Dell G15[5530]をレビュー 前モデルからさらに進化!充実した装備とコスパの高さが光るRTX 4060搭載ゲーミングノート

今回デルの【Dell G15 プラチナ[5530]】をお借りしました。

カジュアルクラスの”Gシリーズ”がさらに進化!コスパに優れたRTX 4060搭載15インチゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Dell G15[5530] RTX 4060・512GB SSD搭載
カラー クォンタム ホワイト・ダークグレー
サイズ W357.26×D274.52×H26.95mm
重量 約2.81kg(実測2751g)
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU Core i7-13650HX
・14コア20スレッド
・定格2.6/最大4.9GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 4060(GDDR6 8GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、ノングレア、165Hz
インターフェース USB 3.2 Gen.2 Type-C、USB 3.2 Gen.1 Type-A×3、HDMI 2.1、LANポート、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HD(720p)Webカメラ
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード バックライト付き日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
5.2
保証 1年(最大4年)
価格 199,980円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・ACアダプター(330W・1310g)
・電源ケーブル(214g)

※2022年7月28日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

冷却性能重視の大胆なフォルム

筐体は前モデルをベースにしており、排気グリルがヒンジの後ろにせり出した、大胆なフォルムとなっています。上位のAlienwareシリーズさながらといったところですね。

 

このタイプは冷却機構が大きく造られているため、冷却性能に優れているのがポイント。

 

冷却システムが進化しており、冷却に重要なヒートパイプには、なんと”ベイパーチャンバー”を採用しています(RTX 3050搭載モデル除く)。Alienwareと同じ造りということで、かなり気合が入っています。

ベイパーチャンバーでは、ヒートパイプ内が中空構造になっており、揮発性の高い液体(作動液)が封入されています。熱源で気化した作動液は、温度の低い場所へ移動し、再び液体となり熱源へ移動します。気化と液化の繰り返しにより、効率的に熱を拡散できるというわけですね。

 

底面の通気口はこの通り大きく造られ、底面から吸気し、背面・サイドから排気する強力なエアフローを生み出しています。

なお、冷却ファンはオーソドックスな2基構成となっています。Alienwareでは4基搭載しているので、このあたりはしっかり差別化されていますね。

 

スピード感あふれるデザイン

スタンダードクラスということで、ボディの素材はオーソドックスな樹脂製です。

 

前モデルと同じく、エッジ加工の効いたデザインとなっており、スピード感を感じさせます。

 

ボディの厚さは26.95mmと肉厚なので、重厚感もあわせ持っています。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)が細いため、野暮ったさがなく、とてもスタイリッシュですね。

 

カラバリは2色用意され、実機のクォンタム ホワイトとダークグレーの2色を用意。

クォンタム ホワイトは、背面の排気グリルがブルー、ヒートシンクがレッドとなっており、華やかなイメージに仕上げています。シックな感じが好きならダークグレーがおすすめです。

 

余談ですが、電源アダプタはかなり巨大。重さは1310gと1kgを優に超えており、外に持ち運ぶにはつらい重量です。また、デスク上でも場所をとるので、もう少し小さくしてほしかったところですね。。

 

充実したインターフェース

インターフェースはポイントを押さえた構成です。

 

USBは全4ポート、規格はオールUSB 3.2となっており、背面の小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格に対応しています。なお、Thunderbolt 4には非対応と、オーソドックスなラインナップです。

ポート数こそやや少ないものの、規格や形状のポイントはしっかりおさえており、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

また、画像出力端子はHDMIのみですが、Type-Cポートが画像出力を兼ねているため、複数ディスプレイの運用も可能です。

 

ポートの配置もよく考えられており、HDMI・電源・USB Type-Cポートが後ろ側に配置されているのもポイント。中でも映像・電源ケーブルは特にかさばりやすく、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがち。しかし、後ろにあればそんな心配は一切ありません。

できれば、LANポートも後ろ側にしてほしかったところですね。

 

ディスプレイ&キーボード

IPSパネル搭載

ディスプレイは一般的な15.6インチサイズで、解像度は現在主流のフルHDとなっています。表面の処理は映り込みのないノングレアタイプなので、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。

 

ディスプレイにはIPSパネルを採用しています。優れた発色と高いコントラストで、くっきり鮮やか。また、視野角も広く、横から覗いても色むらはありません。

さらに、輝度は300nitと明るく、色域もsRGB 100%と広めなので、ゲームはもちろん動画や画像編集にも最適です。

 

ちなみに、新モデルでは、パネルが”ComfortView Plus”に対応しているのもポイント。

これはブルーライトカット機能”ComfortView”の上位バージョンで、液晶パネル自体がブルーライトを低減するため、別途フィルムを用意したり、ディスプレイの発色を変えたりする必要がありません。自然な発色と目の疲れにくさを両立した、優れたパネルとなっています。

