GALLERIA/ガレリア RL5C-R35Tをレビュー フルHDでのゲーミングに最適!高い完成度が魅力のRTX 3050 Ti搭載ゲーミングノート

今回はドスパラの【GALLERIA(ガレリア) RL5C-R35T】をお借りしました。

NVIDIAの最新世代となる”Ampere”のエントリークラスGPU・RTX 3050 Ti搭載モデルが登場。フルHDでのゲーミングに最適な軽量ゲーミングノートをチェックしてみましょう。

 

目次

スペック

  ガレリア RL5C-R35T
サイズ W360×D244×H20.0mm
重量 約2.0kg(実測1885g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU Core i5-11400H
・6コア12スレッド
・定格2.7/最大4.5GHz
メモリ 16GB(DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス RTX 3050 Ti(GDDR6 4GB)
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD、ノングレア、144Hz
インターフェース USB3.1 Gen.2 Type-C、USB3.1 Gen.1 Type-A×2、USB2.0、HDMI 2.1、SDスロット、LANポート、マイク入力、ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HD画質 WEBカメラ
キーボード シングルRGB対応日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.1
保証 1年(最大5年)
価格 149,980円(税込)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(407g)
・電源ケーブル(157g)

※2021年8月13日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

スタイリッシュなデザイン

エントリーモデルらしからぬ高い完成度が魅力のモデルです。

 

格安モデルだと樹脂製ボディが一般的ですが、なんとこのモデルでは、天板が金属製となっています。

表面は美しい非光沢の梨地仕上げで、触り心地も滑らか。金属の高い質感も相まって、ワンランク上のクオリティを実現しています。

 

渋いガンメタリックカラーも相まって、引き締まった印象を受けます。なお、ブラックが一般的なゲーミングノートでは、ガンメタリックはなかなか珍しく、新鮮な感じですね。

機能美あふれるフォルムもポイント。凹凸を極力排したフラットボディに仕上げており、天板部分もプレス加工などもなく、ロゴのみと非常にスッキリしています。

 

ゲーミングノートでは何かと派手になりがちなグリルも、ボディと一体化した控えめな造形です。一般のノートパソコンと遜色なく、普段使いもOK。

 

底面はこの通り、大きく通気口が開けられており通気性はバツグン。2基のデュアルファンでCPUとGPUを強力に冷却します。

 

持ち運びしやすい軽量ボディ

15インチのゲーミングノートにしては非常に軽く、その重さはなんと実測で1885g!最近のゲーミングノートは軽量化が進んでいますが、それでも2kgオーバーのモデルが多く、この軽さは大きなアドバンテージですね。

軽いだけあり、ボディはスリム&コンパクト。ボディの厚さは最薄部で20.5mmと薄く、ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることで、横幅と奥行きを圧縮。従来の15インチモデルよりも一回り小さいサイズを実現しています。

さすがにモバイルノート並みの超軽量ボディとはいきませんが、この軽さならモバイル用途でも使えます。

 

充実したインターフェース

15インチモデルらしく、インターフェースはなかなかの充実ぶり。

 

USBは全4ポート搭載し、レガシーのUSB2.0からUSB3.2までそろい踏み。そのうち左サイド小型端子・Type-Cポートは、最大10Gbpsの高速転送が可能な”Generation2”規格に対応しています。

ポート数・規格・形状全てのポイントをおさえており、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

また、画像出力端子はHDMIのみですが、Type-Cポートが画像出力を兼ねているため、複数ディスプレイの運用も可能です。さらに、地味ながら便利なSDスロットをしっかり完備しているのも◎。普段使いにも便利ですね。

 

ポートの配置もよく考えられており、HDMI・LAN・電源・USB Type-Cポートが後ろ側に配置されているのもポイント。中でも映像・LAN・電源ケーブルは特にかさばりやすく、サイドにあるとマウスなどの配線と干渉して邪魔になりがち。しかし、後ろにあればそんな心配は一切ありません。

 

なお、無線LANは最新のWi-Fi 6(802.11ax)にしっかり対応。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのゲーミングがより安定します。

 

ディスプレイ&キーボード

発色に優れたディスプレイ

ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は標準的なフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアタイプで、自分の顔とにらめっこすることなく、ゲームに集中できます。

 

肝心の画質はこの通り、コントラスト・発色が高く、きれいな映像でゲームを楽しむことができます。

 

