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NEXTGEAR JG-AG60(ホワイトモデル)をレビュー ド派手なLEDファン装備!華やかで美しいRTX 4060搭載の格安モデル

今回はマウスコンピューターの【NEXTGEAR JG-AG60(ホワイトモデル)】をお借りしました。ド派手で格安のRTX 4060搭載モデルをチェックしてみましょう。

目次

スペック

NEXTGEAR JG-AG60(ホワイトモデル)
サイズW220×D411×H390mm
重量約8.6kg
OSWindows 11 Home
CPURyzen 5 4500(6コア12スレッド・定格3.6/最大4.1GHz)
メモリ16GB(16GB×2・DDR4-3200)
ストレージ1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスRTX 4060(GDDR6 8GB、HDMI×1、DisplayPort×3)
インターフェース上面:USB3.0(5Gbps) Type-A×2
背面:USB2.0×2 、USB3.0(5Gbps) Type-A×4 、USB3.1(10Gbps) Type-C×1、USB3.1(10Gbps) Type-A×1
電源750W(80PLUS BRONZE)
光学ドライブ非搭載
Wi-Fiオプション
保証1年(最大3年)
価格137,500円~(税込)
※2024年2月26日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
付属品

電源ケーブル/各種マニュアル

外観

美しいホワイトボディ

今はやりの”ホワイトケース”を採用しています。以前はブラックモデルばかりでしたが、最近では各メーカーで採用が相次いでいます。

見た目が華やかで美しく、ブラックボディよりもかなり見栄えがします。

大胆にカットされたクロスデザインのフロントパネルは、インパクトばつぐん。ゲーミングモデルらしい、かっこいい仕上がりです。なお、ケースそのものの造りは、通常のブラックケースと共通です。

ケースはコンパクトなミニタワーサイズですね。

実際に設置してみるとこんな感じで、ミドルタワーケースよりも高さが低く、デスクの上において使うのもあり。ちなみに、PC横のディスプレイの大きさは、23.8インチです。

クリアサイドパネル&ド派手なLEDファン装備

ホワイトケースでは、クリアサイドパネル(強化ガラス)&LEDファンが標準で搭載されています

機能面でのメリットこそないものの、ゲームモデルなので、遊び心は大事。個人的にはLEDイルミネーションが見えると、とてもワクワクします!

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

内部の装飾はLEDファンのみで、LEDイルミネーションバーは搭載していません。しかし、合計6基ものファンを搭載しているため、とても明るくド派手です

ファンのカラーやアニメーションは10パターンと豊富に用意され、好みに応じて変えられるのはいいですね。天板のスイッチでかんたんに切り替えできるのも◎。

クリアサイドパネルは透明なので、着色ガラスよりLEDの輝きが映えるのもポイント。”NEXTGEAR”のロゴもばっちり決まっています。

ただ、LEDイルミネーション搭載モデルなら、消灯もセットでほしいところ。たいていのモデルは消せるようになっているので、できれば改善してほしいです。

高い冷却性能

熱くなりがちなゲーミングPCですが、前面がメッシュパネルになっており、通気性はバツグン。

合計6基ものファンで、フロントから吸気し、天板と背面から排気する強力なエアフローを生み出しており、内部に熱がこもりません。

底面を見てみるとこんな感じ。防振用のインシュレーターはそこまで大きくありませんが、特にビビり音などなく、機能性に問題ありません。

なお、ほこり対策として、天板と底面にダストフィルターが設置されています。マグネット式なので、簡単に取り外して丸ごと水洗いもできます。

充実したインターフェース

前面のインターフェースは天板配置となっており、どちらかというと下置きで便利。

インターフェースは充実しており、USBは10ポートも搭載。従来のType-Aのほか、小型&リバーシブルのType-Cポートも装備しており、周辺機器の接続にはまず困りません。

