今回はデルの【XPS 17 スプレマシー[9710]】をお借りしました。
高品質&高性能!妥協なきクオリティを実現した、デルのフラグシップブランド・XPSシリーズの17インチモデルをチェックしてみましょう。
スペック
※2022年1月9日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※クーポンは直販サイトに記載してあります。
外観
高品質ボディ
最上位モデルということで、クオリティにとことんこだわっています。
ボディの素材には、アルミニウム+マグネシウム合金(底部のみ)のW素材を採用しています。アルミニウムの質感はとても高く、天板はつや消しの梨地加工が施されており、美しい仕上がりを実現。
サイドは、ダイヤモンドカット加工により、鏡面仕上げにする凝りよう。ハイエンドモデルらしく、高級感を感じさせます。
デザインは、デルらしく機能美重視でとてもシンプル。装飾といえば天板のロゴくらいのもので、使うシーンを選びません。
ちなみに、キーボード面には”カーボンファイバー”を使用しています。カーボンファイバーは航空機の素材として使われるほどの強度を持ち、それでいて軽いという優れもの。
アルミニウム+マグネシウム+カーボンファイバーのそうそうたるメンバーで、ボディはとても頑丈です。
コンパクトな17インチボディ
このモデルは、17.インチの大型モデルながら、コンパクトなのがポイント。
この通り、ディスプレイのベゼル(ふち)を上下左右に、極限までスリムにすることにより、横幅と奥行きを大きく圧縮。15インチモデルに比べ、横幅・奥行きともに、約2cm大きいサイズに抑えています。
さらに、厚さは約19.5mmと2cm以下になっており、17インチモデルにしてはとてもスリム。コンパクトボディも相まって、とてもスタイリッシュですね。
なお、ボディの重さは、アルミボディなだけあり、実測で2474gとさすがに重め。
最先端のインターフェース
スリムボディですが、実用性もしっかり加味したインターフェースとなっています。
USBは全4ポートを搭載し、すべて最新のUSB 4 Type-Cとなっています。USB 4は、最大10Gbpsの高速転送・大容量給電・高解像度出力が可能なハイスペックのUSB規格で、さらに”Thunderbolt 4”にも対応しています。対応機器であれば、最大40Gbpsの超高速転送も可能です。
見事なまでのType-C構成ですが、SDスロットを装備する親切仕様です。なお、通常サイズのType-Aや、HDMIポートは非搭載ですが、付属の変換アダプタでしっかりカバーされており、普段使いで困ることはまずありません。
また無線LANですが、Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているのもポイント。現行のWi-Fi 5(802.11ac)よりもさらに速くなり、最大約9.6Gbpsと約1.5倍の高速通信を実現しています。また遅延も少なくなっているため、無線でのブラウジングやゲーミングがより安定します。
ディスプレイ&キーボード
ディスプレイ
ディスプレイは、大型の17.0インチディスプレイを搭載しています。15インチよりも一回り大きく、オフィス作業や動画鑑賞もはかどります。
解像度はなんとUHD+(WQUXGA・3840×2400)!フルHD画面を4つも表示できる圧倒的な画素数で、息を吞むような精彩な画面表示が可能です。
また、色域も非常に広く、Adobe RBG 100%&DCI-P3 99%にも対応しており、まさにプロ向けの完全仕様となっています。豊かな色彩表現で本格的なクリエイティブ用途にも最適です。
ちなみに、ディスプレイ比率が16:10というのもポイント。主流の16:9タイプよりもやや縦長なので、一度に表示できる情報量が多く、スクロールの手間が省けるのは意外と便利。
さらに、大画面・高解像度・高色域に加え、HDRにも対応しています。
HDRは、普通の映像(SDR:Standard Dynamic Range)よりも、映像の明るさの幅を広げ、肉眼で見る自然な明暗差・リアリティーを再現する技術のこと。明るいところはより明るく、暗いところはより暗くなり、映像に深みが生まれます。
なお、HDRを使うには、対応したコンテンツが必要になります。BATTLEFIELD 2042で比較してみると、その差は歴然。太陽の下にいるかのような、くっきり鮮やかな映像クオリティとなっています。
そのほか、高発色&高コントラストのIPSパネルを採用し、タッチ操作にも対応しています。表面はなめらかでスムーズな操作ができます…が、通常の開閉式タイプではわざわざタッチすることもなく、あくまでも便利機能の一つといたところですね。
シンプルなキーボード
17インチモデルながらテンキー非搭載となっており、ゆとりを感じさせるレイアウトです。両サイドにはスピーカーが搭載され、デザイン面でアクセントになっています。
やはり、テンキーがないと入力作業がとても不便なので、オフィスソフトなどを使う機会が多い方は、別途テンキーを購入しましょう。
