結キーとなっていますが、基本的なキーのみ搭載しており、配置そのものはとても素直。電源ボタンもキーボード面ではなく、右サイドに配置されているので、誤爆の心配がないのはいいですね。また、ファンクションキーのロック機能がついているので、任意に固有機能とファンクション機能を切り替えられるのは、とても便利。

なお、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボード並みの間隔が確保され、窮屈な感じがしないのもグッドです。

 

キーストロークは浅すぎず深すぎず、ノートの標準的な深さといったところ。適度に反発もあるので、打鍵感は上々です。キーボード面もアルミ製ということで、剛性は高めとなっており、安定感はバツグン。

もちろん、トレンドの白色LEDを内蔵しています。薄暗い場所でタイピングしやすくなるのはもちろん、なによりもオシャレ。ちなみに、OFF+2段階に切り替え可能で、LEDが不要という方も安心です。

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スムーズなタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンとパッドが一緒になった、オーソドックスな一体型のタイプです。

 

タッチパッドはサラサラした感触で、カーソル操作はとてもスムーズ。また、クリックボタンの建付けもしっかりしており、軽い力で反応し、動作音も静かでグッド。

完成度がピンキリな一体型ですが、しっかり造られ、よく使う部分なだけにこれは嬉しいですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第10世代4コア8スレッドCPU・Core i7-1065G7を搭載しています。このCPUの最大の特徴は、高性能グラフィック”Iris Plus Graphics”を内蔵していること。その実力は、一般的な内蔵グラフィック機能・UHD Graphicsの約2倍にもなり、各種編集作業がよりはかどります。

参考までに、UHD Graphicsを搭載した、同世代のハイスペックCPU・Core i7-10510Uと比較してみました。まず、CPU性能ですが、同じく4コア8スレッドの高クロックCPUということで、シングル性能&マルチ性能ともにほぼ互角です。

ただし、グラフィック性能(OpenGL)はCore i7-1065G7の方が高く、Core i7-10510Uを約39%上回り、同じ第10世代のCore i7でも全く性質が異なることがわかりますね。

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測る定番ソフトです。

 

動画や画像編集用途の目安となるスコアは3000以上ですが、軽くクリアし、スコア4000の大台をマークしています。

総合スコアで見るとCore i7-10510Uとほぼ互角となっていますが、動画や画像編集などの”Digital Content Creation”では約27%高いスコアをマークし、やはりグラフィック性能の高さが光ります。

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

 

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、QSVとはCPUのグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。

 

H.264(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i7-1065G750:1925:423:07
Core i7-10510U49:5225:433:35

まず軽めのH.264をチェック。ソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)ではCPUの性能が重要になりますが、4コア8スレッドということで、両者ほぼ同じ結果となっています。

一方、グラフィック性能が重要となるQSV変換では、Iris Plus Graphicsを内蔵したCore i7-1065G7が有利。Core i7-10510Uよりも約13%早く変換を終えています。

 

H.265(フルHD)2Pass1PassQSV
Core i7-1065G71:13:0538:053:33
Core i7-10510U1:12:1737:156:27

重量級のH.265でも、ソフトウェアエンコードでは両者ほとんど差がつかず、せいぜい2%程度とほぼ互角。しかし、QSVではかなり大きく差がつき、Core i7-1065G7はCore i7-10510Uよりも約45%早く変換を終えています。

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Core i7-1065G71:294:10
Core i7-10510U1:364:21

画像変換はCPU勝負ということで、両者ほぼ互角の結果となっています。

CPUの性能はほとんど同じですが、グラフィック性能はCore i7-1065G7が圧倒的に有利。編集作業、特に動画編集の機会が多い方は、Core i7-1065G7を選ぶのがおすすめです

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

 最高品質標準品質低品質
フルHD89481085112450

軽さで定評のあるドラクエですが、フルHD・最高品質でもスコア5500を軽々超えてきます。なお、UHD 620では標準品質でもスコア5500を下回ることがあり、地力が違います。

