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Lenovo LOQ 16をレビュー 低価格&高コスパ!造りこみの高さが光るRTX 4050搭載カジュアルゲーミングノート

今回はレノボの【Lenovo LOQ 16IRH8】をお借りしました。

カジュアルゲーミングブランド”LOQシリーズ”が登場!IdeaPad Gamingの後継となる、低価格&高コスパのRTX 4050搭載モデルをチェックしてみましょう。

目次

スペック

Lenovo LOQ 16IRH8(RTX 4050搭載)
カラー ストームグレー
サイズ W359.6×D277.6×H21~25.9mm
重量 約2.6kg(実測2560g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Core i7-13620H
・10コア16スレッド
・定格2.4/最大4.9GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-5200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 4050(GDDR6 6GB)
ディスプレイ 16.0インチ、WUXGA(1920×1200)、ノングレア、IPS、144Hz
インターフェース USB 3.2 Gen.2 Type-C、USB 3.2 Gen.2 Type-A×2、USB 3.2 Gen.1 Type-A、HDMI 2.1、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ FHD(1080p)Webカメラ
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード バックライト付きキーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 1年(最大3年)
価格 149,820円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(170W・430g)
・電源ケーブル(106g)

※2023年9月16日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

ダイナミックなフォルム

基本的には、以前レビューしたIdeaPad Gaming 370 icon-external-link-square をそのまま引き継いでいます。

排気グリルがヒンジ部分よりもせり出したダイナミックなフォルムは、上位の”Legionシリーズ”譲り。ゲーミングモデルらしく迫力を感じさせます。

このタイプは、冷却機構が大きく造られているので、特に熱くなりがちなゲーミングノートとの相性は◎。

もちろんデュアルファン構成なので、給排気はとてもスムーズ。底面から吸気し、4方向から排気するエアフローを生み出し、熱くなりがちなCPUとGPUを強力に冷やします。

細部も凝っており、排気グリルのフィンはブルーの塗装仕上げで、カジュアルなイメージに仕上げています。

スタイリッシュなデザイン

カジュアルモデルらしく、ボディはオーソドックスな樹脂製です。Legionシリーズでは、剛性の高いアルミを採用しており、このあたりはしっかり差別化されています。

ボディカラーは”ストームグレー”。ガンメタリック×ブラックで、スマートな印象を受けます。

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることにより、横幅と奥行きを圧縮し、大型の16インチボディながらコンパクト。このグレードのモデルにしては、ベゼル幅が意外とスリムですね。

さらに、”ゼロパンプヒンジ”もしっかり採用。ヒンジが天板と同等の高さにまでスリムになり、スリムベゼルも相まってとてもスタイリッシュ

機能的なポート配置

USBは左右・背面あわせて4ポート搭載。規格はすべてUSB 3.2で、Type-Cを含む3ポートは、10Gbpsの高速転送に対応したGen.2規格となっています

Type-Cポートのほか、オーソドックスなType-Aも装備。Legionシリーズよりも少なめではありますが、これだけあれば周辺機器の接続にまず困りません。

画像出力端子はHDMIのみですが、Type-CポートはDisplayPort出力を兼ねているので、複数画面の出力も可能です。

ちなみに、レノボのモデルでおなじみ、カメラ部のシャッターを装備しています。右サイドのスイッチでかんたんに切り替えができ、プライバシー面も安心。

最近のトレンドをしっかり取り入れ、背面にもポートを配置。特にかさばりやすい画像端子・電源ポート・LANポートが背面に搭載されているので、サイドの有線マウスなどと干渉しないようになっています。ケーブル同士の混線はイラっと来るので、これは嬉しいですね。

ディスプレイ&キーボード

大画面ディスプレイ搭載

このモデルは大画面の16.0インチディスプレイを搭載。一般的な15.6インチとの差はわずか0.4インチですが、これだけでもだいぶゆとりを感じさせますね。没入感はかなり高く、ゲームがよりはかどります。

解像度はWUXGA(1920×1200)で、ディスプレイ比率は16:10となっています。最新流行のタイプで、16:9のフルHDよりもやや縦長。一度に表示できる情報量が多く、スクロールの手間が省けるのは便利です。

