今回ドスパラの【raytrek(レイトレック) VF-HEW】をお借りしました。
すぐほしい方におすすめ!最短当日出荷の圧倒的な短納期と低価格&高コスパを両立した、15インチハイスペックノートをチェックしてみましょう。
業界最短納期
ドスパラといえば何よりもまず【業界最短納期】ですね。最速で当日出荷、ほとんどのモデルで2日出荷を実現しています。また、営業日ではないので、土日・祝日をはさんでも変わらないのもポイント。
すぐ使いたいということであれば、ドスパラがまずおすすめです。
スペック
※2020年4月30日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
外観
シンプルなデザイン
クセのないフラットなフォルムには余計な装飾など一切なし。ブランドロゴまで省く徹底ぶりで、とにかく実用性に特化しています。ビジネスでもプライベートでも使える万能デザインです。
ノートパソコンは星の数ほどありますが、ロゴまで省略したモデルはそうそうないので、とにかくシンプルなモデルが欲しい方におすすめ。
ボディはオーソドックスな樹脂製ですが、天板とキーボード面は非光沢処理が施され、とても滑らかな仕上がり。クールなシルバーのカラバリも相まって、スマートな印象を受けますね。
底面はブラック&ざらついた感じの仕上がりで、全くイメージが異なる仕上がりとなっています。
ちなみにスピーカーはステレオ仕様で、両サイドに1基ずつ搭載されています。肝心の音質ですが、やはり内蔵タイプなので音質は軽く、低音は弱め。ただ、中・高音はそれなりに伸び、意外と健闘しています。
ちょっと細かいですが、フロント部の中央にはくぼみがあり、指をひっかけて開閉しやすいようになっているのもポイント。細部までしっかり造りこむ姿勢はグッドですね。
コンパクト&軽量ボディ
最近では15インチノートでも、コンパクト&軽量ボディがブームとなっていますが、このモデルも例外ではありません。
ディスプレイのベゼル(ふち)をスリム仕様にすることで、横幅と奥行きを圧縮し、従来の15インチモデルよりも一回り小さいサイズを実現しています。また、ベゼルが細いと見た目もスッキリし、スタイリッシュな感じになり、まさに一石二鳥!
そして重さですが、なんと実測1638gと15インチらしからぬ軽さとなっています。15インチモデルでは2kgをオーバーが相場ということを考えると、とんでもなく軽いことがわかります。これは下手な14インチモデルよりも軽いレベルです。
ちなみに、仕様では約1.80kgですが、超軽量のM2.SSDを搭載していることもあり、大幅に軽くなっているようですね。ともあれ、この重さならモバイル用として使うこともできます。ただ、さすがに1.5kg以上あるので、モバイルノートのようにはいかず、たまに持ち運ぶ分には使えるといった程度です。
ポイントをおさえたインターフェース
このモデルでは光学ドライブが非搭載となっています。以前は必ずといっていいほど搭載されていましたが、最近では省略されることが多く、ダウンロードやストリーミングなどのオンラインコンテンツが充実した今なら、なくても正直なんとかなります。
USBは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1 Type-Cポートが1基、USB3.0 Type-Aポートが2基の計3基搭載されています。ポートの規格・タイプともにポイントをしっかり押さえており、周辺機器の接続にはまず困りません。
そのほかHDMIポートやLANポート、microSDスロットも搭載し、普段使いで必要なものは一通りそろっています。まさに教科書通りといったところ。
ディスプレイ&キーボード
発色に優れたディスプレイ
ディスプレイはオーソドックスな15.6インチサイズ。13・14インチよりも一回り大きく、だいぶゆとりがあり、視認性は◎。据え置きマシンならまずおすすめのサイズです。
解像度は現在主流のフルHDですね。HDよりも画素数が多く、美しい映像描写ができるのはもちろん、表示領域も広く、オフィス作業もはかどります。
パネルの種類については特に記載はありませんが、美しい発色と高いコントラストで映像クオリティはかなり高め。また、視野角も広く、横から見ても色むらがほとんどなし。どうにもIPSパネルっぽい感じがしますね。
手堅い完成度のキーボード
横幅の広い15インチモデルということで、テンキーはしっかり搭載しています。
キーは連結キーなどなく、すべて独立しています。一部キーが小さかったり、テンキーの配置に若干クセがあったりしますが、基本的に配列は非常に素直。キーピッチも約19mmとデスクトップキーボード並みのゆとりが確保されているので、まず誤爆する心配はありません。
注意するとしたら、一番右上の電源ボタンくらいでしょうか。ボタンの硬さは通常のキーとほとんど変わらないので、うっかりスリープにしないようにしましょう。
キーストロークは浅すぎず深すぎず、ノートの標準的な深さといったところ。適度に反発もあるので、打鍵感は上々です。キーボード面の剛性ですが、樹脂製ということもあり普通レベルですね。
なお、LEDイルミネーションは非搭載となっています。
スムーズなタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンとパッドが一緒になった、オーソドックスな一体型のタイプです。
表面はサラサラした材質で、カーソル操作はとてもスムーズ。クリックボタンも建付けがしっかりしているので、軽い力でしっかり反応し、動作音も控えめ。一体型タイプはピンキリですが、しっかり造りこまれているのは好印象ですね。
ベンチマーク
各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。
CINEBENCH
まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。


