HP ENVY x360 15-ds0000をレビュー ハイクオリティ&高コスパ!パワフルなRyzen 5 3500Uを搭載した15インチ2in1ノート

今回HPの【ENVY x360 15-cp0000】をお借りしました。

プレミアムモデル”ENVYシリーズ”の15インチ2-in-1ノートがリニューアル!AMDの最新Ryzenシリーズを搭載した、HPの大人気モデルをチェックしてみましょう。

 

スペック

 ENVY x360 15-ds0000
ベーシックモデル
カラーナイトフォールブラック
サイズW359×D245×H17~18mm
重量約1.98Kg(実測1986g)
OSWindows 10 Home(64ビット)
CPUAMD Ryzen 5 3500U
・4コア8スレッド
・定格2.1/最大3.7GHz
メモリ8・16GB(DDR4-2400)
ストレージ512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクスAMD Radeon Vega 8 グラフィックス
ディスプレイ15.6インチ、フルHD、グレア、IPS、
タッチ対応
インターフェースUSB3.1 Gen.1 Type-C、
USB3.1 Gen.1 Type-A×2、
HDMI 2.0、SDスロット、
マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ×
カメラHP Wide Vision HD Webcam
(約92万画素)
スピーカーデュアルスピーカー
(Audio by Bang & Olufsen)
キーボード日本語キーボード
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth4.2
保証1年(最大3年)
価格【キャンペーン中】
104,800円(税別)~
付属品・各種マニュアル
・電源アダプタ(186g)
・電源ケーブル(106g)
・変換アダプタ(40g)

※2019年8月18日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

 

外観

上質なデザイン

直線主体のフォルムにエッジ加工を織り交ぜた、スマートなデザインは前モデルそのまま。【ナイトフォールブラック】の渋い色合いも相まって、クールな印象に仕上がっています。

もちろんボディはアルミニウムを削り出したユニボディとなっており、一体感のある美しいデザインと堅牢性を両立しています。

 

表面は非光沢の梨地加工が施され、落ち着きのある外観もさることながら、適度に滑らかで、しっとり手になじむ上質な触感を実現しています。

 

ちなみに、ボディの厚さは前モデルからさらに2mmもスリムになり、最薄部で17mmとスタイリッシュなフォルムに磨きがかかっています。

また薄くなった分、重さは約100g軽くなり、実測で1986gとついに2kg以下になりました。持ち運びに適した重さとは言えないものの、15インチモデルにしては軽いので、出先で使うのもありです。

 

美しい造形美

細かい部分の造形美も健在。スピーカー部はオシャレな幾何学模様で、電源ボタンはLEDラインで装飾されています。さすがデザインのHPなだけあり、このあたりの芸の細かさは業界No.1ですね。

 

前モデルで採用された、ヒンジ部分の‘ダマスカス鋼”の装飾ですが、新モデルでは省略されています。ワンポイントこそ無いものの、全体的にスッキリしたイメージになり、統一感という点では新モデルのほうが上です。

 

なお新モデルでは、手前の部分全体がくぼんだ形に加工されています。中央部分のみ加工された前モデルに比べ、ディスプレイの開閉がしやすくなっています。造形美だけでなく、機能性もしっかり考えられているのは◎。

 

フレキシブルに使える2-in-1タイプ

最近はやりの2-in-1ノートパソコンで、360°回転するコンパーチブルタイプとなっています。

 

360°回転しタブレットとして使えるだけでなく、テント型にして寝そべりながら動画を見る、さらにスタンドモードにしてイラストを書くといったフレキシブルな使い方ができ、とても便利です。

 

パネル表面はとても滑らかになっており、スクロールやタッチ操作はとてもスムーズ。クセになる感触といってもいいくらいのレベルで、ミドルクラスモデルにしてはかなり完成度が高いです。

 

コンパーチブルの肝と言えるヒンジですが、頑丈に造り込まれ、無段階稼働で任意の角度にピタッと止まります。ヒンジは無骨なものではなく、ボディのイメージににあわせた、美しいデザインに仕上げているのもいいですね。

もちろん、キーボードを180°以上回転させるとキーボードが動作しなくなるので、誤操作の心配もありません。

 

ポイントをおさえたインターフェース

LANポートや光学ドライブは非搭載ですが、それ以外は一通りそろっています。

 