パネルのクオリティも高く、優れた発色と高いコントラストを誇るIPSパネルを採用。輝度も350nitと高めなので、ゲームはもちろん編集作業にも最適です。

もちろん、IPSパネルということで視野が広く、姿勢によって色味が変わりません。

144Hz対応ディスプレイ

ゲーミングノートの定番装備ともいえる、144Hzディスプレイを搭載しています

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

操作性の高いキーボード

16インチのワイドボディということで、テンキー付きキーボードを採用。

連結キーこそあるものの、各キーは大きめに造られ、配置もクセがなく素直。キーピッチも約19mmと、デスクトップキーボードなみの間隔が確保されているほか、電源ボタンも独立しているので、誤爆する心配はありません。

下部の矢印キーを一段落とすことで、デスクトップと同じテンキー配列となっているのはポイント高いですね。ちなみに、ゲーミングノートのキーピッチは18.5mmが主流なので、19mmというのは貴重です

ちなみに、ファンクションキーの内容は充実しており、カスタマイズ対応キーや電卓キーを装備。さらに、PCの動作モードなどを変更できるショートカットキーのほか、ファンクションロック&タッチパッドロックキーなども用意され、とても便利です。

キーストロークはやや深めで、適度に反発があり、どちらかというと一般的なノートPCに近いライトな打鍵感です。打鍵感についてはLegionシリーズのほうが上。

キーボード面の剛性は高く、安定性に優れているほか、キートップにはくぼみがあり、指にフィットしやすくなっているのもポイント。スタンダードモデルながら、しっかり造りこまれているのはグッド。

そのほか、キーボードには白色LEDが内蔵されています。フルカラーほどではありませんが、だいぶ華やかになり、薄暗い場所でもタイピングしやすくなるなど一石二鳥。LEDはOFF+2段階で調整可能です。

スムーズなタッチパッド

タッチパッドは、クリックボタンとパッド部分が一緒になった一体型タイプとなっています。

パッド部分はサラサラした材質で、カーソル操作はとてもスムーズ。クリックボタンはやや押し込む必要がありますが、一体型にありがちなバタつきなどはなく、クリック音が控えめなのはグッド。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 4050搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ada Lovelace”のRTX 4050(100W)を搭載。エントリークラスのGPUで、フルHDでのゲーミングに対応します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズ最大の特徴は、最新のDLSS 3&AV1エンコードに対応していること

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト”CINEBENCH R23”で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

CPUは、インテルの第13世代10コア16スレッドCPU・Core i7-13620Hを搭載。

CPUの中身ですが、第13世代とはいうものの”Raptor Lake”ではなく、前世代の”Alder Lake”をベースにしたCPUというのがポイント。つまり、Core i7-12650Hの動作クロックを上げたバージョンで、性能は約10%ほど向上しています

参考までに、同じくAlder Lakeをベースにした14コア20スレッドCPU・Core i7-13700H比較してみると、シングルスコアは約3%、マルチスコアは約18%差をつけられています。

また、Raptor Lakeをベースにした16コア24スレッドCPU・Core i7-13700HXと比較すると、シングルスコアは約3%、マルチスコアは約41%差となっています。HXシリーズはコア・スレッド数が多いだけでなく、動作クロックも高いので、性能はかなり高めです。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

エントリーモデルながら、RTX 3060+αのスコアをマークし、フルHDでのゲーミングに最適な性能です。ただし、VRAM(グラフィックメモリ)が6GBとなっており、VRAMをガッツリ使う最新ゲームには不足気味。あらゆるゲームを楽しむなら、8GB搭載したRTX 4060がベターです。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 1538
Port Royal 4808
Time Spy
Extreme
4084 3974 4845
Time Spy 8780 8613 9871
Night Raid 52277 106768 13432
Fire Strike
Ultra
4768 4554 27398 2529
Fire Strike
Extreme
9952 10444 27059 4325
Fire Strike 19533 22458 26016 8310
Sky Diver 51184 67800 24214 43853

