今回マウスコンピューターの【G-Tune DG-I7G70(ホワイトモデル)】をお借りしました。
貴重なホワイトケースを採用!高い完成度とコスパを誇る、4Kでのゲーミングに対応したハイスペックモデルをチェックしてみましょう。
スペック
G-Tune DG-I7G70(ホワイトモデル) | |
サイズ | W189×D396×H390mm |
OS | Windows 11 Home(64ビット) |
CPU | インテル Core i7-13700F ・16コア24スレッド ・定格2.1/最大5.2GHz |
メモリ | 32GB(16GB×2、DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4) |
グラフィクス | GeForce RTX 4070(GDDR6X 12GB) |
チップセット | インテル B760 チップセット |
光学ドライブ | オプション |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
電源 | 750W(80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年(最大3年) |
価格 | 【クーポンでさらにおトク】266,800円(税込)~ |
付属品 | ・各種マニュアル ・電源ケーブル |
※2023年10月11日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは商品ページに記載しています。
外観
オシャレなデザイン
PC界隈ではトレンドになりつつある、ホワイトケースを採用しています。ブラックやガンメタリックがメジャーなBTOモデルでは珍しく、けっこう貴重です。
クリアな色合いで、とてもスタイリッシュ。ブラックボディよりもかなり見栄えがしますね。
ケースそのものの造りは、通常のブラックケースと共通。デザインは単純な箱型タイプではなく、フロント・天板部分を切り落とし、立体的な造形に仕上げています。
また、右サイドの通気口もハニカム状のデザインと、なかなかオシャレです。
ケースはコンパクトなミニタワーサイズですね。
実際に設置してみるとこんな感じで、ミドルタワーケースよりも高さが低く、デスクの上において使うのもあり。ちなみに、PC横のディスプレイの大きさは、23.8インチです。
クリアサイドパネル採用
ホワイトケースでは、クリアサイドパネルやLEDファンが標準で搭載されています。
機能面でのメリットこそないものの、ゲームモデルなので、遊び心は大事。個人的にはLEDイルミネーションが見えると、とてもワクワクします!
※写真は撮影用です。トラブル防止のため、内部での作業は電源を切ってから行いましょう。
内部の装飾はLEDファンのみで、LEDイルミネーションバーは搭載していません。が、意外にもファンの輝度が高めなので、内部を明るく照らし出します。
なお、サイドパネルは上部の取っ手を押すだけで、かんたんに取り外しでき、とても機能的です。
高い冷却性能
熱くなりがちなゲーミングPCですが、通気口はフロントのスリット・右サイド・底面に3か所設置され、通気性はバツグン。
ケースファンは、背面に12cmサイズが1基のみ(補助的に電源ファン)と最低限ですが、3か所の通気口とエアフローに特化した内部構造で、高い冷却性能を実現しています。
ちなみに防振用のインシュレーターですが、ゴム製の頑丈なタイプが取り付けられており、安定性は◎。
また、ほこり対策として、ダストフィルターも設置されています。マグネット式なので、簡単に取り外して丸ごと水洗いもできます。
VR機器の接続に便利なインターフェース
このケースの独自ギミックとして、フロント部分にHDMI端子が設置されています。なんでこんなところに付いているのかというと、VR機器を接続するためです。
後ろにつなぐとなると、その分だけケーブルの長さがとられる上、他のケーブルと絡まったりするなど、取り回しに色々不便です。が、前に差し込めばそんな不便は一切なし。ケーブル周りで悩まされることはありません。
フロント部分のHDMI端子を使うときは、背面に収納されているケーブルをグラボに差し込みましょう。
差し込むとこのような感じになります。
また、その他のインターフェースも非常に充実しており、USB端子はフロント・背面あわせて全7ポート搭載し、USB 3.2~USB 2.0まで新旧そろい踏み。
そのうち、背面に搭載された小型&リバーシブルのType-Cポートは、最大20Gbpsの高速転送に対応した”Gen 2×2規格”となっています。ポートの数、種類ともに豊富で、周辺機器の接続にはまず困りません。
映像端子は、HDMI・DisplayPort×3と豊富なので、マルチディスプレイ構成もラクラクですね。
内部
チャンバー構造採用
内部にアクセスすると、この通りとてもスッキリした内部となっています。
これは”チャンバー構造”という方式で、通常はケース下部に配置されている電源や各種ベイを上部に集約。内部をスッキリさせエアフローを極限まで高めることにより、最小限の通気口・ケースファンで高い冷却性能を実現できます。
もちろん、裏配線にも対応しており、かさばる配線類はケースの裏側の配線スペースに通すことで、エアフローを妨げるものはなにもなし。まさにパーフェクトな内部構造です。
拡張性は最小限
ストレージの拡張ベイは、スリムベイ×1、3.5インチベイ×1、2.5インチ×2の4基を搭載しています。
2.5インチのストレージは、3.5インチベイの下にねじ止めで搭載します。なお、3.5インチベイはツールレスタイプで、つまみを押すことで、かんたんに引き出せます。
大は小を兼ねるということで、できれば3.5インチベイは2つ欲しかったところですね。ただし、2.5インチの大容量SSDがかなり安くなっているので、これでも十分といえば十分。
大型水冷式CPUクーラー搭載
マザーボードは自作でおなじみのASRock製で、やや小型の”MicroATX”規格を採用しています。
ボードそのものの完成度も高く、熱くなりがちな電源周りとM.2 SSDスロットにはヒートシンクを装備し、熱をしっかり発散できるようになっています。さらに、PCIeスロットは金属パーツで補強されており、破損しにくいのもポイントです。
CPUクーラーには、大型の空冷式クーラーではなく、水冷式クーラーを採用しているのもポイント。
CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、その実力は折り紙付き。
なお、ラジエーターはフロント配置となっています。ラジエーターファンは吸気ファンを兼ね、フロントから吸気し、背面から排気する標準的なエアフローを構築しています。
デュアルファン搭載のRTX 4070
グラボはNVIDIAのRTX 4070を搭載。メーカーはMSIで、スタンダードクラスの”VENTUSシリーズ”を採用しています。