このモデルでは、インテル第8世代のCPU・Core i7-8565Uを搭載しています。4コア8スレッドのマルチコア・スレッド構成で、動作ロックが高く、動画や画像編集などヘビーな作業に最適。ちなみに、最新世代となる第10世代もデビューしていますが、まだまだ第8世代も現役です。
参考までに、同じく4コア8スレッドのCore i5-8265Uと比較してみると、シングルは約12%、マルチは約4%の差となっています。両者の違いは動作クロックのみなので、大きく差はつきませんが、とことん性能にこだわるならおすすめですね。
3DMARK
3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。
DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。
このモデルではGPU(グラフィック機能)にGeForce MX150を搭載しています。グレードとしては入門中の入門クラスで、一般的なCPU内蔵グラフィック・UHD 620の約3倍ほどの性能です。
総合スコア | Graphics Score | CPU/Physics Score | Combined Score | |
Time Spy Extreme | 249 | 218 | 1355 | ー |
Time Spy | 1194 | 1077 | 3125 | ー |
Fire Strike Ultra | 515 | 448 | 8986 | 401 |
Fire Strike Extreme | 1625 | 1648 | 9004 | 697 |
Fire Strike | 3176 | 3505 | 8991 | 1188 |
Night Raid | 11641 | 14854 | 5231 | ー |
Sky Diver | 10583 | 11320 | 7500 | 12152 |
Cloud Gate | 11958 | 20923 | 4784 | ー |
Ice Storm | 69642 | 86283 | 41577 | ー |
PCMark 10
【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測る定番ソフトです。
ブラウジングや各種編作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、ハイスペックモデルということでラクラククリア。ブラウジングやオフィス作業などの軽作業はもちろん、動画・画像編集などヘビーな作業でも高いパフォーマンスを発揮します。
ちなみにCore i5(UHD 620)と比べてみると、ほぼ互角といったところ。普段使いではさほど差がつかない感じですね。ただ、実戦だとやはりCore i7が有利。以下チェックしてみましょう。
動画エンコード
【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。
エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。
QSVとはCPUのグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。なお、MX150はGTXシリーズではないので、GPUを活用した超高速エンコード機能【NVENC】を使用できないのはネックですね。
H.264(フルHD) | 2Pass | 1Pass | QSV |
Core i7-8565U | 58:47 | 30:04 | 3:57 |
Core i5-8265U | 1:04:21 | 33:29 | 4:51 |
まず軽めのH.264ですが、動作クロックの高いCore i7のほうが有利。CPU性能が重要になるソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では約9~10%程度ですが、QSVでは約19%も時短効果を発揮します。
H.265(フルHD) | 2Pass | 1Pass | QSV |
Core i7-8565U | 1:27:02 | 44:49 | 5:42 |
Core i5-8265U | 1:34:18 | 48:57 | 6:29 |
重量級のH.265でもCore i7有利ですが、QSVでは約12%差となり、アドバンテージがやや小さくなります。NVENCこそ使えないものの、動画編集ならCore i7のほうがやはり安心。
画像変換
【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。
JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。
CR2→DNG | CR2→JPEG | |
Core i7-8565U | 2:07 | 5:22 |
Core i5-8265U | 4:03 | 8:38 |
画像変換テストではCore i7が非常に高いパフォーマンスを発揮。軽めのDNG変換ではCore i5の約52%とほぼ半分の時間で変換を完了します。JPEG変換でも約62%の時間で変換を完了しており、かなりの時短効果を発揮します。
動画編集だけでなく、写真撮影など画像編集の機会が多い方も、Core i7を選ぶのがおすすめ。
ドラクエ10
グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。
最高品質 | 標準品質 | 低品質 | |
HD | 17719 | 18370 | 19556 |
フルHD | 11882 | 14020 | 17505 |
インテル内蔵グラフィックとは格が違い、全ての解像度・設定でスコア10000をクリア。安定性はバツグンですね!
