Alienware Aurora R16をレビュー 新登場!コンパクトでリーズナブルなミニタワーモデル

今回デルの【Alienware Aurora R16】をお借りしました。

Alienwareにもついにミニタワーモデルが登場!4Kでのゲーミングに対応したハイスペックモデルをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  Alienware Aurora R16
サイズ W197.00×D458.40×H418.00mm
OS Windows 11 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-13700F
・16コア24スレッド
・定格2.1/最大5.2GHz
CPUクーラー 水冷式CPUクーラー(24cmラジエーター)
メモリ 16GB(8GB×2、DDR5-5600)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe Gen.4)
グラフィクス GeForce RTX 4070(GDDR6X 12GB)
チップセット インテル Z690チップセット
光学ドライブ 非搭載
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.3
電源 1000W(80PLUS PLATINUM)
保証 1年(最大3年)
価格 298,979円278,022円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源ケーブル
・Wi-Fiアンテナ

※2024年1月5日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

マイルドなデザイン

Alienwareでは初となるミニタワーケースのモデルです。

 

ミドルタワーケースに比べ、高さと奥行きが小さいので、設置しやすいのがポイント。この通り、デスクの上において使うのもアリです。

 

Alienwareといえば宇宙船さながらの独特なフォルムですが、このモデルではだいぶマイルドに調整され、ボディはオーソドックスな箱型となっています。クセがなく、万人受けするフォルムといえますね。

しかし、代名詞ともいえるイルミネーションリングはバッチリ搭載。ただし、左サイドのみで、右サイドには非搭載と、なんとも中途半端なのは残念。。なんというか、そりゃないだろうという感じ。

 

 

基本的に左サイドしか見ないから不要…というのもわかりますが、どうせやるなら両サイドに搭載してほしいものです。

 

トレンドであるクリアサイドパネルを装備しており、内部を見て楽しむことも可能。下部の通気口がハニカムデザインとなっており、Alienwareらしいデザインはしっかり踏襲しています。

 

ちなみに、ケース内部にLEDイルミネーションバーが非搭載なのもマイナスポイント。LEDファンのみが光るので、内部は暗く、とても地味ですね。レノボやHPでは標準装備となっており、モデルの価格も決して安くはないだけに、造りこみの甘さがどうにも気になります。

 

高い冷却性能

熱くなりがちなゲーミングPCですが、通気口はフロントのスリット×2・右サイドに設置され、通気性はバツグン。グラボのそばに通気口があるのはポイント高いです。

 

フロント・背面に12cmファンを搭載するほか、天板にはラジエーターファンも搭載しており、スムーズなエアフローを実現しています。

 

ちなみに、底面はこのようになっています。幅広のゴム製インシュレーターが振動をしっかり吸収し、ビビり音などなどなく、安定性はとても良好です。

 

充実したインターフェース

インターフェースは非常に充実しており、USB端子はフロント・背面あわせて全12ポートも搭載し、USB 3.2~USB 2.0まで新旧そろい踏み。

そのうち、背面に搭載された小型&リバーシブルのType-Cポートは、最大20Gbpsの高速転送に対応した”Gen 2×2規格”となっています。ポートの数、種類ともに豊富で、あらゆる周辺機器を接続できます。Type-Cポートがフロントに配置されているのもグッドです。

映像端子は、HDMI(2.1a)・DisplayPort(1.4a)×3と豊富なので、マルチディスプレイ構成もラクラク。

 

内部

チャンバー構造採用

背面のレバーを引くことで内部にアクセスできます。ちなみに、レバーはネジでロックされているので、ツールレスというわけではありません。

 

内部構造は、電源下置きのオーソドックスな配置となっています。トレンドのチャンバー構造ではありませんが、実用面では全く問題なし。

 

裏配線には対応しているものの、必要な部分だけスペースを用意した変わり種です。独特の造りは、いかにもデルといったところ。

 

なお、拡張ベイの数ですが、なんと3.5インチベイが1つのみ。。

 

最近のケースは拡張性が控えめですが、それでも1つというのは少なすぎ!やはり、3.5インチベイは最低でも2つは欲しいですね。

 

大型水冷式CPUクーラー搭載

各種パーツを搭載するマザーボードですが、Alienware独自のものを採用しており、市販のもので代用することはできません。

 

