Lenovo IdeaPad Slim 170 15.6型をレビュー 予算重視ならまずコレ!圧倒的な価格の安さを誇る15インチベーシックノート

今回レノボの【IdeaPad Slim 170 15.6型(AMD)】を購入しました。

実用的な15インチモデルがなんと4万円台から!圧倒的な価格の安さを誇るベーシックノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Ideapad Slim 170 15.6型(AMD)
サイズ W360.2×D236×H17.9mm
重量 約1.6kg(実測1629g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU AMD Ryzen 3 3250U
・2コア4スレッド
・定格2.6/最大3.5GHz
メモリ 8GB(8GB×1、DDR4-2400)
ストレージ 256GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス Radeon RX Vega 3(CPU内蔵)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、ノングレア
インターフェース USB 3.2 Gen.1 Type-C、USB 3.2 Gen.1 Type-A、USB 2.0、HDMI、SDスロット、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ 約100万画素
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
保証 1年(最大4年)
価格 【クーポン利用】101,640円47,771円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(230g)
・電源ケーブル(108g)

※2022年3月22日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

シンプルなデザイン

ベーシックモデルということで、造りはとてもシンプル。

 

ボディはオール樹脂製となっており、一部にアルミニウムを採用した上位シリーズとは、しっかり差別化されています。天板の処理もマットな感じではなく、ツルツルした仕上がりで、樹脂っぽさそのままといったところ。

 

デザインは機能美を追求した、いつものIdeaPadクオリティですね。

 

プレーンボディにはロゴのみと非常にシンプル。グレーの洗練されたカラバリも相まって、使う人を選ばない万能デザインとなっています。

ちなみに、レノボのノートPCは、他社に比べロゴのサイズが小さく、特にクセがないのがポイントです

 

トレンドはバッチリ押さえており、ディスプレイのベゼル(ふち)を上下左右、さらにスリムにすることで、従来モデルよりもさらにコンパクト

 

また、厚さも17.9mmと2cm以下のスリムボディということもあり、重さは実測で1629gと軽くなっています。さすがにモバイルノート並みとはいきませんが、ちょっとした持ち運びにも便利です。

 

スタンダードなインターフェース

インターフェースもやはりシンプル。

 

USBは全3ポートと、15インチモデルにしてはやや少なめ。規格はUSB3.1 Gen.1&2.0のオーソドックスなラインナップで、そのうち左側面のUSB3.0ポートは、小型&リバーシブルのType-C端子を採用。

通常端子とあわせ、あらゆる周辺機器を接続できます。

 

そのほか映像出力用のHDMIポートやSDスロットを搭載しています。派手さはありませんが、普段使いに必要なものは一通りそろっています。

 

もちろん、レノボのモデルではおなじみ、カメラ部分のシャッターをバッチリ装備。デバイスからではなく、物理的にシャットアウトするので、プライバシー面も安心です。

 

ディスプレイ&キーボード

フルHDディスプレイ搭載

ディスプレイサイズは15.6インチですね。モバイルノートでおなじみの13&14インチよりも一回り大きく、だいぶゆとりがあります。解像度は現在主流のフルHDで表示領域が広く、大きめのディスプレイサイズも相まって、オフィス作業にも最適。

ちなみに、表面は映り込みの少ないノングレアタイプなので、自分の顔とにらめっこすることなく、作業に集中できるのも◎。

 

パネルはTNパネルということで、IPSパネルに比べ、発色とコントラストは低め。淡白で白っぽい感じの映像クオリティですね。

 

なお、視野角が狭いので、横から見ると色ムラがあります。ベーシックモデルなので、このあたりも割り切りが必要です。

 

ゆとりのあるキーボード

横幅の広い15インチサイズなので、テンキーをバッチリ搭載しています。

 

基本的なキーは大きめに造られ、EnterやShiftキー周りに連結キーこそあるものの、配置そのものは素直で誤爆の心配はまずありません。特に窮屈になりがちなテンキーの配置がきれいなのも好印象ですね。

 

電卓キーを装備するほか、カスタマイズ可能なキーを装備し、さらにファンクションキーのロック機能も備えており、とても便利です。

なお、キーピッチは約19mmとデスクトップキーボードなみのゆとりを確保しています。

 

キーストロークは浅すぎず深すぎず、標準的な深さとなっており、反発もそれなりに感じられ、打鍵感は良好です。ただし、キーボード面の剛性の弱さが玉に瑕。タイピング時のキーボード面のたわみがはっきりわかります。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドは、パッド部分とクリックボタンが一緒になった、オーソドックスな一体型タイプとなっています。

 

タッチパッドはサラサラした感触です。適度な抵抗があり、滑りすぎずスムーズなカーソル操作が可能です。一方、クリックボタンの操作性がイマイチで、しっかり押し込まないと反応しないのは残念。。

キーボード・クリックボタンともに、造りこみが甘く、こればかりは価格なりといったところです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、AMDの第3世代4コア8スレッドCPU・Ryzen 5 3500Uを搭載しています。2世代前のスタンダードCPUですが、現在のポジションでいうなら、ベーシッククラスとなります

参考までに、最新世代のスタンダードCPU・Ryzen 5 5500Uと比較してみると、マルチ性能は約半分、シングル性能も約30%低く、大きく差をつけられています。Ryzen 5 5500Uは6コア12スレッドなだけあり、さすがに勝負になりません。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。

 

