HP ENVY x360 13-ar0000をレビュー 大人気モデルがリニューアル!高い品質とコスパを両立した13インチ2in1モバイルノート

今回HPの【ENVY x360 13-ar0000】をお借りしました。

プレミアムモデル”ENVYシリーズ”の13インチ2-in-1ノートがリニューアル!AMDの最新Ryzenシリーズを搭載した、HPの大人気モデルをチェックしてみましょう。

スペック

HP ENVY x360 13-ar0000
パフォーマンスモデル
カラー ナイトフォールブラック
サイズ W306×D212×H14.5mm
重量 約1.28Kg(実測1276g)
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU AMD Ryzen 7 3700U
・4コア8スレッド
・定格2.3/最大4.0GHz
メモリ 16GB(8GB×2、DDR4-2400)
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィクス AMD Radeon RX Vega 10
ディスプレイ 13.3インチ、フルHD、グレア、IPS、
タッチ対応
インターフェース USB3.1 Gen.1 Type-C、
USB3.1 Gen.1 Type-A×2、
microSDスロット、
マイク入力/ヘッドフォン出力
光学ドライブ ×
カメラ HP Wide Vision HD Webcam
(約92万画素)
スピーカー クアッドスピーカー
(Audio by Bang & Olufsen)
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
保証 1年(最大3年)
価格 【キャンペーン中】
129,800円(税別)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(186g)
・電源ケーブル(106g)
・変換アダプタ(40g)

※2019年9月4日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

上質なデザイン

前モデルの良さはそのまま、さらにブラッシュアップされています。

ボディの素材は引き続き上質なアルミニウム素材を使用しており、表面の処理は非光沢の梨地仕上げとなっています。落ち着きのある外観もさることながら、手にしっとりとなじむ上質の感触も相まって、高級感がありますね。

直線主体のフォルムにエッジ加工を織り交ぜた、飽きのこない洗練されたデザインも健在。深みのある”ナイトフォールブラック”もバッチリ決まっており、パソコンというより、一種のオブジェクトのようです。

ちなみに前モデルでは、ヒンジ部分が”ダマスカス鋼”の模様で装飾されていましたが、新モデルでは省略されています。見た目のインパクトは弱くなりますが、全体的にスッキリしたイメージになり、統一感という点では新モデルのほうが上です。

細かい部分の造形美もぬかりなく、スピーカー部はオシャレな幾何学模様で、電源ボタンはLEDラインで装飾されています。このあたりの芸の細かさは、さすがデザインのHPといったところです。

なお新モデルでは、手前の部分全体がくぼんだ形に加工されています。中央部分のみ加工された前モデルに比べ、ディスプレイの開閉がしやすくなっています。造形美だけでなく、機能性もしっかり考えられているのは◎。

持ち運びに最適なコンパクトボディ

ボディサイズは、持ち運びしやすいということで最近人気の13インチボディです。

前モデルもかなりコンパクト&スリムでしたが、さらに進化。横幅は3mmコンパクトに、厚さは1.5mm(最大)スリムになり、より携帯性が高くなっています。もちろん、A4ファイルよりも小さく、カバンにサッと入れることができます。

サイズもさることながら、重さも実測1276gと前モデルから約30g軽くなり、持ち運びはラクラクです。

フレキシブルに使える2-in-1タイプ

最近はやりの2-in-1ノートパソコンで、360°回転するコンパーチブルタイプとなっています。

360°回転しタブレットとして使えるだけでなく、テント型にして寝そべりながら動画を見る、さらにスタンドモードにしてイラストを書くといったフレキシブルな使い方ができ、とても便利です。

パネル表面はスマホやタブレットでおなじみ、【Gorilla Glass NBT】でカバーされています。一般的なソーダライムガラスに比べ8~10倍の耐久性を誇り、とてもタフ。タッチ操作やPSん入力で傷が付く心配はありません。