モデルによってはオプションとなりますが、CPUクーラーには水冷式を採用しています。

CPUの熱をダイレクトに吸収し、ラジエーターから強力に排熱するので、空冷式クーラーを凌ぐ高い冷却性能を発揮します。さらに、ラジエーターのサイズは24cmと大きく、高クロックのK付きCPUにもバッチリ対応可能です。

デルの水冷式CPUクーラーといえば、小ぶりな12cmや14cmラジエーターのがメインでしたが、しっかりサイズアップしたのは好印象ですね。

 

カードキーパー装備

グラフィックボードは、4Kでのゲーミングに対応するRTX 4070を搭載。大型のヒートシンク&デュアルファンを搭載した高冷却タイプで、基盤側はバックプレートでしっかり補強されています。

グラボは、カードキーパーでがっちり固定されているのもポイント。PCIeスロットへの負荷を軽減することで、輸送時をはじめ、破損のリスクを大幅に減らすことができます。

 

ちなみに、PCの心臓ともいえる電源には、1000Wのプラチナクラス電源を採用しています。プラチナクラスは最大92%の電力変換効率を誇り、コンセントからの電力を効率よく変換できる、省エネ・低発熱の優れものです。

なお、マザーボードだけでなく、電源も独自規格なので、購入後に自分で内部をカスタマイズしたい方には不向きですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

【CINEBENCH】は3Dグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。

 

CPUはインテル第13世代の16コア24スレッドCPU・Core i7-13700Fを搭載しています。末尾のFは内蔵グラフィック非搭載バージョンのことで、性能は通常バージョンと同じです。

第12世代の設計を踏襲しており、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を引き続き採用。そのうえでE-コアを倍増し、16コア24スレッド構成と大きくコア・スレッド数が増加しています。また、動作クロックも大きく引き上げられ、前世代からさらにパフォーマンスが向上しています。

 

参考までに、下位のCore i5-13400(10コア16スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約14%、マルチ性能にいたっては約74%上回っています。ゲームオンリーならCore i5でも十分ですが、Core i7なら配信や各種編集作業でも非常に高いパフォーマンスを発揮します。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DirectX 12 Ultimate(Speed Way)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

グラフィックボードは、NVIDIAの最新世代となる”Ada Lovelace”のハイスペックグラボ・RTX 4070を搭載。前世代のRTX 3080に匹敵する性能を持ち、VRAM(グラフィックメモリ)を12GBと非常に多く搭載しているので、4K動画の編集や3DCGの作成などヘビーな作業を快適にこなせます。

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Speed Way 4405
Port Royal 10984
Time Spy
Extreme
8258 8293 8069
Time Spy 17086 17404 15486
Night Raid 84544 183734 20828
Fire Strike
Ultra
9897 9617 41994 5134
Fire Strike
Extreme
20265 20807 41512 10324
Fire Strike 36392 43101 38060 16298
Sky Diver 85775 131023 36383 55207

 

RTコアとTensorコア

RTXシリーズでは、”RTコア”と”Tensorコア”を搭載しています。

 

RTコアは”レイトレーシング技術(RT)”に対応しており、反射・影・ライティングなどをリアルに再現可能。ゲームでのイメージを見てもわかるように、炎の描写が車体にもしっかり表現され、従来よりもさらに臨場感が増しています。

また、AI機能のTensorコアは”DLSSモード”に対応しており、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がり、とても便利。

そのほか、RTXシリーズはOptiXにも対応しているのもポイント。Blenderなどの3DCG作成ソフトでは、RTコアを活用した高速レンダリングや、Tensorコアを活用した高速のノイズ除去機能を搭載し、ヘビーなCG作成作業で高いパフォーマンスを発揮します。

 

RTX 4000シリーズはDLSS 3&AV1エンコードに対応

RTX 4000シリーズ最大の特徴は、最新のDLSS 3&AV1エンコードに対応していること

DLSS 3というのは従来のDLSS 2の発展型で、GPUコアに内蔵された”Optical Flow Accelerator”を使い、映像のフレーム間に中間フレームを補完する技術のこと。アップスケーリング+フレーム補完で描写の負荷を大きく軽減し、フレームレートを大幅に上げることが可能です。

ウルトラヘビー級のゲーム・Cyberpunk 2077では、約4倍以上もパフォーマンスが向上するなど、RTX 3000シリーズに対し大きなアドバンテージとなっています。

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

 

4K WQHD フルHD
13120 24581 30332

グラフィック負荷が高めのMMORPGです。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープでき、快適にプレイするならスコア9000をしっかり超えたいところ。