キーの種類は最低限ということで、配置そのものは無理なく、とても素直。各キーは大きめに作れれ、キーピッチも19mmと余裕があり、誤爆しにくい快適なキーボードに仕上がっています。
キーストロークは、浅すぎず深すぎず、一般的なノートPCといったところですね。適度に反発があり、キーボード面の高い剛性も相まって、サクサク安定してタイピングできます。
ちなみに、キーボードには白色LEDが仕込まれています。うっすらとした光り方で、とてもエレガント。見た目の華やかになるだけでなく、暗い場所でもタイピングがしやすくなる便利な機能です。
もちろん、ファンクションキーでOFF+2段階に切り替えができ、LEDが不要という方も安心。一定時間操作がないと消灯する仕様になっています。
スムーズなタッチパッド
地味ながらタッチパッドの操作性もバツグン。
ツルツルした素材でカーソル操作が非常にスムーズです。クリックボタンも一体型ながら建て付けがよく、バタつかず軽い操作で反応するのもいいですね。細かいですが、キーボード面が市松模様っぽいのもオシャレです。
ちなみに、セキュリティ面も配慮されており、カメラ部の顔認証センサーのほか、電源ボタンには指紋認証センサーが内蔵されています。欲を言えば、カメラ部分にプライバシーシャッターが欲しかったところです。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。参考までにCINEBENCH~画像変換テストまでは、Core i7-11800H×RTX 3050搭載モデルと比較しています。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテルの第11世代8コア16スレッドCPU・Core i9-11980HKを搭載しています。最新世代ではシングル性能が大幅に強化されており、コア・スレッド数の増加も相まって、編集作業はもちろん、ゲーミングでより高いパフォーマンスを発揮します。
参考までに、下位モデルで搭載されているCore i7-11800Hと比較してみると、マルチ性能の差は約10%とさほど差がつきません。それもそのはず、両者はともに8コア16スレッドで、違いは動作クロックのみ。とことん性能にこだわるならCore i9ですが、基本的にはCore i7で十分ですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、DirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。
このモデルでは、高性能グラフィック・RTX 3060を搭載しています。その性能は、高性能の内蔵グラフィック・Iris Xe Graphicsの約4.5倍にもなり、編集作業で高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、フルHDでオンラインゲームを安定して楽しむことができます。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Port Royal | 3995 | ー | ー | ー |
Time Spy Extreme | 3367 | 3217 | 4582 | ー |
Time Spy | 6868 | 6662 | 8328 | ー |
Night Raid | 19306 | 20612 | 14206 | ー |
Fire Strike Ultra | 4277 | 4139 | 20223 | 2214 |
Fire Strike Extreme | 8099 | 8311 | 20754 | 3847 |
Fire Strike | 15067 | 16801 | 19801 | 7066 |
Sky Diver | 20168 | 21588 | 15541 | 19272 |
リアルタイムレイトレーシング対応
RTXシリーズの最大の特徴は、リアルタイムレイトレーシング技術(RT)に対応していること。従来のGTXシリーズとは異なり、GPU内部にレイトレーシング専用ユニット”RTコア”を搭載することで、従来よりもさらにリアルな映像描写が可能になっています。
上の画像はRTに対応したBattlefield Vのデモムービーですが、従来のGPUとは異なり、炎の描写が車体に反射しているのがわかります。また、反射だけでなく、影や光の描写も豊かになり、より自然なグラフィックを実現しているのもポイントです。
さらに、RTコアのほか、AI機能に対応した”Tensorコア”を搭載しています。Tensorコアを活用した”DLSSモード”では、低い解像度でレンダリングした映像をアップスケーリングし、さらにアンチエイリアスを最適化することで、フレームレートを大幅に向上させることができます。ゲームの快適性が目に見えて上がるので、とても便利ですね。
なお、RT・DLSSいずれも対応したゲームでないと動作しない点に注意!
