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GALLERIA(ガレリア) XA7C-R47Sをレビュー 4Kでのゲーミングならまずコレ!高いクオリティが魅力のRTX 4070 SUPER搭載ハイスペックモデル

今回ドスパラで販売している、サードウェーブの【GALLERIA(ガレリア) XA7C-R47S】をお借りしました。

Core i7-14700F&RTX 4070 SUPER搭載!4Kでのパフォーマンスがさらに向上した、高品質のハイスペックゲーミングPCをチェックしてみましょう。

目次

スペック

GALLERIA XA7C-R47S
サイズW220×D440×H480mm
重量約14kg
OSWindows 11 Home
CPUCore i7-14700F(20コア28スレッド・定格2.1/最大5.3GHz)
CPUクーラー(空冷式) 静音パックまんぞくコース
メモリ32GB(16GB×2・DDR4-3200)
ストレージ1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスRTX 4070 SUPER(GDDR6X 12GB、HDMI×1、DisplayPort×3)
インターフェース前面:USB3.2 Gen1 Type-A×4
背面:USB2.0×2 、USB3.2 Gen.1 Type-A×3 、USB3.2 Gen.1 Type-C×1、HDMI×1(グラボ搭載モデルのため使用せず)
電源750W(80PLUS GOLD)
光学ドライブオプション
Wi-Fiオプション
保証1年(最大5年)
価格284,980円~(税込)
※2024年2月18日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
付属品

電源ケーブル/各種マニュアル

外観

洗練されたデザイン

ケースのサイズは拡張性に優れたミドルタワーです。

コンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とする、デザインハウスが手掛けたケースは、曲線を用いた美しいフォルムになっており、とても洗練されたイメージに仕上げています。

本体カラーは渋いガンメタリック。ブラックのフロントパネルと見事にマッチしており、引き締まった印象を受けます。なお、BTOではブラックのケースがほとんどなので、ガンメタリックはかなり珍しいですね。本体カラーだけでも選ぶ価値は十分あります。

サイドの吸気口はオシャレなひし形のパンチ加工となっており、メッシュ部はライトブルーに塗装する凝りようです。デザイン面でもいいアクセントになっていますね。

ちなみに、23.8インチディスプレイと並べてみるとこんな感じ。けっこう大きいので、基本的にはデスクの下に置くのがおすすめです。

クリアサイドパネル採用

トレンドアイテムともいうべき、クリアサイドパネルを標準装備。クリア部分はパネル全面ではなく、半分ほどと控えめですが、様々なユーザーが使うことを考えると、このくらいがちょうどいいですね。

機能面でのメリットこそないものの、内部で動作するパーツを見ると、やはりワクワクしますね。ゲーミングモデルなので、遊び心は大事。別途イルミネーションキットを購入して、内部を光らせてみるのもいいでしょう。

クリアパネルはスモークっぽい色合です。

LEDイルミネーションを搭載

ゲーミングモデルといえばやはりこれ、LEDイルミネーションを搭載しています。BTOメーカーのケースでイルミネーションを標準装備しているのはポイント高いですね。

光らせ方ひとつでだいぶイメージ変わるイルミネーションですが、フロントパネルを縁どるように配置。派手過ぎず地味すぎず、とても上品なイメージに仕上げており、センスの高さを感じさせます。

イルミネーションはマザーボードのシステムを利用しており、メーカーによって使うアプリが異なります。詳しい導入方法についてはこちらをチェック。

このモデルではAsRockのマザーボードを搭載しているため、”PolychromeRGB”をインストールして使います。設定項目はかなり充実しており、カラーの変更はもちろん、アニメーションを設定することもでき、自分好みのマシンにカスタマイズできます。

なお、イルミネーションは消灯することもできるので、LEDが苦手な方も安心。

高い冷却性能

ケースの冷却性能は高く、大型の14cmファンを3基搭載。フロントから吸気し、天板と背面から排気する強力なエアフローを生み出し、熱くなりがちな内部をしっかり冷却します。しかもケースファンは静音仕様なので、とても静か。