映像端子は、HDMI・DisplayPort×3と豊富なので、マルチディスプレイ構成もラクラクですね。

内部

チャンバー構造採用

内部にアクセスすると、この通りとてもスッキリした内部となっています。

これは”チャンバー構造”という方式で、通常はケース下部に配置されている電源や各種ベイを上部に集約。内部をスッキリさせエアフローを極限まで高めることにより、最小限の通気口・ケースファンで高い冷却性能を実現できます。

もちろん、裏配線にも対応しており、かさばる配線類はケースの裏側の配線スペースに通すことで、エアフローを妨げるものはなにもなし。まさにパーフェクトな内部構造です。

なお、拡張性は最低限で、2.5インチベイが2つだけです。ケース下部に3.5インチベイを置けるのでは…と思いますが、ゲーム特化の低価格モデルと考えれば、これはこれでアリ

動画や画像編集では大容量HDDがあるとやはり便利なので、3.5インチベイが欲しい方は、別ブランド”G-Tune”のモデルを選びましょう。

ポイントを押さえたマザーボード

マザーボードはASRockの”B550M PRO4”を搭載。やや小型のMicroATX規格となっています。

ボードそのものの完成度も高く、熱くなりがちな電源周りとM.2 SSDスロットにはヒートシンクを装備し、熱をしっかり発散できるようになっています。さらに、PCIeスロットは金属パーツで補強されており、破損しにくいのもポイントです。

CPUクーラーは、AMD謹製の小型クーラーを搭載。冷却性能は低いですが、発熱が控えめなRyzen 5なので、全く問題ありません。

シングルファンのRTX 4060

グラボはNVIDIAのRTX 4060で、ZOTAC製のシングルファンモデルを搭載しています。RTX 4060 Ti以下は発熱が低いので、シングルファンでも十分ですね。

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、750Wのブロンズクラス電源を採用しています。最大85%の電力変換効率を誇る省エネ電源で、ポイントはしっかり押さえています。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 4060搭載

先にも紹介した通り、グラボはミドルクラスのRTX 4060を搭載。フルHD~WQHDでのゲーミングに対応します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのが特徴です。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、ON・OFFではだいぶ違います。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズは機能面がさらに強化され、DLSS 3&AV1エンコードに対応しています

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフトです。CPUのシングル・マルチ性能をチェックできます。

このモデルでは、AMDの6コア12スレッドCPU・Ryzen 5 4500を搭載しています。

2世代前のCPUということで性能は低く、マルチスコアは10000に届きません。ただし、ゲーミングPCで重要なのはあくまでもグラボなので、極端な話CPUは添え物程度に考えましょう。予算重視ならなおさらです。

ちなみに、インテルの標準的なミドルクラスCPU・Core i5-13400(10コア16スレッド)と比較すると、シングルスコアは約37%、マルチスコアは約54%と大きく差をつけられています。

CPUの性能が高いとfps(フレームレート)が高くなるので、パフォーマンス重視なら、Core i5-14400(Core i5-13400のクロックアップ版)やRyzen 5 7500F(新世代の6コア12スレッドCPU)がおすすめ。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

RTX 3060から約20%パワーアップ。フルHDでの安定感がさらに向上し、WQHDでのゲーミングにも対応できます。ゲーミングPCならまずこのクラスは押さえましょう

TotalGraphicsCPU/PhysicsCombined
Speed Way2685
Port Royal6150
Time Spy Extreme473651163336
Time Spy10010108207031
Night Raid406057712211025
Fire Strike Ultra61375965195243383
Fire Strike Extreme1248613611194355791
Fire Strike22861287421944410068
Sky Diver44269731651698928501

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

最高品質高品質標準品質
フルHD166391638517394
WQHD137601430717064
4K7928888613291

知名度バツグンの国内産MMORPGで、スコア9000以上で平均60fps以上をキープできます。

フルHDではスコア15000オーバー、平均123fpsをマークし、安定感バツグン。WQHDでも最高品質で平均98fpsをマークし、こちらも安定しています。ただし、4Kはさすがにきついですね。