横からのぞいても、色ムラがほとんどないのもグッドです。

なお、ディスプレイの型番(BOE0804)を調べてみると、下記のようなスペックとなっています。ただし、公式情報ではないので、ものによっては違うパネルが搭載されている可能性がある点に注意

 

 icon-check-circle 輝度:300 cd/m²  icon-check-circle sRGB:95%  icon-check-circle Adobe RGB:73%  icon-check-circle DCI-P3:74% icon-check-circle G-Sync対応

 

144Hz対応ディスプレイ

低価格モデルながら、144Hzディスプレイを搭載し、なかなかに太っ腹です。

 

144Hzディスプレイは、1秒間に描写できる回数が通常の60Hzディスプレイの2倍以上!その分だけ映像が滑らかになり、ゲームのプレイ精度が上がります。特に動きの激しいFPSゲームにはうってつけです。

普段ノーマルディスプレイを使っている方はその違いに驚くはず。

 

操作性の高いキーボード

トレンドのフルカラーキーボードをバッチリ搭載。キーキャップはサイドが透過処理されており、あふれんばかりの華やかさです。もちろん、ファンクションキーや付属のアプリでON/OFFも切替可能。LEDが苦手な方でも安心です。

15インチのワイドボディということで、キーボードにはテンキーを装備。

 

テンキーの配置にややクセがあるものの、基本的には素直なキー配置となっています。キーそのものも大きめで、すべて独立しており、キーピッチも約19mmとデスクトップキーボードなみのゆとりがあるので、誤爆の心配はまずありません。

 

キーストロークはこの通り深めで、しっかりした打鍵感を味わえます。深すぎず、適度な反発はクセになる感じです。ゲームでの操作性は高く、まさにストレスフリー。キーボード面の剛性も高く、安定感もバッチリです。

 

なお、イルミネーションは単色仕様で、付属アプリにて好みのカラーに変更できます。アニメーションにも1種類のみではありますが、対応しています。

 

ちなみに、電源ボタン横に配置されたボタンでは、”ゲームモード・オフィスモード”2種類の動作モードに切り替えることができます。

動作モードは、LEDラインの点灯で判別できる親切仕様です。全点灯がゲームモード、半分点灯がオフィスモードとなっています。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプを採用しています。

 

完成度は高く、表面はさらさらしておりカーソル操作は非常にスムーズです。クリックボタンもとても反応がよく軽い力で操作でき、動作音も非常に静か。まさにストレスフリーですね。。

一体型だと押し込んでもなかなか反応しないケースがたまにあるのですが、しっかり造りこまれています。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

RTX 3050 Ti搭載

GPUは、NVIDIAの最新世代”Ampere”のRTX 3050 Tiを搭載。GTX 1650 Tiの後継となる、エントリークラスのGPUですが、前世代のミドルクラスに匹敵する性能にパワーアップ。フルHDでのゲーミングに最適です。

また、RTXシリーズということで、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応しています。GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。

 

上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとの違いは一目瞭然。炎の描写が車体にもしっかり表現され、よりリアルになっているのがわかりますね。

さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。

Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。

なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!

 

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、インテルの第11世代6コア12スレッドCPU・Core i5-11400Hを搭載しています。

6コア12スレッドということで、前世代のCore i7-10750Hと互角か、それ以上の性能を発揮します。特にシングル性能が200cbオーバーに強化されているのがポイント。ゲームではシングル性能が重要になるので、第10世代よりもゲーミングに強くなっています。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・RT(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

GTX 1650 TiからCUDAコア数が増加し、おおむね約30~40%性能が向上!GTX 1660 Tiに匹敵する性能となっており、フルHDでのゲーミングに最適です

なお、RT性能については、Port Royalではスコア1000を下回っており、実用レベルにありません。DLSSでfpsを底上げできるのが強みです

  総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Port Royal 829
Time Spy
Extreme
2488 2420 2963
Time Spy 5458 5281 6744
Night Raid 34284 57959 10343
Fire Strike
Ultra
3261 3144 18641 1666
Fire Strike
Extreme
6297 6486 18565 2851
Fire Strike 12388 13970 18618 5269
Sky Diver 32954 45775 14616 27044
Cloud Gate 36633 93480 11710
Ice Storm 112674 131850 74667

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

  最高 標準
フルHD 13454 15549 17244

最高設定でスコア13000台をマークし、安定してプレイできます。GTX 1660 Tiをほうふつとさせるスコアですね。

 

PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)

おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。

  設定6 設定5 設定4
フルHD 8412 9567 12005

この通りとても重く、設定4まで落として、ようやくスコア10000を超えることができます。ただ、高品質ということで、グラフィック品質はきれいですね。設定6と設定5が重すぎるだけで、設定4でも十分実用的です

 

BATTLEFIELD V(バトルフィールド V)

大御所のFPSゲーム【BATTLEFIELD】の最新作。前作では第一次世界大戦でしたが、本作では久々に第二次世界大戦に戻ってきました。「グランド・オペレーション」や「コンバインド・アームズ」などのゲームモードが追加され、前作よりもさらにパワーアップしています。

ゲーム内容もさることながらグラフィックも大幅に進化。ただ、その分要求スペックは高く、特にリアルタイムレイトレーシングともなるとハイエンドマシンが必須になるレベルです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中/低

  プレイモード:コンクエスト

  最高
フルHD 79(64)fps 87(81)fps 95(90)fps 108(98)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重量級のゲームではありますが、最高設定で平均80fps近くまで伸び、安定感がありますね。本当にGTX 1660 Tiそのものといった感じです。

 

DirectX 12+RT(リアルタイムレイトレーシング)

  最高
フルHD 42(34)fps 53(47)fps 70(64)fps 81(74)fps

こちらは本作の目玉機能である、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にした際のfpsです。

RTはとにかく重く、エントリーレベルでは、フルHDでもガッツリ設定を落として、ようやく平均60fpsをクリアします

 

DirectX 12+RT+DLSS

  最高
フルHD 45(39)fps 56(51)fps 65(52)fps 77(70)fps

RTモードに加え、DLSSを有効にした際の結果です。RTモードでのみ有効にでき、グラボのグレードによって有効にできる解像度が異なりますが、RTX 3050 TiではフルHD以上で動作します。

RTオンリーに比べ、fpsの上げ幅は最大7とだいぶ控えめです。初期のDLSS&フルHDということで、効き目がイマイチですね。

 

Call of Duty : Black Ops Cold War(コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー)

言わずと知れた大御所FPSゲーム・Call of Dutyの新作ですね。本作は2010年に発売された”Call of Duty : Black Ops”の続編で、メインストーリーとなるキャンペーンモードでは、東西冷戦時代のシリアスな雰囲気を堪能することができます。

もちろん、毎度おなじみのマルチプレイやゾンビモードもしっかり完備。特にマルチプレイは充実しており、クイックマッチに対応したルールだけで8種類、さらに特別ルールが2種類も用意され、飽きの来ない内容となっています。また、プレイヤーの耐久は低めな分、リスポーンが早いので、サクサク楽しめるのもいいですね。

一方、ゾンビモードは進行形ミッションということで、攻略手順などメンバー同士の連携が重要な要素となります。装備強化に加え、謎解き要素もあり、マルチプレイとはまた違った楽しみを味わうことができます。遊びの幅が広い、バリエーション豊富なFPSゲームとしておすすめです。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/ミディアム(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:マルチプレイ

  ウルトラ ミディアム
フルHD 71(57)fps 87(67)fps 102(96)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

このゲームでも、ウルトラ設定で平均70fpsをマークし、安定してプレイできます。なお、DLSSを単体で有効にできるので、ぜひ活用しましょう。

 

DLSS

  ウルトラ ミディアム
フルHD 93(83)fps 119(107)fps 133(126)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

最新世代のDLSSということで、フルHDでも効果がしっかり出ており、fpsは最大37%も向上。ウルトラ設定で平均90fps台まで伸び、安定感バツグン。グラフィック品質を割り切れば、144Hzディスプレイをさらに生かせます。

 

RT

  ウルトラ ミディアム
フルHD 41(36)fps 48(40)fps 57(48)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

負荷が低めのRTではありますが、いずれの設定でも平均60fpsに届かず。単体では厳しく、DLSSモードで底上げしましょう。

 

RT+DLSS

  ウルトラ ミディアム
フルHD 64(58)fps 67(59)fps 78(65)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

DLSSがバッチリ効いており、fpsは最大約56%も向上。ウルトラ設定でも平均60fpsを超えてきます。ただ、FPSゲームなので、DLSSのみでfpsを大きく伸ばすのがおすすめ。

 

Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)