ちなみに、ほこり対策もしっかりしており、サイドの吸気口・天板・底面のすべてにフィルターを装備。ほこりはPCの天敵なので、これはありがたいですね。

しかも、底面のフィルターは取り外して、水洗いできます。特に電源は床のほこりを吸い込みやすく、定期的に洗ってあげたいところです。

アクセスしやすいインターフェース

地味ながら便利なのが、インターフェースを配したコンソールパネルのデザインです。

従来のケースではフロントパネル中段に配置されていたものを、上部に配置。さらにコンソールパネル部分を斜めにすることで、基本的にどこに置いてもアクセスしやすく、特にデスクの下にPCを設置した際、アクセスしやすいようになっています。

ケースによっては天板に配置しているのもありますが、斜めの方が角度的にアクセスしやすく、機能性はやはり上。よく考えられていますね。デザインも多面的になり、まさに一石二鳥。

搭載されている端子ですが、USB端子はフロント・背面あわせて計10ポートも搭載。

背面には小型&リバーシブルのType-Cポートを装備しており、あらゆる周辺機器を接続できます。なお、USBの規格はUSB 2.0~USB 3.2 Gen.1とオーソドックスな内容で、Thunderbolt 4は搭載していません。

映像端子はHDMI・Displayportの2種類で、全4ポートを装備。マルチディスプレイ構成も余裕です。

内部

チャンバー構造&裏配線採用

本体内部はトレンドをしっかり取り入れており、”チャンバー構造”を採用しています。

本体下部の電源スペースとマザーボードのスペースを分離することで、互いのエアフローが干渉しないようになっており、スムーズなエアフローを実現。

もちろん、裏配線にも対応しており、ケース裏側に配線用スペースが用意されています。かさばるケーブル類を裏側にまとめることで、ケース内部がスッキリし、チャンバー構造も相まって、エアフローがさらにスムーズになります。また、内部の見た目もスッキリし見栄えもよくなるなど、まさに一石二鳥の構造ですね。

なお、向かって左側の部分は、配線スペースが広め&深めに確保されているので、太いケーブルも難なくまとめることができます。細かい部分もしっかり造られているのは、好印象です。

気になる拡張性ですが、5インチベイ×1・3.5インチベイ×2・2.5インチ搭載スペース×2の計5基用意されています。

大容量ストレージが普及しているのこともあり、これだけあればまず困ることはありません。

AsRock製マザーボード搭載

各種パーツを搭載するマザーボードは一般的なATX規格となっており、AsRock製の【B760 TW/D4】を搭載しています。ヒートシンクに”THIRDWAVE”のロゴがあるので、組み込み専用品といったところでしょうか。

※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう

最近のマザーボードのポイントはしっかり押さえており、熱くなりがちなVRM周りやM.2スロットには、金属製のヒートシンクを装備。また、PCIeスロットは金属で補強されており、グラボの重さにしっかり耐えることができます。

ちなみに、DDR4メモリ対応バージョンなので、DDR5メモリには対応していません。ただし、DDR5メモリとの差が出るのは一部のアプリにとどまっているので、あまり気にする必要はなし。

大型CPUクーラー搭載

”静音パックまんぞくコース”適用モデルということで、大型のサイドフロー式CPUクーラーを搭載しています。サイドフロー式タイプは、CPUから吸収した熱を、前後のスムーズなエアフローにのせて強力に発散し、優れた冷却パフォーマンスを発揮します。

メーカーは”PCCooler”となっており、大型の冷却フィン&4本のヒートパイプで造りはしっかりしていますね。

Palit製のRTX 4070 SUPER搭載

グラボはNVIDIAのRTX 4070 SUPERを搭載。メーカーはドスパラらしく”Palit”で、オーソドックスなDualシリーズのものを採用しています。

発熱が控えめなこともあり、ボードの厚さは2スロットとスリム。3スロットが当たり前のRTX 4070 Tiに比べ、だいぶスッキリしていますね。

造りそのものはしっかりしており、大型のヒートシンクに大口径デュアルファンを搭載するほか、樹脂製のバックプレートには通気口を設置することで、高い冷却性能を発揮。また、ファンは一定温度以下で停止するようになっており、静音性も優れています。

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、750Wのゴールドクラス電源を採用しています。電力変換効率は最大90%と高く、オーソドックスなブロンズクラス電源(最大85%)よりも効率よく電力を変換できる優れものです。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 4070 SUPER搭載

先に紹介した通り、ゲームの要となるグラフィック機能には、NVIDIAのRTX 4070 SUPERを搭載。ハイスペッククラスで、WQHDで非常に高いパフォーマンスを発揮し、4Kでのゲーミングにも対応します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのが特徴です。