 

165Hz出力対応

トレンドはしっかり押さえており、高速の165Hzディスプレイを搭載しています。

1秒間に描写できる枚数は、通常の60Hzディスプレイの2倍以上!144Hzのさらにその上を行く非常に滑らかな描写性能で、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームで効果てきめんです

 

さらに”G-Sync”に対応しているのもポイント。G-SyncとはNVIDIAの映像同期技術のことで、スタッター(カクつき)やテアリング(分断)を抑え、正確なゲーミングを実現します。高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果で、快適そのものです。

 

華やかなLED内蔵キーボード

キーボード仕様ですが、Alienwareシリーズとは異なり、テンキー付きキーボードを採用しています。テンキーレス・テンキー付きのどちらにもメリットがあるのですが、やはりテンキーがあると入力作業がとてもラク。

 

一部のキーが連結しているものの、キーは大きめに造られ、配置そのものも素直。キーピッチは約18.5mmと標準的な間隔が確保されており、誤爆の心配はまずありません。電卓周りのキー配置にクセがないのもいいですね。

なお、電源ボタンはキーボード内右上に配置されていますが、他のキーよりも固めなので、うっかり触っても動作しないようになっています。

 

ファンクションキーは、基本的なものに加え、電卓キーやファンクションロックキーを装備。完成度は高めですが、タッチパッドロックやWindowsロックがあるとなおよかったですね。

 

キーストロークは、一般的なノートPCと同等のレベルといったところ。やや深め・適度な反発感でサクサクした操作感です。ゲーミングノートならもう一押し欲しい感じで、ちょっと物足りないです。

前モデルと同じく、白色LEDを内蔵しています。見た目が華やかになるだけでなく、薄暗い場所でタイピングしやすくなり、まさに一石二鳥。もちろん、OFF+2段階で設定できるので、LEDが苦手な方でも安心。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはタッチパッドとクリックボタンが一緒になった、一体型のタイプとなっています。

 

表面はサラサラしており、スムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンもしっかり造られ、やや押し込む必要があるものの、バタつかず、クリック音も静か。一体型にしては、完成度が高めです。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 4060搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ada Lovelace”のRTX 4060(140W)を搭載。ミドルクラスのGPUで、フルHD~WQHDでのゲーミングに対応します。

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しているのがポイント。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

DLSS 3で大幅にパフォーマンスアップ

RTX 4000シリーズ最大の武器は、最新の”DLSS 3”に対応していること

GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完することで、描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

 

CINEBENCH R23

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第13世代14コア20スレッドCPU・Core i7-13650HXを搭載しています。最新の”Raptor Lake-H”をベースにした、最上位となるHXシリーズのCPUですね。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

 

その実力ですが、前世代の”Alder Lake-H”をベースにした、14コア20スレッドのCore i7-13700Hと比較してみると、シングルスコアは約4%下回っていますが、マルチ性能は約8%高くなっています。同じコア・スレッド数ですが、新生代の方が性能はやや上です。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 11(Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

RTX 3060から約20~30%性能が向上し、RTX 3070 Tiに迫るスコアをマーク。前世代のハイスペッククラスの性能ということで、フルHDでバツグンの安定感を発揮し、WQHDでのゲーミングにも対応できます。

さらに、VRAM(グラフィックメモリ)も8GBと多めに搭載しているので、VRAMをガッツリ使う最新ゲームにもしっかり対応できるのもポイント。迷ったらRTX 4060がまずおすすめです。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 2637
Port Royal 6051
Time Spy
Extreme
5156 4928 6998
Time Spy 11838 11464 14526
Night Raid 60442 132432 14813
Fire Strike
Ultra
6208 5980 30035 3261
Fire Strike
Extreme
12389 12875 31755 5638
Fire Strike 25186 27609 29631 13376

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

  最高品質 高品質 標準品質
フルHD 21723 25565 28963

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

従来のゲームであれば余裕で対応でき、最高設定でスコア20000を超える非常に高いスコアをマーク。平均153fpsということで、165Hzディスプレイを生かすことができます。

 

BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)

  最高画質 高画質 中画質
フルHD 13270 16703 17591

久々となる国産のオンラインアクションRPGゲームです。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

比較的重めではありますが、最高設定でスコア13000台、平均95fpsと安定感◎。ただし、RTX 4060にしてはスコアの伸びが悪く、相性?はイマイチといったところ。

 

Diablo IV(ディアブロ IV)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中(DLSS”クオリティ”/高解像度アセット適用)

