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Lenovo Legion Tower 5i Gen.8をレビュー よりスタイリッシュに進化!LEDイルミネーションをフル装備した高コスパのゲーミングPC

今回レノボの【Lenovo Legion Tower 5i Gen.8】をお借りしました。ド派手なLEDイルミネーションを装備した、高いコスパを誇るゲーミングPCをチェックしてみましょう。

目次

スペック

RTX 3060搭載モデルをカスタマイズする必要があります
Lenovo Legion Tower 5i Gen.8(RTX 3060 Ti搭載)
サイズ W205×D411×H396mm
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-13700F
・16コア24スレッド
・定格2.1/最大5.2GHz
メモリ 16GB(8GB×2 DDR5-5600)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス GeForce RTX 3060 Ti(GDDR6 8GB)
チップセット インテル B660 チップセット
光学ドライブ
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.2
電源 850W(80PLUS GOLD)
保証 1年(最大4年)
価格 357,390円196,856円(税・送料込)
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2023年7月18日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション採用

ケースの造りは、前世代モデル icon-external-link-square をベースにし、デザインが変更されています。

ケースのフォルムは、すっきりしたスクエアボディですね。シンプルでクセがなく、使う人を選びません。

フロントパネルのデザインが一新され、”Y”のロゴマークをモチーフにしたメッシュパネルとなっているのがポイント。これだけでもだいぶイメージが変わり、オシャレなイメージに進化しています。

もちろん、強化ガラス製のサイドパネルを標準装備。スクエアボディ×ガラスパネルは最近のトレンドそのものといったところですね。

ケースにはLEDイルミネーションをバッチリ搭載しており、ケースファン・CPUファン・LEDライトバー・フロントロゴが光る本格派仕様です。

さすがにこれだけの内容ともなると、ド派手でLEDイルミネーション映えがバツグンです。機能面でのメリットはありませんが、ゲーミングPCなので、見て楽しめるというのはとても大事!

なお、LEDカラーは付属アプリ【Legion Vantage】で変更可能です。

内部のLEDバーは、ライトブルーの固定カラーで、アニメーションのみ変更可能。それ以外は、カラーとアニメーションの変更に対応しています。もちろん、明るさやON/OFFの切り替えも可能です。

ちなみに、ケースはミニタワーサイズとなっています。ミドルタワーに比べ、高さと奥行きが一回り小さいので、デスクの上において使うのもありですね。

ちなみに、PC横のディスプレイの大きさは、23.8インチです。

高冷却ケース

このケースは冷却性能が非常に高く、通気性の高いメッシュタイプのフロントパネルを装備しています。

標準構成では、背面ファンが1基のみ搭載されています。ケースの通気性が高く、排熱の少ない構成なので、基本的にはこれでもOK。

なお、ケースファンはカスタマイズでき、冷却性能&見栄えを重視するなら追加しましょう。

底面はこの通り、電源の吸気口のみとなっています。吸気口には取り外し可能なフィルターがあり、水洗いも可能です。ちなみに、フロントパネルにもフィルターが設置されており、しっかりほこり対策がされています。

ポイントをおさえたインターフェース

インターフェースは天板上に配置され、下置きだとアクセスしやすいのがポイント。なお、新モデルでは天板に物置きスペースが設置され、ちょっとした小物を置くのに便利になっています。

搭載されている端子ですが、USBはフロント・背面あわせて計9ポート搭載

レガシーのUSB 2.0をはじめ、背面のType-Cポートは、最大10Gbpsの転送に対応したUSB3.2 Gen.2となっており、ポイントはしっかり押さえています。これだけの数があれば、周辺機器の接続に困ることはまずありません。

ちなみに、映像端子はDisplayPort×3・HDMIの4ポート構成で、複数画面出力もかんたんにできます。

内部

チャンバー構造&裏配線採用

内部へは、背面のハンドルねじを外すことによってアクセスできます。

内部構造はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現しています。

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

なお、右サイドの装飾パネルは、ドライバーだけでかんたんに取り外し可能です。

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。

かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。さらに、内部の見た目もスッキリし、見栄えもよくなるので、まさに一石二鳥です。

