HP Spectre x360 15-df0000をレビュー まるで宝石のような造形美!至高のクオリティが自慢の15インチ2-in-1ノート

今回HPの【HP Spectre x360 15-df0000】をお借りしました。

15インチの2-in-1フラグシップモデルがモデルチェンジ!デザインから性能まで大幅に進化した新モデルの実力をチェックしてみましょう。

 

スペック

 HP Spectre x360 15-df0000
カラーアッシュブラック
サイズW359×D249×H19~21mm
重量約2.17kg
OSWindows 10 Pro(64ビット)
CPUCore i7-8750H
(6コア12スレッド 2.2/最大4.1GHz)
メモリ16GB(DDR4-2666)
ストレージ512GB・1TB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスGTX 1050 Ti Max-Q(GDDR5 4GB)
ディスプレイ15.6インチ、4K、グレア、IPS、
タッチ対応
インターフェースUSB3.1 Gen.2 Type-C×2、
USB3.1 Gen.2 Type-A、
HDMI 2.0、microSDスロット、
マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ×
カメラHP Wide Vision フルHD Webcam
(約200万画素)
スピーカークアッドスピーカー
(Audio by Bang & Olufsen)
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
保証1年(最大3年)
価格【キャンペーン中】
229,800円(税込)~
付属品・各種マニュアル
・専用スリーブケース
・USB Type-A⇔Type-Cケーブル
・電源アダプタ(338g)
・電源ケーブル(106g)

※2019年1月4日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

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外観

複雑な造形が光るデザイン

前モデルの洗練されたデザインと高い質感はそのまま、さらにブラッシュアップされています。まさに正統進化版といえる完成度です。

 

アッシュブラック&カッパー(銅)の高級感あふれるシックなカラーが印象的なボディ。材質は高い堅牢性を誇るアルミニウム合金製で、梨地加工が施されています。サラッとした手になじむ上質なさわり心地で、ハイエンドモデルにふさわしい高い質感を実現しています。

 

HPらしさがあふれるエッジ加工を多用したデザインですが、さらに加工が複雑になり、多面的な造形となっています。そのフォルムはまるでダイヤモンドのようで、「宝石のような輝き」をもつ美しさです。

デザイン性だけでなく機能面にもしっかり配慮されており、開閉部をラウンドフォルムにすることで、開け閉めがしやすいようになっているのもいいですね。

 

ディスプレイにはベゼル(ふち)が狭い【ナローベゼルディスプレイ】を採用しています。横幅を狭くすることでコンパクトにできるだけでなく、外観もスタイリッシュになり、まさに一石二鳥ですね。

 

細かい部分もしっかり造りこまれ、スピーカー部はメッシュ状に細かくパンチ加工されています。HPの伝統ともいえる、電源ボタンのLEDギミックも健在。ちなみに、電源ボタンは正面向かって左斜め横に設置されています。初見だとわからないかもしれません。

 

なお、持ち運び用のスリーブケースが標準で付属します。PUレザーの柔らかいさわり心地と、本体のイメージにマッチした渋めのブラックが◎。付属品にしては上出来でしょう。

 

フレキシブルに使える2-in-1タイプ

最近はやりの2-in-1ノートパソコンで、360°回転するコンパーチブルタイプとなっています。

 

360°回転しタブレットとして、またテント型にして寝そべりながら動画を見るといった使い方もでき、まさにフレキシブル。ヒンジ部分の安定感も高く、無段階稼働で任意の角度にピタッと止まります。

もちろん、キーボードを180°以上回転させるとキーボードが動作しなくなるので、誤操作の心配もありません。

 

新モデルでも同じく、標準で【Spectre アクティブペン2】が付属します。

1024諧調の筆圧検知に対応しており、応答性に優れ、滑らかで自然な書き心地。さらに、一般的な電池式ではなく充電タイプなので、約14.5gと軽く、長時間の使用でも疲れにくくなっています。

 

ペンの上部をスライドするとType-Cポートがあり、付属のケーブルにて充電します。細かいところまで本当にに芸が細かいですね。

 

充実したインターフェース

スリムモデルなので、LANポートや光学ドライブは非搭載。前モデルよりも内容はグレードアップしています。

先にも紹介した通り、多面的な造形となっているため、配置は変則的。正面向かって左斜め横には電源ボタン、右斜め横にはUSB3.1 Gen.2 Type-Cがそれぞれ配置されています。初見では分かりにくいですが、一度わかると使いやすい絶妙な角度です。

