OMEN by HP 40L Desktopをレビュー 華やかな高品質ケース採用!ワンランク上のクオリティが魅力のRTX 4070 Ti搭載モデル

今回HPの【OMEN by HP 40L Desktop ハイパフォーマンスモデル】をお借りしました。

ガラスパネルの美しいボディに、Core i7-13700KとRTX 4070 Tiを搭載したプレミアムモデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 OMEN by HP 40L Desktop(GT21-1000jp)
ハイパフォーマンスモデル
サイズW204×D470×H467mm
OSWindows 11 Pro(64ビット)
CPUインテル Core i7-13700K
・16コア24スレッド
・定格3.4/最大5.4GHz
メモリ32GB(16GB×2、DDR5-5200)
ストレージ2TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクスGeForce RTX 4070 Ti(GDDR6X 12GB)
チップセットインテル Z790 チップセット
光学ドライブ
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.3
電源800W(80PLUS GOLD)
保証1年(最大5年)
価格【セールでさらにおトク】473,000円(税込)~
付属品・各種マニュアル
・電源ケーブル

※2023年6月22日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

スタイリッシュなデザイン

ケースの大きさは、拡張性に優れたミドルタワーサイズですね。

 

23.8インチディスプレイと並べてみるとこんな感じ。結構大きいので、基本的には机の下に置くのがおすすめ。内部を見て楽しむなら机の上に置くのもいいでしょう。

 

ケースのフォルムは、見事なまでのストレートボディでとてもスタイリッシュ。まさにトレンド通りといったところです。

 

フロントパネルは、シースルーのグラスウィンドウとなっており、内部のLEDリングファンが見える凝りよう。

 

上部の”OMEN Diamond”の美しい輝きも相まって、とても洗練されたイメージに仕上がっています。

 

高い冷却性能

このケースでは、フロントに14cmファンを3基、背面に12cmファンを1基搭載した、吸気重視のファン構成となっています。

 

大口径ファンで外気を強力に取り入れ、熱くなりがちな内部をしっかり冷却。吸気圧でそのまま天板&背面から排気するシステムとなっており、実際よく冷えます。

 

ちなみに、メンテナンス性ですが、フロントパネルは、上部のスイッチ2か所を押すことで取り外しでき、フィルター掃除はラクラク。

 

また、底面の電源フィルターもマグネットタイプなので、かんたんに取り外し可能。ほこり対策とメンテナンス性はバツグンです。

 

クリアサイドパネル&LEDイルミネーション採用

OMENではおなじみ、クリアサイドパネルを標準装備しています。パネル全面がクリア仕様なので、内部がよく見えます。

 

ケース内の天板部分には、LEDイルミネーションを装備し、パーフェクトな仕上がりを実現。パネルは透明度が高いので、LEDイルミネーションの輝きが美しく、とても見栄えがします。

 

ちなみに、サイドパネルは頑丈な強化ガラス仕様で、さらに電磁波防止効果のある”EMIプロテクティブコーティング”が施されている徹底ぶり。かなり気合が入っています。

 

なお、パーツを含め、内部のLEDカラーは付属アプリ【OMEN Light Studio】で変更可能です。

カラーの変更だけでなく、アニメーションにも対応しており、いろんなパターンを試すことができます。これだけでも結構遊べますね。もちろん、明るさやON/OFFの切り替えも可能です。

 

ポイントをおさえたインターフェース

インターフェースは天板上に配置され、下置きだとアクセスしやすいのがポイント。

 

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計12ポートも搭載。従来のType-Aポートのほか、小型&リバーシブルのType-Cポートも装備しており、様々な周辺機器を接続できます。なお、転送速度は最大10Gbpsとしっかりポイントは押さえています。

なお、映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です

 

内部

裏配線&チャンバー構造

サイドパネルの取り外しは、パネル上部のアクセスボタンを押すだけ。内部のメンテナンスもラクラクできます。

 

本体内部の構造もトレンドをしっかり押さえ、チャンバー構造を採用しています。

チャンバー構造とは、いわば分離構造のこと。本体下部の電源&ストレージのスペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現しています。

 

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが確保されています。

かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥です。

 

拡張性は、3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計4基搭載。最近では、ストレージが大容量化しているので、これだけあればまず十分ですね。

3.5インチベイはツールレスタイプで、サイドをつまむだけでかんたんに取り出すことができ、とても便利。

 

水冷式CPUクーラー搭載

CPUクーラーには、水冷式CPUクーラーを採用しています。

 