いずれも最高品質で測定しており、4Kではスコア13000台、平均89fpsで安定してプレイできます。RTX 4060 Tiではスコア9000ギリギリなので、4KならRTX 4070は欲しいですね。

なお、WQHDでは盤石で、平均169fpsをマーク。144Hz出力など高リフレッシュレートディスプレイを生かすことができます。

 

Armored Core 6(アーマードコア6)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高

  プレイモード:密航

平均(最低)fps 最高
フルHD 116(110)fps 120(111)fps
WQHD 120(95)fps 120(100)fps
4K 65(57)fps 84(75)fps

標準的なグラフィック負荷のアクションゲームです。基本的に平均60fps出ればOKですが、対人戦なら平均100fps以上がベター。

4Kで負荷がグンと上がり、最高設定では平均60fps台までとなります。パフォーマンス重視なら高設定、対人戦ならWQHDがおすすめです。

 

Assassin’s Creed Mirage(アサシン クリード ミラージュ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高+/高

  プレイモード:ベンチマークテスト

平均(最低)fps 最高 高+
フルHD 144(100)fps 155(111)fps 181(137)fps
WQHD 110(83)fps 118(88)fps 133(103)fps
4K 65(51)fps 79(71)fps 75(58)fps

やや重めのアクションゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

アーマードコアと同じく、4Kでガクッとfpsが落ちますが、それでも最高設定で平均60fps以上をキープ。安定性重視なら高+設定といったところでしょうか。フレームレートを稼ぐなら、やはりWQHDですね。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 100(85)fps 110(93)fps
WQHD 70(64)fps 85(74)fps
4K 30(27)fps 36(31)fps

現状では最強レベルとなるウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

さすがにこのクラスともなると、平均60fpsを超えるのはWQHDまでとなり、4KではDLSSのアシストが必要になります。なお、RTX 4080はチップ性能・VRAMがとても強く、4Kでも平均60fpsをクリアします。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 170(147)fps 221(196)fps
WQHD 114(103)fps 160(149)fps
4K 77(72)fps 106(99)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

4Kでの効果が非常に大きく、fpsは最大約2.9倍も向上し、ウルトラ設定で平均60fpsを大きく超えてきます。なお、フレーム補完なしだと平均55fpsなので、効果は絶大ですね。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 50(44)fps 52(46)fps
WQHD 32(25)fps 35(28)fps
4K 14(12)fps 14(12)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードの重さ+反射・影・ライティングのフルセットでとんでもなく重く、いずれの解像度・設定でも平均60fpsをクリアできません

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 128(105)fps 133(108)fps
WQHD 94(81)fps 96(82)fps
4K 65(60)fps 66(60)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完の効果てきめん。4Kではfpsが最大約4.7倍も向上し、平均60fpsをクリア。ただし、やや超えるくらいなので、特にレイトレーシングで使うならRTX 4070 Tiがおすすめです。

 

RT+DLSS(DLSS 3.5/Ray Reconstruction)

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 106(96)fps 110(100)fps
WQHD 71(62)fps 74(66)fps
4K 50(47)fps 52(48)fps

レイトレーシングの品質&パフォーマンスを向上した”DLSS 3.5/Ray Reconstruction”を有効にした際の結果です。この機能を活用するには、レイトレーシングをさらに強化した”パストレーシング”が前提となります。

パストレーシングがベースとなっているので、平均60fpsをクリアするのはWQHDまでとなります。ただし、以前はフルHDが限界だったことを考えると、たしかに進化していますね。

なお、クオリティの進化は一目瞭然で、ライティングがさらにリアルになり、太陽光がうまく再現できています。

 

Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”/フレーム補完”ON”)

  プレイモード:ホグワーツ内の移動

平均(最低)fps 最高
フルHD 125(94)fps 128(97)fps
WQHD 83(60)fps 92(65)fps
4K 38(30)fps 47(40)fps

サイバーパンクに勝るとも劣らないウルトラヘビー級のFPSゲーム。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

サイバーパンクに近い結果となり、平均60fpsをクリアするのはWQHDまで。4KならDLSSが必須となります。

 

DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 210(151)fps 249(176)fps
WQHD 172(141)fps 185(147)fps
4K 101(95)fps 122(100)fps