PCMark 10
【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測るソフトです。
高性能CPU&GPUを搭載しているので、とにかくスコアがよく伸び、動画や画像編集用途の目安となるスコア3000は余裕でクリア。スコア6000半ばのハイスコアを叩き出しています。一般的なノートPCだと、スコア4000~5000台なので、6000オーバーは非常に高いことがわかりますね。
参考までに、Core i7-11800H&RTX 3050搭載モデルと比較してみると、ブラウジングやアプリの動作など、CPUメインの基本的なタスクのスコアはほぼ互角。一方で、動画や画像編集などGPUが重要となるスコアは、約20~30%上回っています。
エントリーGPU・RTX 3050よりもワンランク上の性能となっており、編集機会が多い方はRTX 3060を選ぶと作業がよりはかどります。
V-ray Benchmark
【V-ray Benchmark】はフォトグラフィックのレンダリング性能を測るソフトです。
CPUスコア | GPUスコア | |
Core i9-11980HK×RTX 3060 | 13221 | 324 |
Core i7-11800H×RTX 3050 | 12246 | 200 |
CPUスコアでは、Core i9がCore i7よりも約8%高いスコアをマーク。違いがクロックのみなので、差は小さめです。一方、GPUスコアは、RTX 3060がRTX 3050に62%と大きく差をつけています。
動画エンコード
【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。
エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、RTXシリーズとGTXシリーズでは、超高速エンコード機能・NVENCを利用できます。
H.264(フルHD) | 2Pass | 1Pass | NVENC |
Core i9-11980HK×RTX 3060 | 19:03 | 9:41 | 2:12 |
Core i7-11800H×RTX 3050 | 21:55 | 11:10 | 2:19 |
CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i9がCore i7よりも約13%早く変換を完了し、クロック差が結果に出た形となります。
一方、ハードウェアエンコードでは、両者の差が約5%と小さめ。NVENCでは、GPUの性能差がつきにくいため、GTX 1650でも同じくらいの時間で変換できます。
H.265(フルHD) | 2Pass | 1Pass | NVENC |
Core i9-11980HK×RTX 3060 | 30:53 | 15:09 | 2:52 |
Core i7-11800H×RTX 3050 | 35:24 | 17:30 | 2:41 |
重量級のH.265でも同じような傾向で、ソフトウェアエンコードは約13%差、ハードウェアエンコードでは約7%差となっています。
画像変換
【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。
JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が意外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。
CR2→DNG | CR2→JPEG | |
Core i9-11980HK | 0:36 | 2:31 |
Core i7-11800H | 0:38 | 2:26 |
8コア16スレッド同士ということで、結果はほぼ互角。以上チェックしてみましたが、先述の通り、基本的にはCore i7で十分ですね。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)
知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
WUXGA | 14671 | 16908 | 20430 |
WQXGA | 10048 | 12811 | 15709 |
WQUXGA | 5081 | 7285 | 9318 |
WUXGAでの安定感は言わずもがな、ワンランク上のWQXGA・最高品質でスコア10000オーバーと、スコアがよく伸びます。フルHDが適正レベルですが、従来のゲームであれば、高い解像度でもプレイ可能です。
PSO2:NGS(PSO2 ニュージェネシス)
おなじみの国産アクションRPGゲームに、大型アップデートが登場。以前の軽いグラフィック負荷が一転、非常に重くなっており、快適に動かすには相応のスペックが必要です。スコア10000以上で平均60fpsを安定してをキープできます。
設定6 | 設定5 | 設定4 | |
WUXGA | 9902 | 11704 | 15340 |
WQXGA | 4853 | 5342 | 7133 |
WQUXGA | 1357 | 1459 | 1849 |