十分実用的な性能ですが、フルHDでのスコアが17000で頭打ちというのはやはり物足りないですね。他のゲームでもそうなのですが、CPUの性能はもうちょいほしいというのが本音です

Armored Core 6(アーマードコア6)

測定条件

ゲーム設定:最高/高/中

プレイモード:密航

平均(最低)fps最高
フルHD94(74)fps101(84)fps99(82)fps
WQHD78(70)fps94(85)fps96(81)fps
4K42(40)fps50(47)fps55(51)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。

フルHD~WQHDなら平均100fpsを狙えます。ただし、マックスの120fpsとなると話は別で、フルHDならRTX 4060 Ti、WQHDではRTX 4070が必要になります。

Assassin’s Creed Mirage(アサシン クリード ミラージュ)

測定条件

ゲーム設定:最高/高+/高

プレイモード:ベンチマークモード

平均(最低)fps最高高+
フルHD76(51)fps82(57)fps103(80)fps
WQHD68(37)fps73(49)fps82(55)fps
4K60(34)fps61(40)fps61(41)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。なお、DLSSに対応していますが、逆効果なのでOFFにしています。

意外なことに4Kでも平均60fpsをクリアしますが、ギリギリなのでWQHDまでといったところですね。最低fpsを考えると、高+設定がおすすめ。

Palworld(パルワールド)

測定条件

ゲーム設定:最高/高/中(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:風立ちの丘を探索

平均(最低)fps最高
フルHD85(61)fps84(63)fps92(71)fps
WQHD61(53)fps62(54)fps79(70)fps
4K34(30)fps34(30)fps42(32)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

フルHDは平均80fps台と安定していますが、WQHDでは平均60fpsギリギリまで落ち込み、DLSSのアシストが必要になります。

DLSS

平均(最低)fps最高
フルHD98(74)fps89(72)fps93(74)fps
WQHD76(62)fps80(68)fps92(80)fps
4K60(50)fps65(58)fps73(63)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

4Kでの効果が特に大きくなっており、fpsは最大約91%向上し、4Kでは平均60fpsをクリアします。ただ、余裕を持たせるなら、やはりWQHDがおすすめ。

GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)

測定条件

ゲーム設定:最高/高/標準

プレイモード:フォルカの街を周回

平均(最低)fps最高標準
フルHD81(59)fps80(59)fps88(60)fps
WQHD56(29)fps57(29)fps65(58)fps
4K31(21)fps32(23)fps35(29)fps

重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。設定を変更しても変化が見られないので、最高設定のみ記載しています。

街中が非常に重く、オブジェクトが密集している場所だとfpsが大きく落ち込んでしまいます。フルHDでは平均80fps台と安定していますが、WQHDでは中設定まで落としてようやく平均60fpsを超えるレベル。DLSS非対応というのが残念ですね。

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ・サイコ”/DLSS”クオリティ”)

プレイモード:市街地中心部を移動

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD65(56)fps74(67)fps84(77)fps
WQHD43(37)fps55(49)fps63(56)fps
4K18(16)fps25(22)fps30(26)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

このクラスのゲームともなると、DLSS無しではWQHDで平均60fpsを超えることが厳しくなります。それでもフルHDで平均60fps以上をキープできるのは頼もしい限り。

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD128(120)fps142(120)fps160(146)fps
WQHD80(74)fps105(100)fps116(109)fps
4K51(48)fps67(64)fps73(69)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フレーム補完がしっかり効いており、最大約2.6倍もfpsが向上し、4K・高設定で平均60fpsを超えてきます。ただし、安定性という点ではWQHDがおすすめですね。

ちなみに、フレーム補完なしだと、WQHD・ウルトラ設定で平均54fpsまでしか伸びず、効果てきめんといったところです。

RT

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD31(26)fps33(27)fps33(28)fps
WQHD19(16)fps19(16)fps20(17)fps
4K2(2)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

