HP 15-db0000をレビュー お値段以上の完成度!Ryzen 3 2200U搭載の15インチベーシックノート

今回HPの【HP 15-db000ベーシックモデル】をお借りしました。

ベーシックライン”HPシリーズ”がモデルチェンジ。格安ながらデザインにもこだわった、AMD製APU搭載モデルをチェックしてみます。

スペック

実機は8GBメモリにカスタマイズされています
HP 15-db0000
ベーシックモデル
カラー ピュアホワイト
サイズ W377×D247×H23~26mm
重量 約2.0Kg
OS Windows 10 Home(64ビット)
CPU AMD Ryzen 3 2200U
(2コア4スレッド 2.5/最大3.4GHz)
メモリ 4GB(DDR4-2400)
ストレージ 1TB HDD
グラフィクス AMD Radeon Vega 3
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、
ノングレア
インターフェース USB3.1 Gen.1×2、USB 2.0、
HDMI、SDスロット
マイク入力/ヘッドフォン出力、
LANポート
光学ドライブ DVDライター
カメラ HP TrueVision HD Webcam
(約92万画素)
キーボード 日本語キーボード
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
保証 1年(最大3年)
価格 47,000円(税別)~
付属品 ・各種マニュアル
・電源アダプタ(158g)
・電源ケーブル(120g)
・電源変換アダプタ(41g)

※2019年1月15日時点での内容です。製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。

外観

高い質感のボディ

基本的な意匠は前モデルをそのまま踏襲しています。ボディカラーはホワイトをベースに、ブラックのアクセントカラーを組み合わせたパンダカラーとなっており、清潔感と可愛らしさを感じさせます。

ベーシックモデルながら細部までしっかり造りこまれているのもポイント。スピーカー部はパンチ加工されているほか、キーボード面はヘアライン調のパネルでカバーされており、カジュアル&オシャレな感じに。

また、天板部分や底面はリネン調の加工が施され、落ち着きのある佇まいはまるで高級モデルのようです。手に取るとサラッとした感触で心地よく、見てよし、触ってよしの高い質感を実現しています。

さらにコンパクト&軽量に!

新モデルになり、ボディサイズや重さもしっかり進化しています。

ディスプレイのベゼル(ふち)をスリムにすることで、幅は3mm狭くなっています。また奥行きは3mm、高さは1mmそれぞれ小さくなっています。わずかな差ではありますが、着実に進化しているのは好印象です。

重さは目に見えて軽くなっており、実測では2045gとほぼ公称通りで、前世代に比べ約100gの軽量化を果たしています。ノートパソコンでの100gは大きく、より持ち運びがしやすくなっているのは嬉しいですね。

スタンダードなインターフェース

15インチモデルということで、インターフェースは一通りそろっています。

USBは大容量給電に対応したUSB3.1 Gen.1×2、スタンダードなUSB2.0×1の計3ポートを搭載。多すぎず少なすぎず、必要十分の数が確保されています。端子のタイプは通常のType-Aで、小型&リバーシブルのType-C端子は非搭載なので注意。

そのほか光学ドライブ・SDカードスロットもしっかり搭載しており、お約束のラインナップです。

ディスプレイ&キーボード

フルHDディスプレイ搭載

ディスプレイは現在主流のフルHD解像度となっています。一見当たり前のように思えますが、低価格モデルではワンランク低いHD(1366×768)ディスプレイがメインなので、これは大きなアドバンテージです。

HDとの違いは一目瞭然、きめの細かい美しい画面表示ができるほか、表示領域が広く、オフィスソフトでの作業もはかどります。映り込みの少ないノングレアなので、作業に集中できます。

肝心の発色ですが、正面から見るとコントラストが高く、きれいに見えます。ただ、横から見ると色むらが見事に出てしまいます。IPSパネルではないのでこればかりは仕方ありません。普段使う際は横から覗き込むことはまずないので、あまり気にする必要はありません。

完成度の高いキーボード

15.6インチということで、スタンダードなテンキー付きキーボードとなっています。

ご覧の通り、縦6列の整然と並べられた素直なキー配置で、誤爆の心配はまずありません。また、キーピッチは18mmと余裕をもった間隔が確保されており、快適にタイピングできます。

