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Lenovo Legion Tower 7i Gen.8をレビュー LEDイルミネーション搭載!圧倒的な完成度を誇るド派手なRTX 4080搭載モデル

今回レノボの【Lenovo Legion Tower 7i Gen.8】をお借りしました。LEDイルミネーションをふんだんに搭載したド派手なボディに、Core i7-13700KF&RTX 4080を搭載したハイエンドモデルをチェックしてみましょう。

目次

スペック

Lenovo Legion Tower 7i Gen.8(Core i7&RTX 4080搭載)
サイズ W211×D452×H477mm
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-13700KF
・16コア24スレッド
・定格3.4/最大5.4GHz
CPUクーラー 水冷CPUクーラー(360mmラジエーター)
メモリ 32GB(16GB×2 DDR5-5600)
ストレージ 2TB SSD+2TB HDD
グラフィクス GeForce RTX 4080(GDDR6X 16GB)
チップセット インテル Z790 チップセット
光学ドライブ
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.2
電源 850W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大4年)
価格 488,840円479,063円(税・送料込)
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2023年9月4日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション採用

ケースの造りは、前世代モデル icon-external-link-square をベースにし、デザインが変更されています。

トレンドをしっかり取り入れ、スクエアボディに強化ガラス製のガラスパネルを装備。スタイリッシュかつクセがなく、使う人を選びません。

フロントパネルのデザインが一新され、”Y”のロゴマークをモチーフにしたメッシュパネルとなっているのがポイント。これだけでもだいぶイメージが変わり、オシャレなイメージに進化しています。

ケースにはLEDイルミネーションをガッツリ搭載しており、各種ケースファン・水冷ポンプ・LEDライトバー・フロントロゴが光る本格派仕様です。

さすがにこれだけ搭載しているとかなり派手!サイドパネルのほぼ全面がクリア仕様ということもあり、LEDイルミネーション映えがバツグンです。機能面でのメリットはありませんが、ゲーミングPCなので、見て楽しめるというのはとても大事

なお、LEDカラーは付属アプリ【Legion Vantage】で変更可能です。

フロントロゴと内部のLEDバーは、ライトブルーの固定カラーで、アニメーションのみ変更可能。それ以外は、カラーとアニメーションの変更に対応しています。もちろん、明るさやON/OFFの切り替えも可能です。

ちなみに、ケースの大きさは、拡張性に優れたミドルタワーサイズとなっています。かなり大きいので、基本的にはデスクの下に置くのがおすすめです。イメージのディスプレイは23インチですが、背が高い

高冷却ケース

このケースは冷却性能が非常に高く、通気性の高いメッシュタイプのフロントパネルを装備し、ケースファンを6基も搭載しています。

フロントの3基のファン(ラジエーターファン)から吸気し、天板・背面の3基のファンから排気する圧倒的なエアフローになり、内部を強力に冷やします。ケースファンの数こそ多いものの、静音仕様なのでとても静か。

底面はこの通り、電源の吸気口のみとなっています。吸気口には取り外し可能なフィルターがあり、水洗いも可能です。ちなみに、フロントパネルにもフィルターが設置されており、しっかりほこり対策がされています。

ポイントをおさえたインターフェース

インターフェースは天板上に配置され、下置きだとアクセスしやすいのがポイント。前モデルとは異なり、小物を置くスペースが新たに設置され、さらに便利になっています。

搭載されている端子ですが、USBはフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。規格はUSB 2.0~USB 3.2と新旧そろい踏みで、背面のType-Cポートは最大20Gbpsの転送に対応したUSB3.2 Gen.2×2の高速仕様となっています。

ポート数の多さもさることながら、Type-A&Type-Cポートを装備しており、周辺機器の接続に困ることはまずありません。

ちなみに、映像端子はDisplayPort×3・HDMIの4ポート構成で、複数画面出力もかんたんにできます。

内部

チャンバー構造&裏配線採用

内部へは、サイドパネル上部の2か所のネジを外してアクセスします。なお、右サイドの装飾パネルは、ドライバーだけでかんたんに取り外し可能です。

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現しています。

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。

かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。さらに、内部の見た目もスッキリし、見栄えもよくなるので、まさに一石二鳥です。