USBは全3ポート搭載され、大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1規格を採用しています。構そのうちの1ポートは、小型&リバーシブルのType-Cポートとなっており、Type-Aポートあわせて、あらかたの周辺機器を接続できるのがいいですね。

 

そのほか、SDスロットや画像出力用のHDMIポートも完備するオールインワン仕様で、さらに新モデルではプライバシースイッチを新規に搭載しています。

右側面のカメラのアイコンがプライバシースイッチで、カメラを無効化することにより、盗撮を防ぐことが出来ます。デバイスマネージャー上からカメラデバイスを消去するシステムとなっており、カメラそのものを塞ぐ方式(シャッタータイプ)と同等の有効性を実現しています。

 

ディスプレイ&キーボード

ディスプレイやキーボードも前モデルとほぼ同じです

IPSパネル搭載

ディスプレイはオーソドックスな15.6インチサイズで、解像度は主流のフルHDとなっています。ディスプレイのベゼル(ふち)はスリム仕様となっており、野暮ったさが無くとてもスタイリッシュ。

 

ディスプレイのパネルには発色&コントラストに優れたIPSパネルを採用。光沢のあるグレアパネルとの相乗効果で、美しい映像を思う存分堪能することができます。動画鑑賞などエンターテインメント用途に大活躍!

 

またIPSパネルは視野角が広いのもポイント。姿勢によって色味が変わらず、様々なモードで使える2-in-1パソコンとの相性はバッチリです。

 

白色LED内蔵キーボード搭載

標準的な15インチボディということで、テンキー付きのキーボードを搭載しています。

 

ご覧の通り配列そのものは非常に素直。各キーは整然と並べられており、キーピッチも約18.5mmとデスクトップキーボード並の広さが確保されているため、誤爆する心配はまずありません。

キーストロークですが、一般ノートにしてはやや深めなので、打鍵感を楽しみながら快適にタイピングできます。なお、キーボード面の剛性もしっかりしており、タイピング圧力が高い方でも安心。

 

キーボードには白色LEDを内蔵しており、トレンドはしっかり押さえてあります。華やかな輝きで高級感があり、薄暗い場所でタイピングしやすくなるのもいいですね。ちなみに、ON/OFFはファンクションキーで切り替えられるようになっています。

 

スムーズなタッチパッド

タッチパッドの完成度も高く、幅広仕様なので操作性にゆとりがあります。また、つるつるした材質になっており、カーソル操作も非常にスムーズ

また、クリックボタンもバタつきなく軽い力で反応し、動作音も小さく操作感はバツグン。キーボード・タッチパッドともによく使うだけあり、この完成度の高さは嬉しいですね。

 

指紋認証センサー搭載

新モデルでは新たに指紋認証センサーが搭載されています。

わざわざパスワードを入力せず、ワンタッチでログイン処理できるので、あるとやはり便利です。タッチパッドと干渉しないよう、テンキーの下部に配置されているのもいいですね。

 

サウンドエンジン搭載

デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用した、デュアルスピーカーを搭載しています。もちろん、付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニング可能です。

スピーカーの音質ですが、前モデルとほとんど変わらず、中音域メインで迫力不足。こればかりは内蔵タイプなのでやむなしといったところ。音質重視ならイヤホン・ヘッドホンは必須!

 

 

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

 

このモデルでは、AMDの4コア8スレッドAPU【Ryzen 5 3500U】を搭載しています。APUとは、ざっくりいうとCPUと高性能グラフィック機能をひとまとめにしたもの。グレードとしてはスタンダードレベルで、インテルでいうとCore i5に相当します。

参考までに同じく4コア8スレッドのインテルCPU【Core i5-8265U】と比較してみると、マルチ性能はRyzen 5が約30%、シングル性能はCore i5の方が約9%それぞれ高くなっており、総合力ではRyzen 5に軍配が上がります。

 

PCMark 8&PCMark 10

【PCMark 8】は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、画像・動画編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

グラフを見るとわかりやすく、いずれのテストでも現行の標準的なノートパソコンを大幅に超える性能となっています。重量級の編集テスト【CREATIVE TEST】でスコア5000の大台に迫るパフォーマンスはまさに圧巻です。

なおライバルのCore i5と比べてみると、軽めの【WORK TEST】ではほぼ互角ですが、ワンランク上の【HOME TEST】では約11%、重量級の【CREATIVE TEST】では約8%スコアが高くなっています。

 

