BTOショップでは、OS(Windows)のバージョンやオフィスといったソフトのカスタマイズもできるようになっています。
ゲーミングPCではやはりパーツ選びがメインなりますが、ソフトの知識もしっかりつけて、満足の行くパソコンを手に入れましょう!
OS(Windows)
OSとは
OSは「Operation System」の略で、パソコン上でブラウザやゲームなど、各種プログラムを動かすのに必要な、ベースとなるシステムソフトウェアです。
OSの種類としては、誰もが知ってるWindowsのほか、AppleのMacOSやフリーのLinuxなどがあります。OSはWindows一強ということもあり、各ショップでも取扱いは基本的に「Windows 10」のみとなっています。
Windows 10 HomeとPro違い
各ショップでは、ベーシックなWindows 10 Homeのほか、Proバージョンを搭載したモデルが販売されています。割高になるProバージョンを選ぶ必要があるのか。機能をチェックしてみましょう。
機能 | |
Windows 10 Home | ・Microsoft Edge IE(Internet Explorer)に代わる高速ブラウザ ・Windows Hello ・Continium ・Cortana |
Windows 10 Pro | Homeの機能は標準搭載 【追加機能】 ・Windows Update for Buisiness 任意のタイミングで、Windowsの更新プログラムを適用 することができる ・Windows Remote Desktop ・Bitlocker ・Hyper-V ・Buisiness Store for Windows 10 |
わかる人にはわかる玄人向けのPro機能。はっきり言うと、普段使いではまず使わないのでHomeで十分です。
Office
ワード・エクセル・パワーポイントなど、プレゼンや書類の作成に必要不可欠なオフィスソフト。BTOショップでは「Microsoft Office」と「KINGSOFT WPS Office」の2種類が用意されています。
Microsoft Office
これはもはや説明の必要もないでしょう。ビジネスや教育の場でおなじみの、Microsoft謹製のオフィスソフトです。PCと一緒に購入できるのは、次の2種類となっています。
- Office 2019
- Office 2016
なお、今は移行中の時期ということもあり、全てのメーカーでOffice 2019の取り扱いがあるわけではないので注意。
Office 2019とOffice 2016の違い
Office 2019はOffice 2016の進化版で、機能がさらに充実しています。Office2019で新たに追加された機能をピックアップしてみました。
Office 2019で追加された機能 | ||
Word | ・フォーカスモードの追加 ・読み上げ機能の追加 ・LaTeX式のサポート:LaTeX構文を使用た数式の作成が可能に | |
Exel | ・新しい関数の追加 ・VLOOKUPなど参照系関数の高速化 ・主要操作のパフォーマンス向上:コピペやフィルタリングなど ・PowerBIへの発行 ・2Dマップ、じょうごグラフの追加 ・オートコンプリート機能の強化:関数の途中でも部分一致する候補を表示 | |
PowerPoint | ・ズーム機能の追加 ・遷移機能の強化:ペンを使用してスライドの切り替えが可能に ・変形(Morph)機能の追加 | |
その他 | ・OneNote以外でもExcel、Word、PowerPointでペン操作の筆圧と傾きを感知 ・Word、Excel、PowerPointの校閲タブにアクセシビリティチェックボタンを追加 |
ライセンス
各ショップでは、「プリインストール版」と呼ばれる、インストールされたパソコン限定のライセンスが用意されています。ポイントは次の4つです。
- 契約タイプ:買い切り(永続ライセンス)
- 販売タイプ:プリインストール(はじめからパソコンにインストール済み)
- 最新バージョンへのアップグレード不可
- インストールされたPCのみ有効
なお、最新バージョンへのアップグレード不可というのは、例えばOffice2016→Office2019のようなバージョンアップができないという意味です。
カスタマイズ価格
Office 2019とOffice 2016はほぼ同額なので、最新のOffice 2019を選んでおきたいところ。特にパソコン工房の安さが目立ちます。
Office 2019(プリインストール版)
Office 2019 Personal (W/E/O) | Office 2019 Home & Business (W/E/O/P/N) | Office 2019 Professional (W/E/O/P/N/Pu/A) | |
ドスパラ | 20,000円 | 25,000円 | 49,000円 |
パソコン工房 | 15,980円 | 19,980円 | 44,980円 |
G-Tune | 19,800円 | 24,800円 | 48,800円 |
ツクモ | 19,000円 | 24,000円 | 48,000円 |
Office2016(プリインストール版)
Office 2016 Personal (W/E/O) | Office 2016 Home & Business (W/E/O/P/N) | Office 2016 Professional (W/E/O/P/N/Pu/A) | |
ドスパラ | 19,000円 | 24,000円 | ー |
パソコン工房 | ー | 19,980円 | ー |
アプリ略号
W:Word E:Exel O:Outlook P:Powerpoint N:OneNote
Pu:Publisher(Windows PCのみ) A:Access(Windows PCのみ)
別のライセンスのほうが安くなることも
マイクロソフトオフィスのライセンスは複雑になっており、1ヶ月や1年の短期間でしか使わない場合には、別のライセンスを購入したほうが安くすみます。
また、他のPC・タブレットでも使いたい場合にはプリインストール版では対応できないので、別のライセンスを購入する必要があります。
その他、大学生であれば格安・無料のライセンスが使える場合もあります。詳しくは関連記事をチェック!

KINGSOFT WPS Office
これはキングソフトのMicrosoft Officeの互換ソフトで、ワープロの「Writer」、表計算ソフトの「Spreadsheets」、プレゼンソフトの「Presentation」計3つのソフトで構成されています。
現行では3つのバージョンが販売されており、基本的にはStandardでOK。
- Standard:Writer・Spreadsheets・Presentationをセットにした基本プラン
- Gold:Standardにプログラミング言語のVBA対応+12種類のフォントを同梱
- Platinum:Standardにプログラミング言語のVBA対応+35種類のフォントを同梱
肝心の価格ですが、互換ソフトなのでとても安い!さらにいずれの製品でも、Windows PC1台+スマートフォンやタブレット端末(Android/iOS)2台の合計3台にインストールすることができ、コスパはとても高くなっています。
もちろん互換性もしっかり確保されており、「docx」「xlsx」「pptx」の新しいファイル形式に完全対応しています
なお実際の使用感としては、個人レベルなら十分使えるレベルですが、マクロ周りの互換性にやや不安があるので、ビジネス利用では素直にMicrosoft Officeをおすすめします。
カスタマイズ価格
一部ショップにて、StandardとGold版のみ取扱があります。
WPS Office Standard | WPS Office Gold | WPS Office Platinum | |
ドスパラ | 2,800円 | ー | ー |
G-Tune | 2,900円 | 4,900円 | ー |
ツクモ | 2,900円 | ー | ー |
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