RT+DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD87(79)fps89(79)fps91(83)fps
WQHD57(51)fps58(53)fps60(53)fps
4K38(35)fps39(36)fps41(36)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完をもってしても、コンスタントに平均60fpsを超えるのはフルHDのみとなり、レイトレーシングには力不足です

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD94(80)fps102(90)fps102(91)fps
WQHD56(45)fps67(55)fps72(60)fps
4K32(27)fps35(32)fps35(31)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

フルHDでの安定感は言わずもがな、WQHDでも平均60fpsを超えてきますが、FSRでしっかり底上げしたいところです。

なお、RTX 4050はVRAMが少ないので安定性に欠け、高設定でギリギリ平均60fpsを超えるなど、最新ゲームにはパワー不足です。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD113(97)fps120(99)fps119(102)fps
WQHD86(80)fps89(79)fps94(82)fps
4K52(47)fps62(56)fps63(56)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では採用するタイトルも増えています。

4Kでは最大約80%fpsが向上し、平均60fps以上をキープできます。が、ギリギリなのでWQHDがやはりおすすめですね

RT

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD66(5)fps74(63)fps90(78)fps
WQHD54(10)fps64(54)fps65(54)fps
4K23(3)fps35(28)fps36(33)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングにしては軽め。ただし、VRAMを非常に多く使い、最高設定だと動作が不安定になるため、高設定でのプレイがおすすめ

ちなみに、VRAMが12GBあると4Kまで快適に動作します。

RT+FSR

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD83(9)fps98(85)fps101(86)fps
WQHD63(3)fps73(65)fps82(75)fps
4K32(3)fps54(50)fps58(54)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

FSRを有効にしても最高設定での安定性の悪さは変わらず、高設定がおすすめ。FSRは描写負荷が下がるのですが、根本的にVRAMが足りず、12GBが理想的な容量です。

Starfield(スターフィールド)

測定条件

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:クリート探索

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD61(55)fps66(59)fps80(72)fps
WQHD45(41)fps49(46)fps59(55)fps
4K28(26)fps31(29)fps32(30)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Cyberpunk 2077並みの重さとなっており、DLSS無しだとフルHDで平均60fpsを超えるのがやっとです

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD106(91)fps122(103)fps135(111)fps
WQHD91(79)fps92(81)fps114(98)fps
4K57(52)fps59(54)fps69(61)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

fpsは最大約2倍も向上し、WQHDでは平均90fpsオーバーと安定感がグンと向上します。フレーム補完無しだと、WQHD・ウルトラ設定で平均74fpsまでしか伸びず、やはり効果は絶大ですね。

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(DLSS 3”67%”)

プレイモード:練習場

平均(最低)fpsエピックウルトラ
フルHD197(115)fps271(189)fps325(231)fps
WQHD134(114)fps188(143)fps264(194)fps
4K69(61)fps93(83)fps131(113)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽いゲームなので、DLSS無しでも非常に高いfpsをマーク。4Kでも高設定なら144Hz出力などの高リフレッシュレートディスプレイを生かせるほどです。

DLSS

平均(最低)fpsエピックウルトラ
フルHD243(172)fps296(209)fps314(221)fps
WQHD175(136)fps251(177)fps314(215)fps
4K104(91)fps132(112)fps160(133)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsは最大約51%向上し、4K・エピック設定で平均100fpsをクリア。高解像度でも快適にプレイできます。

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

ゲーム設定:最高/低(fpsリミット解除)

プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps最高
フルHD244(191)fps284(241)fps
WQHD179(148)fps207(168)fps
4K100(76)fps107(83)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームでも4Kで平均100fpsをクリア。ただし、設定を落としてもあまりfpsが上がらないので、144Hzディスプレイを生かすならWQHDがおすすめ。

FPSゲームは比較的軽めのものが多く、高リフレッシュレートディスプレイも余裕ですね。

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

ゲーム設定:最高/高/中(アンチエイリアス”TAA”・レンダリング解像度100/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:バトルロイヤル