もちろん操作性もバツグン!とても滑らかな仕上がりで、スクロールやタッチ操作はとてもスムーズ。クセになる感触といってもいいくらいのレベルで、ミドルクラスモデルにしてはかなり完成度が高いです。

コンパーチブルの肝と言えるヒンジですが、頑丈に造り込まれ、無段階稼働で任意の角度にピタッと止まります。ヒンジは無骨なものではなく、ボディのイメージににあわせた、美しいデザインに仕上げているのもいいですね。

もちろん、キーボードを180°以上回転させるとキーボードが動作しなくなるので、誤操作の心配もありません。

ポイントをおさえたインターフェース

スリムモデルなので、LANポートや光学ドライブは非搭載。

USBは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1規格で、全3ポート搭載されています。そのうち右サイドの1ポートは、小型&リバーシブルのType-Cポートとなっています。

もちろん通常タイプのType-Aポートも用意されているので、ポートの数こそ最低限ではありますが、あらかたの周辺機器を接続できるのがいいですね。

そのほか、SDスロットや画像出力用のHDMIポートも完備するオールインワン仕様で、さらに新モデルではプライバシースイッチを新規に搭載しています。

右側面のカメラのアイコンがプライバシースイッチで、カメラを無効化することにより、盗撮を防ぐことが出来ます。デバイスマネージャー上からカメラデバイスを消去するシステムとなっており、カメラそのものを塞ぐ方式(シャッタータイプ)と同等の有効性を実現しています。

ディスプレイ&キーボード

ディスプレイやキーボードの完成度は前モデル譲りで、とてもハイクオリティ。

IPSパネル搭載

ディスプレイは13.3インチサイズです。ワンランク下の11インチサイズとは違い、窮屈な感じが無く、視認性は段違いです。モバイルノートならやはり13インチですね。

解像度は主流のフルHDで、IPSパネルを搭載しているのがポイント。高発色・高コントラストで美しい映像を描写できる優れものです。光沢のあるグレアパネルとの相乗効果で、動画鑑賞にも最適。

またIPSパネルは視野角が広いのもポイント。姿勢によって色味が変わらず、様々なモードで使える2-in-1パソコンとの相性はバツグンです。

もちろんディスプレイのベゼル(ふち)はスリム仕様となっており、野暮ったさが無くとてもスタイリッシュ。

白色LED内蔵キーボード搭載

13インチのコンパクトボディなのでテンキーレスキーボードを搭載しています。

横幅をしっかり活用し、右端にはhome・endキーなど+αのキーが配置されています。HPらしく、配置そのものはきっちり整然と並べられ、クセが無く非常に素直です。

またキーピッチはさらに拡大され、約19mmとデスクトップキーボード並みの感覚が確保されており、誤爆の心配はまずありません。

キーストロークも変わらずノートPCにしては深めなので、打鍵感を楽しみつつ快適にタイピングできます。キーボード面の剛性も高く、タイピング圧力強い方でも安心して使えます。

キーボードには白色LEDを内蔵しており、トレンドはしっかり押さえてあります。華やかな輝きで高級感があり、薄暗い場所でタイピングしやすくなるのもいいですね。

ちなみに、イルミネーションは2段階+OFFで切り替えることができ、LEDが苦手…という方でも安心です。

スムーズなタッチパッド

タッチパッドの完成度も高く、幅広仕様なので操作性にゆとりがあります。また、つるつるした材質になっており、カーソル操作も非常にスムーズ

また、クリックボタンもバタつきなく軽い力で反応し、動作音も小さく操作感はバツグン。キーボード・タッチパッドともによく使うだけあり、この完成度の高さは嬉しいですね。

指紋認証センサー搭載

カメラのキルスイッチだけでなく、指紋認証センサーも新たに追加されています。場所はキーボードの右下です。

Windows Helloに対応しており、わざわざパスワードを入力することなく、スムーズにログインできる優れもの。作業効率もぐっと上がります。

サウンドエンジン搭載

デンマークの高級オーディオメーカー【BANG & OLUFSEN】のサウンドエンジンを採用し、スピーカーを4基搭載。付属アプリで自分の好みのサウンドにチューニングできるようになっています。

スピーカーの音質ですが、前モデルと変わらず、中音域メインで迫力不足です。内蔵スピーカーではどうしても限界があり、サウンド重視ならイヤホン・ヘッドホンは必須!

