富士通 LIFEBOOK SHシリーズ WS1/C2をレビュー モバイル・マルチベイで変幻自在!国内メーカーの業が光るタフな13インチノート

今回富士通の「LIFEBOOK SHシリーズ WS1/C2」をお借りしました。

モバイル・マルチベイを搭載し、軽量モデルやSSD+HDD搭載モデルに早変わり!フレキシブルさとタフさを兼ね備えた、ユニークな13インチモバイルノートをチェックしてみます。

スペック

【カスタマイズ対応モデル】構成により価格は大幅に変わります
LIFEBOOK SHシリーズ
WS1/C2
カラー スパークリングブラック
サイズ W315.8×D214×H11~19.8mm
重量 約1.35Kg
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU インテル Core i7-8550U
(4コア8スレッド 1.8/最大4.0GHz)
メモリ 20GB(DDR4 SDRAM PC4-19200)
ストレージ 512GB SSD(PCIe)
グラフィクス UHD 620
ディスプレイ 13.3インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア
インターフェース USB3.1 Gen.1 Type-C、
USB3.0 Type-A×2、HDMI、
D-Sub、SDスロット、LANポート、
マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
カメラ
スピーカー ステレオスピーカー
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
保証 3年(最大5年)
価格 【クーポン利用】
256,804円(税・送料込)~
197,739円(税・送料込)~
付属品 ・各種マニュアル
・モバイル・マルチベイ用カバー
・電源アダプタ(187g)
・電源ケーブル(50g)

※2018年10月3日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

機能的なデザイン

横幅と奥行きは標準的な13インチそのものですが、タフさが売りのモデルということで、やや厚めのボディとなっています。最厚部は19.8mmと約2cmと見るからに頼もしい感じですね。

A4ファイルと比べてみるとこんな感じ。横幅はやや大きく、奥行きはやや小さい…ほぼA4ファイルサイズと言っていいでしょう。重さも約1.35Kgと軽く、持ち運びもバッチリ!

カラーはブラック&シルバー、使う人を選ばないスマートなイメージです。天板部はブラック単色ではなく、ざらついた感じの模様になっており、ちょっとリッチな感じ。ちなみに、ホワイト&シルバーのカラバリも選択可能です。

また、キーボード面のふちには、美しく輝くダイヤモンドカット加工が施されています。実用的なモデルにもかかわらず、細部にもこだわる姿勢は◎。

意表をつかれたのが、フロント部分のSDスロットです。ほとんどのモデルがサイド配置なのでこれは斬新。たしかにフロントの方がアクセスしやすいですよね。こういう発想はさすが国内メーカーといったところでしょう。

とにかくタフ

マグネシウム合金を採用した厚さ約2cmの堅牢ボディは、約76cmからの落下試験・約200kgfの全面加圧試験・約35kgfの1点加圧試験の3試験にクリアしています。

1点加圧試験というのは通常モデルではまず実施せず、全面加圧試験も約200kgfと満員電車を想定したレベルなので、その実力はホンモノです。

全部盛りのインターフェース

インターフェースは文句なしのフル装備。まさに2cmボディのたまものです。

USBはUSB3.1・3.0が計3ポートを搭載。USB3.1は大容量給電に対応したGen.1規格で、小型・リバーシブルのType-Cポートとなっています。

もちろん、13インチモデルでとりわけ省略されがちな、光学ドライブやLANポートも完備。さらに画像出力端子は、HDMIにプラスしてアナログのD-Subまで搭載する徹底ぶりです。アナログプロジェクターへの接続もでき、ほとんどの場面で対応可能な充実ぶりです。

モバイル・マルチベイで様々な用途に対応可能!

実はこの光学ドライブ、取り外し可能です!別のユニットに交換することで、あらゆるニーズに臨機応変に対応できます。

まず標準でついてくるのが【モバイル・マルチベイ用カバー】。このユニットに換装すると約100g軽くなり、さらに持ち運びがしやすくなります。

そして、オプション【増設用内蔵ハードディスクユニット】に換装すれば、SSD+HDDのデュアルストレージ構成に早変わり。動画や画像編集などかさばるデータ類はHDDに収納する便利な使い分けができます。

また、オプション【増設用内蔵バッテリユニット】に換装することで、さらにバッテリの持ち時間を長くすることができます。構成にもよりますが、最長で約32.6時間!これなら外出時でも安心ですね。各カスタマイズによる重さやバッテリ持続時間は仕様表 icon-external-linkをチェック。