 

USBは全てのポートがUSB3.1規格で、最大10Gbpsの高速転送が可能な【Generation2】規格となっています。さらに、小型&リバーシブルのType-C端子2ポートは、40Gbpsの超高速転送ができるThunderbolt 3】に対応しています。

 

画像出力は現在主流のHDMIを搭載するほか、microSDスロットを搭載しており、必要なものは一通りそろっています。

 

ちなみに、前モデルで右サイドに搭載されていた指紋認証センサーは、キーボード面の右側中央付近に移されています。

 

ディスプレイ&キーボード

ディスプレイとキーボードは前モデルとほぼ共通しています。

IPSパネル搭載4Kディスプレイ

ディスプレイサイズは一般的な15.6インチで、4Kのウルトラ解像度となっています。フルHDの4倍というだけあり、とても精彩な画面表示ができる優れものです。

 

パネルはコントラストが高く、発色に優れたIPSパネルを採用。美しい画面描写で動画コンテンツを思う存分堪能できるほか、各種編集作業も捗ります。さらに視野角も広いので、どの角度から見ても色むらはほぼ無し。まさに2-in-1にうってつけの高性能ディスプレイです。

 

ただし、通常の等倍モードだと文字が小さすぎて見にくいため、基本的には拡大してつかいます。ということで、4Kディスプレイのもう一つのメリットである、「フルHDの画面分割で作業効率を上げる」という使い方には向いていないので、その点だけ注意です。

参考画像は4分割にてフルHD画面を表示したものですが、文字の小ささがわかるかと思います。

 

タッチ対応ディスプレイ

2-in-1タイプということで、ディスプレイはタッチ操作に対応しています。

直接ペンや指で触るだけにキズが心配になりますが、頑丈な【Corning Gorilla Glass】でデコーティングされています。上位のスマホやタブレットで採用例が多く、その実力は折り紙付き。スムーズな操作性と耐久性をしっかり両立しています

実際に触った感じですが、とても滑らかでスムーズなタッチ&ペン操作が可能でとても快適です。

 

完成度の高いキーボード

キーボード面はアルミニウムの梨地仕上げとなっており、上品なさわり心地でとても快適です。よく使う部分なだけにこれは嬉しいですね。

キーボードそのものは15インチなだけあり、テンキー付きのフル規格キーボードとなっています。整然と並べられた素直なキー配置、さらにキーピッチは約18mmとしっかり間隔が確保されているので、誤爆の心配はまずありません。

 

また、キーストロークも深めで、しっかりした打鍵感を楽しむことができます。もちろん、アルミニウムなので剛性が非常に高く、安定感はバツグン!

 

フラグシップモデルらしく白色LEDを内蔵しています。華やかな輝きで高級感があります。もちろん、ファンクションキーでON/OFFの切り替えができ、その日の気分次第で調整もできます。

 

滑らかなタッチパッド

キーボードもさることながら、タッチパッドの完成度も◎。

パッド部分はサラサラした材質ですが、適度な抵抗がある絶妙な仕上がりとなっています。操作性の高さは一般モデル以上です。また、クリックボタンはやわらかめで、軽い力で反応し、動作音も非常に静かです。

なお、タッチパッド周りはダイヤモンドカット加工がされています。派手な感じではなく、さりげないところが何ともオシャレですね。

 

サウンドエンジン搭載

デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用し、スピーカーを4基搭載!付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニングできるようになっています。

スピーカーの音質ですが、やや締まった感じの音質で、中音と高音域がクリアに出ます。あくまでも内蔵タイプなので、低音は迫力不足です。

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみましょう。

CPUとGPUが刷新

前モデルではCPU・GPU統合タイプの【Core i7-8705G】を搭載していましたが、新モデルではCPUとGPUが独立した標準的な仕様になっています。

 

CPUは同じくインテル製で、ノート用ハイエンドCPU【Core i7-8750H】を搭載しています。Core i7-8750Hは第8世代「Coffee Lake-H」のCPUで、デスクトップと同じく6コア12スレッドになり、前世代よりも約30~40%も性能が向上しています。

 

GPUはNVIDIA製の【GTX 1050 Ti】を搭載し、省電力版のMax-Qとなっています。オンラインゲームから動画・画像編集までそつなくこなすオールラウンダーのGPUです。

以下ベンチマークをチェックしますが、前モデルよりも扱いやすくなった印象です。

 

CINEBENCH

3Dグラフィックのレンダリングソフト【CINEBENCH】で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