大人気のオープンワールドアクションRPGですね。舞台となる2077年のアメリカ・カリフォルニアに位置する”ナイトシティ”では、テクノロジーが目覚ましく発展している一方、社会は混乱を極めており、まさにカオス。そんなナイトシティでの成功を企む主人公の”V(ヴィー)”を操り、様々なミッションに挑戦します。

ユニークなのはVの立ち位置を自分で選択できる点ですね。バックグラウンドは開始時点で決まっておらず、キャラクター作成時に3種類の”ライフパス”から選択できます。ライフパスによって大きくシナリオが変わることはありませんが、各種イベントや選択肢が変わり、バリエーションに幅を持たせているのは面白い試みです。

戦闘はFPSながら、RPG要素が大きく、格上の相手にはしっかり育成して臨む必要があります。武器や防具はもちろん、体内に埋め込む”サイバーウェア”をアップグレードしつつ、スキルを強化し、プレイスタイルによって柔軟にカスタマイズ可能。じっくり楽しめるRPGゲームに仕上がっています。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低(RT”ウルトラ”/DLSS”品質”)

  プレイモード:本編で市街地中心部を移動

  最高
フルHD 38(34)fps 44(39)fps 55(49)fps 63(54)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

トップクラスに重いゲームということで、エントリーGPUには荷が重く、軒並み平均60fpsを大きく下回ります。なお、このゲームでもDLSSを単体で使うことができます。

 

DLSS

  最高
フルHD 51(41)fps 55(49)fps 58(51)fps 58(51)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

新世代のゲームということで、フルHDレベルでも効果を発揮します。fpsは最大約37%向上しているものの、いずれの設定でも平均60fpsに届かず。さすがにこのクラスともなると、RTX 3060は欲しいところです。

 

RT

  最高
フルHD 6(5)fps 6(3)fps 7(5)fps 16(14)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

通常モードでもかなり重いので、RTではこの通り、一応動くというレベルです。。

 

RT+DLSS

  最高
フルHD 21(19)fps 23(21)fps 25(22)fps 30(27)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

パフォーマンスは格段に向上しますが、やはり平均60fpsには全く届きません。

 

Borderlands 3(ボーダーランズ 3)

前作の【Borderlands 2】から約7年ぶりの新作。惑星パンドラを舞台に、超古代文明人エリディアンの残した財宝・ヴォルトをめぐる戦いはまだまだ続きます。ユニークなスキルを持つ4人のヴォルト・ハンターを操り、新たなる敵”カリプソ・ツインズ”と抗争を繰り広げます。

見た目こそFPSゲームではありますが、ハクスラ系のRPGゲームとなっており、敵を倒しつつレベルアップ&スキル獲得という流れで、キャラ育成を楽しむことができます。また、武器の種類はなんと100憶種類以上用意されており、好みの武器を出るまで掘るプロセスは、まさにハクスラそのもの。

もちろんこのシリーズの醍醐味?である”イカレっぷり”は今作でも健在。ぶっ飛んだ世界で思う存分暴れまわりたい方におすすめ。過去作を知らない方は、プレイ前にトレーラームービーを見ると〇。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、バッドアス/ウルトラ/高/中/低

  プレイモード:キャンペーン

  バッドアス ウルトラ
フルHD 60(52)fps 63(55)fps 75(66)fps 111(97)fps 134(113)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

重さで定評のあるBorderlandsシリーズですが、なんと超重量級のバッドアス設定で平均60fpsをマーク。エントリークラスでこのパフォーマンスは驚きですね。

 

Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。

内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高/超高/高/中/低

  プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)

  最高 超高
フルHD 198(177)fps 204(190)fps 212(199)fps 226(202)fps 241(118)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

FPSゲーム屈指の軽さということで、最高設定でもほぼ平均200fpsをマークし、144Hzディスプレイをきっちり生かすことができます。

ちなみに、グラフィック品質重視なら、レンダリング解像度を上げてみるのもあり。解像度MAX(100)・最高設定でも平均141fpsと申し分ないパフォーマンスです。

 

Apex Legends(エーペックス レジェンズ)

最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。

【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)

  プレイモード:射撃訓練場

  最高
フルHD 116(93)fps 165(140)fps

FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。

このゲームもわりと軽めということで、最高品質でも平均100fpsをオーバー。低設定であれば、144Hzディスプレイをフルに生かせます。

あくまでもエントリーGPUなので、144Hzのハードルは高く、きっちり生かせるのは軽めのものに限られます

 