気になる拡張性ですが、3.5インチベイ×2(ケース下部)・2.5インチ搭載スペース×1(背面)の計3基用意されています。

このケースに限らず、最近のケースは、光学ドライブ用の5インチベイを省いたり、3.5インチベイを少なくする傾向にありますね。なお、低価格の大容量ストレージが普及しているので、これだけあれば十分です。

大型のサイドフロー式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは、Legionオリジナルのものを採用しています。規格そのものは、一般的なMicro ATX規格となっており、市販のマザーボードと交換することも可能です。

CPUクーラーは、大型のサイドフロータイプを搭載しています。サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散し、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。

大型のヒートシンク&4本のヒートパイプで、造りはかなりしっかりしていますね。ちなみに、新モデルでは化粧パネルが追加され、見栄えが良くなっているのもいいですね。

高冷却タイプのRTX 3060 Ti搭載

貸出機では、グラフィックボードにアッパーミドルクラスのRTX 3060 Tiを搭載。

大型のヒートシンク&デュアルファンを搭載した高冷却タイプで、基盤側はバックプレートでしっかり補強されています。バックプレートの端にはスリットが設けられ、通気性を高めているのもポイントです。

ちなみに、このモデルでは、グラボ固定用のカードホルダーを装備しています。大型ボディをでしっかり固定することで、PCIeスロットへの負荷を軽減しており、自重による破損の心配はまずありません。

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、850Wのゴールドクラス電源を採用しています。ゴールドクラスは最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700を搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

このモデルではCPUのブーストが効いており、非常に高いスコアをマーク。参考までに、前世代のCore i7-12700(12コア20スレッド)と比較してみると、シングル性能は約7%差ですが、マルチ性能は約62%差と圧倒しています。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

先にも紹介した通り、グラボはNVIDIAのRTX 3060 Tiを搭載しています。前世代のアッパーミドルクラスモデルで、WQHDでのゲーミングに最適です。

現行モデルのRTX 4060 Tiとの性能差は最大約10%ほどですが、DLSS 3に対応しており、従来のDLSSよりもより高いパフォーマンスを発揮します。なお、4Kでのゲーミングなら、さらに約30~40%性能が高いRTX 4070がおすすめです。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 2905
Port Royal 6741
Time Spy
Extreme
5836 5497 8983
Time Spy 11836 11342 15724
Night Raid 75337 134469 21575
Fire Strike
Ultra
7258 7028 42112 3637
Fire Strike
Extreme
13947 14102 42105 6688
Fire Strike 27889 28872 41976 15858
Sky Diver 71840 86302 43046 57318

RT&DLSS対応

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

そのほかの便利機能として、OptiXにも対応しています。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4K WQHD フルHD
9683 19254 24093

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定しており、WQHDではスコア20000近くまで伸び、平均130fpsと144Hzディスプレイなどを生かすことができます。なお、4Kでもスコア9000を超えており、従来の軽めのゲームなら対応可能です。

BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)

最高画質 高画質 中画質
フルHD 21549 27302 29464
WQHD 14566 19657 21929
4K 7471 10704 12011

久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

比較的重めではありますが、WQHD・最高画質でスコア14000台、平均102fpsと安定感バツグン。高設定なら平均137fpsをマークし、144Hzディスプレイを生かせます。

なお、4Kはやや厳しく、高画質ならクリア可能です。

Diablo IV(ディアブロ IV)

測定条件

解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/高解像度アセット適用)

プレイモード:ネヴェスク周回

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 187(148)fps 227(201)fps 263(229)fps
WQHD 128(108)fps 159(146)fps 181(163)fps
4K 67(65)fps 85(75)fps 94(80)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションRPGゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最近のゲームにしては軽く、DLSS無しでも4Kで平均60fpsをキープできます。また、WQHDなら144Hzディスプレイを生かせます。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 226(198)fps 262(231)fps 318(254)fps
WQHD 167(151)fps 197(176)fps 225(201)fps
4K 121(107)fps 141(125)fps 156(141)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDから効果を発揮しており、4Kでは最大約81%fpsが向上し、高設定では144Hzディスプレイを生かせるようになります。WQHDに至っては盤石ですね。