  プレイモード:ネヴェスク周回

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 157(122)fps 183(128)fps 215(167)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションRPGゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最近のゲームにしては軽く、DLSS無しでも平均100fpsを大きく超え、165Hzディスプレイをしっかり生かせます

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 184(126)fps 180(105)fps 220(141)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応していますが、逆効果のためフレーム補完はOFFにしています。

ウルトラ設定のみ効果を発揮。最大約17%fpsが向上し、165Hzディスプレイをフル活用できるほどになります。ちなみに、全てのゲームに当てはまるわけではありませんが、HXシリーズの方がHシリーズよりもfpsが伸びる傾向です

 

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:マルチプレイ(ファーム18)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 158(118)fps 160(119)fps 182(130)fps

重量級のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSSを有効にした結果となりますが、極限設定で165Hzディスプレイを生かせます。RTX 4050だと平均100fpsをやや超えるくらいなので、安定性重視ならRTX 4060がベターですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 71(64)fps 77(68)fps 84(73)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

DLSS無しでもウルトラ設定で平均71fpsキープし、地力の高さを感じさせますね。なお、RTX 4050は平均60fps台なので、安定感はやはり上。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 121(110)fps 143(131)fps 158(146)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮しており、最大約88%fpsが向上し、ウルトラ設定で平均100fpsオーバーと安定感◎。高設定なら165Hzディスプレイも生きてきます。なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均77fpsなので、その差は一目瞭然。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 25(21)fps 27(22)fps 27(21)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットということで、とんでもなく重く、全く歯が立ちません

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 77(64)fps 77(63)fps 76(64)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完により、最大約3.1倍もfpsが向上し、平均70fps台と安定してプレイできます。RTX 4050では平均60fpsにはあと一歩及ばず、RTX 4060の方がいろいろ便利なことがわかります。

 

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”ウルトラ”/DLSS”クオリティ”)

  プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 66(43)fps 70(45)fps 86(53)fps

ウルトラヘビー級のアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最高設定でも平均60fpsを超え、安定してプレイ可能です。VRAMを8GBと多めに搭載しているので、テクスチャの簡易表示がなく、とても快適。

VRAMが6GBのRTX 4050だとこうはいかず、最新ゲームをまんべんなく楽しむならRTX 4060をまず押さえたいところ

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 131(90)fps 136(91)fps 149(107)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから効果を発揮しており、約2倍もfpsが向上し、ウルトラ設定で平均119fpsと安定感バツグン。さすがに165Hzディスプレイをきっちり生かすことは難しいですが、これだけ出れば十分でしょう。

なお、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均88fpsとなり、平均100fpsに届きません。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 29(10)fps 31(10)fps 31(17)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

Cyberpunk 2077と同じく、反射・影・ライティングのフルセットということで、いずれの設定でも平均60fpsを大きく下回ります

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
WUXGA 70(41)fps 73(44)fps 76(48)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

やはりフレーム補完の効果は絶大。最大約2.5倍もfpsが向上し、平均70fps台と安定してプレイできます。ちなみに、フレーム補完なしだとウルトラ設定で平均44fpsとなり、平均60fpsに届きません。

 

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/高/中(RT”高品質”/FSR”クオリティ”)

  プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 85(70)fps 104(93)fps 110(96)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

最高設定で平均80fps以上をマーク。また、VRAMを8GB搭載していることもあり、最低fpsが大きく落ち込まず、とても安定しています。

なお、RTX 4050はVRAMが少ないので安定性に欠け、高設定でギリギリ平均60fpsを超えるなど、最新ゲームにはきつい性能です。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 114(91)fps 122(98)fps 124(99)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

特に最高設定での効果が大きく、fpsは約34%向上し、平均100fpsを超える安定ぶりです。さすがに165Hzディスプレイを生かすのはきついですね。

 

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 66(2)fps 86(73)fps 91(71)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングだとVRAMを非常に多く使い、最高設定だと動作が不安定になるため、高設定でのプレイがおすすめ。RTX 4050だと中設定まで落とす必要があり、最新ゲームならVRAM8GBはやはり欲しいですね。

ちなみに、VRAMが12GBあると4Kまで快適に動作します。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)

(テクスチャ品質”中”)
フルHD 75(7)fps 104(80)fps 101(77)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

FSRを有効にしても安定性の悪さは変わらず、高設定がおすすめ。FSRは描写負荷が下がるのですが、根本的にVRAMが足りないですね。

 

Tiny Tina’s Wonderlands(ワンダーランズ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:バッドアス/ウルトラ/高(FSR”クオリティ”)

  プレイモード:フィールド内の移動

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 86(72)fps 90(77)fps 102(89)fps