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェックしてみましょう。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

このモデルでは、AMDの4コア8スレッドAPU【Ryzen 7 3700U】を搭載しています。APUとは、ざっくりいうとCPUと高性能グラフィック機能をひとまとめにしたもの。グレードとしてはハイスペックレベルで、インテルでいうとCore i7に相当します。

クセのあるテスト結果となり、マルチ・シングル性能ともに伸び悩んでいますね。下位モデルで搭載されている、4コア8スレッドのRyzen 5と比較してみると、シングル性能が大幅に落ち込んでいることがわかります。

以下のテストでも同じく十分なパフォーマンスが発揮されていないため、あくまでも参考程度にご覧ください

icon-star Ryzen 5 3500Uの性能はこちらをチェック

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PCMark 8&PCMark 10

【PCMark 8】は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、画像・動画編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

スコアがいまいち伸びませんが、スコアそのものは現行の標準的なノートパソコンをしのぐ性能となっています。重量級の動画・画像編集テスト【CREATIVE TEST】でもスコア5000近くのハイスコアをマークしており、その実力はホンモノです。

グラフを見るとわかりやすく、いずれのテストでも現行ノートに比べ頭一つ抜けています。

あわせて上記のテストを一元化した【PCMark 10】のスコアもチェックしてみましょう。

動画や画像編集用途でも使うのであればスコア3000がボーダーとなりますが、しっかり超えており、まさにオールラウンダーの性能です。

十分なスコアをマークしていますが、Ryzen 5とほぼ同じか低いスコアで、やはり物足りないですね。

動画エンコード

【TMPGEnc Video Mastering Works 7】を利用し、再生時間6分30秒のMJPEG動画をMP4形式に変換する時間を計測しました。

エンコーダーはx264(H.264)およびx265(H.265)を利用し、それぞれ2パス・1パス・VCE/QSVでエンコードしています。なお、VCEはグラフィック機能を利用した高速エンコード機能のことです。

2Pass 1Pass VCE/QSV
H.264 1:21:49 41:27 11:58
H.265 2:19:00 1:10:05 12:06

ハードウェアエンコード(VCE)は特に問題のない速度ですが、CPU性能が重要になるソフトウェアエンコード(2Pass・1Pass)は特に遅いです。Ryzen 5やCore i5の方が圧倒的に早い…

画像変換

【Lightroom Classic CC】を使い、200枚のRAW画像(5760×3840ドット、CR2形式)をDNG形式に変換する時間と最高画質のJPEG画像に書き出す時間をそれぞれ計測しました。

JPEG書き出しの際は“スクリーン用・標準”のシャープネスを適用しています。シャープネス処理が以外とCPUに負担をかけるため、特にCPUの性能が重要になります。

CR2→DNG CR2→JPEG
2:35 9:19

軽めのDNG変換はともかく、JPEG変換で9分台は時間かかりすぎですね。動画・画像編集ともに負荷の高い作業で重くなる傾向にあり、全くあてにならない結果です。

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHD・最高品質でスコア5902(快適)をマーク。さすがAPUというべきパフォーマンスで、インテルの内蔵グラフィックとは雲泥の差です。

ただ、最上級の【Radeon RX Vega 10グラフィック】にしてはイマイチ伸びず、やはり物足りないです。。

一応他のゲームもチェックしてみましょう。

PSO2

軽めのオンラインゲームです。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも設定3となりますが、フルHDではスコア4107、ワンランク低いHDではスコア6048をマーク。やはり伸びないです…Vega 10グラフィックならフルHDは死守して欲しい。

FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

ゲーミングPCが必須になるレベルのゲームなので、HD・標準品質までガッツリ下げてもスコア2803(やや快適)どまりです。一応動きますという程度。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy/Night Raid)それぞれの条件で測定することができます。PCの性能指標として、参考まで。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy 830 754 1940
Night Raid 5850 6987 3044
Fire Strike 1601 1874 6057 501
Sky Diver 6081 6486 5434 4719
Cloud Gate 9171 13578 4294
Ice Storm 48776 72454 22753

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックするソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルは大容量の512GB SSDを搭載したシングルストレージ構成となっています。ノートパソコンにしては容量が多めなので、動画や画像などデータ類を多めに保存することも出来ます。

SSDは通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプのSSDというこだわりようで、メーカーはノートでよく見かけるSK hynixのものを採用。肝心の速度ですが、シーケンシャル(連続データ)の読み込みが3000オーバー!書き込みもコンスタントに1000を超える爆速ぶり

ランダムがちょっと振るわず、中の上クラスのSSDといったところですが、SSDともなると数値の差をほとんど体感できないので、さほど気にする必要はありません。実際、ブラウジングや各種アプリの動作、ゲームのロードにいたるまでサクサクで快適そのもの。

温度

FF14実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

4コア8スレッドの高性能CPUで発熱が心配になりますが、およそ60℃台の低い温度をきっちりキープしており、冷却性能は上々です。

負荷がかかる作業をする際には、付属のファンコントロールアプリで調整するのもあり。

動作音

FF14実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

50デシベルを下回るとだいぶ静かなのですが、ピーク時で51.2デシベルとオーバーしてしまいました。それでもやや上回る程度なので、それなりに静か。ファンは高速回転していますが、耳障りな感じはせず、さほど気になりません。

なお、最小時は45.9デシベルとありますが、アイドル状態なので、ほぼ無音です。

バッテリー持続時間

モバイルノートということで、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:バランス、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

前モデルからやや改善されているものの、結果は約6時間とモバイルノートにしては短いですね。Ryzenの弱点はバッテリーにあり。外に持ち運んで使う場合は、別途省エネの電源プランを作るのがよさそうです。

まとめ&関連モデル

美しいデザインと高い質感はそのまま、性能&機能面が強化され、さらに使いやすいモデルへと進化しています。価格もキャンペーンで非常に安くなっており、コスパは◎。2in1モバイルノートならまずおすすめのモデルです

ただ、バッテリーが相変わらず弱いので、別途省電力プランを作成するなり、一工夫してしのぎましょう。それさえクリアできれば夢のようなモデルです。

HP ENVY x360 13-ar0000[ベーシックモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
13.3インチ フルHD グレア IPS タッチ対応
■CPU:Ryzen 3 3300U
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラフィック:Radeon Vega 6(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
【キャンペーン中】89,800円(税別)~

おすすめポイント

最新のCore i3よりも約30%性能が高いRyzen 3を搭載。8GBメモリに256GB SSDを搭載し、SSDは通常タイプよりも4~5倍高速のNVMeタイプを搭載するこだわりよう。ブラウジングやオフィス作業も快適にこなせます。

HP ENVY x360 13-ar0000[スタンダードモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
13.3インチ フルHD グレア IPS タッチ対応
■CPU:Ryzen 5 3500U
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラフィック:Radeon Vega 8(CPU内蔵)
■ストレージ:SSD 256GB(PCIe NVMe)
【キャンペーン中】99,800円(税別)~

おすすめポイント

Ryzen 5はRyzen 3の倍となる、4コア8スレッドのAPUで、動画や画像編集など負荷の高い作業におすすめ。大容量の8GBメモリに256GB SSDを搭載し、各種タスクをサクサクこなすことができます。基本的にはこのモデルで十分!

なお、このモデルではSSDの容量を増やすことができます。

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