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 151(133)fps 164(138)fps 186(156)fps
WQHD 100(87)fps 121(107)fps 143(125)fps
4K 61(49)fps 74(64)fps 107(95)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSSを有効にした結果ですが、なかなかヘビー。WQHDでは平均100fpsを超えるものの、144Hzディスプレイを生かすなら設定を大きく落とす必要があります。

WQHDならRTX 3060やRTX 4060でも対応可能ですが、やはりRTX 3060 TiやRTX 4060 Tiクラスは欲しいところ。

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 101(79)fps 107(72)fps 124(93)fps
WQHD 64(40)fps 69(44)fps 85(64)fps
4K 30(25)fps 36(26)fps 44(35)fps

ウルトラヘビー級のアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

やはりWQHDに強く、DLSS無しでも平均60fpsをしっかりクリア。現状ではトップクラスに重いゲームでこのパフォーマンスは魅力的ですね。

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 106(88)fps 121(98)fps 137(106)fps
WQHD 95(63)fps 103(68)fps 127(97)fps
4K 71(45)fps 80(50)fps 95(67)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

効果が出るのはWQHD以上となり、4Kでは最大2.4倍もfpsが向上し、ウルトラ設定で平均60fps以上をキープできます。WQHDなら平均100fps前後と安定感バツグン。

なお、レイトレーシングには力不足なので省略しています。DLSSを使っても、フルHDで平均60fpsは厳しいです。

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 100(94)fps 105(99)fps 112(103)fps
WQHD 62(57)fps 78(65)fps 83(68)fps
4K 39(34)fps 42(33)fps 42(33)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

上のゲームと同じような傾向となり、WQHDまでなら平均60fps以上キープできます。4KならDLSS(FSR)が必須となる点も同じ。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 122(113)fps 128(115)fps 127(115)fps
WQHD 92(87)fps 97(92)fps 95(87)fps
4K 67(60)fps 69(62)fps 73(66)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

フルHDから効果を発揮。4Kでは最大約74%fpsが向上し、平均60fps以上をキープできます。WQHDでは平均100fpsに迫り、安定感が格段に向上します。

DLSSやFSRを使えば4Kにも対応できますが、パフォーマンス重視ならRTX 4070以上は欲しいところです

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 79(75)fps 81(75)fps 96(88)fps
WQHD 61(2)fps 72(53)fps 75(60)fps
4K 30(6)fps 40(8)fps 43(41)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングだとVRAMを非常に多く使うため、WQHD以上では最低fpsが大きく落ち込む場面が出てきます。VRAM不足に対応するため、高設定以下がおすすめ。

ちなみに、VRAMが12GBあると4Kまで快適に動作します。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 88(79)fps 106(98)fps 106(96)fps
WQHD 68(2)fps 84(77)fps 87(83)fps
4K 45(4)fps 51(34)fps 66(63)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

FSRでもVRAM不足が解消せず、効果もかなり小さめ。WQHD・高設定以下でのプレイがおすすめです。

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

 解像度:4K/WQHD/フルHD

ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

 降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 125(99)fps 186(156)fps 205(172)fps
WQHD 81(66)fps 114(103)fps 146(124)fps
4K 42(35)fps 58(45)fps 79(67)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームも同じようなパターンで、WQHDでは平均100fps以上を狙えますが、4Kではガクッと落ち込みます。

DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 171(141)fps 200(171)fps 232(192)fps
WQHD 126(103)fps 155(137)fps 180(150)fps
4K 92(76)fps 112(100)fps 134(121)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が高くなるにつれ効果が大ききなり、4Kでは最大約2.2倍fpsが向上し、高設定では平均100fps以上をキープ。WQHDなら設定重視で144Hzディスプレイを生かすことでき、やはりこの解像度にはめっぽう強いですね。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは512GB SSDを搭載しています。最近はゲームそのものの容量も増えていますが、500GBあればまずOK。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様で、Western Digital製となっています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4000~6000MB/sをマークし、ランダムの速度も爆速。Gen.4タイプもピンキリですが、かなり優秀なSSDですね。もちろん、実際の動作はとても快適で、ゲームのロードからアプリの動作までサクサク動きます。