メーカーは自作でおなじみの”Cooler Master”ということで、安心感がありますね。ポンプのデザインもスクエア型になっており、本体のデザインと統一性を持たせているのも◎。

水冷式CPUクーラーは、CPUからダイレクトに熱を吸収し、ラジエーターで強力にケース外へ排熱するので、冷却能力はとても優秀。なのですが、ラジエーターのサイズが12cmと小さく、爆熱のCore i7-13700Kには力不足といったところです。。

他のメーカーだと、K付きのCPUには24cm以上の大型ラジエーターを装備しているだけに、どうにも物足りない感じ。高価なモデルなので、なおさらですね。

 

高品質のSSD&メモリ

マザーボードは小型のmicroATX規格のものを搭載。ケースはワンランク上のATX規格まで対応しているため、後々交換することも可能です。

 

また、SSDはストレージでおなじみのWESTERN DIGITAL製で、なんとハイグレードの”BLACKシリーズ”を搭載しています。シーケンシャル(連続データ)・ランダムデータの読み書きともにムラなく、非常に速い優れもの。

 

さらに、メモリはコスパの高さで人気のある、キングストン製高品質メモリ”HyperX Fury”を引き続き採用。ヒートスプレッダ(放熱用の金属板)付きなので、メモリチップの熱を効率よく発散します。

 

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

なお、CPUクーラー&メモリにもLEDイルミネーションが搭載され、それぞれカラー変更も可能です。

 

大型カードキーパー採用

グラフィックボードは、ハイスペッククラスのRTX 4070 Tiを搭載。大口径ファンを3基搭載した高冷却タイプを採用しています。

 

大型のグラフィックボードということで、接続スロットの破損が心配になりますが、ボード右側のカードキーパーでがっちり固定。カードキーパーそのものもかなり大きく作られており、自重で破損する心配は全くありません。

 

電源は80PLUS認証の省エネ電源で、ゴールドクラスのものを搭載。

最大90%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電気をムダなく変換し、その分発熱も低い優れた電源となっています。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Kを搭載しています。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

 

参考までに、65WバージョンのCore i7-13700と比較してみると、シングルスコアはほぼ互角ですが、マルチスコアは約30上回っています。K付きCPUは温度の許す限り、高いクロックをキープするので、フルに性能を引き出すことができます。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイスペックグラボ・RTX 4070 Tiを搭載。当初はVRAM(グラフィックメモリ)12GB版のRTX 4080として発売予定でしたが、RTX 4080に2タイプあるのは紛らわしいとの理由で、RTX 4070 Tiとして発売されるに至っています。

肝心の性能ですが、前世代のRTX 3070 Tiとはもはや比べるまでもなく、RTX 3090~RTX 3090 Tiに匹敵するパフォーマンスを発揮します。また、VRAMを12GBと多く搭載しており、4Kでのゲーミングに最適です。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way5480
Port Royal13864
Time Spy
Extreme
10486108098969
Time Spy212212247416130
Night Raid8961220404121449
Fire Strike
Ultra
1352113180432497361
Fire Strike
Extreme
25747265234313514116
Fire Strike43006528184279118028
Sky Diver1039981612334564659604

 

RT&DLSS対応

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。

さらに、RTX 4000シリーズでは”DLSS 3”に対応しているのもポイント。GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利な機能です。

そのほかの便利機能として、OptiXにも対応しています。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

4KWQHDフルHD
163692775833453

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定した結果となりますが、4Kではスコア15000を軽く超える非常に高いスコアをマークし、平均121fpsと安定感◎。高設定なら144Hzディスプレイなどの高速ディスプレイを生かせるほどです。

 

BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)

4KWQHDフルHD
134302620335621

 

久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

比較的重めではありますが、最高設定でもスコア13000台とよく伸びます。平均93fpsで安定してプレイでき、高画質なら平均136fpsと144Hzディスプレイを生かせるまでになります。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD139(115)fps144(118)fps
WQHD98(89)fps103(88)fps
4K46(41)fps54(50)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

やはりRTX 3090に近い結果となり、WQHDまでは平均100fps前後をキープできます。4Kなら中設定までガッツリ落とせば、平均60fpsをクリアできます。

 

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD238(216)fps237(214)fps
WQHD158(146)fps188(154)fps
4K103(101)fps130(122)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.4倍も向上し、ウルトラ設定で平均100fpsをキープできます。高設定なら144Hzディスプレイを生かすことも可能です。なお、フレーム補完なしだと平均88fpsなので、効果は絶大ですね。