Fortnite(フォートナイト)

こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。

平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:DirectX 12、最高/高/中

  降下後、1分間のダッシュ&屋内探索

  最高
フルHD 85(67)fps 118(110)fps 124(115)fps

競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。

意外に重い最高設定でも、平均80fps台をマークし、安定してプレイできます。このゲームでもDLSSが単体で使えるので、しっかり底上げしましょう。

 

DLSS

  最高
フルHD 120(99)fps 161(148)fps 166(145)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

DLSSモードを有効にすると、レンダリング解像度をガッツリ落とすので、fpsが大幅に向上します。その上げ幅は最大41%にもなり、高設定では144Hzディスプレイをフル活用できます

 

RTモード

  最高
フルHD 17(14)fps 19(14)fps 21(15)fps

RT設定はMAXにして測定しています。

負荷の高いRTモードですが、このゲームは”グローバルイルミネーション”容赦なく重く、平均10fps台と全く伸びません

 

RT+DLSSモード

  最高
フルHD 34(29)fps 34(30)fps 35(30)fps

伸び幅は約2倍にもなりますが、いかんせん重すぎるので焼け石に水。RTX 3070クラスでようやく平均60fpsに届くかというレベルです。

 

Watch Dogs Legion(ウォッチドッグズ レギオン)

実に4年ぶりとなる、大人気ハッキングアクションゲームの続編ですね。今作では舞台をロンドンに移し、テクノロジーの自由な利用を掲げる正義?のハッカー集団”デッドセック”が、強権的な監視社会に対抗するストーリーとなっています。

ハッキングや格闘・銃撃戦などの幅広いアクションはそのままですが、主人公キャラが不在となり、”ハッカー”や”エンフォーサー”といったクラス分けが無くなっているのが大きなポイント。様々な技能を持つロンドンの一般市民をリクルートして、状況に応じて使い分けるシステムとなり、チームの編成力が問われます。

プレイの自由度が大きく向上する一方で、オープンフィールド+RT対応でグラフィック負荷はかなり重く、マシンの要求スペックも格段に向上。相応のゲーミングPCが必要となります。

下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最大/超高/高(RT”最高”/DLSS[フルHD&WQHD]”品質”)

  プレイモード:ベンチマークモード

  最大 超高
フルHD 32(24)fps 48(39)fps 70(55)fps 81(64)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

前作と同じくグラフィック負荷はかなり重め。高設定では平均60fpsを超えてくるものの、実際にはベンチマークの約7~8割程度まで落ち込むので、中設定が実用レベルというところですね。

 

DLSS

  最大 超高
フルHD 38(27)fps 61(49)fps 74(57)fps 85(64)fps

DLSSを有効にした際の結果です。

フルHDでも効果を発揮し、最大27%fpsが向上。超高設定でも平均60fpsを超えるようになりますが、実際のプレイで考えると、ガッツリ設定を落とさないと厳しいです

 

RT

  最大 超高
フルHD 10(3)fps 18(14)fps 19(10)fps 49(39)fps

RT機能を有効にした際の結果です。

元が重すぎるので、RTモードでは全く歯が立ちません。

 

RT+DLSS

  最大 超高
フルHD 14(4)fps 18(5)fps 44(36)fps 48(39)fps

RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。

高設定のみ2倍以上fpsが伸びていますが、焼け石に水ですね。DLSSを使っても、RT性能が低すぎるので、どうにもなりません。

 

BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード ヴィレッジ)

BIOHAZARD 7の続編となる、大御所のホラーアクションゲーム最新作ですね。

シリーズ4作目をほうふつとさせる村&城の舞台には、おなじみのユニークなギミックが満載。”RE Engine”によるリアルなグラフィックも相まって、スリル満点です。さらに、大人気のスコアアタックゲーム”ザ・マーセナリーズ”も収録され、やりこみ要素があるのもポイントです。

測定条件

  解像度:フルHD

  ゲーム設定:最大/高/中

  プレイモード:本編にて一定コースを巡回

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 73(60)fps 83(69)fps 88(72)fps

スムーズにプレイするには平均60fpsは絶対にキープしたいところ。

VRAMが全く足りないのですが、最高設定で平均60fpsを超えているのは見事。やはり重要なのは、コアのパワーですね。また、見た目はとても重そうなのですが、最適化がしっかりされているのもグッド。