あわせて上記のテストを一元化した【PCMark 10】のスコアもチェックしてみましょう。動画や画像編集用途でも使うのであればスコア3000がボーダーとなりますが、ラクラク超えてきます

一元化されたテストということで、総合スコアこそCore i5とほぼ互角ですが、動画・写真の加工テスト【Digital Content Creation】では約28%高いスコアをマークしています。基本的に負荷の高い作業ではRyzen 5の方が有利と言えます

 

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・VCE/QSVでエンコードしています。なお、VCE/QSVはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のこと。VCEはAMD、QSVはインテルの名称です。

 

H.2642Pass1PassVCE/QSV
Ryzen 5 3500U1:00:0130:3711:33
Core i5-8265U1:04:2133:294:51

CPU性能が重要になるソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)ではRyzen 5が有利ですが、ハードウェアエンコードにもなると、Core i5がRyzen 5の半分以下で変換を完了します

前世代のRyzen 5と同じく、VCEのエンコード性能はイマイチですね。。

 

H.2652Pass1PassVCE/QSV
Ryzen 5 3500U1:48:1355:2112:05
Core i5-8265U1:34:1848:576:29

H.265ではRyzen 5がだいぶ苦戦しており、ソフトウェアエンコード・ハードウェアエンコードともにCore i5に及びません。QSVがとんでもなく優秀なので、エンコードならCore i5が有利です

 

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

 

 CR2→DNGCR2→JPEG
Ryzen 5 3500U2:107:31
Core i5-8265U4:038:38

動画変換から一転し、Ryzen 5が高いパフォーマンスを発揮します

軽めのDNG変換では、Ryzen 5がCore i5に対し約53%の時間で変換を完了し、JPEG変換でもCore i5の約88%の時間で変換を完了します。動画変換ならCore i5、画像変換ならRyzen 5が有利となり、うまいこと?バランスが取れています。

 

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHD・最高品質でスコア6695(快適)となり、内蔵グラフィックにしてはとんでもなく高い性能です。インテルではフルHDだと低品質でやっとこさスコア5500を超えるので、まさに圧倒的。

 

PSO2

軽めのオンラインゲームです。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

なんとフルHD・設定3でスコア5705をマーク。設定を落とす必要はあるものの、フルHDでこの結果は破格です。インテルだとワンランク低いHD解像度に落としてやっとなので、いかに性能が高いかがわかります。

 

FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

さすがにこのクラスともなると内蔵グラフィックでは厳しく、HD・標準品質でもスコア5661どまりとなります。

 

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。PCの性能指標として、参考まで。

 総合スコアGraphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy9208212926
Night Raid9385114574635
Fire Strike257528669404904
Sky Diver8593895175667860
Cloud Gate14146202816872
Ice Storm670659763931998

 

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

 

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載したシングルストレージ構成となっています。ノートパソコンにしては容量が多めなので、動画や画像などデータ類を多めに保存することも出来ます。

SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカーは高速SSDでおなじみのサムスン製のものを採用しています。

肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み込みが3000オーバー!書き込みもコンスタントに1000を超える爆速ぶり。ランダムがちょっと振るわないのがネックですが、ブラウジングや各種アプリの動作、ゲームのロードにいたるまでサクサクで快適そのもの。

 

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

 

4コア8スレッドのパワフルなAPUですが、前世代のRyzen 5よりも発熱が低くなり、ピーク時で50℃半ばとかなり低い温度をキープ。冷却面は万全です。

 

なお、付属アプリでファンのコントロールができますが、基本的にはデフォルトのままでOKです。

 

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

50デシベルが一つの区切りとなりますが、ピーク時で48.5デシベルと下回っており、かなり静かです。ファンは高速回転していますが、「サーッ…」という感じの控えめなノイズでほとんど気になりません。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

 

バッテリー持続時間

「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:HP推奨、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

前モデルから大幅に伸び、約11時間20分と10時間を超えるロングライフバッテリーを実現しています。これなら出先でも安心して使えますね。

 

まとめ&関連モデル

前モデルのスマートなフォルム&細部の造形美はそのまま、しっかりブラッシュアップされ、いっそう洗練されたイメージに仕上がっています。さらに性能や機能面も強化されており、正当進化版と言うにふさわしい、高い完成度を実現しています。

兄弟モデルにインテルCPU搭載モデルがありますが、Ryzen 5搭載モデルのほうが圧倒的に安く、コスパ抜群!据え置きメインの2in1ノートが欲しい方にはまずおススメのモデルです

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