Dell Latitude 7330 Ultralight プレミアムをレビュー 約967gの超軽量ボディ!デルでNo.1の軽さを誇る13インチモバイルノート

今回デルの【Latitude 7330 Ultralight プレミアム】をお借りしました。1kgを下回る超軽量ボディが魅力の、スタンダードビジネスノートをチェックしてみましょう。

 

スペック

 Latitude 7330 Ultralight プレミアム
サイズW306.50×D199.95×H16.96mm
重量約967g(実測982g)
OSWindows 11 Pro
CPUCore i5-1235U
・10コア12スレッド
・定格1.3/最大4.4GHz
メモリ8GB(8GBオンボード、DDR4-3200)
ストレージ256GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスIris Xe Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ13.3インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア
インターフェースUSB Type-C Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen.1 Type-A、HDMI 2.0、マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ×
カメラHD Webカメラ(720p)
スピーカーステレオスピーカー(Waves MaxxAudio Pro)
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.2
保証3年(最大5年)
価格【クーポン利用】353,966円214,385円(税・送料込)~
付属品・各種マニュアル
・電源アダプタ(195g)
・電源ケーブル(101g)

※2022年7月24日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
※割引クーポンは販売サイトに記載してあります。

 

外観

1kg未満の超軽量ボディ

このモデル最大の特長は、なんといってもボディの軽さですね。

 

その重さは実測で982gと1kgを下回っており、デルでNo.1の軽さを誇ります。同社の軽量モデルはおよそ1.2kg~なので、それらと比べるとまさに圧倒的。

さすがに1kg未満ともなると、ボディの重さをあまり感じず、片手でもラクラク持てます。ちなみに、ボディの素材は、超軽量モデルでおなじみのマグネシウム合金です。

 

もちろん、軽いだけでなくとてもコンパクト。

 

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることで、横幅と奥行きを圧縮。A4ファイルサイズより小さく、A4用紙サイズのコンパクトボディを実現しており、携帯性はバツグンです。

 

また、厚さも16.96mmとスリムなので、かばんにサクッと収納できるのもポイント。

 

デザインは、デルらしく機能美重視。

クセの無いプレーンボディは、余計な装飾を極力省き、とてもシンプル。ヒンジ部分や四隅をラウンドフォルムにすることで、優しいイメージに仕上げています。

 

カラーの記載はありませんが、ブラックではなく、ダークグレーに近いですね。なお、天板とキーボード面はマットな仕上がりなので滑りにくく、金属特有のひんやり感はありません。

 

最新規格のインターフェース

コンパクト&スリムな13インチですが、インターフェースのラインナップはしっかりポイントをおさえています。

 

USBは全3ポートと標準的な数を搭載。そのうち左サイドのType-Cポート2基は、最大10Gbpsの高速転送が可能な”USB 4”で、さらに40Gbpsの超高速転送ができる”Thunderbolt4”にも対応する最新規格となっています。

そのほか、通常タイプのType-Aポートも2基用意されているので、あらかたの周辺機器を接続できます。

 

そのほかHDMIポートも搭載し、普段使いで必要なものは一通りそろっています。欲を言えば、microSDスロットもあればよかったですね。

 

安心のセキュリティ機能

スタンダードノートでは珍しく、カメラ部分にプライバシーシャッターを装備しています。使わないときはシャッターを閉めることで、不正アクセスなどからプライバシーを保護することができます。デバイス機能のON/OFFではなく、物理的にシャットアウトするのでとても安心ですね。

なお、指紋&顔認証センサーは装備していません。スタンダードノートといえども、ビジネスモデルなので、いずれかは欲しいですね。。

 

ディスプレイ&キーボード

高輝度&高色域ディスプレイ搭載

ディスプレイはコンパクトな13.3インチサイズです。11インチや12インチに比べるとゆとりがあり、携帯性と視認性をうまく両立した絶妙のサイズということで、モバイルノートならまずおすすめ。

なお、解像度はオーソドックスなフルHDとなっています。

 

映像クオリティはとても高く、美しい発色と高いコントラストで、くっきり鮮やか。輝度は400nitと一般的なノートよりも明るいので、見栄えがしますね。

 

視野角も広く、横から覗いても色むらはほとんどなし。ちなみに、sRGBを100%カバーする色域の広さで、編集用にもうってつけです。

 

完成度の高いキーボード

横幅の狭いコンパクトモデルということで、キーボードはテンキーレスタイプとなっています。

 

デルにしては珍しく、全てのキーが独立して配置されていますね。各キーは大きめに造られ、整然とした素直なキー配置ということもあり、基本的に誤爆の心配はありません。電源ボタンと”backspace”と間違えそうですが、他のキーよりも固めなので、その点はしっかり考えられています。