発熱が控えめなこともあり、ボードの厚さは2スロットとスリムです。大口径デュアルファンを搭載するほか、樹脂製のバックプレートには通気口を設置することで、高い冷却性能を発揮。また、ファンは一定温度以下で停止するようになっており、静音性も優れています。
ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、650Wのブロンズクラス電源を採用しています。最大85%の電力変換効率を誇る省エネ電源で、ポイントはしっかり押さえています。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。
CINEBENCH
【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。
CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Fを搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。
第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。
参考までに、下位のCore i5-13400(10コア16スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約19%、マルチ性能にいたっては約54%上回っています。ゲームオンリーならCore i5でも十分ですが、Core i7なら配信や各種編集作業でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。
グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイスペックグラボ・RTX 4070を搭載。前世代のRTX 3080に匹敵する性能を持ち、VRAM(グラフィックメモリ)を12GBと非常に多く搭載しているので、4K動画の編集や3DCGの作成などヘビーな作業を快適にこなせます。
総合スコア | Graphics Score |
CPU/Physics Score |
Combined Score |
|
Speed Way | 4369 | ー | ー | ー |
Port Royal | 10902 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme |
8063 | 8281 | 7020 | ー |
Time Spy | 16761 | 17413 | 13829 | ー |
Night Raid | 75672 | 184760 | 17413 | ー |
Fire Strike Ultra |
9995 | 9747 | 38409 | 5211 |
Fire Strike Extreme |
20240 | 20969 | 37322 | 10394 |
Fire Strike | 35647 | 43507 | 36090 | 15021 |
Sky Diver | 81938 | 132824 | 32299 | 52259 |
RTコアとTensorコア
RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。
RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。
また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。
そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。
RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応
RTX 4000シリーズ最大の特徴は、最新のDLSS 3&AV1エンコードに対応していること。
DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。
ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
4K | WQHD | フルHD |
13203 | 24364 | 30269 |
グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。
いずれも最高品質で測定しており、4Kではスコア13000台、平均90fpsで安定してプレイできます。RTX 4060 Tiではスコア9000ギリギリなので、4KならRTX 4070は欲しいですね。
なお、WQHDでは盤石で、平均168fpsをマーク。144Hz出力など高リフレッシュレートディスプレイを生かすことができます。
BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)
4K | WQHD | フルHD |
10423 | 20943 | 29815 |
久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。
いずれも最高画質で測定しており、4Kではスコア9000をクリアし、平均74fpsをマークします。ただし、実際にはフレームレートの落ち込みが大きく、高設定がおすすめ。平均121fpsと安定感が大幅に向上します。
なお、WQHDでは平均145fpsをマークし、めっぽう強いですね。
Diablo IV(ディアブロ IV)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/高解像度アセット適用)
プレイモード:ネヴェスク周回
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 274(221)fps | 330(281)fps |
WQHD | 184(166)fps | 227(202)fps |
4K | 95(90)fps | 120(111)fps |
標準的なグラフィック負荷のアクションRPGゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
最近のゲームにしては軽めとなっており、4K・ウルトラ設定で平均100fpsに迫ります。WQHDなら144Hzディスプレイを余裕で生かせるほどです。
DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 309(232)fps | 296(238)fps |
WQHD | 249(215)fps | 283(221)fps |