ちなみに、交換方法はとてもかんたん。取り外しは、底面の着脱スイッチをスライドしたうえで引き出すだけ。取り付けは逆の要領で押し込むだけです。まさにカセット感覚でなんなくできます。

ディスプレイ&キーボード

鮮やかなフルHDディスプレイ

ディスプレイは13.3インチで、解像度はオーソドックスなフルHDとなっています。映り込みの少ないノングレアパネルを採用。

ディスプレイは【高輝度・高色純度・広視野角TFTカラーLCD】とのこと。画質のクオリティですが、コントラストが高く、発色が非常にきれいです。おまけに視野角も広く、斜めから覗いても色むらはほとんどありません。

IPSパネルに近いクオリティと言ってもいいでしょう。

完成度の高いキーボード

13インチということで、テンキーレスのキーボードとなっています。各キーは独立したアイソレーションタイプで、キー配置も非常に素直なので、まず誤爆の心配はないでしょう。文字のプリントが大きく、見やすいのもポイント。

横幅をしっかり活用しており、キーピッチは19mmとかなり広めで余裕があり、キーストロークもかなり深めということで、タイピングは快適そのもの。さらに、キーボード面の剛性も高く、タイピング圧が高い方でも安心です。

指紋認証センサー標準搭載

機能面も充実しており、指紋認証センサーを標準搭載。煩わしいパスワード入力が不要でスムーズにログインできる優れもので、右下に搭載することでアクセスしやすくなっています。

一見地味なタッチパッドの完成度も高く、パッド部分はサラサラで、スムーズなカーソル操作が可能です。また、クリックボタンは分離タイプとなっており、一体型よりも操作性は上。軽い力で反応し、動作音も非常に静かです。

充実した付属アプリ

国内メーカーモデルらしく、各種アプリが充実しています。

総合アプリ【@メニュー】では、アプリ・パソコン設定・サポートメニューなどに直接アクセスできます。わざわざWindowsメニューやマニュアルを開く必要がないので、かなり便利です。

インストールされているアプリは有名どころばかり。動画・画像編集や再生アプリは大御所のCorel製で、Power DirectorやWin DVDなどがインストールされています。いいチョイスですね。

ちなみに、AIアシスタントの【ふくまろ】にも対応しています。呼びかけると音楽や動画の再生をしてくれたり、Siriのようにちょっとした会話や質問にも答えてくれます。

さらに、オプションのIRコマンダーを使えば、呼びかけで家電の操作ができるほか、スマホアプリと連動すれば、外出先からも操作できるようになります。詳しくはこちら icon-external-linkをチェック!

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH

CINEBENCHは3Dグラフィックのレンダリングソフトで、CPUのシングル・マルチでの性能を測ることができます。

CPUは最新のインテル製第8世代CPU、Core i7-8550Uを搭載しています。前世代のCore i7は2コア4スレッドでしたが、倍の4コア8スレッドになり大幅にパワーアップ。マルチ性能はなんと53%も向上し、動画や画像編集などのマルチタスクにもより一層強くなりました

PCMark 8

PCMark8は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、動画・画像編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

グラフを見るとその性能の高さは一目瞭然。現行の一般的なノートPCよりも性能が高く、ブラウジングやオフィスソフトなど軽作業は朝飯前の性能です。

動画のエンコードや画像編集といった負荷の高いクリエイティブテストでも高いスコアをマークしており、一通りのニーズにしっかり応える高い性能を持っています。

あわせて上記のテストを一元化した【PCMark10】のスコアもチェックしてみましょう。動画や画像編集用途でも使うのであればスコア3000がボーダーとなりますが、しっかりクリアしています。

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHD・標準品質でスコア5567(快適)となり、平均60fpsをキープしてプレイできます。ギリギリではあるものの、フルHDでこのスコアはなかなかに魅力的。

ちなみに最高品質ということであれば、ワンランク下のHD解像度に落とす必要があります。

PSO2

こちらも軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

HD(1280×720)・設定3まで落として、やっとこさスコア5144にマークしました。。オンラインゲームを楽しむならせいぜいドラクエどまりですね。以下同じような結果に。

モンスターハンターフロンティアZ

こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。

HD(1280×720)でもスコア5400と6000に届かず。やはり厳しい。

ドラゴンズドグマ オンライン

こちらはやや重めのゲームです。スコア7000以上で「とても快適」となり、スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。