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、ON・OFFではだいぶ違います。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズは機能面がさらに強化され、DLSS 3&AV1エンコードに対応しています

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフトです。CPUのシングル・マルチ性能をチェックできます。

CPUはインテル第14世代の20コア28スレッドCPU・Core i7-14700Fを搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。

第13世代から引き続き、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。Core i7-13700をベースにしたCore i7-14700は、E-コアを4つ追加することで、性能がしっかり底上げされています。

参考までに、前世代のCore i7-13700(16コア24スレッド)と比較してみると、シングル性能はほぼ互角ですが、マルチ性能には約7%向上しています。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、DirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

RTX 4070 SUPERはRTX 4070の上位バージョンとなりますが、約15%ほど性能が向上。ワンランク上のRTX 4070 Tiとの性能差は10%以内と小さく、予算を押さえつつ4Kでもゲームを楽しみたいならまずおすすめです

なお、VRAM(グラフィックメモリ)の容量は12GBと多く、4Kでのゲーミングはもちろん、3DCGやAIイラストの作成など編集用途にもバッチリ対応できます。様々用途で使うなら、VRAMは12GBあるとやはり安心ですね。

TotalGraphicsCPU/PhysicsCombined
Speed Way5104
Port Royal12745
Time Spy Extreme948098027995
Time Spy190422044113723
Night Raid7950819591418207
Fire Strike Ultra1233912059414536568
Fire Strike Extreme23836245504034613014
Fire Strike39976492073714917437
Sky Diver888581495483502051139

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

最高品質高品質
フルHD3207132163
WQHD2608427235
4K1500616863

知名度バツグンの国内産MMORPGで、スコア9000以上で平均60fps以上をキープできます。

4K・最高品質でスコア15000を超え、平均101fpsと安定感◎。RTX 4070よりもだいぶ使い勝手がよくなっていますね。

なお、WQHDでは最高設定で平均182fpsと無双しており、144Hz出力などの高リフレッシュレートディスプレイをきっちり生かせます。

Armored Core 6(アーマードコア6)

測定条件

ゲーム設定:最高/高

プレイモード:密航

平均(最低)fps最高
フルHD120(100)fps120(100)fps
WQHD120(100)fps120(100)fps
4K80(70)fps89(78)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。

WQHDまでは平均120fpsでカンスト。4Kでは平均100fpsを下回るものの、平均80fps台と安定しています。DLSSの無いゲームでハイフレムレートを狙うなら、RTX 4080くらいは欲しいですね。

Assassin’s Creed Mirage(アサシン クリード ミラージュ)

測定条件

ゲーム設定:最高/高+/高

プレイモード:ベンチマークモード

平均(最低)fps最高高+
フルHD142(93)fps152(103)fps192(143)fps
WQHD124(86)fps131(95)fps149(114)fps
4K74(58)fps77(60)fps84(65)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。なお、DLSSに対応していますが、逆効果なのでOFFにしています。

WQHDでは144Hzディスプレイを生かせるほどの安定ぶりで、4Kも平均70fps以上と十分実用的。重めのゲームでも4Kでしっかり対応できるのはとても魅力的です。

Palworld(パルワールド)

測定条件

ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:風立ちの丘を探索

平均(最低)fps最高
フルHD120(87)fps120(95)fps
WQHD112(87)fps120(95)fps
4K67(59)fps77(64)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

WQHDまでは120fpsのカンストも余裕で、4Kはグンと落ち込むものの、それでも平均60fpsをクリアしてきます。RTX 4070よりも4Kで踏ん張りがきく感じです。

DLSS

平均(最低)fps最高
フルHD120(95)fps120(95)fps
WQHD120(94)fps120(95)fps
4K116(93)fps120(94)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsは最大約73%向上し、4K・最高設定でも平均120fpsに迫るほど。DLSS対応タイトルなら4Kも余裕ですね。

GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)

測定条件

ゲーム設定:最高

プレイモード:フォルカの街を周回

4KWQHDフルHD
60(51)fps89(60)fps120(103)fps

重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。設定を変更しても変化が見られないので、最高設定のみ記載しています。