4K | 175(156)fps | 199(178)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、逆効果のためフレーム補完はOFFにしています。
4Kでの効果が非常に大きく、最大約84%fpsが向上し、ウルトラ設定では144Hzディスプレイをラクラク活用できます。
Armored Core 6(アーマードコア6)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高
プレイモード:密航
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 120(117)fps | 120(115)fps |
WQHD | 120(97)fps | 120(101)fps |
4K | 68(59)fps | 87(77)fps |
標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。
4Kで負荷がグンと上がり、最高設定では平均60fps台までとなります。パフォーマンス重視なら高設定、対人戦ならWQHDがおすすめです。
Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)
プレイモード:本編で市街地中心部を移動
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 103(87)fps | 113(95)fps |
WQHD | 73(67)fps | 87(77)fps |
4K | 31(28)fps | 38(34)fps |
現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
さすがにこのクラスともなると、平均60fpsを超えるのはWQHDまでとなり、4KではDLSSのアシストが必要になります。なお、RTX 4080は4Kに非常に強く、4Kでも平均60fpsをクリアします。
DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 176(153)fps | 229(202)fps |
WQHD | 118(108)fps | 165(155)fps |
4K | 79(73)fps | 109(104)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。
4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.9倍も向上し、ウルトラ設定で平均60fpsを大きく超えてきます。なお、フレーム補完なしだと平均57fpsなので、効果は絶大ですね。
RT
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 52(46)fps | 53(48)fps |
WQHD | 33(28)fps | 33(28)fps |
4K | 13(11)fps | 13(11)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットでとんでもなく重く、いずれの解像度・設定でも平均60fpsをクリアできません。
RT+DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 131(106)fps | 132(107)fps |
WQHD | 92(80)fps | 92(81)fps |
4K | 66(60)fps | 67(61)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。
フレーム補完の効果てきめん。4Kではfpsが最大約5.2倍も向上し、平均60fpsをクリア。ただし、やや超えるくらいなので、特にレイトレーシングで使うならRTX 4070 Tiがおすすめです。
RT+DLSS(DLSS 3.5/Ray Reconstruction)
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 109(99)fps | 112(103)fps |
WQHD | 73(65)fps | 73(66)fps |
4K | 52(48)fps | 53(48)fps |
レイトレーシングの品質&パフォーマンスを向上した”DLSS 3.5/Ray Reconstruction”を有効にした際の結果です。この機能を活用するには、レイトレーシングをさらに強化した”パストレーシング”が前提となります。
パストレーシングがベースとなっているので、平均60fpsをクリアするのはWQHDまでとなります。ただし、以前はフルHDが限界だったことを考えると、たしかに進化していますね。
なお、クオリティの進化は一目瞭然で、ライティングがさらにリアルになり、太陽光がうまく再現できています。
Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)
プレイモード:ホグワーツ内の移動
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 128(93)fps | 131(94)fps |
WQHD | 85(61)fps | 95(64)fps |
4K | 39(31)fps | 49(42)fps |
サイバーパンクに勝るとも劣らないウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
サイバーパンクに近い結果となり、平均60fpsをクリアするのはWQHDまで。4KならDLSSが必須となります。
DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 216(154)fps | 253(179)fps |
WQHD | 171(142)fps | 187(150)fps |
4K | 110(96)fps | 124(103)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。
フルHDから非常に高い効果を発揮しており、4Kでは最大約2.8倍もfpsが向上し、平均100fpsと安定感バツグンです。なお、フレーム補完なしだと平均92fpsなので、効果はかなり大きいですね。
RT
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 58(44)fps | 60(45)fps |
WQHD | 46(36)fps | 48(38)fps |
4K | 24(18)fps | 24(18)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