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

CPUの動作クロックは5GHz(P-コア)とかなり高めながら、温度が60℃台半ばと冷え冷え。また、グラボも70℃台前半と安定した温度をキープしています。

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、4.4~4.5GHzの高い動作クロックをキープ。K付きCPUほどではないにしろ、かなりブーストが効いていますね。温度も80℃台に抑えており、65WのCPUでこのパフォーマンスはとても魅力的。

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で50.4デシベルと大きく下回ります。ノートPCと同じくらいの静かさで、ファンの風切り音が少し気になるくらいです。

アイドル時ともなると48.3デシベルまで下がり、ファンの音がかすかに聞こえるレベルで非常に静か。

便利なユーティリティーソフトを完備

先に紹介した通り、システム管理ツールの”Legion Vantage”が用意されています。

動作モードの設定からシステムの更新などサポートに至るまで、このアプリで全て設定でき、ワンストップでとても便利です。

おすすめカスタマイズ

icon-check-circle プロセッサー
・インテル Core i7-13700F プロセッサー
・インテル Core i5-13400 プロセッサー
・インテル Core i5-13400F プロセッサー
⇒ゲーム用途ならCore i5でも十分なので、予算重視ならおすすめ。なお、末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのこと。グラボを搭載しているので、F付きでもOKです。

icon-check-circle DIMMメモリー
・32 GB DDR5-5600MHz (UDIMM) – (2 x 16 GB)
⇒ホグワーツなどメモリをガッツリ使うゲームが出てきているので、できれば32GBあると安心。

icon-check-circle 1stストレージ
・1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 Performance TLC
⇒最近のゲームは容量がとても多く、1TBあるとより安心。

icon-check-circle 2ndストレージ
・1 TB 7200rpm HDD 3.5″ SATA
・2 TB 7200rpm HDD 3.5″ SATA
⇒SSD+HDDのデュアルストレージ構成となります。

icon-check-circle 空冷ファン(ケースファン)
・150W, 120mm 標準空冷式, 背面 x 1, 前面 x 2, ARGB
⇒フロントに2つのLEDファンを搭載します。エアフローを強化し、見栄えにもこだわるならおすすめ。

まとめ&関連モデル

前モデルからブラッシュアップされ、よりスタイリッシュなデザインに進化。LEDイルミネーションを搭載したド派手なケースは、裏配線&チャンバー構造を採用するほか、搭載しているパーツのクオリティも高く、しっかり造りこまれているのは好印象ですね。

そして、なんといってもコスパが高く、RTX 3060 Ti搭載モデルでなんと19万円台!意外と穴場的なモデルとなっており、特に見栄えを重視する方におすすめです。

Lenovo Legion Tower 5i Gen.8[RTX 4070搭載]

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-5600)
■グラボ:RTX 4070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:402,600円292,424円(税・送料込)~

RTX 4070&1TB SSDを搭載した最上位モデルで、4Kでのゲーミングにまずおすすめ。ただし、RTX 4000シリーズなので、価格は割高ですね

Lenovo Legion Tower 5i Gen.8[RTX 4060 Ti搭載]

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-5600)
■グラボ:RTX 4060 Ti
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:850W(80PLUS GOLD)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:357,390円259,798円(税・送料込)~

ワンランク上のRTX 4060 Tiを搭載したモデルで、DLSS 3を活用したいならおすすめ。

Lenovo Legion Tower 5i Gen.8[RTX 3060搭載]

【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B660チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-5600)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:500W(80PLUS SILVER)
■大型空冷式CPUクーラー搭載
■価格:292,490円177,056円(税・送料込)~

RTX 3060にしたベースモデルで、フルHD~WQHDでのゲーミングに対応します。なお、RTX 3060 Tiならこのモデルをカスタマイズしましょう。

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