FF14とは比較にならないほどグラフィック負荷が重く、WUXGAでも設定5に落としてようやくスコア10000をクリア。最新ゲームなら、やはりRTX 3060は押さえておきたいですね。
BATTLEFIELD 2042(バトルフィールド 2042)
”BATTLEFIELD V”から実に3年ぶりとなる、大御所のFPSゲームの最新作。2042の名の通り、舞台は近未来ですが、ほぼ現代戦といった感じで、最大128人対戦に対応。ほかのゲームにはない、大規模戦闘を楽しめるのが最大の魅力です。
メインコンテンツとなるAll-Out Warfare(コンクエスト&ブレークスルー)では、128人固定となっており、そのぶんマップも非常に広大。あまりに広い・広すぎるので、制圧拠点が各地に散らばるコンクエストに比べ、前線拠点を一丸となって攻め落とすブレークスルーのほうが、大規模戦闘をより味わうことができます。
また、プレイヤーについては、専用のスキルとガジェットを持つ、10名のスペシャリストから選ぶスタイルに変更されているのもポイント。従来の兵科システムよりも装備の自由度が向上しており、専用ガジェットと組み合わせて独自の戦術をとることができるなど、プレイの幅が大きく広がっています。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:WQUXGA/WQXGA/WUXGA
ゲーム設定:最高/高/ノーマル/低(DLSS[WUXGA&WQXGA]”クオリティ”・DLSS[WQUXGA]”パフォーマンス”)
プレイモード:コンクエスト(カレイドスコープ)
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
WUXGA | 72(64)fps | 79(63)fps | 85(75)fps | 97(85)fps |
WQXGA | 51(47)fps | 55(49)fps | 61(54)fps | 73(67)fps |
WQUXGA | 28(25)fps | 29(28)fps | 33(30)fps | 41(25)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
RTX 3060がスタートラインといったところで、WUXGA・最高品質で平均70fps台をキープ。DLSSに対応しているので、フレームレートを底上げできます。
DLSS
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
WUXGA | 82(73)fps | 89(82)fps | 91(82)fps | 98(93)fps |
WQXGA | 65(62)fps | 71(67)fps | 75(70)fps | 82(76)fps |
WQUXGA | 45(40)fps | 48(43)fps | 51(48)fps | 54(50)fps |
DLSSを有効にした際のfpsです。
解像度が上がるにつれ効果が大きくなり、WQUXGAでは最大66%も向上。WQXGAでは平均60fps以上をキープできるようになります。ただし、fps重視なら、やはりWUXGAまで。平均100fpsを狙いのであれば、RTX 3070クラスが必要になります。
なお、注意点として、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzなので、最大60fps止まりとなります。FPSゲームメインなら、144Hzなど高リフレッシュレートディスプレイ搭載したゲーミングノートがおすすめです。
RT
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
WUXGA | 36(30)fps | 54(49)fps | 49(38)fps | 67(55)fps |
WQXGA | 13(8)fps | 14(11)fps | 28(22)fps | 39(28)fps |
WQUXGA | ー | ー | ー | 5(4)fps |
RTを有効にした際のfpsです。
グラフィック負荷がガッツリ上がり、fpsは半分以下までに落ち込みます。。
RT+DLSS
最高 | 高 | ノーマル | 低 | |
WUXGA | 49(42)fps | 52(41)fps | 57(48)fps | 65(54)fps |
WQXGA | 37(34)fps | 38(29)fps | 46(33)fps | 55(50)fps |
WQUXGA | ー | ー | ー | 26(23)fps |
RT+DLSSを有効にした際のfpsです。
4Kで大きくfpsが向上しますが、それでも元が重すぎるので、平均60fpsには届きません。RTX 3060クラスだと、軽めのRT処理に限られてしまいます。
Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)