 

RT

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD64(54)fps66(55)fps
WQHD41(36)fps41(35)fps
4K18(15)fps18(15)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、フルHDで平均60fpsを超えるのが精一杯です

 

RT+DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD164(138)fps169(144)fps
WQHD111(98)fps114(101)fps
4K83(75)fps84(76)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完の効果がすさまじく、4Kではfpsが最大約4.8倍も向上し、平均80fps台で安定してプレイできます。なお、フレーム補完なしだと平均57fpsまでしか伸びず、DLSS 3がいかに革新的かがわかります。

 

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps最高
フルHD117(84)fps120(85)fps
WQHD98(61)fps100(65)fps
4K45(39)fps49(41)fps

サイバーパンクに勝るとも劣らないウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

サイバーパンクに近い結果となり、WQHDまでなら平均100fps前後をマークし、4Kだとfpsが大きく落ち込みます。このゲームもDLSS 3のフレーム補完に対応しているため、飛躍的にフレームレートが向上します。

 

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD221(149)fps227(153)fps
WQHD194(126)fps202(133)fps
4K134(102)fps137(106)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから非常に高い効果を発揮しており、4Kでは最大約3倍もfpsが向上し、なんと平均134fpsをマーク。144Hzディスプレイを生かすことができるほどで、やはりフレーム補完の効果は強烈ですね。

 

RT

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD69(49)fps72(50)fps
WQHD46(31)fps49(33)fps
4K27(23)fps30(23)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

このゲームでも反射・影・ライティングのフルセットなので、DLSS無しではフルHDがせいぜいといったところ

 

RT+DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD138(96)fps145(99)fps
WQHD111(85)fps116(89)fps
4K84(58)fps86(60)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約3.1倍も向上し、平均80fps台と安定しています。なお、フレーム補完なしだと平均54fpsまでしか伸びません。

ちなみに、ワンランク下のRTX 4070は平均60fpsギリギリなので、4K×レイトレーシングならRTX 4070 Tiがおすすめです

 

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD175(143)fps179(150)fps
WQHD140(125)fps147(128)fps
4K79(71)fps81(74)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

FSR無しでも4Kでは平均80fps前後と安定しています。やはりRTX 4070よりも、4Kでの安定感はワンランク上ですね。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD176(152)fps178(149)fps
WQHD167(139)fps173(143)fps
4K128(115)fps139(130)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

4Kで高い効果を発揮しており、fpsは最大約71%向上し、144Hzディスプレイを生かせるようになります。CyberPunkやホグワーツもそうですが、WQHDでの安定感がバツグンで、さらに高速の165Hzディスプレイを生かすことも可能です。

 

RT

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD144(123)fps144(120)fps
WQHD129(116)fps132(107)fps
4K75(71)fps76(72)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの負荷はそこまで高くなく、4Kでも平均60fps以上をキープできます。ただし、VRAMをとんでもなく使うので、12GB以上は欲しいところ。8GBだとWQHDでも動くかどうか怪しいですね。

 

RT+FSR

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD144(124)fps144(122)fps
WQHD145(124)fps142(124)fps
4K115(102)fps123(109)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

高い効果を発揮するのは変わらず4Kのみとなり、fpsは最大約62%向上し、平均100fpsを大きく超えてきます

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps極限ウルトラバランス
フルHD239(197)fps242(201)fps248(207)fps
WQHD202(173)fps216(186)fps239(197)fps
4K161(143)fps166(147)fps191(160)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。DLSSを有効にした際のfpsのみ記載しています。

4K・極限設定ではなんと165Hzディスプレイを生かすことができ、4Kでの性能の高さが光ります。WQHDでも設定によっては超高速の240Hzディスプレイの活用も可能です。

 

Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中

  プレイモード:マルチプレイ(Highpower)

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD246(138)fps265(147)fps294(158)fps
WQHD185(128)fps203(139)fps223(142)fps
4K105(90)fps111(92)fps120(102)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでは平均100fpsをしっかりキープ。ただし、高リフレッシュレートディスプレイを生かすには今一歩足りないですね。。DLSSもFSRも無いので、高リフレッシュレートディスプレイを生かすなら、WQHDがおすすめ。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fpsバッドアスウルトラ
フルHD201(183)fps209(190)fps235(211)fps
WQHD143(130)fps150(139)fps166(153)fps
4K77(72)fps82(76)fps85(83)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Borderlandsシリーズ恒例の激重グラフィックながら、4Kでも平均60fpsをしっかり超えてきます。FSR無しでこの性能は魅力的です。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fpsバッドアスウルトラ
フルHD222(196)fps225(198)fps247(223)fps
WQHD178(159)fps186(165)fps211(187)fps
4K141(128)fps145(133)fps158(148)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームはFSR 2なので、グラフィック処理が大きく改善されています。