街中が非常に重く、オブジェクトが密集している場所だとfpsが大きく落ち込んでしまいます。WQHDまでは安定してプレイ可能ですが、4Kでは平均60fps前後とかなり厳しいですね。余裕を持たせるならRTX 4070 Ti SUPER以上がおすすめ。

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ・サイコ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:市街地中心部を移動

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD91(70)fps100(82)fps
WQHD79(69)fps98(81)fps
4K34(29)fps49(43)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

このクラスのゲームともなると、DLSS無しでは4Kで平均60fpsを超えることが厳しくなります

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD164(136)fps192(148)fps
WQHD147(131)fps183(138)fps
4K100(95)fps127(121)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

効果は最大約2.9倍にもなり、4Kで平均100fps以上と安定感が格段に上がります。WQHDでは144Hzディスプレイも生きてきますね。

なお、フレーム補完なしだと、4K・ウルトラ設定で平均74fpsなので、その差は一目瞭然。

RT

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD59(52)fps63(54)fps
WQHD37(32)fps38(32)fps
4K17(15)fps16(15)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、フルHDでも平均60fpsが怪しいレベルです

RT+DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD134(116)fps156(124)fps
WQHD108(97)fps108(99)fps
4K78(70)fps78(71)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完の効果が非常に大きく、最大約4.9倍もfpsが向上し、4K平均70fps台と安定しています。ちなみに、フレーム補完なしだと4K・ウルトラ設定で平均52fpsまでしか伸びず、機能面のインパクトはとても大きいですね。

RT+DLSS(DLSS 3.5/Ray Reconstruction)

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD109(96)fps122(109)fps
WQHD81(74)fps81(74)fps
4K59(55)fps60(55)fps

レイトレーシングの品質&パフォーマンスを向上した”DLSS 3.5/Ray Reconstruction”を有効にした際の結果です。この機能を活用するには、レイトレーシングをさらに強化した”パストレーシング”が前提となります。

パストレーシングがベースとなっているため、さらに重くなり、4Kだと平均60fpsギリギリで厳しいです。なお、クオリティの進化は一目瞭然で、ライティングがさらにリアルになり、太陽光がうまく再現できています。

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD166(142)fps167(144)fps
WQHD134(124)fps141(126)fps
4K71(68)fps71(68)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

FSR無しでも4Kで平均70fps台というのは立派です。WQHDなら144Hzディスプレイをしっかり生かせます。このゲームはVRAMの使用量がすごいのですが、12GBあるので余裕で対応できます。

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD162(139)fps164(139)fps
WQHD156(130)fps161(134)fps
4K123(118)fps124(119)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では採用するタイトルも増えています。

fpsは最大約75%向上し、4Kでは平均100fpsを大きく超える安定ぶりです。WQHD以下は効果が小さく、グラフィック品質も落ちるのでOFFがおすすめ。

RT

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD131(119)fps134(120)fps
WQHD121(109)fps125(111)fps
4K70(68)fps73(71)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

負荷そのものは軽く、ノーマルモードに比べフルHDとWQHDでfpsが落ちるくらいで、4Kではほぼ同じです。

RT+FSR

平均(最低)fps最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD133(119)fps132(118)fps
WQHD134(119)fps133(119)fps
4K112(106)fps115(108)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

fpsは最大約60%向上し、4Kでは平均100fps以上をきっちりキープ。WQHD以下の効果が小さくのは変わらずです。

Starfield(スターフィールド)

測定条件

ゲーム設定:ウルトラ/高(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:クリート探索

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD112(91)fps122(97)fps
WQHD87(75)fps97(82)fps
4K53(43)fps57(48)fps

重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

Cyberpunk 2077並みの重さとなっており、4Kでは平均60fpsを下回ります

DLSS

平均(最低)fpsウルトラ
フルHD165(85)fps165(95)fps
WQHD155(86)fps166(88)fps
4K113(73)fps110(73)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

fpsは最大2.1倍向上し、4Kで平均100fpsをクリア。フレーム補完無しだと平均93fpsとなり、100fpsを超える超えないのとでは大違いです。

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

ゲーム設定:エピック/ウルトラ(DLSS 3”67%”)

プレイモード:練習場

平均(最低)fpsエピックウルトラ
フルHD352(275)fps509(417)fps
WQHD248(205)fps336(266)fps
4K138(122)fps171(148)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽いゲームなので、DLSS無しでも4Kで144Hzディスプレイを生かせます。4K×240Hzディスプレイなら、DLSSを有効にしましょう。