実に6年ぶりとなる大作FPSゲーム・Haloシリーズの最新作です。キャンペーンモードのみ有料で、マルチプレイは無料となっています。ストーリーは、前作”Halo 5:Guardians”から約1年半後からスタート。歴史のあるシリーズものですが、概要はストーリー内でフォローされているので、初見の方でも安心です。
マルチプレイは従来のアビリティ制を廃止し、フィールド内で装備をを拾うスタイルに変更。高所や遠距離をすばやく移動できる”グラップルショット”や、敵や弾丸をノックバックできる”リバルサー”など、ユニークな装備が充実しており、豊富な武器種も相まって、様々な戦術をとれるのが魅力です。
対戦人数も最大24人と大幅に増えたほか、ルールも新たに追加され、単調になりにくいのも◎。プレイヤーのシールドは堅く、スラスター回避の制限+エイムアシストの弱体化により、以前にも増してタフな撃ち合いを楽しむことができます。
下記条件にて平均fpsのみ計測しました。
解像度:WQUXGA/WQXGA/WUXGA
ゲーム設定:ウルトラ/高/中/低
プレイモード:マルチプレイ(Highpower)
ウルトラ | 高 | 中 | 低 | |
WUXGA | 70fps | 75fps | 83fps | 94fps |
WQXGA | 47fps | 50fps | 66fps | 70fps |
WQUXGA | 35fps | 36fps | 39fps | 41fps |
スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
このゲームもなかなかヘビーで、WUXGAでも設定重視なら平均70fps台までしか伸びません。平均100fpsなら、RTX 3070が必要になるレベルです。。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
最近人気のバトロワ系FPSゲームです。個性的なスキルを持ったキャラクター”レジェンド”を操り、3名1組のチーム戦を繰り広げます。
【パッシブ・戦術・アルティメット】の各スキルをしっかり生かすのはもちろん、キャラの組み合わせによって戦略が変化するので、いかに連携できるかが勝利へのカギとなります。スピーディーな操作性で爽快感はバツグン!テンポよく楽しみたい方におすすめ。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:WQUXGA/WQXGA/WUXGA
ゲーム設定:最高・低(fpsリミット解除)
APEXゲーム(本編)
最高 | 低 | |
WUXGA | 137(115)fps | 183(153)fps |
WQXGA | 98(79)fps | 119(91)fps |
WQUXGA | 54(42)fps | 57(45)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
割と軽めのゲームということで、WQXGA・最高設定でもほぼ平均100fpsをマーク。特に、WUXGAでバツグンの安定感を発揮するのはポイント高いですね。
FPSゲーマーなら、このクラスは欲しいところですね。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:WQUXGA/WQXGA/WUXGA
ゲーム設定:最高/高/中(RT”最高”/DLSS[WUXGA&WQXGA]”品質”・DLSS[WQUXGA]”パフォーマンス”)
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
最高 | 高 | 中 | |
WUXGA | 98(92)fps | 120(108)fps | 214(203)fps |
WQXGA | 64(58)fps | 84(76)fps | 146(133)fps |
WQUXGA | 30(28)fps | 40(36)fps | 73(68)fps |
競技性の高いゲームなので、できれば平均100fps以上をキープしたいところ。
このゲームも軽めの部類に入り、DLSS無しでも、WQXGAまでは平均60fpsをコンスタントに超えます。やはり、WUXGAでの安定感が光りますね。ちなみに、カジュアルなグラフィックなので、中設定でも正直十分。ガッツリfpsを稼ぐならおすすめです。
DLSS
最高 | 高 | 中 | |
WUXGA | 133(124)fps | 167(159)fps | 221(209)fps |
WQXGA | 91(88)fps | 113(107)fps | 155(147)fps |
WQUXGA | 61(56)fps | 74(71)fps | 89(87)fps |
DLSSを有効にした際の結果です。4Kのみ設定をパフォーマンスにしています。
ほかのゲームと同様、最大約2倍もfpsが伸び、4K・高設定で平均60fpsをキープできるようになります。WQXGAでも平均100fps台まで伸び、安定感◎。画質の劣化も少なく、とにかく便利な機能ですね。
RT
最高 | 高 | 中 | |
WUXGA | 31(27)fps | 35(31)fps | 37(32)fps |
WQXGA | 18(16)fps | 20(17)fps | 21(19)fps |