気になる拡張性ですが、3.5インチベイ×2(ケース下部)・2.5インチ搭載スペース×2(背面)の計4基用意されています。3.5インチベイはツールレスタイプなので、着脱がとてもカンタン。

大型水冷式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは、Legionオリジナルのものを採用しています。規格そのものは、一般的なATX規格となっており、市販のATXマザーボードと交換することも可能です。

造りはしっかりしており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットに金属製のヒートシンクを搭載。熱くなりがちな部分ですが、しっかり熱を吸収・発散するので、冷却面も安心です。グラボのスロットも金属パーツで補強されていれば、なおよかったですね。

ちなみに、貸出機では基盤がむき出しの標準メモリですが、実際にはヒートスプレッダ(放熱板)付きとなっており、細かい部分も凝っています。

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは36cmと非常に大きく、爆熱のCore i7-13700KFでも安心です。

前モデルでは24cmでしたが、さらに大型化しているのはポイント高いですね。インテルのK付きCPUは特に熱いのでなおさらです。ちなみに、ラジエーターはフロントパネルに設置されています。

高冷却タイプのRTX 4080搭載

グラボは、NVIDIAのハイエンドクラス・RTX 4080を搭載しています。

ボードの長さは約30cm、厚さは3スロットとかなり大きく、圧倒的な存在感ですね。大型のヒートシンク&大口径のトリプルファンにより、非常に高い冷却性能を実現。さらに、基盤は金属製のバックプレートで補強されているので、とても頑丈です。

ちなみに、このモデルでは、グラボ固定用のカードホルダーを装備しています。大型ボディをでしっかり固定することで、PCIeスロットへの負荷を軽減しており、自重による破損の心配はまずありません。

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、850Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700KFを搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

参考までに、ワンランク下のCore i7-13700(16コア24スレッド)と比較してみると、シングル性能は約4%と小さめですが、マルチ性能にいたっては約40%と大きく差をつけています。高い動作クロックをキープできるK付きCPUの方が、性能はだんぜん上。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイエンドグラボ・RTX 4080を搭載。ワンランク下のRTX 4070 Tiより約20~30%性能が高く、VRAM(グラフィックメモリ)を16GBとかなり多めに搭載しているので、4Kで非常に高いパフォーマンスを発揮します。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 7156
Port Royal 17589
Time Spy
Extreme
12986 13743 9897
Time Spy 25281 27722 16866
Night Raid 92632 211817 22116
Fire Strike
Ultra
17158 16844 44747 9614
Fire Strike
Extreme
31604 33064 44710 17849
Fire Strike 48730 64330 44742 18150
Sky Diver 112728 187384 46731 60294

RTコアとTensorコア

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズ最大の特徴は、最新のDLSS 3&AV1エンコードに対応していること

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
20789 31073 34656

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定しており、4Kではなんとスコア20000を突破!平均140fpsをマークし、144Hz出力などの高リフレッシュレートディスプレイを生かせます。WQHDやフルHDでは240Hzの爆速ディスプレイをフル活用できるほど。

BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)

4K WQHD フルHD
16904 31615 38798

久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも最高画質で測定しており、4Kではスコア16000台、平均116fpsと安定感バツグン。高設定なら平均167fpsとなり、144Hzディスプレイをきっちり生かせるほどです。

なお、FF14と同じく、WQHDやフルHDでは240Hzの爆速ディスプレイを活用可能です。

Diablo IV(ディアブロ IV)

測定条件

解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:ウルトラ/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/高解像度アセット適用)

プレイモード:ネヴェスク周回

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 319(264)fps 326(2676)fps
WQHD 296(257)fps 354(301)fps
4K 154(140)fps 189(171)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションRPGゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最近のゲームにしては軽めとなっており、DLSS無しでも4K・ウルトラ設定で144Hzディスプレイをきっちり生かせます。WQHDなら240Hzディスプレイの活用も可能です。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 308(256)fps 309(258)fps
WQHD 311(256)fps 316(260)fps
4K 280(228)fps 309(239)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、逆効果のためフレーム補完はOFFにしています。