結果はHD(1280×720)でもスコア4005と頻繁にカクつきます。

FF14

毎度おなじみDirectX 11の重量系ベンチマークです。DirectX 11・フルHD・最高設定で、スコア7000以上の「非常に快適」をマークできれば、現行オンラインゲームを幅広くプレイできるスペックだと判断することができます。

この通り、HD(1280×720)・標準品質とガッツリ落としてもスコア3728(快適)どまり。厳しいスコアですが、むしろよく伸びたなという感じですね。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy)と、重量級から軽量級まで、それぞれの条件で測定することができます。

内蔵GPUの性能指標として、参考までにどうぞ。

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルはSSDのみの構成が基本で、実機では512GB SSDを搭載しています。サムスン製の高コスパSSDでおなじみ【PM961シリーズ】で、通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプとなっています。

実際の速度はご覧の通り爆速です。シーケンシャル(連続データ)は堂々の4ケタ、ランダムでは特に書き込みが速く、申し分ありません。通常のSSDと比べても一目瞭然!ですが、数値なみには体感できないので、こだわりが無ければ通常のSSDでも十分です。

温度

ドラクエ10実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

コア・スレッド数が倍になった新Core i7ですが、60℃後半~70℃半ばと全く問題のない温度に落ち着いています。冷却性能はバツグンです。

動作音

同じくドラクエ10のベンチマークにて、実際の騒音値を測定してみました。※無響室・防音室での測定ではないので、あくまで参考までにどうぞ

本体正面にて計測した結果です

50デシベルを超えるとノイズが気になる感じになるのですが、ピーク時でも50.0デシベルジャストでわりと静か。ファンは高速回転していますが、静音仕様であまり気になりません。

なお、アイドル時は45.9デシベルですが、ファンが低速回転の状態なので、ほぼ無音です。

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

下記条件で、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:バランス、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

大容量の77Whバッテリを搭載していることもあり、結果は約7時間10分でした。さらにハードに使うことを想定すると、標準の51Whバッテリから変更するのがおすすめ。

標準構成&おすすめカスタマイズ

このモデルは【カスタムメイドモデル】ということで、自分の好みのスペックに変更(カスタマイズ)できます。標準構成は下記の通りで、おすすめカスタマイズをチェックしてみましょう。

標準構成

Core i5-8250U/4GBメモリ/128GB SSD/タッチ非対応フルHDディスプレイ/51whバッテリ

icon-yen 価格:【クーポン利用】173,124円(税・送料込)~133,305円(税・送料込)~

 CPU
・Intel Core i7-8550U
→Core i7とCore i5の性能差は約10%程度なので、基本的にはCore i5でOK。とことん性能にこだわるなら変更しましょう。

 メモリ
・8GB (オンボード4GB+4GB) デュアルチャネル対応
→ブラウジング+アプリの複数起動ならメモリは8GBあると安心。動画・画像編集を本格的にやるのであれば16GBは欲しいところ。

 ストレージ
・約256GB SSD
・約512GB SSD (PCIe接続)
→容量と速度にこだわりがなければ、通常の256GB SSDがおすすめ。

 ディスプレイ
・13.3型ワイド フルHD(1920×1080) タッチ対応 フルフラットファインパネル
→タッチ対応パネルに変更できます。ワンランク上のWQHD解像度にも変更できますが、13インチの小型サイズではオーバースペック。フルHDで十分です。

 バッテリ
・内蔵バッテリパック(L) 6セル 77Wh
→外出先で長く使うのであれば、ぜひ変更しましょう。

 ベイオプション1
・増設用内蔵バッテリユニット (28Wh)
→バッテリと一緒にカスタマイズするのがおすすめ。

 ベイオプション2
・増設用内蔵ハードディスクユニット(約500GB)
→SSD+HDDのデュアルストレージ構成にするならおすすめ。

まとめ

堅牢性の高いタフボディにフレキシブルなモバイル・マルチベイ構造を採用し、据え置きからモバイル用途まで幅広く対応できる、唯一無二の便利な13インチノートです。

性能はもちろん、国内メーカーらしさが光る造りの良さも魅力的。さらに標準で3年保証が用意されており、長期間安心して使える本格派のモデルを探している方におすすめ。

他社製に比べやや高めの価格設定ですが、お値段以上の価値は間違いなくあります!

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