なお、キーピッチは18.0mmと標準的な間隔が確保されていますが、18.5mmは欲しかったところですね。

 

ビジネスノートらしく、キーストロークは一般的なノートよりも深め。反発も高めということで、しっかりした打鍵感ですね。キーボード面の剛性も高い剛性も相まって、タイピングはとても快適。

ちなみに、キーボードのバックライトは装備していません。ビジネスノートだと省略されがちですが、グレード的には欲しい装備ですね。

 

造りこまれたタッチパッド

タッチパッドはオーソドックスな一体型のタイプを採用しています。

 

表面はサラサラした材質で、カーソル操作は非常にスムーズ。クリックボタンは軽く押すだけで反応し、クリック音はほぼせず、バタつきもなし。

完成度にムラがある一体型にしては、しっかり造り込まれているのは好印象ですね。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみました。

CINEBENCH R23

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH R23】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

CPUはインテル第12世代の10コア12スレッドCPU・Core i5-1235Uを搭載しています。

最新世代では設計を一新し、高性能の”P-コア”と省エネの”E-コア”を搭載した、Wコア構成を採用。タスクに応じて、各コアを使い分け、場合によっては両者を併用することで、効率よく処理できるのが強みです。もちろん、コアの性能も向上しており、コア・スレッド数の増加も相まって、非常に高いパフォーマンスを発揮します。

ちなみに、ノート用の第12世代CPUには、Hシリーズ・Pシリーズ・Uシリーズの3タイプがあり、Uシリーズは一番下のグレードとなります。

 

参考までに、前世代のCore i5-1135G7(4コア8スレッド)と比較してみると、シングルスコアは約23%、マルチスコアは約83%も向上しています。コア・スレッドの増加がかなり効いていることがわかりますね。

なお、ライバルのRyzen 5 5600U(6コア12スレッド)と比較すると、シングルスコアは約28%、マルチスコアも約13%上回っており、Uシリーズながら性能は高めです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)・DXR(Port Royal)それぞれの条件で測定することができます。

 

前世代から引き続き、高性能の内蔵グラフィック・Iris Xe Graphicsを搭載しています。、下位の内蔵グラフィック・UHD Graphicsの約3~4倍にもなる性能の高さが魅力ですが、このモデルだとスコアの伸びがイマイチ。ドライバを入れ替えても特に変わらず、物足りない性能となっています。。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy125811075648
Night Raid12092134287733
Fire Strike3096351017003996
Sky Diver11625112981446910879
Cloud Gate16139214398653
Ice Storm816428474571736

 

PCMark 10

【PCMark 10】は、ブラウジング・ビデオチャット・動画や画像の編集作業・軽めの3Dゲームなど、一般的な用途での性能を測る定番ソフトです。

 

動画や画像編集用途の目安となるスコアは3000以上となりますが、スコア5000に迫る非常に高いスコアをマークしており、パワーは十分。ブラウジングやオフィス作業などの軽作業はもちろん、動画・画像編集にもしっかり対応できます。

なお、Core i5-1135G7と比較すると、総合スコアで約8%上回っています。項目ごとに見てみると、軽作業でのスコアはほぼ互角ですが、レンダリングスコアでは約38%も高くなっています。

一方、ライバルのRyzen 5 5600Uはスコア5000オーバーをマークし、総合スコアで約10%の差がついています。レンダリングスコアでは約24%、オフィス系のスコアでは33%もの差がついており、Ryzen 5はあらゆる作業でムラなく強いといった感じですね。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。結果は秒で表記しています。

 

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・QSVでエンコードしています。なお、QSVはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。

 

H.2642Pass1PassQSV
Core i5-1235U20931034175
Core i5-1135G729611521196
Ryzen 5 5600U1605837183

まず軽めのH.264ですが、CPU勝負のソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)では、Core i5-1235UはCore i5-1135G7よりも約29~32%早く変換を完了しています。なお、Ryzen 5 5600Uは他を圧倒しており、Core i5-1235Uからさらに約19~23%の時短効果を発揮しています。

一方、グラフィック機能を用いたハードウェアエンコードでは、Core i5-1235Uが最も早く、Core i5-1135G7よりも約11%、Ryzen 5 5600Uよりも約4%早く変換を完了しています。

 

H.2652Pass1PassQSV
Core i5-1235U35661766237
Core i5-1135G745222299245
Ryzen 5 5600U
24171191164

重量級のH.265ではまた違う傾向となり、ソフトウェアエンコードでのCore i5-1235UとCore i5-1135G7との差は約21~23%まで縮まります。一方、Ryzen 5 5600UとCore i5-1235Uとの差は拡大し、約32~33%にもなります。

さらに、ハードウェアエンコードではRyzen 5 5600Uがトップに立ち、Core i5シリーズに約31~33%もの差をつけます。

 

Lightroom Classic CC

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。結果は秒で表記しています。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Core i5-1235U31181
Core i5-1135G779230
Ryzen 5 5600U
77307

このアプリは第12世代CPUとの相性がバツグン!