WQUXGA | 8(7)fps | 8(7)fps | 10(9)fps |
RT機能を有効にした際の結果です。
ライティング・シャドウ・反射のフルセットなので、いずれの解像度でも平均60fpsを大きく下回ります。
RT+DLSS
最高 | 高 | 中 | |
WUXGA | 57(53)fps | 64(59)fps | 66(60)fps |
WQXGA | 34(30)fps | 36(33)fps | 39(34)fps |
WQUXGA | 26(23)fps | 29(27)fps | 30(27)fps |
RT機能とDLSS機能を同時に有効にした際の結果です。4KのみDLSSの設定をパフォーマンスにしています。
やはりfpsは劇的に向上しますが、平均60fpsを超えるのはWUXGAまで。。DLSSのみでパフォーマンスを上げるのがおすすめですね。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルは大容量の512GB SSDを搭載した、シングルストレージ構成となっています。最近のゲームは容量そのものが増えているため、500GB以上あるとやはり安心。SSDのタイプは、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを採用しており、メーカーは”SK Hynix”となっています。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは、コンスタントに2000~3000MB/s台をマークし、まさに爆速。さらに、ランダムの速度も非常によく伸び、ハイエンドモデルにふさわしいクオリティです。もちろんゲームの読み込みは早く、アプリの動作もサクサクで非常に快適です!
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
スリムボディに熱いパーツを詰め込んでいますが、CPUは60~70℃台、GPUも60℃台後半の安定した温度をキープしており、冷却性能は非常に優秀です。特にこのグレードのCPUでは80~90℃台はザラなので、70℃台というのはやはり素晴らしいですね。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


50デシベルを超えるとノイズが気になりますが、ピーク時で52.7デシベルとオーバー。構成的にはゲーミングノートなので、ファンの風切り音は豪快ですね。ただし、甲高いノイズが控えめなので、耳障りな感じがしないのはグッド。
ちなみに、最小時では46.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。
バッテリー持続時間
「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、軽作業を想定した設定にしています。
- 電源設定:バランス、最適化、より良いバッテリー
- バックライト:40%
- 10秒ごとにキー入力
- 1分ごとに無線LAN経由でネット接続
結果は、約4時間50分と5時間に届かず。。高解像度ディスプレイ&高性能グラフィック搭載モデルということで、バッテリーの持ちは悪いです。
とはいうものの、電源に接続して使うのを想定しているため、そこまで気にする必要はありません。
充実したユーティリティー機能
システム管理アプリとして、”My Dell”が搭載されています。動作モードの設定からサポートにいたるまで、このアプリ一つで完結するので、とても便利。
”SupportAssistant”では、ドライバのダウンロードやハードウェアのスキャン、トラブルシューティングまで網羅しており、PCのメンテナンスをかんたんに実行することができます。
毎度おなじみのサウンドエンジン”Waves MaxxAudio Pro”が標準で搭載されています。イコライザーやサラウンド機能など必要なものは一通り搭載されおり、ご覧の通りかんたんに調整することができます。
なお、スピーカーは、なんとウーファー付き!低音から高音までしっかり伸び、重低音の迫力は特筆ものです。厚みのある音質で、音の広がりも感じられ、申し分ないクオリティとなっています。
また、ディスプレイカラーの設定アプリとして”PremierColor”機能を搭載しています。
写真やシネマなど、それぞれのシーンに最適な色設定をワンタッチで変更可能なほか、自分好みの設定に調整することもできます。
まとめ
アルミ×カーボンの洗練されたタフボディに、高性能ディスプレイ・CPU・GPUを搭載し、ハイエンドモデルにふさわしい高い完成度を実現。優れた編集性能もさることながら、最新のオンラインゲームにも対応できる、高いパフォーマンスを発揮します。
その分価格は非常に高価なため、17インチモデルで、とことんクオリティにこだわる方におすすめです。なお、CPUについては、基本的にCore i7-11800H搭載モデルで十分。予算重視モデルとして、RTX 3050搭載モデルも用意されています。
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