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

最高品質 高品質 標準品質
WUXGA 18794 22572 27020

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

従来のゲームであれば余裕で対応でき、最高設定でスコア18000台、平均130fpsをマーク。144Hzディスプレイを生かせるほどの性能です。

BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)

最高画質 高画質 中画質
WUXGA 15532 20656 22761

久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

比較的重めではありますが、最高設定でもスコア15000を突破。平均109fpsと安定してプレイでき、高画質なら144Hzディスプレイをしっかり生かせるまでになります。

Diablo IV(ディアブロ IV)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(DLSS”クオリティ”/高解像度アセット適用)

プレイモード:ネヴェスク周回

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 123(110)fps 147(120)fps 175(106)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションRPGゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最近のゲームにしては軽く、DLSS無しでも平均100fpsを軽く超え、高設定なら144Hzディスプレイをしっかり生かすことができます

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 158(139)fps 187(153)fps 222(165)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、逆効果のためフレーム補完はOFFにしています。

フルHDから効果を発揮しており、最大約28%fpsが向上し、ウルトラ設定で144Hzディスプレイをフル活用できます

Armored Core 6(アーマードコア6)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:最高/高/中

プレイモード:密航

平均(最低)fps 最高
WUXGA 88(73)fps 110(89)fps 120(100)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。

最高設定で平均80fps台と安定してプレイできます。パフォーマンス重視なら高設定ですが、上限の120fpsのハードルは高め。

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 60(56)fps 65(60)fps 75(69)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

ギリギリではありますが、ウルトラ設定でも平均60fpsキープできます。最新ゲームを楽しむなら、最低限RTX 4050は押さえておきたいところですね。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 108(100)fps 122(108)fps 133(123)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮しており、最大約88%もfpsが向上し、ウルトラ設定で平均100fpsオーバーと安定感◎。ただし、144Hzディスプレイをできるだけ生かすなら、設定をしっかり落とす必要があります。

なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均77fpsなので、その差は一目瞭然。

RT

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 17(13)fps 18(15)fps 19(16)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 57(51)fps 58(51)fps 61(53)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完もあり、3倍以上fpsが向上しますが、平均60fpsにはあと一歩及ばず。RTX 4060の方がいろいろ便利なことがわかります。

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:最高/高/中(DLSS”クオリティ”)

プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
WUXGA 56(45)fps 67(57)fps 77(69)fps

ウルトラヘビー級のアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

高設定なら平均60fps以上をクリア。以前に比べだいぶ最適化が進み、VRAMが6GBでもテクスチャがしっかり表示され、カクつきもなくスムーズに動作します

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 111(89)fps 118(98)fps 132(107)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

効果は非常に大きく、最大2倍近くfpsが向上し、ウルトラ設定で平均111fpsと安定感バツグン。ただし、Cyberpunk 2077と同じく、144Hzディスプレイを生かすなら、設定をしっかり落とす必要があります。なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均84fpsとなり、平均100fpsに届きません。

レイトレーシングについてはクラッシュするため省略しています。RTX 4050ではVRAM不足になり、RTX 4060以上が必要になります

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR”クオリティ”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
WUXGA 63(8)fps 64(13)fps 81(57)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

このゲームはVRAMを非常に多く使うので、6GBのRTX 4050では力不足。最高&高設定では最低fpsが一けた台まで急激に落ち、安定感に欠けます

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
WUXGA 89(10)fps 112(58)fps 114(57)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

FSRはグラフィック負荷が下がるのですが、最高設定での安定性の悪さは相変わらず。高設定以下でプレイするのがおすすめです

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
WUXGA 38(2)fps 41(15)fps 69(38)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの負荷自体は低めですが、VRAM使用量がさらに増え、最高&高設定ではfpsがさらに落ち込みます。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
WUXGA 42(1)fps 61(12)fps 82(66)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

FSRを有効にしても平均60fpsを超えるのは中設定のみ。最新ゲームをまんべんなく楽しむなら、VRAMを8GB搭載したRTX 4060以上がおすすめです。

Starfield(スターフィールド)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:ウルトラ/高/中