PSO2
こちらはやや軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。
設定6 | 設定5 | 設定4 | 設定3 | |
HD | 9683 | 23944 | 24061 | 37217 |
フルHD | 3800 | 11487 | 12419 | 17968 |
さすがにドラクエのようにはいかず、フルHDでは設定5に落とす必要があります。ただ、以前の最高設定ということでグラフィックのクオリティは上々。PSO2でも十分実用的なパフォーマンスです。
Rainbow Six Siege
ユービーアイソフトでおなじみ【Tom Clancy’sシリーズ】のFPSゲームで、2015年12月の発売以来、今なお絶大な人気を誇ります。ゲームそのものも軽く、お手軽にできるのもポイントですね。
内容はかなりリアル志向。5対5のマルチプレイでは、個性あふれるオペレーターを駆使し、拠点防衛と攻撃を入れ替えで行います。死角多数の複雑に入り組んだマップで繰り広げられる戦闘は、自動回復のないシビアなライフシステムも相まって、高い緊張感を味わえます。
下記条件にて平均と最低fpsを計測しました。
解像度:HD/フルHD
ゲーム設定:最高/超高/高/中/低(V-Sync”OFF”)
プレイモード:カジュアル(マルチプレイ)
最高 | 超高 | 高 | 中 | 低 | |
HD | 77(70)fps | 82(73)fps | 92(81)fps | 101(86)fps | 121(106)fps |
フルHD | 42(36)fps | 45(38)fps | 51(47)fps | 56(52)fps | 69(59)fps |
FPSゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。100fpsもあればド安定です。
FPSの中でも屈指の軽さですが、フルHDでは低設定までガッツリ落としてようやく平均60fpsを超えます。オンラインゲームを快適に楽しむなら、フルHDで平均60fpsは安定してキープしたいところなので、MXシリーズだとどうにも荷が重い感じですね。
Fortnite(フォートナイト)
こちらも同じくバトロワ系の鉄板タイトルです。対人戦にプラスして、採集や建築要素があり、Apex Legendsとはまた違ったベクトルの楽しみ方ができます。チーム戦だけでなく、ソロで気軽にプレイできるのもいいですね。
平均と最低fpsを計測しました。
解像度:HD/フルHD
ゲーム設定:エピック/高/中/低
降下後、1分間のダッシュ&屋内探索
エピック | 高 | 中 | 低 | |
HD | 45(21)fps | 65(58)fps | 105(92)fps | 152(129)fps |
フルHD | 21(19)fps | 33(29)fps | 52(44)fps | 77(69)fps |
競技性の高いゲームなので、スムーズに動作する平均60fpsは絶対にキープしたいところ。平均100fpsをキープできれば、さらに安定してプレイできます。
こちらも軽めのゲームですが、フルHDでは低設定まで落とす必要があり、やはりHDが実用的な解像度といったところですね。MXシリーズならPSO2など軽めのゲームがメインターゲットとなります。
FF14
おなじみの重量級ベンチマークです。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。
最高品質 | 高品質 | 標準品質 | |
HD | 5791 | 8691 | 12562 |
フルHD | 3343 | 4942 | 7639 |
やはり平均60fpsの壁は高いです。オンラインゲームもしっかり楽しみたいということであれば、最低でもGTX 1050は押さえておきたいところ。
CrystalDiskMark
【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。
このモデルはSSDのシングルストレージ構成ながら、1TBの超大容量となっています。ノート用SSDにしては容量が非常に大きく、動画や画像などかさばるデータ類も多めに保存することができます。さらに多くということであれば、HDDを追加してデュアルストレージにするのがおすすめ。
もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプで、”PHISON”製のものを搭載しています。あまりなじみがないかもしれませんが、SSDのコントローラーチップではけっこう有名どころですね。
その実力ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み書きは4ケタをマークし、読み込みでは3000MB/sオーバーとまさに爆速。ランダムも書き込みで4ケタをマークするなど、とても優秀。特に速度が伸びにくい”RND4K Q1T1”の書き込みで200MB/sオーバーとは脱帽ものですね。。
言うまでもありませんが、OSの起動からブラウジング、各種アプリの動作にいたるまでサクサク動いて、とても快適です。
温度
FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。
CPU・GPUいずれもピーク時で70℃前後と安定した温度をキープ。次の項目でもチェックしますが、ファンの動作が控えめでもこの温度なので、冷却性能はかなり優秀です。
動作音
FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ


50デシベルを超えるとノイズが気になるようになりますが、ピーク時で47.8デシベルと大きく下回っており、非常に静かです。アイドル時との差は2デシベルもなく、ファンノイズもほとんど感じません。静音性重視の方にもおすすめです。
ちなみに最小時では45.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。
バッテリー持続時間
「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。
- 電源設定:バランス、より良いバッテリー
- バックライト:40%
- 10秒ごとにキー入力
- 1分ごとに無線LAN経由でネット接続
結果は約9時間40分と10時間に近いロングライフバッテリーを実現しています。GPU搭載モデルですが、軽作業の時はしっかり省エネモードになっているようです。これなら出先でも安心して使えますね。
まとめ&関連モデル
Core i7・MX150・16GBメモリ・1TB SSDという充実した装備のハイスペックモデルが10万円台というのはかなり安く、コスパはバツグン!納期も当日~2日出荷と圧倒的に早く、待たずに使えるというのも大きなアドバンテージとなっています。
動画や画像編集、さらには軽めのオンラインゲームまで楽しめるハイスペックマシンを探している方はもちろん、とにかく急ぎでパソコンが欲しい方にもおすすめのモデルです。
GALLERIA/ガレリア GCR1650GF7
【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■CPU:Core i7-9750H
■メモリ:8GB(DDR4-2666)
■グラボ:GTX 1650
■ストレージ:SSD 512GB(PCIe NVMe)
■価格:99,980円(税込)~
ノート用の第9世代6コア12スレッドCPU・Core i7-9750HとGTX 1650を搭載した、フルHD入門に最適なゲーミングノート。オンラインゲームをメインに考えているのであれば、まずこのモデルがおすすめ。
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