あくまでも内蔵グラフィックということで、性能は低め。インテルでいうなら、一昔前の内蔵グラフィック・UHD Graphicsと同等レベルとなっており、オンラインゲームには不向きです。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy 568 502 2285
Fire Strike 1424 1587 8694 471
Night Raid
5654 6062 4093
Sky Diver 5373 5313 6357 4688
Cloud Gate 9121 11328 5424
Ice Storm 58864 72007 35919

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。

 

 

ブラウジングやオフィス作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、しっかりクリア。普段使いなら、十分実用的な性能です。

Ryzen 5 5500Uと比較してみると、両者の差は約53%とやはり大きめ。特に編集系のスコアで差が大きくなり、コア・スレッド数の差がもろに出ています。

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・VCE/QSVでエンコードしています。なお、VCEはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。

 

H.264(フルHD) 2Pass 1Pass VCE
Ryzen 5 3500U 1:01:37 31:22 6:29
Ryzen 5 5500U 27:07 14:03 3:11

CPU性能が重要になるソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)、ハードウェアエンコードともに、2倍以上の差がついています。さすがに2コア4スレッドだと、編集用途には荷が重いですね

 

H.265(フルHD) 2Pass 1Pass VCE
Ryzen 5 3500U 1:43:55 51:52 5:45
Ryzen 5 5500U 45:05 22:17 2:59

重量級のH.265でもほぼ同じような結果となっています。

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

  CR2→DNG CR2→JPEG
Ryzen 5 3500U 3:28 12:36
Ryzen 5 5500U 1:32 4:58

画像変換もCPU勝負となりますが、こちらも両者の差は2倍以上となり、コア・スレッド数の差が大きく出ています。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

  最高品質 標準品質 低品質
フルHD 3559 5631 6061

超軽量級のオンラインゲームということで、フルHD・標準品質ならスコア5500以上をマークします。Ryzen 5 5500Uのざっくり半分程度のスコアで、UHD Graphicsとほぼ互角といったところですね。

 

FF14

おなじみの重量級ベンチマークです。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

  最高品質 高品質 標準品質
HD 2274 3006 3619
フルHD 1229 1655 2042

このクラスともなると、内蔵グラフィックレベルでは全く歯が立ちません。Iris Xe Graphicsなど、最新の内蔵グラフィックの性能は飛躍的に進化していますが、オンラインゲームはまだまだ厳しく、ドラクエレベルの超軽量級のものに限られます。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは256GB SSDを搭載したシングルストレージ構成となっています。実質100GB未満の128GBに比べると容量に余裕があり、動画や画像などデータ類の保存にも対応できます。なお、SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDを採用しているのもポイント。

メーカーはストレージでおなじみ、WESTERN DIGITALのものを搭載。肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)では読み込みのみ4ケタをマークし、ランダムの伸びもイマイチ。CPUが2世代前ということもあり、全体的に速度が伸び悩んでいる感じですね

実際、Ryzen 5 5500Uに比べ、動作にキレがなく、ややもっさりしています。とはいうものの、HDDよりは格段に快適なので、ベーシックモデルなら十分なレベルです

 

温度

CINEBENCH R15実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

2コア4スレッドCPUということもあり、ピーク時でも70℃前後と安定した温度をきっちりキープ。フルロード時でこの温度なので、夏場でも安心して使えます。

 

動作音

CINEBENCH R15実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

 

50デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時でも49.8デシベルと、ほぼきっかりをマーク。ファンは高速回転していますが、耳障りなノイズは控えめなので、さほど気にならないですね。

ちなみに最小時では46.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:トップクラスの電力効率、インテリジェント・クーリング
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約4時間40分と、5時間に届かず。ベーシックモデルということで、バッテリーの持ちは短く、電源のない環境で使う際は注意が必要です。

 

便利なユーティリティーソフトを完備

付属アプリとして”Lenovo Vantage”がインストールされています。各種動作設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、とても便利なアプリです。

 

サウンドシステムには、有名どころの”Dolby”を採用しています。Lenovo Vantageでは使う場面に応じ、ワンタッチで簡単に変更できるほか、Dolbyの専用アプリで好みのサウンドを設定できます。

なお肝心の音質ですが、低~高音までよく伸び、音質にも厚みがあるので、迫力が感じられます。ただ、重低音に弱く、ちょっとこもった感じなのは、いかにもベーシックモデルといったところ。とはいえ、低価格モデルの内蔵スピーカーにしては上出来ですね

 

まとめ&関連モデル

Ryzen 5搭載で4万円台と、破格の安さを実現!ベーシックモデルなので、ところどころ造りこみの甘さがありますが、ポイントはしっかり押さえており、十分実用的です。15インチモデルでとことん価格の安さにこだわるならおすすめ

 

 

Ideapad Slim 550 15[Ryzen 5搭載モデル]

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Ryzen 5 5500U
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Vega RX 7(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
【クーポン利用】108,900円65,340円(税・送料込)~

Ryzen 5 5500Uを搭載した上位モデル。アルミパネルにバックライト付きキーボード、IPSディスプレイなどを搭載しており、ワンランク上のクオリティを実現しています。

 

Ideapad Slim 550 15[Ryzen 3搭載モデル]

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア IPS
■CPU:Ryzen 3 5300U
■メモリ:8GB(DDR4-3200)
■グラフィック:Radeon Vega RX 6(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
【クーポン利用】107,800円57,134円(税・送料込)~

上のモデルをRyzen 3 5300Uにした、低価格バージョンです。Ryzen 5 3500Uと同じ4コア8スレッドですが、約40%ほど性能が高く、予算にこだわりつつ性能を求めるならおすすめ。

 

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