DLSSを有効にした際の結果です。このゲームはDLSS 3(フレーム補完)に対応しています。

フルHDから非常に高い効果を発揮しており、4Kでは最大約2.7倍もfpsが向上し、平均100fpsオーバーと安定感バツグンです。なお、フレーム補完なしだと平均92fpsなので、効果はかなり大きいですね。

 

RT

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 56(45)fps 61(47)fps
WQHD 45(35)fps 47(37)fps
4K 23(18)fps 24(19)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

このゲームでも反射・影・ライティングのフルセットということで、平均60fpsを超えるのはフルHD・高設定のみとなります

 

RT+DLSS

平均(最低)fps ウルトラ
フルHD 130(102)fps 132(99)fps
WQHD 108(64)fps 110(77)fps
4K 72(54)fps 76(58)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

フレーム補完がバッチリ効いており、4K・ウルトラ設定ではfpsが最大約3.2倍も向上し、平均60fpsをしっかり超えてきます。なお、フレーム補完なしだと平均55fpsまでしか伸びず、効果の大きさを実感します。

ちなみに、4Kだとメモリ16GBではクラッシュする場合があるので、32GBに増やすのがおすすめ。

 

BIOHAZARD RE:4(バイオハザード RE:4)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(RT”高品質”/FSR[フルHD&WQHD]”クオリティ”・FSR[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:最初の村を移動

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 153(131)fps 162(135)fps
WQHD 113(106)fps 118(113)fps
4K 64(59)fps 63(58)fps

重量級のアクションゲームです。競技性は高くないので、スムーズにプレイできる平均60fpsをキープできればOK。

FSR無しでも4Kでは平均60fpsをクリア。ただし、辛うじてクリアするくらいなので、FSRは必須ですね。WQHDにはやはり強く、平均100fpsをしっかり超えています。

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 162(135)fps 169(144)fps
WQHD 144(130)fps 153(133)fps
4K 106(101)fps 109(104)fps

FSRを有効にした際のfpsです。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要の汎用性が高い技術で、最近では画質のクオリティもDLSSと同等レベルに向上しています。

効果が大きくなるのはWQHDからとなり、4Kではfpsが最大73%向上し、平均100fpsを超えてきます。WQHDなら144Hzディスプレイを生かせるほどです。

 

RT

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 132(115)fps 137(122)fps
WQHD 102(88)fps 107(94)fps
4K 61(55)fps 64(61)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

レイトレーシングの負荷はそこまで高くなく、4Kでは通常モードとほとんど変わりません。なお、VRAMの使用量がかなり多いものの、12GB搭載しているのでバッチリ対応できます

PCゲームは最適化が不十分な場合があるので、VRAMは12GBあると安心。

 

RT+FSR

平均(最低)fps 最高
(テクスチャ品質”高・8GB”)

(テクスチャ品質”高・4GB”)
フルHD 137(122)fps 139(124)fps
WQHD 121(111)fps 126(115)fps
4K 92(88)fps 95(92)fps

RT機能とFSR機能を同時に有効にした際の結果です。

やはり効果を発揮するのはWQHDからとなり、4Kではfpsが最大51%向上し、平均90fps台と安定感が格段に上がります

 

OVERWATCH 2(オーバーウォッチ 2)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:エピック/ウルトラ(FSR”67%”)

  プレイモード:練習場

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 317(239)fps 449(380)fps
WQHD 229(188)fps 291(237)fps
4K 122(107)fps 150(130)fps

超軽量のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

このクラスのゲームなら余裕で対応でき、4Kでもウルトラ設定なら144Hzディスプレイをきっちり生かせます

 

FidelityFX Super Resolution(FSR)

平均(最低)fps エピック ウルトラ
フルHD 348(241)fps 503(427)fps
WQHD 258(202)fps 346(271)fps
4K 149(130)fps 181(158)fps

FSRを有効にした際の結果です。なお、このゲームでもFSR 2に新たに対応しました。

fpsの上げ幅は最大約22%程度ですが、4K・エピック設定でも144Hzディスプレイをフル活用できるようになります

 

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高

  射撃訓練場

4K WQHD フルHD
168(143)fps 266(213)fps 299(294)fps

標準的なグラフィック負荷のFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

4Kでは144Hzディスプレイ、WQHDでは240Hzディスプレイをきっちり生かせます。FPSゲームは軽めのものが多く、RTX 4070でも4Kで高いフレームレートをたたき出します。

 