ハイエンドCPUというだけあり、シングル・マルチともに性能が高く、マルチコアは堂々の1000オーバーをマークしています。

4コア8スレッドのCore i7-8705Gと比べるとその差は歴然、約63%も性能が向上しています。まさに圧巻の一言。

PCMark8&PCMark10

PCMark8は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、画像編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

グラフを見ると分かりやすく、一般ノートを大きく引き離すスコアで、ゲーミングPC・クリエイターPCに迫る性能を発揮します。

 

あわせて上記のテストを一元化した【PCMark10】のスコアもチェックしてみましょう。

ブラウジングや各種編作業など、基本的なタスクを快適にこなせる目安はスコア3000以上となりますが、大幅に超えるスコアをマーク。ブラウジングや表計算ソフトなどの軽作業から、動画・画像編集まで幅広く使えるスペックです。

このテストではCore i7-8705Gの方がやや有利かなといったところです。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy)それぞれの条件で測定することができます。

CPUとGPUの総合力が光り、Core i7-8705Gよりもスコアがよく伸びます。例えば、Fire Strikeでは約10%、Sky Diverにいたっては約36%もの差をつけています。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy248122466127
Fire Strike67257408155912643
Sky Diver21162234571353123842
Cloud Gate267704858810410
Ice Storm8924010695956489

 

FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

 

結果はフルHD・最高品質でスコア7202(非常に快適)と、スコア9000に届かず。ワンランク下げた高品質ではスコア10349(非常に快適)となり、安定してプレイできます。

Core i7-8705Gでは標準品質まで下げないと9000をクリアできず、ゲームでの安定感はやはり上です。

 

ドラゴンズドグマ オンライン

やや軽めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。

フルHD・最高品質でスコア10980(とても快適)とスムーズにプレイできます。

 

PSO2

こちらは軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHD・設定6でスコア20328とかなり余裕を感じさせるスコア。

 

モンスターハンターフロンティアZ

こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000以上で平均60fpsをキープできます。

フルHDでスコア16725の高いスコアなので、高グラフィックバージョンの「High Grade Edition」もプレイ可能です

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

フルHD・最高品質でスコア18335(すごく快適)のハイスコアをマーク。Core i7-8705Gだと

Core i7-8705Gだと、ドラゴンズドグマオンライン~ドラクエ10までの従来のゲームで大苦戦していましたが、新モデルではそんな心配はなし。ゲームパフォーマンスは申し分ありません

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルでは大容量の512GB SSDを搭載し、通常のSSDよりも4~5倍高速のNVMeタイプというこだわりようです。搭載されているものは前モデルと全く同じで、高い手信頼性で定評のある東芝製となっています。

速度はシーケンシャル(連続データ)の読み込みが3000オーバーと爆速で、あとは標準的といったところでしょうか。ブラウジングや各種アプリの動作、ゲームのロードにいたるまでサクサク動き、動作そのものは非常に快適です

ちなみに、+20,000円で1TB SSDにカスタマイズすることもできます。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

薄型ボディに熱いパーツを詰め込んでおり、温度は高め。CPU・GPUいずれも80℃台をキープし、ピーク時には90℃手前まで上がります。

この温度をみてヒヤヒヤするかもしれませんが、ゲーミングノートというカテゴリーで見ればよくある温度です。極論をいうと、100℃くらいまで耐えられるので、あまり心配する必要はありません。

 

負荷がかかる作業をする際には、付属のファンコントロールアプリで調整するのもあり。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

前モデルに比べ若干ノイズが高くなり、ピーク時で53.1デシベルとなっています。ファンの風切り音が大きく、ノイズが気になる感じです。ほぼゲーミングノートということを考えると、こればかりは致し方ありません。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

モバイルノートということで、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:HP推奨、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果はなんと約13時間!GPU搭載モデルですが、しっかり省電力コントロールできており、かなり優秀です。一般ノートが5・6時間程度と考えると、とんでもないバッテリーの持ちであることがわかります。

これなら外に持ち運んで使う場合でも安心ですね。

 

まとめ

前モデルの完成度も相当のものでしたが、さらにその上を行くクオリティに進化。デザインは宝石のような多面的な造形になり、性能面もCPU+GPU構成にすることで、用途を問わず高いパフォーマンスを発揮し、使い勝手もかなり向上しています。

ハイエンドモデルでは頭一つ、いや二つほど抜けており、至高の最高級の15インチ2-in-1ノートを求めている方におすすめです。

 

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