やはり4Kでの効果が大きく、fpsは最大約86%向上し、144Hzディスプレイを生かせるまでになります。ウルトラヘビー級のバッドアス設定も目じゃないですね。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fpsエピックウルトラ
フルHD383(302)fps563(453)fps
WQHD273(222)fps359(278)fps
4K149(132)fps186(159)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽いのは確かですが、エピックは別物。それでも、4Kで144Hzディスプレイを生かすことができます。4KでFPSゲームを楽しむなら、RTX 4070 Tiがまずおすすめですね。

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  APEXゲーム(本編)

4KWQHDフルHD
183(158)fps289(252)fps299(298)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでも200fpsに迫るほどまで伸び、165Hzディスプレイを生かすのはお手の物。WQHDなら240Hzディスプレイをフル活用できるほどで、安定感バツグンです。

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

 最高
フルHD207(144)fps312(222)fps
WQHD139(104)fps237(168)fps
4K90(74)fps135(110)fps

競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

新エンジンでは最高設定が重く、4Kでは平均90fps止まり。その反面、高設定は軽めで、4Kでは144Hzディスプレイを生かせます。

 

DLSS

 最高
フルHD270(197)fps301(215)fps
WQHD216(149)fps282(206)fps
4K164(123)fps205(146)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がれば上がるほどfpsは伸び、4Kでは約82%も向上し、最高設定でも165Hzディスプレイを生かせるようになります。ただし、ゲームモードによってfpsが大きく変わるので、特に4Kでは高設定でプレイするのがおすすめ。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルでは、なんと2TBの超大容量SSDを搭載!1TBはよく見ますが、2TBはレア。50GBオーバーの大容量ゲームでも、これだけあれば入れ放題ですね。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様です。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、3000~6000MB/sと爆速。一方、ランダムはGen.3タイプ並みの速度となっており、シーケンシャルの速さが光ります。もちろん、SSDということで、ゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度は70℃台後半と、12cmラジエーターということで冷却性能は控えめ。一方、グラボは70℃台半ばと安定した温度をキープしています。なお、VRAMは90℃と高めですが、激熱のGDDR6Xメモリなので、こればかりはしょうがないです。

 

こちらはCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では冷却が追い付かず、4.4GHzまで落とし、温度は80℃台前半に抑えています。24cmラジエーターだと5.0GHzをキープできることを考えると、やはり物足りないですね。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

55デシベルを超えるとファンノイズがだいぶ気になるようになりますが、ピーク時で54.0デシベルとやや下回っています。背面のラジエーターファンが12cmと小さいため、回転数が高く風切り音は大きめ。もう少し静かだといいですね。

なお、アイドル時ともなると48.6デシベルまで下がり、ファンの音はほとんど聞こえません。

 

充実した付属アプリ

OMENシリーズということで、専用ユーティリティー”OMEN Gaming Hub”を搭載。先に紹介したキーボードのカラー変更やネットワークの帯域割り当て、さらに動作の設定まで、ゲーミングに必要な機能をワンストップで設定できます。

 

動作の設定については、ファンのほか、オーバークロックにも対応しています。オーバークロックではCPUの性能をさらに引き出すことができますが、故障のリスクも高くなるので、基本的におすすめしません。

そのままでも性能は十分高く、どうしてもということであれば、自動で調整してくれる”インテリジェント”モードがおすすめです。

 

そのほか、パソコンのサポートツールとして”HP Support Assistant”が用意されており、ハードウェアの診断からサポートまでワンストップで実行できます。

 

まとめ

ガラスパネルを採用した高級感あふれるボディは、LEDイルミネーションが美しく輝き、とても華やか。裏配線&チャンバー構造や各種パネルのアクセス機構など、機能面もよく考えられており、非常に高いクオリティを実現しています。

大容量メモリ&SSDという装備の充実ぶりもさることながら、4K×レイトレーシングでも快適にプレイできるRTX 4070 Tiの性能も魅力的です。ただし、水冷式CPUクーラーが12cmラジエーターということで、冷却性能が低いのはマイナスポイント。

高額モデルにしては詰めが甘く、RTX 4070 Ti搭載モデルで見栄え重視ならおすすめといったところです

 

 

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