Fortnite(フォートナイト)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:最高/高(DLSS[フルHD&WQHD]”品質”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

平均(最低)fps 最高
フルHD 177(114)fps 270(211)fps
WQHD 123(88)fps 196(131)fps
4K 70(55)fps 101(75)fps

やや軽めのFPSゲームです。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

光源のグラフィック負荷が高く、特に最高設定で顕著に重くなり、4Kでは平均60fps台までしか伸びません。平均100fpsオーバーの高設定とは対照的ですね。

 

DLSS

  最高
フルHD 257(168)fps 318(220)fps
WQHD 188(124)fps 246(161)fps
4K 137(92)fps 185(121)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

解像度が上がるほどfpsは伸び、4Kでは約96%も向上し、最高設定で144Hzディスプレイを生かせるまでになります。ただし、ゲームモードによってfpsにばらつきがあるので、高設定でプレイするのがおすすめ。

ちなみに、レイトレーシングを有効にしても結果がほとんど変わらないので、省略しています。

 

Call of Duty: Modern Warfare III(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3)

測定条件

  解像度:4K/WQHD/フルHD

  ゲーム設定:極限/ウルトラ/バランス(RT”ウルトラ”/DLSS[フルHD&WQHD]”クオリティ”・DLSS[4K]”パフォーマンス”)

  プレイモード:マルチプレイ(インベージョン)

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 217(184)fps 230(197)fps 273(222)fps
 WQHD 157(138)fps 164(145)fps 211(186)fps
4K 97(83)fps 101(97)fps 124(107)fps

FPSゲームにしては負荷が高め。競技性が高いので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。

DLSS無しでも4Kでは平均100fps以上を狙うことができ、やはり4K適正は高いですね。

 

DLSS

平均(最低)fps 極限 ウルトラ バランス
フルHD 246(196)fps 269(215)fps 275(226)fps
WQHD 188(165)fps 197(170)fps 221(189)fps
4K 141(124)fps 145(128)fps 161(142)fps

DLSSを有効にした際のfpsです。このゲームはフレーム補完に対応していますが、むしろ逆効果なので、オフにしています。

フルHDから効果を発揮しており、4Kでは最大約45%fpsが向上し、極限設定でも144Hzディスプレイを生かせるようになります。フレーム補完無しでも十分実用的。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルでは、超大容量の1TB SSD(KIOXIA)を搭載しています。最近のゲームは容量が非常に多くなっていますが、1TBならしっかり対応できます。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、その中でも特に速い”Gen.4”規格を採用する徹底ぶり。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)は最大7000MB/sと爆速。一方、ランダムの速度はGen.3レベルということで、トータルでは中の上クラスのGen.4 SSDといったところです。もちろん、SSDらしくゲームのロードからアプリの動作までサクサク動き、とても快適。

 

温度

こちらはFF14ベンチマークを実行した際の各パーツの温度です。なお、室温は25℃です。

 

CPUの温度はP-コアで50℃前半と冷え冷え。また、グラボのコア温度は70℃前後、特に熱くなりがちなホットスポットも80℃台半ばと、こちらも問題なく冷えていますね。

 

こちらは、CINEBENCH R23実行時の温度となります。

低出力の65W仕様ですが、ブーストがかなり効いており、消費電力を100Wまで引き上げ、約3.7~3.8GHzの高い動作クロックをマークしています。

 

動作音

同じくFF14のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

 

ケースの左側面にて計測した結果です

50デシベルが一つの目安となりますが、ピーク時で50.6デシベルとほぼきっかり。ノートPCに近いノイズレベルということで、CPUやグラボファンのノイズがやや気になる程度ですね。静音性は極めて優秀です。

なお、アイドル時は48.9デシベルと、かすかにファンの音が聞こえるレベルで、非常に静かです。

 

充実したユーティリティー機能

ゲーミングPCということで、専用ユーティリティー”Alienware COMMAND CENTER”が用意されています。イルミネーションの設定をはじめ、動作モードの変更やファンコントロールなどの設定をすることができます。

 

さらに、”SupportAssistant”では、ドライバのダウンロードやハードウェアのスキャン、トラブルシューティングまで網羅しており、PCのメンテナンスをかんたんに実行することができます。

 

まとめ

厳しいかもしれませんが、ケースの完成度が価格の割に中途半端なので、おすすめしません。せっかくAlienwareを購入するなら、上位の”Alienware Aurora R15”がだんぜんオススメ!

 

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