平均(最低)fps最高
フルHD127(98)fps135(111)fps177(134)fps
WQHD64(49)fps96(82)fps130(101)fps
4K35(30)fps46(49)fps71(59)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

新しいグラフィックエンジンでは最高設定が非常に重く、高設定でのプレイがおすすめ。WQHDでは平均100fps近くまで伸びます

DLSS

平均(最低)fps最高
フルHD150(114)fps154(114)fps153(117)fps
WQHD110(81)fps142(105)fps157(117)fps
4K80(62)fps103(86)fps123(97)fps

DLSS機能を有効にした際の結果です。

fpsは最大約2.3倍も向上し、4Kで平均100fpsを超えるようになります。なお、144Hzディスプレイを生かすなら、やはりWQHDどまりですね。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

Call of Duty: Modern Warfare III(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3)

測定条件

ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS”クオリティ”)

プレイモード:マルチプレイ(インベージョン)

平均(最低)fps極限ウルトラバランス
フルHD127(94)fps135(111)fps177(134)fps
WQHD91(77)fps95(83)fps124(106)fps
4K55(48)fps57(52)fps72(65)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

フォートナイトと同じような傾向で、WQHDでは平均100fps近くまで伸びます

DLSS

平均(最低)fps極限ウルトラバランス
フルHD171(131)fps174(133)fps195(142)fps
WQHD111(91)fps114(97)fps137(114)fps
4K84(73)fps86(73)fps99(87)fps

DLSS機能を有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、WQHD以上では逆効果のため、フルHDのみフレーム補完を有効にしています

fpsは最大約53%向上し、4Kで平均80fpsオーバーと安定しています。ただし、平均100fps以上、144Hzディスプレイを生かすならWQHD以下がやはりおすすめですね。

CrystalDiskMark

CrystalDiskMarkは、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは、1TBの超大容量SSD(ADATA)を搭載しています。容量は標準的な512GBの約2倍にもなり、50GB以上のゲームがざらにある現状でも、容量不足で困る心配はまずありません。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、1000~2000MB/s台と控えめ。また、ランダム速度もそこそこで、ベーシッククラスのSSDといったところですね

ただし、SSDということで実際の動作はとても快適。ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動きます。

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

CPUの温度は50℃前後と低めですが、動作クロックは4.1GHzと高めをキープ。また、グラボの温度は60℃とかなり低く、特に熱くなりがちなホットスポットも60℃台後半とこちらもかなり低め

さすがにケースファンが6個ともなると、圧倒的なエアフローでよく冷えますね

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、コアの温度が80℃台前半と安定しており、クロックは4.0GHzと高めをキープ。発熱の低いCPUなので、小型クーラーでも全く問題ありません。

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時はで53.6デシベルと下回っています。ケースファンが6個と多いのですが、風切り音がそこまで大きくないのは好印象です

ただし、最小時は50.2デシベルとやや高く、アイドル時でもファンの音が気になる感じ。

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、ゲーム用のSSDを追加するとより便利になります。

まとめ&関連モデル

華やかなLEDファンを装備したRTX 4060搭載モデルが13万円台は非常に安く、コスパ◎。しかも標準で3年保証付き!見栄え重視のゲーミングPC入門機としておすすめです。

NEXTGEAR JG-A5G60

【スペック】
■OS:Windows 11 Home
■CPU:Ryzen 5 4500
■チップセット:B550チップセット
■メモリ:16GB(DDR4-3200)
■グラボ:RTX 4060
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe)
■電源:750W(80PLUS BRONZE)
■価格:129,800円(税込)~

ブラックモデルはさらに安いです。こだわりがなければこちらでOK。

約70%性能が高い、ワンランク上のRyzen 5 7500F搭載モデルはこちら>>>NEXTGEAR JG-A5G60(Ryzen 5 7500F搭載)

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