キーストロークもノートにしては深めで、打鍵感を味わえるのもいいですね。ただ、キーボード面の剛性がやや弱く、タイピング圧力が強いとたわんでしまうのがネック。

このモデルに限らず、ベーシックモデルだと剛性が弱くなりがちになり、まさに価格なりといったところ。剛性を重視するならワンランク上のスタンダードクラス、HPでいうなら【Pavilionシリーズ】がおすすめです。

操作性の高いタッチパッド

一見普通のタッチパッドですが、サラサラで滑らかな操作感で、スムーズなカーソル操作が可能です。前モデルではツルツルした感じでしたが、新モデルの感触も上々ですね。

また、クリックボタンはよくある一体型ではなく分離型となっており、確実にクリックできてストレスフリーです。軽い力で反応し、動作音も静かなので、とても快適。

この完成度の高さはお値段以上です!

サウンドイコライザー搭載

メーカー製モデルらしく、独自のサウンドイコライザーが標準でインストールされています。プリセットが豊富に用意されているほか、自分でも好みの音質に設定でき、自由度が高いのがポイント。

スピーカーの音質は内蔵タイプなだけあり迫力不足なので、サウンド機能をフル活用するのであれば、イヤホンやヘッドホンが推奨。

ベンチマーク

各種ベンチマークソフトで実際の性能をチェック。

CINEBENCH

まずは、3Dグラフィックのレンダリングソフト「CINEBENCH」で、CPUのシングル・マルチでの性能をチェックしてみました。

CINEBENCHは3Dグラフィックのレンダリングソフトで、CPUのシングル・マルチでの性能を測ることができます。

このモデルでは、AMDの2コア4スレッドAPU【Ryzen 3 2200U】を搭載しています。APUとは、ざっくりいうとCPUと高性能グラフィック機能をひとまとめにしたもの。グレードとしてはベーシックレベルとなります。

ライバルとなるインテル・Core i3よりも価格が安く、それでいてほぼ同等の性能を発揮する、コスパの高いAPUです。同じく2コア4スレッドのインテルCPU【Core i3-7020U】と比較してみると、約19%性能が高くなっています。

PCMark 8&PCMark 10

【PCMark 8】は動画再生やブラウジング、ビデオチャット、画像・動画編集など、一般的なノートパソコンで想定される用途での性能を測るソフトです。

グラフを見るとわかりやすく、現行の標準的なノートパソコンと同程度の性能となっています。このテストではCore i3-7020Uと接戦となっており、実用面ではほぼ変わらないといっていいでしょう。

あわせて上記のテストを一元化した【PCMark 10】のスコアもチェックしてみましょう。

動画や画像編集用途でも使うのであればスコア3000がボーダーとなりますが、スコアは2000半ばと届かず。やはり用途としては、ブラウジングや動画鑑賞、オフィスソフトでの作業など基本的なタスクがメインとなります

ちなみに、Core i3-7020Uとの差はわずか「1」となっています。以下では3Dゲームの性能をチェックしてみます。

ドラクエ10

グラフィック品質にこだわらなければ、ノートPCでもプレイできるほどの軽さが特徴です。スコア5500以上で平均60fpsをキープできます。

結果はHD(1280×720)・最高品質であれば、スコア6143(とても快適)となり、ようやくスコア5500を超えてきます。このテストでもCore i3-7020Uと僅差で、内蔵グラフィック性能も互角であることがわかります。

いずれにせよ、HDでようやく動かせるレベルなので、やはりオンラインゲームには不向き。

PSO2

一応他のゲームもチェックしてみましょう。

こちらも軽めのゲームです。エピソード4にてグラフィック描写が「設定6」に引き上げられましたが、それでもやはり軽いことに変わりありません。スコア4500以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも設定3となりますが、フルHDだとスコア1443でもっさりしています。ワンランク低いHDでもスコア3254でいずれも4500に届きません。”軽い”のはたしかですが、内蔵グラフィックには荷が重すぎます。

モンスターハンターフロンティアZ

こちらも軽いモンハンZのベンチマークスコアです。スコア6000で平均60fpsをキープできます。

結果はフルHDでスコア1517、HDでもスコア2860とPSO2と同じく厳しいです。

ドラゴンズドグマ オンライン

上二つに比べるとやや重めのゲームです。スコア7000以上で【とても快適】となり、スコア5800以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも低品質ですが、結果はフルHDでスコア1670(設定変更を推奨)、HDでもスコア2173(普通)どまり。このレベルだと全くスコアは伸びません。