軽めのDNGでは、Core i5-1235UがCore i5-1135G7よりも約61%、Ryzen 5 5600Uよりも約60%早く変換を完了しています。また、重量級のJPEG変換では差が縮まるものの、Core i5-1135G7に約21%、Ryzen 5 5600Uに約41%ときっちり差をつけています。

テストによってムラがありますが、Core i5-1235Uは10コアのうち、省エネのE-コアが8つもあるので、アプリによっては相性が出てしまうようですね。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

 最高品質標準品質低品質
フルHD661083699840

フルHD・最高品質でスコア5500を超えてきますが、Iris Xe Graphicsならスコア9000~10000あたりは狙えるので、どうにも伸びが悪い印象です

 

FF14(ファイナルファンタジー14 暁月の終焉)

知名度バツグンの国内産MMORPGですね。スコア9000以上で【快適】&平均60fpsをキープできます。現行のゲーミングPCであれば、フルHD・最高設定でスコア9000をしっかり超えたいところ。

 最高品質高品質標準品質
HD493568718315
フルHD267836124612

重めのゲームなので、HDでもスコア9000にとどかず。このクラスならGTX 1650搭載ゲーミングノートは必須。内蔵グラフィックではせいぜいドラクエ10やValorant止まりとなります。

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは256GB SSDを搭載したシングルストレージ構成です。100GB未満しか使えない128GB SSDとは違い、容量に余裕があるので、データ類を多めに保存することができます。もちろん、SSDは通常タイプよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDを採用し、メーカーはKIOXIAとなっています。

その実力ですが、書き込み速度が遅く、シーケンシャル(連続データ)ではまさかの3ケタ台をマーク。SSDということで、実際の動作は快適なのですが、この速度の遅さはマイナスポイントですね。。

 

温度

CINEBENCH R23実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

第12世代CPUはコア・スレッド数が多いので発熱が高く、フルロード時では動作クロックを落として運転しています。そのため、温度はピーク時で50℃台と低めの温度をキープしています。こればかりはデスクトップCPUでも同じなので、仕方ありません。

 

動作音

CINEBENCH R23実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ。

 

50デシベルを超えるとノイズが気になるようになりますが、ピーク時で50.4デシベルとほぼきっかり。ファンは高速回転していますが、耳障りな甲高いノイズは無く、さほど気にならないレベルですね。

ちなみに最小時では46.9デシベルとありますがが、アイドルなのでほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:トップクラスの電力効率、最適化
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果はまさかの約5時間と、モバイルノートの目安となる10時間に全く届かず。残念ながらバッテリーの消耗がとても早く、出先で使うにはとても不安ですね。。

 

充実したユーティリティー機能

AIプラットフォームの”Dell Optimizer”が用意され、AIがユーザーの学習することで、PCの動作を最適化します。例えば、”ExpressResponse”では、使用頻度の多いアプリの起動を高速化し、日常の業務をより快適になります。

 

もちろん、パフォーマンスも最適化されますが、バッテリーの持ちについてはあまり効果を感じませんね。。

 

”Support Assistant”では、ドライバのダウンロードやハードウェアのスキャン、トラブルシューティングまで網羅しており、PCのメンテナンスをかんたんに実行することができます。

サウンドについては、デルでおなじみ”Waves MaxxAudio Pro”のサウンドシステムが採用されています。

スピーカーの音質ですが、低音から高音までよく伸び、音質も厚みがあるので、迫力が感じられます。また、音の広がりも感じられ、臨場感があるのもグッドです。ただ、甲高いサウンドだと少し音割れするのが難点です。

 

まとめ&関連モデル

900g台の超軽量ボディを誇るデルの意欲作ですが、装備がやや貧弱で、バッテリーの持ちも悪く、トータルで見るといまいちのクオリティですね。期待していただけにちょっと残念!

 

 

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13インチ

持ち運びしやすいモバイルノート

5万円未満5~10万円10~15万円15万円以上
開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ

14インチ

持ち運び・据え置きの両方に対応する欲張りモデル

5万円未満5~10万円10~15万円15万円以上
開閉タイプ開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ

15・16インチ

据え置きに最適なスタンダードモデル

5万円未満5~10万円10~15万円15万円以上
開閉タイプ開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ
開閉タイプ
2in1タイプ

17インチ

据え置きに最適な大画面モデル

5万円未満5~10万円10~15万円15万円以上
開閉タイプ開閉タイプ開閉タイプ
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