 

FidelityFX Super Resolution 1.0

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 126(107)fps 130(113)fps 132(113)fps

”FidelityFX Super Resolution 1.0”を有効にした際の結果です。FSRはDLSSに近い機能で、アップスケーリングによりフレームレートを上げることができます。Tensorコア不要で汎用性が高い反面、グラフィック精度がやや落ちてしまうのがネック。

DLSSさながらの効果を発揮し、最大約73%もfpsが向上。最高設定で平均100fpsを超えるようになります。ただし、グラフィックがぼやけた感じになるので、好みが分かれそうではあります。

 

RT

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 22(17)fps 24(14)fps 29(21)fps

RT機能を有効にした際の結果です。なお、DLSSには対応していません。

今までのテスト結果からもわかるとおり、RTモードで使うのは厳しいです。

 

RT+FidelityFX Super Resolution 1.0

  最高(テクスチャ8GB) 高(テクスチャ4GB)
フルHD 28(21)fps 29(21)fps 37(30)fps

RT機能とFidelityFX Super Resolution 1.0を有効にした際の結果です。

RT性能が低いので、底上げもわずか。DLSSとほぼ同じような傾向です。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載しています。最近のゲームは容量がかなり増えていますが、512GBもあればまず大丈夫です。なお、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMe SSDを採用する徹底ぶり。

ドスパラらしく、メーカーは”ADATA”となっています。

その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタ、おおむね1000MB/s台と標準的な速度が出ています。また、ランダムも読み書きともに標準的な速度となっており、スタンダードクラスのNVMe SSDといったところです。

もちろん、ゲームのロード時間も短く、各種アプリの動作もサクサク動いて快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

6コア12スレッドCPUながら、ピーク時でも60℃台と低い温度をキープしています。また、GPUもエントリークラスGPUということもあり、こちらも60℃台と低め。高い冷却性能で、夏場でも安心して使えます。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

 

ゲーミングノートだと55デシベルが目安となりますが、ピーク時で54.4デシベルと、ほぼ標準的なノイズレベルとなっています。ファンは豪快に回転しているものの、耳障りな甲高いノイズが控えめで、やかましさを感じさせないのは◎。

なお、最小時は46.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

据え置きメインのモデルですが、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。

  • 電源設定:オフィスモード、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約3時間50分と、ゲーミングノートらしくかなり短め。5時間未満なので、電源のない環境で使うのはあまりおすすめしません。ゲーミングノートは電源につないで使ってナンボです。

 

便利機能いろいろ

ゲーミングノートらしく付属アプリの内容が充実しており、ファンやキーボードのLEDの調整やシステムのモニタリングなど、各種設定がワンストップでできるようになっています。

 

そのほか、動作モードやファンの動作設定ができるほか、ディスプレイのカラーモードも用意され、使うシーンに応じて、好みのカラーに設定できます。

 

また、サウンドイコライザ”Sound Blaster CINEMA6+”を搭載。サラウンドをはじめ、イコライザー機能が充実しており、好みの音質に柔軟にカスタマイズ可能です。

ちなみにスピーカーの品質ですが、音の広がりは感じられるものの、中音~高音域メインで、重低音は弱め。グレード相応といったところで、ヘッドフォンやヘッドセットを使うのがおすすめ。

 

まとめ&関連モデル

エントリークラスのモデルながら、GTX 1660 Tiに匹敵する性能を持ち、フルHDでのゲーミングに最適。RT性能については最低限ではありますが、DLSSでfpsを底上げできるのも魅力的ですね。

モデルそのものの完成度も高く、金属パネルを採用したボディは、約1.8kg台と軽く、持ち運びにも最適。144Hzディスプレイやフルカラーキーボードを搭載しており、装備も充実しています。15万円以下で性能にこだわるならおすすめ

 

 

GALLERIA/ガレリア XL7C-R36

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア 144Hz
■CPU:Core i7-10875H
■メモリ:16GB(DDR4-2666)
■グラボ:RTX 3060
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:159,980円(税込)~

ノート用のインテル第10世代8コア16スレッドCPU・Core i7-10875HとRTX 3060を搭載した、ミドルクラスモデル。ワンランク上のパフォーマンスと、RTでのゲーミングならこのモデルがおすすめ。

Core i7-11800H搭載モデルはこちら>>>GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載 icon-external-link 

 

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