FF14

ゲーミングPC業界において、「標準ベンチマークソフト」ともいえるFF14ベンチマーク。スコア7000以上で【非常に快適】となり、スコア9000以上で平均60fpsをキープできます。

いずれも標準品質となりますが、フルHDでスコア1748(設定変更を推奨)、HDでスコア3027(快適)をマーク。一応動かせるといったレベルで、ゲーミングノート必須ですね。

3DMARK

3DMARKは、グラフィックボードやCPUを含めたグラフィック能力を総合的に測定するベンチマークソフト。

DirectX 9(Ice Storm)・DirectX 10(Cloud Gate)・DirectX 11(Sky Diver/Fire Strike)、そして最新のDirectX 12(Time Spy)それぞれの条件で測定することができます。PCの性能指標として、参考まで。

総合スコア Graphics
Score
CPU/Physics
Score
Combined
Score
Time Spy 360 318 1438
Fire Strike 994 1094 4391 350
Sky Diver 3352 3251 3926 3402
Cloud Gate 4489 7624 1841
Ice Storm 58568 70609 36678

CrystalDiskMark

【CrystalDiskMark】は、ストレージの読み書きの転送速度をチェックソフトです。ポイントはランダムデータ(4Kと書いてある項目)の転送速度。これが速いほど、ブラウジングやアプリの動作が速くなり、実用的なストレージといえます。

このモデルでは大容量の1TB HDDのみ搭載した、ベーシックな構成になっています。速度こそ早くはありませんが、容量が多いので、各種アプリから動画・画像類までまんべんなく保存できます。

速度重視であれば、SSDを搭載した上位モデルがおすすめ。HDDよりも2~3倍高速で、Windowsの起動はあっという間、さらにブラウジングやアプリの動作もサクサクで快適そのもの。一番速度を体感できるパーツなだけあり、お値段以上の価値があります

温度

ドラクエ10実行時の温度を測定してみました。なお、室温は25℃です。

省エネタイプのAPUなので、60℃台前半と安定した温度をキープしています。ストレージも30℃台半ばでこちらも安定した温度です。冷却については全く問題ないと言っていいでしょう。

動作音

ドラクエ10実行時のPC正面でノイズを測ってみました。※防音室や無響室での測定ではないので、あくまでも参考までにどうぞ

HPのノートは静かなモデルが多いのですが、このモデルもピーク時で48.6デシベルと非常に静か。アイドル時とほぼ変わらない、ファンの回転を感じさせないレベルなので、これでしっかり冷却できているのは驚きです。

ちなみに最小時では45.9デシベルとありますが、アイドルなのでほぼ無音です。

バッテリー持続時間

モバイルノートということで、「bbench」でバッテリーの持続時間を調べてみました。

条件は4つで、実際の使用感に近い設定にしています。

  • 電源設定:HP推奨、より良いバッテリー
  • バックライト:40%
  • 10秒ごとにキー入力
  • 1分ごとに無線LAN経由でネット接続

結果は約4時間30分でした。決して長くはないので、省エネの電源プラン+より良いバッテリーで使うのがおすすめです。

まとめ&おすすめモデル

天板や底面をリネン調に加工したり、キーボード面にヘアライン調のパネルで装飾したりと、HPらしさあふれる高い質感が光るモデルです。

さらに、格安モデルながらフルHDディスプレイを搭載し、性能面も基本的なタスクをしっかりこなせる地力の高さで、まさにストレスフリー。お値段以上のベーシックモデルとしておすすめ!

ちなみに、メモリは4GBでも問題ありません。ただし、タブを多く開いてのブラウジング+オフィス作業など、アプリを同時に複数動かすヘビーな使い方であれば、8GBあると安心

HP 15-db0000[スタンダードモデル]

【スペック】
■OS:Windows 10
■ディスプレイ
15.6インチ フルHD ノングレア
■CPU:Ryzen 5 2500U
■メモリ:8GB(DDR4-2400)
■グラフィック:Radeon Vega 8
■ストレージ:SSD  256GB
■価格:62,000円(税別)~

ワンランク上のモデルで、APUが4コア8スレッドの【Ryzen 5 2500U】になり大幅にパワーアップ。またストレージにはSSDを搭載し、通常のSSDよりも4~5倍速いNVMeタイプというこだわりよう。

性能面が陳腐化しにくい、余裕のあるモデルですね

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