 

PSO2

こちらはやや軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

 設定6設定5設定4設定3
HD37917077731416274
フルHD1755404041108635

さすがにドラクエのようにはいきませんが、フルHD・設定3でスコア4500を超えるのは、内臓グラフィックにしては驚異的です。とはいえ、設定重視ならHDに落とす必要があり、基本的にゲーミングには不向きですね。

 

FF14

おなじみの重量級ベンチマークです。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

 最高品質高品質標準品質
HD457962637563
フルHD246734834681

FFクラスになると手も足も出ず、HD・標準品質までガッツリ落として、ようやくスコア7000を超えます。実用性はさておき、内臓グラフィックにしてはすごいのは確かです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

 

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。PCの性能指標として、参考まで。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy9738593988
Night Raid10351114936623
Fire Strike26972890109371026
Sky Diver9181907193449820
Cloud Gate13855183967434
Ice Storm766968849052301

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSDを搭載したシングルストレージ構成です。SSDオンリーですが、容量にだいぶ余裕があるので、動画や画像などデータ類も多めに入れることができます。SSDは通常タイプよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDで、速度で定評のあるサムスン製のものを採用しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書き速度はいずれも4ケタをマークし、申し分のない速さです。ただし、ランダムはそこそこといったレベル。トータルで見ると標準的なNVMe SSDですね。実際の使用感はとても快適で、OSの起動からブラウジング、各種アプリの動作にいたるまでサクサク動きます。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

ピーク時でも70℃台の安定した温度をキープ。4コア8スレッドCPU×スリムボディにしてはよく冷えてるといった印象です。これなら夏場でも安心して使えます。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

50デシベルを超えるとノイズが気になるようになりますが、ピーク時で51.1デシベルとやや超える程度となっています。ファンは高速回転していますが、甲高いファンノイズは控えめなので、さほど気にならないのはいいですね。

ちなみに最小時では46.7デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:バランス、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約16時間と、モバイルノートの目安となる10時間を大幅に超えるロングライフバッテリーを実現しています。10万円以下のモデルでこのバッテリー持続時間は驚異的です!

 

便利なユーティリティーソフトを完備

付属アプリとして”Lenovo Vantage”がインストールされています。各種動作設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、とても便利なアプリです。

このモデルではカメラ部分にシャッターが装備されていませんが、”カメラ・プライバシー・モード”でカメラ機能を無効にすることができます。使わないときはこの機能を有効にすることにより、プライバシーをしっかり保護できます。

 

サウンドエンジンは有名どころの”Dolby Atmos”を搭載しています。Lenovo Vantageでは使う場面に応じ、ワンタッチで簡単に変更できるほか、Dolbyの専用アプリで好みのサウンドを設定できます。

なお肝心のスピーカーの音質ですが、低音~高音までよく伸び、迫力が感じられます。サウンドの質感は厚みがあり、サラウンドもよく効いているので、臨場感もバッチリ。内蔵スピーカーにしては上出来ですね

 

まとめ&関連モデル

10万円以下にしては破格のクオリティで、重さも1.3kg台前半と14インチモデルにしては軽く、携帯性も良好。税・送料込みで7万円台~と恐ろしいコスパを実現しており、クオリティ重視の14インチモバイルノートとしておすすめ

 

 

Yoga Slim 750i[Core i5搭載]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
14.0インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Core i5-1035G4
■メモリ:8GB(LPDDR4X)
■グラフィック:Iris Plus Graphics(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
【クーポン利用】141,680円77,924円(税・送料込)~

 

おすすめポイント

インテルの第10世代4コア8スレッドCPU・Core i5-1035G4を搭載したスタンダードモデル。Core i7との性能差は約10%程度なので、とことん性能にこだわるのでなければ、このモデルで十分です。

 

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