DLSS

平均(最低)fpsエピックウルトラ
フルHD417(355)fps586(380)fps
WQHD322(253)fps436(371)fps
4K199(171)fps240(202)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

fpsは最大約44%向上し、4K・ウルトラ設定では240Hzディスプレイをフルに生かせます。このクラスのゲームなら余裕も余裕です。

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

ゲーム設定:最高/低(fpsリミット解除)

プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps最高
フルHD300(298)fps300(298)fps
WQHD290(259)fps298(293)fps
4K195(152)fps206(175)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4K×144Hzディスプレイもラクラクで、WQHDならカンストの300fps間近に迫ります

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

ゲーム設定:最高/高(アンチエイリアス”TAA”・レンダリング解像度100/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:バトルロイヤル

平均(最低)fps最高
フルHD211(156)fps283(200)fps
WQHD137(111)fps182(151)fps
4K66(59)fps85(77)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このゲームはグラフィックエンジンの刷新により光源が強化され、負荷が大きく上がっています。特に最高設定が重いものの、4Kで平均60fpsを超えてくるのはいいですね

DLSS

平均(最低)fps最高
フルHD263(181)fps270(185)fps
WQHD194(151)fps251(189)fps
4K148(118)fps180(153)fps

DLSS機能を有効にした際の結果です。

fpsは最大約2.2倍向上し、4Kで144Hzディスプレイを生かせるようになります。WQHDでは240Hzディスプレイも対応可能です。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

Call of Duty: Modern Warfare III(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3)

測定条件

ゲーム設定:極限/ウルトラ(DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

プレイモード:マルチプレイ(インベージョン)

平均(最低)fps極限ウルトラ
フルHD252(217)fps257(222)fps
WQHD181(162)fps185(164)fps
4K107(100)fps111(96)fps

やや重めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

フォートナイトよりもfpsは伸び、4Kでは平均100fpsをクリア

DLSS

平均(最低)fps極限ウルトラ
フルHD289(221)fps298(242)fps
WQHD210(181)fps236(207)fps
4K158(142)fps158(140)fps

DLSS機能を有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、4K&WQHDでは逆効果のため、フルHDのみフレーム補完を有効にしています

fpsは最大約48%向上し、4Kで144Hzディスプレイをきっちり生かせます。WQHDなら240Hzディスプレイも対応可能。フルHDのみフレーム補完が効きますが、効果は約16%と小さめです。

CrystalDiskMark

CrystalDiskMarkは、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは、1TBの大容量SSD(SOLIDIGM)を搭載しています。容量は標準的な512GBの約2倍にもなり、50GB以上のゲームがざらにある現状でも、容量不足で困る心配はまずありません。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは最大4000MB/sオーバー、ランダムの速度もしっかり出ているのは好印象。SSDということで実際の動作はとても快適。ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動きます。

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

CPUのの温度(P-コア)は60℃台前半と低め。一方、グラボも70℃台前半と安定した温度をキープし、特に熱くなりがちなホットスポットも80℃台に抑えているのはいいですね。

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

100%のフルロード時では、動作クロックが3.0~3.1GHz、温度は50℃台と低め。K付きCPUではないので動作は控えめとなっており、一定時間フルブーストののち、65Wで収まるようにクロックが下げられる動作システムです。

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

55デシベルを超えるとファンノイズが気になりますが、ピーク時はで55.3デシベルとほぼきっかり。

ファンのうなりがしっかり聞こえるレベルで、特にCPUクーラーの風切り音が大きめです。ちなみに、最小時は49.3デシベルとありますが、かすかにファンの回転音が聞こえるくらいで、とても静か。

おすすめカスタマイズ

基本的にカスタマイズ不要ですが、ゲーム用のSSDを追加するとより便利になります。また、編集用途でも使うならHDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。

なお、光学ドライブやキーボード、マウスは標準では搭載されないので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。

まとめ

ケースから各種パーツまでトータルで高い完成度を実現。最近のゲームはメインメモリを多く使うものも出てきているので、32GBと多めに積んでいるのもいいですね。配信や編集用途でも安心です。

非常に充実した内容で価格は28万円台と安く、コスパ◎!4Kでゲームを楽しみたい方にまずおすすめのモデルです。

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