このゲームでも反射・影・ライティングのフルセットということで、平均60fpsを超えるのはフルHD・高設定のみとなります。
RT+DLSS
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
フルHD | 128(99)fps | 129(96)fps |
WQHD | 95(66)fps | 110(78)fps |
4K | 74(55)fps | 77(57)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。
フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約3.2倍も向上し、平均60fpsをしっかり超えてきます。なお、フレーム補完なしだと平均54fpsまでしか伸びず、効果の大きさを実感します。
ちなみに、4Kだとメモリ16GBではクラッシュする場合がありますが、このモデルは32GB搭載しているのでとても安心。
BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)
プレイモード:最初の村を移動
平均(最低)fps | 最高 (テクスチャ品質”高・8GB”) |
高 (テクスチャ品質”高・4GB”) |
フルHD | 157(133)fps | 163(134)fps |
WQHD | 116(110)fps | 120(126)fps |
4K | 63(59)fps | 62(57)fps |
重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
FSR無しでも4Kでは平均60fpsをクリア。ただし、辛うじてクリアするくらいなので、FSRは必須ですね。WQHDにはやはり強く、平均100fpsをしっかり超えています。
FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | 最高 (テクスチャ品質”高・8GB”) |
高 (テクスチャ品質”高・4GB”) |
フルHD | 167(137)fps | 170(145)fps |
WQHD | 143(129)fps | 150(130)fps |
4K | 107(100)fps | 110(105)fps |
FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。
効果が大きくなるのはWQHDからとなり、4Kではfpsが最大77%向上し、平均100fpsを超えてきます。WQHDなら144Hzディスプレイを生かせるほどです。
RT
平均(最低)fps | 最高 (テクスチャ品質”高・8GB”) |
高 (テクスチャ品質”高・4GB”) |
フルHD | 134(116)fps | 140(125)fps |
WQHD | 105(90)fps | 109(95)fps |
4K | 60(53)fps | 62(60)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
レイトレーシングの負荷はそこまで高くなく、4Kでは通常モードとほとんど変わりません。なお、VRAMの使用量がかなり多いものの、12GB搭載しているのでバッチリ対応できます。
RT+FSR
平均(最低)fps | 最高 (テクスチャ品質”高・8GB”) |
高 (テクスチャ品質”高・4GB”) |
フルHD | 140(126)fps | 139(126)fps |
WQHD | 125(115)fps | 128(114)fps |
4K | 94(90)fps | 98(95)fps |
RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。
やはり効果を発揮するのはWQHDからとなり、4Kではfpsが最大58%向上し、平均100fpsに迫ります。
Starfield(スターフィールド)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:ウルトラ/高/中
プレイモード:クリート探索
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
中 |
フルHD | 88(73)fps | 93(82)fps | 105(94)fps |
WQHD | 57(44)fps | 70(59)fps | 76(67)fps |
4K | 37(27)fps | 38(25)fps | 43(29)fps |
重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。
この通りとんでもなく重く、WQHDでも高設定でようやく平均60fpsを超えます。最適化不足の感じもしますね。
FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | ウルトラ | 高 |
中 |
フルHD | 98(81)fps | 109(93)fps | 121(104)fps |
WQHD | 74(64)fps | 92(84)fps | 121(107)fps |
4K | 50(37)fps | 65(53)fps | 84(76)fps |
FSRを有効にした際のfpsです
4Kでの効果が非常に大きく、最大2倍もfpsが向上し、高設定で平均60fpsをクリアします。なお、ウルトラ設定では性能が絶対的に足りないためか、伸び幅は小さめです。
なお、4Kで品質重視なら、RTX 4070 Tiがおすすめ。安定感がグンと上がります。
OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”67%”)
プレイモード:練習場
平均(最低)fps | エピック | ウルトラ |
フルHD | 309(233)fps | 453(389)fps |
WQHD | 222(182)fps | 297(241)fps |
4K | 117(104)fps | 148(127)fps |
超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
このクラスのゲームなら余裕で対応でき、4Kでもウルトラ設定なら144Hzディスプレイをきっちり生かせます。
FidelityFX Super Resolution(FSR)
平均(最低)fps | エピック | ウルトラ |
フルHD | 357(246)fps | 518(434)fps |
WQHD | 263(208)fps | 351(277)fps |
4K | 151(132)fps | 186(161)fps |
FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームでもFSR 2に新たに対応しました。