4Kでの効果が非常に大きく、最大約82%fpsが向上し、ウルトラ設定では240Hzディスプレイをフル活用できます

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:ウルトラ/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 135(119)fps 146(124)fps
WQHD 120(111)fps 130(115)fps
4K 62(57)fps 70(63)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

さすがハイエンドクラスなだけあり、DLSS無しでも4Kで平均60fpsをクリアしてきます

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 241(205)fps 247(213)fps
WQHD 189(179)fps 233(209)fps
4K 134(126)fps 165(155)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.4倍も向上し、ウルトラ設定で144Hzディスプレイを生かすことができます。なお、フレーム補完なしだと平均102fpsなので、効果は絶大ですね。

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 75(66)fps 78(67)fps
WQHD 49(40)fps 49(40)fps
4K 23(19)fps 23(19)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットでとんでもなく重く、平均60fpsをクリアするのはフルHDのみ

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 189(166)fps 190(166)fps
WQHD 133(116)fps 135(119)fps
4K 100(87)fps 101(90)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完の効果てきめん。4Kではfpsが最大約4.4倍も向上し、平均100fpsで安定感バツグン!なお、フレーム補完なしだと平均68fpsまでしか伸びず、DLSS 3がいかに革新的かがわかります。

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 120(96)fps 124(98)fps
WQHD 113(72)fps 117(76)fps
4K 65(44)fps 78(54)fps

サイバーパンクに勝るとも劣らないウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

サイバーパンクに近い結果となり、DLSS無しでも4Kで平均60fpsをクリアしてきます。4Kでパフォーマンスを重視するなら、RTX 4080以上が理想的ですね。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 269(178)fps 274(174)fps
WQHD 221(166)fps 237(181)fps
4K 157(128)fps 166(123)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから非常に高い効果を発揮しており、4Kでは最大約2.4倍もfpsが向上し、144Hzディスプレイをきっちり生かせます。なお、フレーム補完なしだと平均115fpsなので、効果はかなり大きいですね。

ちなみに、WQHDでは240Hzディスプレイも生かせるほどです。

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 69(58)fps 69(56)fps
WQHD 55(45)fps 58(50)fps
4K 32(26)fps 33(28)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

このゲームでも反射・影・ライティングのフルセットということで、平均60fpsを超えるのはフルHDのみとなります

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 156(122)fps 162(125)fps
WQHD 132(95)fps 132(95)fps
4K 97(72)fps 103(77)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約3.1倍も向上し、平均100fps前後と安定感◎。なお、フレーム補完なしだと平均67fpsまでしか伸びず、効果の大きさを実感します。

ちなみに、4Kだとメモリ16GBではクラッシュする場合がありますが、このモデルは32GB搭載しているのでとても安心。

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 182(157)fps 186(160)fps
WQHD 170(139)fps 175(145)fps
4K 100(95)fps 102(97)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

FSR無しでも4Kでは平均100fpsを超えており、WQHDなら144Hzディスプレイを生かすことができ、申し分のないパフォーマンスですね。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 181(159)fps 185(251)fps
WQHD 179(155)fps 179(154)fps
4K 183(158)fps 182(159)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

効果を発揮するのは4Kのみで、fpsは最大83%向上し、144Hzディスプレイをきっちり生かせるようになります

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 146(128)fps 148(132)fps
WQHD 143(128)fps 146(130)fps
4K 98(93)fps 100(95)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの負荷はそこまで高くなく、4Kでは通常モードとほぼ同じ結果となっています。なお、VRAMをとんでもなく使うので、できれば12GB以上は欲しいところ。RTX 4080は16GBも搭載しているので、まったく問題ありません。

RT+FSR

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 143(127)fps 145(128)fps
WQHD 146(129)fps 147(131)fps
4K 143(122)fps 147(126)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