プレイモード:クリート探索

平均(最低)fps ウルトラ

WUXGA 40(36)fps 43(38)fps 53(46)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最適化不足な感じもしますが、とんでもなく重く、いずれの設定でも平均60fpsを下回ります。なお、VRAM使用量は少ないので、6GBでも余裕で対応可能です。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps ウルトラ

WUXGA 47(40)fps 55(49)fps 77(65)fps

FSRを有効にした際のfpsです。

FSRでも中設定までガッツリ落としてようやく平均60fpsをクリアします。設定重視ならRTX 4060以上は必要です。

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(FSR”67%”)

プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
WUXGA 150(104)fps 214(124)fps 302(153)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

エピック設定が意外に重いものの、144Hzディスプレイをしっかり生かすことができます。ウルトラ&高性能で最低fpsが大きく落ち込むのは気になるところです。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps エピック ウルトラ
WUXGA 178(136)fps 234(129)fps 316(219)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームでもFSR 2に新たに対応しました。

fpsの上げ幅は最大約19%と控えめですが、エピックでの安定感がさらに向上します

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
WUXGA 182(145)fps 229(183)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で144Hzディスプレイをきっちり生かすことができ、スムーズにプレイ可能。FPSゲームは基本的に軽いので、余裕ですね。

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

解像度:WUXGA

ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中

降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
WUXGA 94(75)fps 137(110)fps 161(117)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定のみかなり重く、平均90fps台どまり。DLSSでしっかり底上げしましょう。

DLSS

平均(最低)fps 最高
WUXGA 125(93)fps 168(121)fps 200(155)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

やはり最高設定は重く、最大約33%fpsが向上するものの、144Hzディスプレイを生かすにはやや物足りないですね。fpsが跳ね上がる高設定でプレイするのがおすすめ。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは負荷だけでなく、ゲームそのものの容量も増えているため、500GB以上あるとやはり安心。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、インテル製となっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、2000~3000MB/sをマーク。また、ランダムの速度もしっかり出ており、まさに教科書通りといったところ。もちろん、SSDということで、各種アプリやブラウジングはサクサク。ゲームのロードも早く、とても快適です。

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

CPUのP-コアは80℃台前半、GPUは70℃前半と安定した温度をキープし、どちらもしっかり冷却できています。

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、P-コアが80℃台後半、クロックは約3.6GHzと高めをキープ。冷却には余力がある感じですね。

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時で55.6デシベルをマーク。ファンは豪快に回転していますが、耳障りな甲高いノイズが控えめなので、十分許容範囲内です。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

バッテリー持続時間

据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:静音モード、トップクラスの電力効率
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約3時間をマーク。ゲーミングノートらしく5時間以下となっており、あくまでも非常用として使えるレベルですね。

便利なユーティリティーソフトを完備

先にも紹介しましたが、システム管理の”Lenovo Vantage”が用意されています。

動作モードやマクロの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

サウンドシステムには”Nahimic Audio”を採用しています。

シーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、イコライザーも用意されているので、好みの設定に変更することも可能です。

カジュアルモデルながら、レノボらしく音質は◎。低音から高音までよく出ており、重低音もしっかり再現。厚みのある音質とサラウンド効果で迫力がしっかり感じられます。

まとめ&関連モデル

RTX 4050搭載モデルで14万円台はとにかく安い!内容も充実しており、大型の16インチディスプレイは144Hz出力に対応し、プライバシーシャッターもバッチリ装備。キーボードがしっかり造りこまれているのもポイント高いですね。

フルHDでのゲーミングなら、このモデルがまずおすすめです。

Lenovo LOQ 16IRH8[RTX 4060搭載]

【スペック】
■OS:Windows 11
■ディスプレイ
16.0インチ WUXGA ノングレア IPS 144Hz 350nit
■CPU:Core i7-13620H
■メモリ:16GB(DDR5-5200)
■グラボ:RTX 4060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe Gen.4)
■価格:169,840円159,830円(税込)~

このモデルをRTX 4060にしたバージョンで、最新ゲームをまんべんなく楽しむならおすすめ。RTX 4060搭載モデルで15万円台は激安です!

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