超重量級のFPSゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

バッドアス設定で平均80fps以上をマークし、安定してプレイできます。激重設定でこのパフォーマンスはとても魅力的。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps バッドアス ウルトラ
フルHD 97(80)fps 100(83)fps 111(90)fps

FSRを有効にした際のfpsです。

効果はやや控えめですが、最大約13%fpsが向上し、平均100fpsオーバーと安定感が格段に向上します

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

平均(最低)fps 最高 超高
フルHD 325(298)fps 338(312)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

軽いのでfpsが非常によく伸び、165Hzディスプレイをフルに生かすことができます。なお、最高設定でレンダリング解像度をMAXにしても、平均220fpsをマークしており、品質重視でも安定感バツグン。

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ/高(FSR”OFF”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 188(154)fps 244(168)fps 362(271)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

エピック設定が意外に重いものの、165Hzディスプレイを余裕で生かすことができます。一部の重量級ゲームを除き、高いfpsを叩き出せるのは魅力的ですね。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  プレイモード:射撃訓練場

平均(最低)fps 最高
フルHD 201(164)fps 264(212)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性の高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定で165Hzディスプレイをきっちり生かすことができ、スムーズにプレイ可能。なお、FPSゲームならRTX 4050でも余裕で対応できます。

 

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 103(76)fps 161(128)fps 181(139)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

最高設定がかなり重いのですが、平均100fps以上をキープし、やはりパワーがありますね。DLSSでさらに高いパフォーマンスを発揮します。

 

DLSS

平均(最低)fps 最高
フルHD 148(114)fps 192(140)fps 213(239)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

最高設定での効果が大きく、最大約44%fpsが向上し、最高設定でも165Hzディスプレイを生かせるまでになります。ただし、ゲームモードによってfpsにバラつきがあるので、高設定でプレイするのがおすすめ。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは512GB SSDを搭載しています。最近はゲームそのものの容量も増えていますが、500GBあればまずOK。SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、爆速のPCIe Gen.4規格を採用する本格派仕様。なお、メーカーはLite-Onとなっています。

その実力ですが、Gen.4ではなくGen.3タイプの速度ですね。しかも、読み込みこそ速度がしっかり出ていますが、シーケンシャルの書き込み速度はかなり遅め。500MB/sはSATAクラスということで、正直ないなあ…というのが本音。

ただし、SSDということで動作はとても快適。ゲームのロード時間は短く、各種アプリの動作もサクサク動きます。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

CPUは80℃前後で約4.3GHz(P-コア)と高いクロックをキープしています。また、GPUも80℃台前後と安定しており、しっかり冷却できています。

 

こちらがCINEBENCH R23実行時の温度です。

温度の許す限り性能をフルに引き出す動作システムとなっており、100℃ギリギリで約4.1GHz(P-コア)と非常に高めのクロックをキープ。ピーク時で4GHzオーバーというのはなかなかすごいですね。特にCPUの冷却性能の高さが光ります

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ゲーミングPCだと55デシベルが目安となりますが、ピーク時で54.9デシベルとほぼきっかり。ファンは豪快に回転しているものの、ゲーミングノートにしては静かな部類ですね。凄いのだと57デシベルくらいはいきます。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:静音モード、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約2時間50分をマーク。ゲーミングノートでは標準的なレベルなので、あくまでも一時しのぎに使う感じです。

 

充実したユーティリティー機能

システム管理アプリとして、”My Dell”が搭載されています。バッテリーの管理からサポートにいたるまで、このアプリ一つで完結するので、とても便利。

 

”SupportAssistant”では、ドライバのダウンロードやハードウェアのスキャン、トラブルシューティングまで網羅しており、PCのメンテナンスをかんたんに実行することができます。

 

ゲーム専用のアプリ”Alienware COMMAND CENTER”もインストールされており、動作モードの設定が可能。なお、あくまでもGシリーズということで、機能は限定的です。

 

サウンドシステムには、”Dolby Atmos”を採用。サラウンドをはじめ、イコライザー機能が充実しており、好みの音質に柔軟にカスタマイズ可能です。

肝心の音質ですが、重低音~高音まで再現しており、サラウンドもしっかり効いています。ただし、音質の厚みが弱く、迫力はイマイチです。

 

まとめ

高性能のHXシリーズCPUや高品質ディスプレイを採用するほか、冷却システムも強化され、前モデルから順当に進化。RTX 4060搭載モデルで価格は19万円台と安く、高いコスパを実現しています。ただ、SSDはクオリティの高いものにしてほしいところですね。。

なお、最新ゲームをまんべんなく楽しむならRTX 4060、FPSゲームを含め従来のゲームを楽しむならRTX 4050がおすすめです。

 

 

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