4Kでのみ効果を発揮し、fpsは最大47%向上し、144Hzディスプレイをきっちり生かせます

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 272(223)fps 280(231)fps 284(237)fps
WQHD 245(202)fps 259(210)fps 273(226)fps
4K 195(173)fps 201(176)fps 234(199)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSSを有効にした結果となりますが、平均200fpsを突破し、バランス設定なら240Hzディスプレイを生かせます。結構重いので、このパフォーマンスの高さはすごいですね。

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:ウルトラ/高/中

プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 268(214)fps 282(231)fps 323(226)fps
WQHD 205(173)fps 222(187)fps 247(211)fps
4K 123(106)fps 131(120)fps 143(127)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSSもFSRもありませんが、4Kでも144Hzディスプレイを生かすことが可能です。アップスケーリングがないと、RTX 4080のパフォーマンスの高さを実感しますね。

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”67%”)

 プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 498(415)fps 598(429)fps
WQHD 347(308)fps 483(408)fps
4K 196(182)fps 243(224)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このクラスのゲームなら性能を持て余すほどで、4Kでもウルトラ設定で240Hzディスプレイをきっちり生かせます

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 543(452)fps 597(422)fps
WQHD 414(361)fps 554(467)fps
4K 250(229)fps 307(279)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームでもFSR 2に新たに対応しました。

fpsの上げ幅は約28%程度ですが、エピック設定で240Hzディスプレイをフル活用できるようになります

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高

 射撃訓練場

4K WQHD フルHD
261(213)fps 254(193)fps 299(298)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kで240Hzディスプレイをラクラク生かせます。FPSゲームは軽めのものが多く、RTX 4080なら4Kでも余裕ですね。

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

 降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 260(175)fps 348(243)fps
WQHD 180(136)fps 265(182)fps
4K 113(95)fps 149(116)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

光源のグラフィック負荷が高く、特に最高設定で顕著に重くなり、4Kでは100fpsをやや超える程度となっています

DLSS

最高
フルHD 307(198)fps 365(262)fps
WQHD 245(177)fps 318(219)fps
4K 207(150)fps 247(176)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がるほどfpsは伸び、4Kでは約83%も向上し、最高設定で平均200fpsを突破。高設定なら240Hzディスプレイをっきちり生かせます。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは2TB SSD+2TB HDDの超大容量デュアルストレージ構成となっています。ゲームは高速のSSDに、かさばるデータ類は大容量のHDDに入れる使い分けができ、とても便利。

最近のゲームは容量が非常に多くなっていますが、2TBもあれば入れ放題ですね。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、その中でも特に速い”Gen.4”規格となっています。サムスン製のものを搭載しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは最大6000MB/s台後半をマークする爆速ぶり。また、ランダムの速度もしっかり出ており、クオリティはかなり高め。ゲームのロードからアプリの動作までサクサク動き、とても快適です。

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

CPUはP-コアの温度が50℃、グラボの温度は60℃台半ばと冷え冷え。特にグラボで熱くなりがちなホットスポットも70℃台半ばに抑えているのもいいですね。

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、なんと5.2GHzの非常に高い動作クロックをキープ。温度の限界まで性能を引き出す動作システム×水冷式CPUクーラーの高い冷却性能が見事に功を奏しています。

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で51.7デシベルと大幅に下回っています。ノートPCレベルということで、実際とても静かです。

アイドル時も48.7デシベルに抑えられ、かすかにファンの風切り音が聞こえる程度。静音性は極めて優秀ですね!

便利なユーティリティーソフトを完備

先に紹介した通り、システム管理ツールの”Legion Vantage”が用意されています。動作モードの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

サウンドシステムは”Nahimic Audio”を採用しています。

シーンに応じたモードに切り替えができるのはもちろん、敵の位置を視覚化するサウンドレーダーも装備しており、まさに至れり尽くせり。

まとめ

機能性に優れたド派手なケースは、よりスタイリッシュに進化。水冷式CPUクーラーは、大型の36cmラジエーターとなり、冷却面もしっかり強化されています。Core i7-13700KF×RTX 4080の圧倒的なパワーで、4Kでバツグンの安定感を発揮し、性能面も申し分なし。

他とは一線を画す高い完成度の反面、肝心の価格は47万円台と非常に高価!予算度外視の本格派モデルとしておすすめ

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