fpsの上げ幅は最大約29%程度ですが、4K・エピック設定でも144Hzディスプレイをフル活用できるようになります。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高
射撃訓練場
4K | WQHD | フルHD |
165(140)fps | 271(218)fps | 298(293)fps |
標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
4Kでは144Hzディスプレイ、WQHDでは240Hzディスプレイをきっちり生かせます。FPSゲームは軽めのものが多く、RTX 4070でも4Kで高いフレームレートをたたき出します。
Fortnite(フォートナイト)
解像度:4K/WQHD/フルHD
ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
平均(最低)fps | 最高 | 高 |
フルHD | 180(118)fps | 273(212)fps |
WQHD | 119(84)fps | 198(133)fps |
4K | 69(55)fps | 102(79)fps |
やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
光源のグラフィック負荷が高く、特に最高設定で顕著に重くなり、4Kでは平均60fps台までしか伸びません。平均100fpsオーバーの高設定とは対照的ですね。
DLSS
最高 | 高 | |
フルHD | 253(163)fps | 310(216)fps |
WQHD | 186(120)fps | 243(160)fps |
4K | 131(90)fps | 182(124)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。
解像度が上がるほどfpsは伸び、4Kでは約90%も向上し、最高設定で144Hzディスプレイを生かせるまでになります。ただし、ゲームモードによってfpsにばらつきがあるので、高設定でプレイするのがおすすめ。
ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルでは、超大容量の1TB SSD(Micron)を搭載しています。最近のゲームは容量が非常に多くなっていますが、1TBならしっかり対応できます。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、その中でも特に速い”Gen.4”規格を採用する徹底ぶり。
肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)は2000~4000MB/s、ランダムの速度はGen.3レベルということで、トータルではスタンダードクラスのGen.4 SSDといったところです。もちろん、SSDらしくゲームのロードからアプリの動作までサクサク動き、とても快適。
温度
こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。
CPUの温度はP-コアで60℃前後と、しっかり冷却できています。また、グラボのコア温度は70℃前後、特に熱くなりがちなホットスポットも80℃台半ばと、こちらも問題なく冷えていますね。
こちらは、CINEBENCH R23実行時の温度となります。
低出力の65W仕様ということもあり、フルロード時では約2.9~3.0GHz・50℃台前半の安全運転モードになっています。ちなみに、Core i7-13700Kは、温度の許す限り高クロックで動作するので、本来の性能をフルに引き出すことができます。
動作音
同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ
ケースの左側面にて計測した結果です
50デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で49.8デシベルとほぼきっかり。ノートPCに近いノイズレベルということで、CPUやグラボファンのノイズがやや気になる程度ですね。静音性は極めて優秀です。
なお、アイドル時は48.7デシベルと、かすかにファンの音が聞こえるレベルで、非常に静かです。
おすすめカスタマイズ
基本的にカスタマイズ不要ですが、最近のゲームは容量そのものが増えており、SSDの容量は1TBあると安心。また、HDDを追加してデュアルストレージ構成にすると、ゲームとデータを別に保存でき、より便利になります。
なお、キーボードやマウス、光学ドライブはオプションなので、必要な方はカスタマイズをお忘れなく。
まとめ&関連モデル
美しいホワイトケースは、クリアサイドパネル&LEDファンを搭載し、とても華やか。また、裏配線&チャンバー構造を採用するほか、フロント部分にHDMIを装備しており、機能的にできています。さらに、水冷式CPUクーラーや大容量メモリ&SSDを搭載するなどまさに死角なし。
4Kでのゲーミングに対応したRTX 4070搭載モデルで、価格は24万円台(クーポン利用)と安く、コスパも非常に優れています。
ちなみに、マウスは保証&サポートが充実しているのもポイント。まず保証については、3年延長保証(センドバック)が標準で用意されています。さらに、24時間365日の電話サポート&96時間以内で修理完了が標準メニューとして用意されており、万が一でも安心です。
G-Tune DG-I7G70
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i7-13700F
■チップセット:B760チップセット
■メモリ:32GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4070
■ストレージ:SSD 1TB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:750W(80PLUS BRONZE)
■水冷式CPUクーラー搭載
■価格:259,800円(税込)~
このモデルのブラックケースバージョンです。サイドパネルはクリア仕様ではありません。
G-Tune DG-I5G6T(ホワイトモデル)
【スペック】
■OS:Windows 11
■CPU:Core i5-13400F
■チップセット:B760チップセット
■メモリ:16GB(DDR5-4800)
■グラボ:RTX 4060 Ti
■ストレージ:SSD 500GB(PCIe NVMe Gen.4)
■電源:750W(80PLUS BRONZE)
■価格:226,800円(税込)~
WQHDでのゲーミングならRTX 4060 TiでOK!